エアミス研読書会
第7回 竹本健治『匣の中の失楽』
(2011-04-29(金) 15:00頃~18:00頃+21:00頃~24:00頃 開催)
作品紹介
1978年 講談社ノベルスなど
その殆どが、無類の探偵小説マニアによって構成されている、12人の仲間(ファミリー)。その一員であるナイルズこと片城成は、本格長編『密室はいかにしてつくられたか』の構想を得て、その執筆を宣言した。その実名小説中で、まっ先に殺害されるのは、同じファミリーの一員である曳間了であるという。
ところがその翌日の7月14日、実際に、曳間は倉野貴訓の部屋で、屍体となって発見された。(中略)しかも、その建物の表口は、犯人がなかにいるのに外側から鍵がかけられているという、言わばさかさまの密室になっているのであった。
彼らはこの殺人事件を、自らの手で解決するべく、各々が探偵となって、推理較べを行うことを約束した。(後略)
(「幻影城」1977年5月号より「第1回の梗概」)
曳間 了 |
F*大学。心理学専攻。金沢生まれ。『黒魔術師』。 |
根戸真理夫 |
F*大学。数学専攻。 |
真沼 寛 |
Q*大学。国文学専攻。 |
影山敏郎 |
S*大学。物理学専攻。最も新しい一員。 |
甲斐良惟 |
N*美大。油絵専攻。曳間とは同郷。兄が『黄色い部屋』を経営。 |
倉野貴訓 |
F*大学。薬学専攻。神戸生まれ。 |
久藤雛子 |
グループのアイドル。十五歳。 |
久藤杏子 |
N*美大卒。雛子の年若い叔母。 |
羽仁和久 |
K*大学。国文学専攻。倉野とは同郷。『白い部屋』の住人。 |
布瀬呈二 |
K*大学。仏文学専攻。『黒い部屋』の住人。 |
片城 成 |
一卵性双生児のひとり。ナイルズ。 |
片城 蘭 |
一卵性双生児のひとり。ホランド。 |
参考リンク
一部ネタバレがあるのでご注意ください。
まとめ
2011-04-29 24:00頃、無事に終了しました。参加者の皆様、お疲れ様でした。
最終更新:2011年05月02日 21:19