CentOSでホームサーバを作ろう
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CentOSを使ってホームサーバを作ろう。
- このウィキはCentOSを使って自宅用のホームサーバ(ファイル&メディアサーバー)を作成する手順をまとめたものです。
- 基本方針として、CentOSは最小インストールでX-Window(GUI)は使いません。理由は以下の通り。
- 不要なサービスをインストールしたくないから。
- ホームサーバ管理はCUIによる遠隔操作が基本と考えたから。
- 最小インストールにすることで、容量の小さなUSBメモリやコンパクトフラッシュを起動ディスクにできるメリットがあるから。
- サーバの構成は以下の通り
- マザーボード:GIGABYTE GA-EP45T-DS3R(※処分品で激安で売られていたものを入手できた。)
- Chipset:North P45Express、South ICH10R
- オンボードLAN:Realtek 8111C(1000BaseT)×2 ※Teaming可能なのでそれも試してみる。
- 増設スロット:PCI-Express x16 1slot、x8 1slot、x1 3slot、PCI 2slot
- CPU:Pentium-DualCore E6500(2.93GHz 266MHz×11.0)
- メモリ:DDR3-1066 1GByte×4(=4GByte)※本当はDDR3-1333ですがオーバクロックしないので、DDR3-1066で動作。
- グラフィックカード:玄人指向 GF210-LE512HD (GeForce210 DDR2 512MB)
※GUIを使用しないので、安くてできるだけ発熱が少ないものを選択した。 - HDD:
- 起動ディスク:WESTERN DIGITAL WD3200BEVT(2.5inch HDD 320GByte SATA接続)1台 ※PCIスロットの1つに固定した。
- データディスク:WESTERN DIGITAL WD20EARS(3.5inch HDD 2GByte)×13台(RAID-6構成)
- ケース:SuperFlower SF-1000RR/NPS
以下の点を重視して本ケースを使用した。- 冷却性能
- デフォルトで5つのファンが設置されており、最上部と側面のケースファンは230mmと大きい。
- 追加でもう1つ底面ファン(120 or 140mm)を設置可能。
- ドライブベイの数の多さ
- 5インチベイが11個もあるので、後述のCoolerMasterのHDDマウンタを用いて
合計13台の3.5インチHDDを搭載可能。- CoolerMaster 4-in-3 Device Module(STB-3T4-E3-GP)を3台使用して、
3.5インチHDDを12台設置する。 - 残った最上段の5インチベイ1段は付属の3.5インチ変換マウンタを用いて、
3.5インチHDDを1台設置する。 - →これで合計13台の3.5インチHDDを設置可能。
- CoolerMaster 4-in-3 Device Module(STB-3T4-E3-GP)を3台使用して、
- 5インチベイが11個もあるので、後述のCoolerMasterのHDDマウンタを用いて
- 冷却性能
- マザーボード:GIGABYTE GA-EP45T-DS3R(※処分品で激安で売られていたものを入手できた。)
なお、通常のマザーボードでは大体が最大6台分しかSATAの内部コネクタが用意されていないので、
PCI-Express用の増設ボード(2ポート)を4台使用している。(AREA SD-SA3132-2IR)
これにより起動ディスクを含めて最大14台のSATAのHDDを接続可能。
なお、玄人指向でも同様のSilicon Image3132のチップを使った増設ボードが出ているので、
多分同様のことはできると思われる。
それと、このハードディスク(WD20EARS)は特殊なフォーマット(4KiBセクタ)が採用されており、
そのまま使用するとディスクアクセスが非常に低速になってしまうので、それへの対応も併せて行う。
(当初はWindowsXPだけ速度低下の影響があるというアナウンスだったが、Linuxでも同様の影響が存在する。)
- はじめに
- 初期設定
- 構築作業-1
- ファイルサーバの構築
- PT2を使った録画サーバの構築
- その他