以下は、http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1186417251/から引用

 

【ネギま!】ちうとザジに萌えればいいんじゃね?26

303 :ハルナ プレゼントボックス  2007/09/05(水) 23:04:12 ID:???  
ハルナ プレゼントボックス


1/2
ここに天井部分に小さな丸い穴の開いた箱があります
この中には小さな紙がたくさん入っています
小さな希望が書かれた、夢の紙が・・・

真名 「ん?なんだこの箱は?」
最初にこの箱を見つけてくれたのは龍宮さん、不思議そうに箱を見つめています
真名 「この箱から紙を一枚取ってください。紙に書かれていることがきっと実現するでしょう、だと?」
大丈夫、きっとあなたの夢を叶えてくれるから・・・勇気を出して!!
真名 「それなら一枚引いてみるか。どれどれ」

”恋人との間に愛の結晶が出来ました”

真名 「な!?なんの冗談だ!?愛の結晶?普通に考えれば子供のことだが・・・まさかな・・・でも・・・ありえないことでは・・・」
何か思い当たる節があるらしく、妙にそわそわし始めた龍宮さん。はてさて?

?? 「あの・・・」
不意に龍宮さんの背後からかけられた声、龍宮さんは一瞬びくっとしたが、すぐに平静を取り戻して振り向いた
真名 「や、やあ!どうしたんだ・・・い?」
振り向いた先にいたのは・・・
刀子 「その・・・私、出来たみたいなんです。先月から・・・来ていないの」
しばらく目をぱちくりさせながら惚けていた龍宮さん。再び恋人?に背を向けるとなにやらぶつぶつ言い始めたのです
真名 「アキラ・・・刹那・・・違う、アレじゃない。アキラか刹那、それであってるよね?だってアレとは何もない・・・はず」
そしてまた振り返る

刀子 「名前はもう決めてあるの。あのね・・・ああっ!あなた!!」
龍宮さんはそこで気絶した

 

304 :ハルナ プレゼントボックス  2007/09/05(水) 23:05:15 ID:???  
2/2
古 「ほにゃ?何かもらえるアルか?どれどれ・・・」
続いて引いてくれたのはくーふぇ。くーふぇの望みってなんだろな?
古 「なんと!!”立派な髭”ですと!?これはこれは・・・むほっ!」
くーふぇが軽く叫んだかと思うと、その顎には白く長い髭がわさわさと生えてきたのです
それはあっという間に胸ぐらいの長さになって、立派な髭となりました
古 「はうう・・・夢だったアル。この仙人のように長い髭、武術家の憧れでもアル」
手で愛おしく髭をしごきながらくーふぇは満足そうにその場を去ってゆくのでした
古 「なんだか強くなった気がするアルが、心は水面のように穏やかアル。これが境地というものアルか・・・」

続いては・・・アスナか
明日菜 「こ、これがくーちゃんが言っていた毛の生える箱ね」
えっと、それはちょっと違うんですけど・・・
明日菜 「何々?毛が伸びる?も、もしかして!!」
早速喜び勇んで下着の中を覗くアスナ。しかしその歓喜の笑顔はすぐに曇るのでした
明日菜 「は、はえて無いじゃない!!一体どういうこと?」
確かに毛は伸びていたのです。現にアスナの髪の毛は倍ぐらいの長さになっていたのですから・・・

明日菜 「つまりなに?今生えているのが伸びたってだけのこと?むきー!!」
騙されたかのように暴れるアスナ。おかげであたりはめちゃくちゃです
そんな中、アスナはあることに気がついていませんでした
転がった箱の中から一枚の紙が出てきたことに気がついていなかったのです
その紙にはこう書かれていました

”おねしょ3日分”

その日から三日間、アスナの様子が朝からなんだかおかしかったのは言うまでもありません

 

307 :マロン名無しさん  2007/09/06(木) 17:35:56 ID:???  
 警報が鳴り響く。逃げ惑う群衆を掻き分け、乙女達は走った。
 悲劇を止めるために。

ふーか「ふはははは!モスさっちゃんヌイグルミはわしのもんじゃあ!」モスさっちゃんの鼻をむにむに
五月 ばぶしっ!
ふーか「クハハハ!かわいいのうかわいいのう」
??「まてーい!」
ふーか「何やつッ!?」
のどか「て、天を舞うハラペーニョ…MAXのどかですー」
ゆえ「輝く額に魂込めて…イチヂク浣腸良い浣腸、WCゆえです」
パル「跳ねる触角ゴキじゃない!コクロパル推参!」
ゆえ&のどか「三人揃って…」
パル「サンバルカン!!」
ふーか「ロードローラーじゃァ!」




このか「離してせっちゃん!うちもこの八ツ橋スーツで戦う!」
刹那「このちゃんあかん!それは八ツ橋やなくておたべや!」

 

309 :マロン名無しさん  2007/09/06(木) 20:56:00 ID:???  
from:おさる
[件名]
[本文]ネギの寝顔見たい?
    写メで。

from:いいんちょ
[件名]Re:
[本文]いくらですか。

from:おさる
[件名]Re:Re:
[本文]授業中にメール打つなよ

from:いいんちょ
[件名]
[本文]ヽ(#`Д´)ノ

 

310 :マロン名無しさん  2007/09/06(木) 20:58:31 ID:???  
from:龍宮殿
[件名]
[本文]ちなみにな楓

from:楓
[件名]Re:
[本文]そんなに新田先生の授業はつまらんでござるか

from:龍宮殿
[件名]Re:Re:
[本文]楽しいのか?

from:楓
[件名]
[本文]難しい言葉は聞いているだけで頭が良くなった
    ような気がするでござる。
    して、何用?

 

311 :マロン名無しさん  2007/09/06(木) 21:00:24 ID:???  
from:龍宮殿
[件名]……
[本文]マニアックという言葉はジャパニーズイングリッシュだ。
    正しい発音は「メイニアック」で、「狂人」の意味合い
    が強く、どちらかというと「マニア」という解釈の方が
    正しい。日本でいう「珍しい」といった意味では外国人
    には通じないから気を付けろ。

from:楓
[件名]
[本文]何を言ってるんでござるか?

from:龍宮殿
[件名]Re:
[本文]……なんでもないでござる

 

312 :マロン名無しさん  2007/09/06(木) 21:01:39 ID:???  
from:バ神楽坂
[件名]
[本文]下の毛が生えてくる魔法ってないの?

from:エヴァちん
[件名]Re:
[本文]あるけど代償で上の毛を失うぞ

from:バ神楽坂
[件名]!!
[本文]まさか学園長先生って……

from:エヴァちん
[件名]Re:!!
[本文]やめろ

 

314 :マロン名無しさん  2007/09/06(木) 23:00:04 ID:???  
from:柿崎
[件名]ねぇねぇ
[本文]バンド名考えてるんだけどさ、
    地元に格好いい名前のサソリとか
    いない?

from:たつみー
[件名]Re:ねぇねぇ
[本文]地元ではないが
    フラットロックスコーピオン
    とかどうだ

from:柿崎
[件名]Re:Re:ねぇねぇ
[本文]おお! いただき!!

from:たつみー
[件名]
[本文]毒性は低いがな。

from:柿崎
[件名]Re:
[本文]アウト。

 

315 :マロン名無しさん  2007/09/06(木) 23:01:27 ID:???  
from:たつみー
[件名]Re:Re:
[本文]厳しいな。

from:柿崎
[件名]
[本文]他には?

from:たつみー
[件名]Re:
[本文]サウスアフリカンジャイアントファットテールスコーピオン

from:柿崎
[件名]
[本文](‘Д‘)

from:たつみー
[件名]Re:
[本文]略してウフンジャイアンッテスコピン

from:柿崎
[件名]
[本文](◎盆◎;)

 

319 :マッサージ  2007/09/07(金) 21:48:14 ID:???  
マッサージ

麻帆良にあるマッサージ店。
円・桜子・美砂「いらっしゃいませー」
チアガールたちがお出迎えをしてくれます。

コースは全部でA〜Dまで存在
刹那「それじゃあCコースで」
専用のベッドに横になると誰かがやってきた。
龍宮「さぁ刹那。力を抜いて楽になるんだ」
刹那「た、龍宮!何でお前がここに!」
龍宮「遠慮しない、遠慮しない」バキボキ
刹那「ぎゃー!!」
刹那がこの後どうなったかは定かではない。

Aコース
桜子「お客さーん。どうですか―」
千雨「悪くない。最近首が痛くて困ってたんだ」
桜子「えへへー。褒められちゃった」
千雨「お前を褒めてんじゃない!マッサージの腕を褒めてんだ、勘違いすんな!」
桜子「はぁーい↓」
その気にさせるとノリノリでしてくれる桜子だった。
ちなみにTVが存在してて賭け事を実況中継してくれます。

Bコース
円「熱くないですかー?」
楓「大丈夫でござるよ。出来ればプリンをつけてほしいでござる…」
Bコースではマッサージのあとに牛丼のサービスが出ます。

 

320 :マッサージ  2007/09/07(金) 21:49:16 ID:???  
Dコース
古「Dは美砂アルかー」
美砂「はぁ〜い。それじゃ、いくわよ」
ブー
古「わっ、何を塗りこんだかと思ったら酒アルか」
美砂「ほら、だんだん火照ってきたでしょ」
古「そうアルね……。美砂結構うまいアルね」
美砂「そう?それじゃもうちょっとサービスして…」
古「きゃん!どこを触ってるアルかー!」
美砂「んーんー」
古「美砂、何を口に含んで……むぅぅぅ!?」

美砂「ふぅ、どう。お酒の味は」
古「ふひゃぁぁ〜〜、酔ってしまったアルぅ〜〜」
美砂「それじゃあこのまま私と“いいコト”しよっか」
古「優しく頼むアル……」

これ以上は18禁なので表現できません。

 

323 :マロン名無しさん  2007/09/08(土) 00:31:02 ID:???  
     時を越えろ!空を駆けろ!この星のため 君は見たか 愛が真っ赤に燃えるのを
円「はぁっはぁっはぁっ……! こ、ここまでくれば……」
     暗い闇の底で 危険な罠が待つ 信じる奴が正義(ジャスティス) 真実の王者
くー「逃げられると思ったアルか!? お前の薄幸エナジーを大総統デス超様に捧げるアルね!!」
円「だ、誰があんた達なんかに!! きゃあっ!」
     夢を見続けることが俺の幻想(ファンタジー) 生きることが好きさ 蒼く浮かぶコスモ
??「……呼んでいる……誰かが……行かなくては……」
?? ぶぃ!

くー「ククク……ならばこのハイパー触手エックスで一般紙じゃ出来ないような事してやるアル!!」
円「……く……い、いやぁぁぁぁぁぁぁ!!」
??「待て!!」」
     時を越えろ!空を駆けろ!この星のため
くー「な、誰アルかお前は!!」
     熱く燃やせ!涙流せ!明日と言う日に
??「拙者の名は……太陽の皇女! 仮面ライダー……NINNIN!」
?? 私は相棒のバトルモスサッチャンぶぅ!
     仮面ライダーNINNIN!仮面ライダーNINNIN!
NINNIN「サッチャン! 超高速サッチャンストームでGOZARU!!」
サッチャン 任せるぶぃ!! NINNIN!
 NINNINはサッチャンに跨るとサッチャンの鼻を三度押した!
サッチャン ぶー ぶー ぶぃぃぃぃーーーーーーーー!!
 超高速で動く短い足。疾走するモノb……サッチャン。
 しかしあまりにもその必死さは可愛らしすぎた……!
くー「な、何故アル!? 避けちゃいけない気が……!!」
NINNIN「今でGOZARU! 分離ッ!! フライーング……バルセロナアタァァーーーーーーック!!」
くー「しまっ……(グシャァ!)ド、ドストエフスキーーーーーーー!!」ぼーん!
円「あ、貴女は一体……?」
NINNIN「拙者は仮面ライダーNINNIN……アバヨ!!」
サッチャン ぶぃぶぃぶぃぶぃぶぃぃぃぃ……
円「……仮面ライダー……ニンニン……」

 

324 :マロン名無しさん  2007/09/08(土) 00:50:26 ID:???  
 ――寂れた町の酒場(サルーン)。
 一人の女がグラスを傾ける。
パル「い、いかさまだっ! さっきから5カードばっかりじゃないさ!」
美空「ふぅぅ〜ん? いいんスか? 私に逆らうってこ・と・は……?」
パル「んがぐっぐ……! も、もう許さない!! これで決着」
 触覚少女がホルスターからそれを引き抜くよりも早く小悪党は銃を抜いた。
美空「……プヒッ! プヒヒッ!! 早ウチで勝てると思ったっスか!? くひひっ!!」
パル「わ、わかったわ……ほ、ほら。獲物も捨てるから……」
 やおい本がばさばさとサルーンの床に散らばる。
美空「ウヒッ、中々イイモノ持ってるじゃないスか。ウヒョ! ネギコタ……ウ、ウッホ!!」
パル「……こ、これで勘弁して……」
美空「ムヒ、いいっす。見逃してやるっス。ただ……この街から出て行くといいッスよ!!」
パル「……う、うう……折角同人が売れ始めたのに……」
ゆえ「泣いちゃ駄目です。また一からやり直すですよパル……」
美空「!! ふ、ふふ。ちょい待つっス。そのデコッパ! こっちに来るっスよ!」
パル「な、や、やめてください! ゆえは……ゆえはあたしの大事な……」
美空「グヘヘ……中々いいデコっス! ボタン連打でオシオキっスね!!」
ゆえ「あっ! い、嫌、やめるです! オデコは……オデコは……」

アキラ「……くそっ……アイツめ……」
??「マスター。あんな下衆にもドリンクを出してるのかい?」
アキラ「あ、あんた……聞こえちゃうよ……!?」
美空「ああん!? ゲスっていうのは私の事でゲス!? ちょっとまてやそこの根無し草ァ!!」
??「……フッ……やれやれだに、だね。弱い空気ほどよく吼える、か」
美空「クアアアッ! 脳天来た! テッペン来た! プッツーーーン!! オラァ! このスタートピストルの餌食になりた」
 ダァン!!
??「遅い。遅いね……ああ、遅い。そんなんじゃ……」
 テンガロンハットを銃の先端で押し上げ、“女”は不敵に笑った。
裕奈「私の……“エア・ジョーダン”には勝てないにゃ」
亜子「ま、まさか……バスケットボール模様の銃にあのたゆんたゆんなおっぱい……まさか、彼女が」
 ゆーな・ザ・キッド――それは、伝説となった荒野の巨乳猫娘。
 彼女の戦いが始まる気がする。

 

331 :夜中の切り抜け方  2007/09/08(土) 17:50:39 ID:???  
夜中の切り抜け方

亜子「楽しかったなーゆーな」
ゆーな「にゃー」
亜子「あれ……ひょっとして終電逃したんちゃう?」
ゆーな「にゃー」

亜子「どなんしよ」
ゆーな「にゃー」
亜子「なんや、ここ公園やで。今日は寒さしのげるん?」
ゆーな「にゃおーん、にゃおーん」
猫「にゃーにゃーにゃー」
亜子「猫たちやん」
ゆーな「にゃー」
亜子「ええなぁ、仲間達に囲まれて寝られて。ウチはどうするん?」
ゆーな「にゃー」
亜子「何やその粉。うわっぷ……」

ゆーな「にゃぉ〜ん」
亜子「うわわわわ。猫が寄ってくるー…くんくん…あ、これマタタビ。あったかーい」

ゆーな「にゃー」
亜子「ウチのお腹にいる三毛が早起きやから始発の時に起こしてくれるって?」
ゆーな「にゃー」
亜子「ええなぁ。そんな仲間おってー」

 

333 :刹那 刹那のパソコン  2007/09/08(土) 22:02:17 ID:???  
刹那 刹那のパソコン


1/3
若者が現代に生きるにおいて、パソコンという物非常に大きな役割を果たすようでございます
まあ、何を言いたいのかと申しますと・・・ちょっとパソコンでも習ってみようかと思った次第でございます

葉加瀬 「ほぇ?パソコンですか?それはかまいませんけど〜」
機械について疎い私は、それについてもっとも詳しいであろう人物、葉加瀬さんにその協力を仰ぎました
事情を話すと葉加瀬さんは快くパソコンを貸してくれることになったのです
葉加瀬 「ええと・・・あった!」
しばらくすると、葉加瀬さんがなにやら奥の部屋から一つのノートパソコンを持ってきたのです
葉加瀬 「これは今使っていませんからこれをどうぞ〜」
それは少し古ぼけた感じのするA4サイズのノートパソコンでした
多少汚れてはいますが、私には十分もったいない代物です

葉加瀬 「使い方はわかりますか〜?」
刹那 「いえ、でも本とかしっかり読んで勉強するつもりです」
葉加瀬 「そうですか。ちょっと基本OSが変わった物になってますけどヘルプ機能もありますし、わからなかったら何でも聞いてください」
刹那 「おーえす・・・?あ、ありがとうございます。がんばります」
わからない言葉が聞かれましたが、これも修行のうちです
なるべく葉加瀬さんに聞くことなく頑張ってみようと思います

こうして私のパソコン修行が始まったのでございます・・・

 

334 :刹那 刹那のパソコン  2007/09/08(土) 22:03:44 ID:???  
2/3
刹那 「おーえす。オペレーティングシステムのこと、パソコンを動かす基本ソフトのこと。Windowsとかのこと」
本をめくり、わからない語句について調べてみました
あまりよくわかりませんが、おーえすは大事な物のようです
刹那 「電源は・・・このボタンを押してっと・・・あれ?」
ボタンを押してもパソコンは動きません。パソコンさんの機嫌でも悪いのでしょうか?
何度押しても電源は入りません。困りました
早速、葉加瀬さんに電話・・・いやいやいや、まだ時期尚早です
電源が入らないとかパソコンを動かす前での電話なんて阿呆過ぎる気がします
もっと原因を追及せねば・・・

刹那 「電源が入らないときは・・・1.コンセントが抜けている。まさかそんな基本的な事を忘れているなんて・・・あうっ!!」
えー、今からパソコンの勉強会を始めようと思います。先ほどまでのは軽いウォーミングアップということなのです
コンセントの入れ忘れなんて事は・・・ぐすん

刹那 「ボタンを押して・・・あ、動いた」
先ほどまで真っ黒だった液晶画面になにやらロゴマークが浮かんできました。ちょっと嬉しいです
刹那 「Windows・・・MANA?」
どうやらこれがおーえすというものらしいです。でもおかしいです、今、本を見ているのですがそういうおーえすは無いようです
葉加瀬さんが言っていた変わったおーえすというのはこの事でしょうね
しばらくするとそのロゴが消えて・・・なにやら注意書きが出てきたのです

”パソコンを扱う際には、静電気を防ぐために裸になりましょう MANA”

刹那 「えっ?」
一瞬、私の思考は固まりました。た、確かに精密機器は静電気に弱いというのを聞いたことはありますが・・・
うぐぅ・・・仕方がありません。脱ぎます
私は仕方なく、上着を脱ぐことにしました。阿呆らしいとも思えますが仕方がありません
ですがパソコンは許してくれなかったのです

”警告!下着も全部脱ぎましょう MANA”

 

335 :刹那 刹那のパソコン  2007/09/08(土) 22:04:52 ID:???  
3/3
は、果たしてこれが皆さんが通るパソコンの道なのでしょうか?
私は今、全裸で椅子に座り机に置いてるノートパソコンに向かっています
しかし恥ずかしながら、この異様な状況に少しばかり興奮しているのはどういうことでしょうか
私、変態なのでしょうか・・・

”全裸確認、システムを起動します・・・ MANA”
やがて私でも見たことのあるパソコンの画面が出てきました
ここからが本番です。私のパソコンライフがスタートするのです
刹那 「ええと、まずはインターネットというものを・・・あれ?」

主にパソコンの操作という物はマウスでおこなう事ぐらいは私にもわかります
そしてクリックという行為についても理解しています。しかしいくらクリックしても画面の反応は変わらなかったのです
刹那 「おかしいな。確かに本にもマウスをクリックすれば・・・は?」

”マウスではなく乳首をクリックしてください MANA”
私の頭はおかしくなったのでしょうか?どこの世界に乳首でクリックになるパソコンがあるのでしょう?
”早くクリックしてください。早く、早く、くりっくくりっく!! MANA”
ええと・・・ええと・・・
刹那 「んっ・・・」
”OK!次はダブルクリック100回だ!!さあ、恥ずかしがらずにくりくりくりくり MANA”
刹那 「そ、そんなに急かさなくても・・・んっ!!」
”そしてあまった左手は股か・・・”

刹那 「いいかげんにしろお!百裂桜花斬!!」
ずばん!

ああ、ついやってしまいました。このパソコンは借り物だというのに・・・修行が足らないようです
そして私にはパソコンという物は向いていないようですね
これほどまで淫猥な物とは思ってはいませんでした

 

339 :三顧の礼  2007/09/09(日) 23:25:10 ID:???  
桜子「とんとんとん。ここに諸葛亜子先生はいますか〜?」
少女「うんにゃ。今日はお出かけになってるで〜」
美砂「なんですってべらんめぇ! 姉者が折角来たのに居ないってどういう事よウィック!!」
円「落ち着きなさい美砂! っていうか酒飲むな」
桜子「うーん、そっかー……じゃあまた今度来るよ。先生にも宜しく言っておいて?」
少女「うん。わかったー。あ、そうや。センセは可愛いばんそこ好きやから、今度持って来るとええかも」
桜子「ありがとー」
美砂「このぺったんたんたつるぺったんな娘ぇ! 姉者に土産持参させる気かオゲェー」
円「ギャース」
通うこと三回目。
美砂「もう頭きた! 諸葛亜子とか言うヤツ! 何回行っても留守じゃない!! もう無視しようよ!」
円「桜子。あたしも美砂の意見に今回ばかりは賛成よだってそうでしょ? 言伝も頼んでるって言うのに……」
桜子「うーん……わかった。もう今回で駄目なら諦めよう……」
少女「お待ちしてました。桜子玄徳様。ウチが諸葛亜子でございます」
円「……な」
亜子「ウチは天下を救う士を探し云々かんぬん」
桜子「そうだったんですかくかくしかじか」
美砂「ちっ、あたしはみとめないぞうすいぞうアフリカ象」
円「おk。中略したのは分かった」
 初陣
美砂「……チッ。まあ今日は桜子姉者の顔を立ててやるけど……」
円「まあ、いいじゃない。失敗したらあいつのせいにしちゃえば。……来たわ。ハカセ軍よ!!」
 どどどどどどどどどど
ふーか「わしは元譲ふーか!!」 ふみか「わしは妙才ふみか!!」
二人「「二人は夏候!!」」
美砂「なぁっ!? バケモノ!?」
円「くっ……謀ったな諸葛亜子!!」

亜子「……計算どおり……」
桜子「どーかしたのー?」

 

341 :和美 麻帆ランキング  2007/09/10(月) 23:24:27 ID:???  
和美 麻帆ランキング


1/2
和美 「さあ、久々にやって参りました!麻帆ランキングラジオの時間です!夕映っち、点滴が青汁ってホントかな?」
千雨 「ちょっと待て!!何で私がここにいるんだ!?」
和美 「アシスタントよ、ちうっち」
千雨 「冗談じゃねえ!!ここにでた奴は全員病院送りじゃねえか!?帰る!!」
和美 「だめよん。ここからは逃げられないんだから・・・」
千雨 「ど、ドアが開かねえ!だ、出せぇ〜!!」
和美 「ああ、今夜もランキングいってみよう〜」

和美 「今夜のランキングは・・・ニートに一番近いランキング、です!!」
千雨 「に、ニート?あー、なんだかな・・・」
和美 「生活力、やる気、そして偏見で決めちゃいました。では第三位の発表です。第三位は・・・近衛木乃香さんです!!」
千雨 「アイツか?そんな風には見えないがな?」
和美 「ぬふふ、実は超お嬢様。それでいて腹黒い部分もあり、たぶん両刀。怪しい趣味にはまりやすいしインドア系」
千雨 「そういや怪しい占いなんて物やってたな」
和美 「家事一般以外の生活力は無いと思うよん」


和美 「続いて第二位の発表です。第二位は・・・長谷川千雨ちゃんです!!」
千雨 「・・・ちょっと否定できない私がいる」
和美 「ごく普通の女子中学生、人嫌い、裏のある性格、そして・・・なんといってもネット依存症!」
千雨 「ぐっ・・・だが私はまだ中学生。きっと将来は・・・」
和美 「やおい趣味まで付いて腐女子確定?」
千雨 「それなら早乙女のほうが酷いだろ!!」
和美 「ハルナはアレで行動的だからね。インドア、アウトドア意外に何でもやるし」
千雨 「く、くそう・・・」

 

342 :和美 麻帆ランキング  2007/09/10(月) 23:25:45 ID:???  
2/2
和美 「それでは第一位の発表です!第一位は・・・不死の福音、エヴァンジェリンさんです!!」
千雨 「あー・・・なんかわかるわ」
和美 「絶対の夜型の生活、達観した人生観、ゲーム好き、面倒くさいことは茶々丸さん任せ」
千雨 「しかも酒好き、ぐうたらな雰囲気を持ってるしな」
和美 「あのね、一つだけ言わせて貰えば・・・将来じゃなくて今現在がニートよね。結構学校さぼるし」
千雨 「一体どうやって生活してるんだ?っていうかあのログハウスはどうやって建てたんだ?」
和美 「きっと学園長に強要したのね。エヴァちゃん悪だし」
千雨 「良い身分だな。私もあやかりたいもんだよ」
和美 「茶々丸さんが故障でもしたら・・・きっと孤独死ね」
千雨 「ああ、麻帆スポの一面を飾るな。金髪美少女、ゴミの中で謎の怪死?ってか」
以下妄想

エヴァ 「お腹・・・すいた・・・」
部屋一杯に天井まで高く積まれたコンビニのビニール袋。その中にはすでに腐敗したゴミが詰まっている
そのゴミの海の中、何かが蠢いていた
エヴァ 「何処かに食える物は・・・」
蠢いていたのは少女であった。少女は適当に手を取った袋を開けるとその中をのぞき込む
エヴァ 「ぐっ・・・腐ってやがる」
少女は開けた袋を閉じもせずに適当に投げ捨てた。中から茶色になった液体が飛び散る
エヴァ 「だれか・・・ごはん・・・」
少女はゴミの中で蠢き続ける


和美 「可哀想に周囲に民家がないから、とてつもない悪臭がしても誰も気がつかないのよね。哀れな」
千雨 「吸血鬼がミイラか。それはそれで・・・ん?なんだこの人形は?」
和美 「あ、こっちにも。でもこのお人形何でナイフ持ってるの?」

ゼロ 「ケケケ」
ざー・・・

 

345 :癒しの空間  2007/09/11(火) 18:58:24 ID:???  
癒しの空間

1/8

「誰もいないな……」
 保健室のドアを開けた刹那は、やや困った表情で左腕をさすった。ちょっとした訓練で打撲したのだが、
あいにく木乃香は占い研究会の活動で不在だったのだ。それで保健室に足を運んだのだが、こちらも不在ときている。
 仕方なく、刹那は自分で手当てを済ませようと、救急箱を物色し始めた。すると、
「あ、どないしたん桜咲さん?」
 刹那が振り返ると、そこにはシーツの山があったのだ。
 一瞬、ぴくりと驚いたものの、よく見ればシーツの横から亜子がひょっこり顔を出している。
「いや、ちょっと腕を痛めて……」
 にこりと微笑みながら、刹那は事情を説明する。んしょ、と亜子は一旦シーツをベッドの上に下ろすと、
「ありゃ、結構腫れとるなあ……。ちょい待ってな〜、湿布貼っとくわ!」
 刹那の患部を確認し、ごそごそと湿布薬を取り出した。
「ほな、そこ座って」
「済みません、和泉さん」
「あはは。これがウチの仕事なんやから、遠慮せんでええよ〜♪」
 言われるままに刹那は椅子に腰を下ろし、負傷した左腕を差し出す。手慣れた様子で亜子は湿布を当て、
くるくると包帯を巻いていく。きつくも無く、緩くも無い巻き加減に、刹那はこっそりと感心していた。
「はい、おしまい。……痛うない?」
「ええ、大丈夫です。ありがとうございます、和泉さん」
 刹那が礼を言うと、えへへ、と亜子ははにかんでみせる。
「それにしても……、保健委員は忙しいのですね……。ベッドの枕カバーやシーツまで洗濯していたとは……」
 何気なく、刹那はベッドに積まれたシーツの山を一瞥し、ぽつりと呟く。すると、亜子は気恥ずかしそうに
頬を染めたのだ。意外な反応に、刹那は小首を傾げる。
「あはは……、他の子はここまでせーへんよ。ウチが好きでやってるだけやから……」
 照れくさそうに答えると、亜子はそそくさとベッドのシーツを取り替えていく。
「具合悪うて休むのに、シーツとか汚れてたら嫌やん? それにウチ、おせんたくするんは大好きなんよ」
 鼻唄でも歌い出しそうなくらい、亜子は楽しそうに仕事をこなしていく。その姿を、刹那は穏やかな笑顔で
見守っていた。こういった亜子の人柄が、周りに温かな雰囲気を振り撒くのであろう。なんとなく、そう思ったのだ。

 

346 :癒しの空間  2007/09/11(火) 19:04:05 ID:???  
2/8

「これでおしまい、と……。桜咲さん、キンキンに冷えた麦茶があるんやけど、飲む?」
 しばらくして、一仕事終えた亜子は、おもむろに備え付けの小型冷蔵庫を開けながら問い掛けてきた。
「あ、済みません……」
 見れば、教員用のデスクの隣には何故か食器棚があるではないか。亜子はひょいひょい、と二人分のグラスを
用意すると、妙に楽しそうな様子で麦茶を注ぎ、刹那に差し出した。
「時間空いてるんやったら、桜咲さんもゆっくり休んでってや〜♪」
「は、はあ……。けれど、よろしいのですか?」
 居心地の良さに、刹那はついつい甘えてしまいそうになるが、他の病人が来た時に迷惑にならないだろうか、
と、やや躊躇してしまう。けれども、そんな刹那の思考を読み取ったのか、亜子はくすりと笑って告げた。
「あはは。心配せんでも放課後になると滅多に患者さんきーひんから」
「ああ……。言われてみれば、具合いの悪い方はそのまま帰宅しますからね」
「ちゅーワケで、放課後の保健室にはウチのクラスの子とか、たまーに遊びに来るんよ。例えば……」
 と、亜子が言い掛けた所で、ぱたばたと足音が聞こえてきた。そして―――、
「こんにちはですー!」
 ガラガラッ、とドアが開き、史伽の元気一杯な挨拶が保健室に響いたのであった。
「こんな具合いにさんぽ部の三人が、よう顔出してくるんよ♪」
「な、なるほど……」
 亜子の説明に、刹那は妙に感心した様子で頷いた。
「あれっ? 今日は史伽一人なん?」
 他の二人、特に姉の風香が居ない事に亜子は小首を傾げる。すると史伽は何故か悪戯っぽい笑みで答えた。
「えへへ、今日はさんぽ部の活動ではなくて、美化委員のお仕事だったんです。だから、今日は私の後輩さんを
連れて来ちゃいましたっ!」
 史伽の後輩、と聞いて、思わず亜子と刹那は互いに顔を見合わせる。確かに史伽は最高学年なのだから、
別に後輩がいても不思議ではない。だが、外見からくるギャップのせいで、二人は違和感を感じていた。
「ほらほら、愛衣ちゃんも早く入るです〜♪」
 そして、史伽の呼んだ名を聞いて思わず刹那は点目になってしまった。
「お、おじゃまします……!」
 間違いない。少し緊張した素振りで入室した少女は、刹那の知る佐倉愛衣その人であった―――

 

347 :癒しの空間  2007/09/11(火) 19:05:26 ID:???  
3/8

「さ、佐倉さん……?」
「あっ! こ、こんにちは桜咲さん……!」
 意外な出会いに、刹那と愛衣は驚きを隠せない様子であった。微妙な雰囲気に、亜子は小首を傾げたまま
にこにこするばかりである。史伽の方もきょとんとしていたが、
「愛衣ちゃんと桜咲さんて、お知りあいだったんですねー」
 と、呑気な事を呟いたのだ。すると亜子も何かを思い出した様子で、ポンと手を叩く。
「ああっ、ウチも見たことある子や思うてたら、武道会に出とった子やん! ほんで桜咲さんとも顔見知りなんやね」
「あっ、そーゆーコトだったんですか〜♪」
 何やら当人達を差し置いて、亜子と史伽は盛り上がる一方である。思わず刹那と愛衣は困った表情を浮かべる。
「愛衣さんは美化委員だったのですか……」
「は、はいっ! 私、お掃除するのが大好きなんです……」
 この流れに耐えきれなくなったのか、刹那はおそるおそる話を振る。すると愛方は気恥ずかしそうに答えた。
同じ魔法生徒である愛衣のプライベートな一面に触れ、刹那は不思議な感覚を覚えていた。
 ふと、刹那は思いを馳せる。
 ―――今でこそ、木乃香とも打ち解け、明日菜という親友も出来た。
 人との触れ合い。
 それは、刹那には必要最低限だったもの。
 けれども、その温かさを知ったから。木乃香と明日菜が背中を押してくれたから。
 今はそれが嬉しい。人との繋がりが増えていくのが嬉しいのだ。
「あの……、どうしたんですか?」
 不意に声を掛けられ、刹那は思考の海から呼び戻される。目の前には、きょとんとした愛衣の顔。
「―――ふふっ」
 思わず刹那はくすりと微笑んだ。
「いえ、こうしてお会いするのも何かの縁だな、と思って。愛衣さんもしばらくお話ししませんか?」
 それは、思わず愛衣がどきりとする程の、柔和な笑顔であった。
「は、はいっ!」
 つられて、愛衣も笑顔で答える。そんな二人を、亜子と史伽はにこにこしながら見守っていた。

 

348 :癒しの空間  2007/09/11(火) 19:06:31 ID:???  
4/8

「あ、自己紹介がまだやったね。ウチは保健委員の和泉亜子や。よろしゅうな♪」
「は、はいっ! えっと、佐倉愛衣です。よ、よろしくお願いします……!」
 簡単な自己紹介を済ませ、亜子は史伽と愛衣の分のお茶を用意する。
「ほな、史伽も愛衣ちゃんもせっかく来たんやから、のんびりしてってな〜♪」
「はいですっ!」
「あ、ありがとうございます……」
 太平楽な様子で亜子がお茶を差し出すと、一段とまったりした空気が漂ってくる。そんな保健室の雰囲気に
誘われたのか、また一人訪問者が現れた。
「こんちゃ〜♪ せっちゃんおる〜?」
 保健室のドアを開けた木乃香は、珍しい顔触れに一瞬きょとんとする。が、すぐさま笑顔で声を掛けた。
「愛衣ちゃん久しぶりやな〜♪ 今日はみんなでお茶会しとるん?」
「そんなトコや。このかも一緒におしゃべりせーへん?」
「しませんかー?」
「はいな♪ せっちゃん隣ええ?」
 亜子と史伽のお誘いに、木乃香は二つ返事で了承する。
(こうやって自然と人が集まるのが和泉さんの人望なんでしょうか……)
 いつの間にか五人所帯となったお茶会に、刹那はしみじみと思うのであった―――

 

349 :癒しの空間  2007/09/11(火) 19:07:42 ID:???  
5/8

 最初は気兼ねしていた愛衣も、史伽と木乃香につられるように、次第に自分から話を振るようになってきた。
三人がどんどん話を膨らませ、亜子と刹那はすっかり聞き役に回る。そんな構図が出来て、しばらくした頃であった。
「なーなー愛衣ちゃん、美化委員ではふみちゃんの評判てどーなん?」
 唐突に切り出した木乃香の一言に、史伽は頬を膨らませる。
「むーっ、ちゃんとお仕事やってますです!」
「せやかて、史伽のコトやから、たまーにお茶目なイタズラしとるんちゃう?」
 亜子の指摘に、史伽はあさっての方角を向く。と、愛衣はフォローを入れようとして、きっぱりと言い切った。
 それが、まずかった―――

「ふみちゃん先輩はすごく仕事熱心ですよ! 私を含めて、みんなから慕われてますから!」

 ・・・・・・。
 しばし、沈黙―――
 亜子も、木乃香も、刹那までも、ある単語に反応し、完全に硬直していた。
 そして―――

「うわ〜、ふみちゃん先輩て、えらいかわええ呼ばれ方やん〜♪」

 真っ先に木乃香が脱落し、そのまま史伽を抱きしめて頬ずりするという暴挙に出たのであった―――
「あぶぶぶっ! このかさんやめてくださいです〜っ!」
「あははっ、このかの愛情表現やからガマンしい、ふみちゃん先輩♪」
「とてもいい呼び名ですね、ふみちゃん先輩」
 亜子と刹那もまた、頬が緩んでしまうのを懸命に堪えながら追い討ちを掛けてくる始末である。
お陰で史伽はすっかり真っ赤になってしまい、必死に抗議を続けるばかりである。
「亜子さんと桜咲さんまで〜っ!? 愛衣ちゃん助けて〜っ!!」
 しかし、美化委員の機密情報を流した当の本人は、至って呑気に告げるのであった。
「ふふっ、やっぱりクラスでも大人気なんですねー、ふみちゃん先輩って♪」
 こうして、史伽は木乃香が満足するまですりすりされていたという……。合掌。

 

350 :癒しの空間  2007/09/11(火) 19:10:05 ID:???  
6/8

「ううっ、みんなひどいです……」
 ようやく解放された史伽は、まだ頬を染めたまま溜息をこぼす。
「あはは。けど、そないな愛称で呼ばれとるんは、史伽がみんなから慕われとる証拠やん」
 亜子がやんわりフォローすると、刹那もこくりと頷く。
「ええ、ふみちゃん先輩は美化委員のアイドルですからっ! それでいて、ゴミ拾い当番の時なんて
誰よりも頑張ってお掃除してるんですよ! とっても便りになる先輩さんです!」
 ここぞとばかりに愛衣が持ち上げると、これには史伽も満更ではないらしく、
「えへへ……♪」
 と、小さな胸を張ってみせた。
 しかし、何やら愛衣はスイッチが入ったらしく、途端に饒舌になっていく。
「でも、やっぱりふみちゃん先輩の魅力といえば可愛い所ですね〜♪ さっきも広場のゴミ拾いをしていた時に、
いきなりふみちゃん先輩の肩に毛虫が落ちてきて……」
「め、愛衣ちゃんそれはバラしちゃダメです〜っ!」
 毛虫に怯えまくる史伽を想像して、笑いの輪が広がる。再び頬を膨らませる史伽であったが、
不意に亜子の表情が目に入り、きょとんとする。
 穏やかな笑顔。
 しかしそれは、楽しいというより嬉しい、といった表情に映っていた。
「亜子さん、どうしたんですかー?」
 史伽の問い掛けに亜子は少し驚いた様子で、されどすぐさまくすりと笑って答えた。
「や、大したコトやないんやけど、今日はええ日やな、って……。ウチな、保健室が賑やかになるんが嬉しいんよ。
ウチ、こーゆー雰囲気が大好きやねん。今日はシーツも洗い立てのに取り替えて、真っ白で綺麗な保健室で
みんなとおしゃべりして……。ウチの大好きなウチが一番落ち着く場所で、こうやってまったり出来たんが嬉しいんよ」
 しみじみと、幸せを噛み締めるように亜子は呟く。そして、愛衣に視線を合わせると、にこりと微笑んだ。
「―――愛衣ちゃんとも知り合えたもんなあ……。ホンマに今日はええ日やわ……」
「―――そうですね」
 微かに頬を染めながら、愛衣もまた笑顔で答えた。

 

351 :癒しの空間  2007/09/11(火) 19:11:14 ID:???  
7/8

 ―――ああ、と、刹那は思う。
 やはり、この温かな雰囲気は亜子あってのものなのだ、と……。
 お世話好きで心優しい、保健室の主。此処に居ると彼女の心に触れたような気がするのだ。
 それは、自分の隣に居る少女と同じ、人を癒す温かな心―――

「ウチらもまた遊びに来るえ〜。なー、せっちゃん」
「―――はい。またいずれ、お邪魔させて下さいね、和泉さん」
 木乃香と共に、刹那ははっきりと頷く。そして、下校時間を告げるチャイムが鳴った――

 帰り道。後片付けに残った亜子と史伽を残し、木乃香と刹那、そして愛衣の三人が、並んで歩く。
「せっちゃん、それ亜子ちゃんに手当てしてもろたん?」
「あっ、はい。お嬢様が不在だったもので……。大した怪我ではありません」
 刹那の左腕に巻かれた包帯。それを見て木乃香は呟く。
「ウチも亜子ちゃんに応急手当ての仕方、教えてもらおっかな〜」
「それはいいですね」
 刹那は素直に頷いた。きっと亜子は喜んで教えてくれるだろう。
「不思議な方ですね、和泉先輩って……」
 感慨深い表情で、愛衣はぽつりと切り出した。
「一緒にいるだけで安らげるような、なんだかやる気が満ち溢れてくるような、そんな気がします」
「あはは。愛衣ちゃんもそう思うん? 亜子ちゃんの笑顔は反則やからな〜♪」
「―――ですね」
 木乃香も刹那もうんうんと頷く。
「皆さんのクラスがうらやましいです! ふみちゃん先輩に、和泉先輩……。木乃香さんに桜咲さん、アスナさん……。
みんなみんな素敵な方々で、毎日が楽しそうですよね」
「うんうん。ウチらのクラスは最高やえ〜♪」
「よろしければ佐倉さんも教室に遊びに来てはいかがでしょう? きっと和泉さんも史伽さんも喜びますよ」
「はいっ! こちらこそ喜んで!!」
 夕暮れの通学路に、三人の笑顔が弾けた―――

 

352 :癒しの空間  2007/09/11(火) 19:12:42 ID:???  
8/8

「おはようさん。今日は二人とも遅刻ギリギリやないんやね♪」
 翌朝。亜子は寮を出た直後に刹那と木乃香を見つけ、笑顔で挨拶を交わす。
「お。桜咲さんの腕、もう腫れが引いとるやん」
 刹那の左腕に包帯が無い事に気付き、亜子はじっくりと患部を診察する。実の所、木乃香が習いたての治癒魔法で
治したのだが、当の木乃香はにこにこ笑いながら答える。
「亜子ちゃんの手当てが良かったんやね〜」
「はい、和泉さんのお陰です」
 すかさず刹那も合わせてくる。それは、優しい嘘―――
「えへへ。そない大したコトやないよ〜。でも、早よ治ってよかったなあ、桜咲さん!」
 何も知らない亜子は無邪気な笑顔を浮かべるばかり。
「なーなー亜子ちゃん、今度ウチにも応急手当てのやり方教えて欲しいわ〜」
「お安い御用や! またウチが当番の時に保健室においでえな。いつでも教えたるで!
―――ほな、ウチはサッカー部のミーティングがあるさかい、先行くな〜♪」
 そう言って亜子はぱたぱたと手を振りながら走って行く。
「本当に……、あの笑顔は反則ですね……」
「ウチらのクラスの天使さんやね♪」
 穏やかな笑顔で、刹那と木乃香は天使の後ろ姿を見送った―――

(おしまい)

 

362 :マロン名無しさん  2007/09/12(水) 03:34:40 ID:???  
from:楓
[件名]
[本文]外来語はあまり得意ではないでござる

from:龍宮殿
[件名]Re:
[本文]なんとなくそんな気はしていたよ

from:楓
[件名]Re:Re:
[本文]ところであんみつ以外に
    好きな食べ物はあるでござるか?

from:龍宮殿
[件名]
[本文]スイーツとか甘いものは結構好きだぞ

from:楓
[件名]Re:
[本文]スイーツ(笑)

 

369 :ストレス発散できず  2007/09/12(水) 21:43:33 ID:???  
ストレス発散できず

桜子「千雨ちゃーん。煙草買ってきたよー」
千雨「ご苦労」
朝倉「あんがと。今度みんなでカラオケ行こうよ」
のどか●「それは楽しみですね。うふふ」

桜子「楽しかったねー。みんなでカラオケ」
円「あいつらの傍若無人さには呆れたけどね……うっ(キリキリ)…」
美砂「いいじゃん、楽しけりゃ。円も気に悩みすぎだって」
円「うん……」
桜子「円、まだ胃直ってないの?」
円「うん……」
美砂「夏はソバかそうめんだけしか食べないし…昨日もご飯だけだったよね」
円「…今度病院言ってみる」
桜子「胃に負担がかからないように、ご飯を水でさらさらにしらた?」
円「そうだね、今日試して見る」

寮にて
美砂「円ー。どう?」
円「……」
美砂「あ、ご飯切れてたの」
桜子「…で、冷凍ピラフ?」
円「ごめん。ご飯硬くて……」
美砂「円!ちょっと頭!!」
円「え?」

朝倉「表では体調不良だけど、実際はストレス性胃潰瘍とごく小さな円形脱毛があって療養してるんだって」
千雨「気にかけすぎだろ。もっと素直になればいいのによ……」

 

370 :マロン名無しさん  2007/09/12(水) 21:47:51 ID:???  
仮面ライダーNINNIN!! 死闘・シャドーにゃーん

NINNIN「……やはり来たでGOZARUな……月の皇女シャドーにゃーん、いや……ゆーな」
にゃーん「にゃふふ……NINNIN。お前を今日こそぬっこぬこにしてやるにゃ!!」
NINNIN「バトルモスサッチャ……言いにくいでGOZARUよ!! サッチャン!!」
 NINNINはサッチャンに跨ったまま鼻を5回押し込む。
サッチャン  ぶしっ!(くしゃみ) ぶぃ!! ツインテールサイクロン全っ開!!
 ぷるるるるるっとサッチャンのトレードマークであるツインテールが回転を始める。
サッチャン ぶぃぶぃぶぃぶぃぃぃぃぃぃぃ!!
 短い足がしゃかしゃかと大地を蹴る。なんだか無性に愛くるしい。
NINNIN「時速0.1、0.2、0.5……今ッ! 拙者たちは亀を超えたッ!!」
  時を越えろ! 空を駆けろ! 熱く燃やせ! 涙流せ! 明日と言う日に!!
  仮面ライダーNINNIN!仮面ライダーNINNIN!
にゃーん「にゃふー!! 他のヤツはその愛くるしさに気を取られ攻撃を食らったとの噂だけどにゃー……このシャドーにゃーんは一筋縄じゃいかないにゃ!! カモン!!」
 大地が裂け、そこから飛び出したのは猫の怪人・クッキとビッケ。
クッキ「ウホッ! 豚ロース発見!!」  ビッケ「うはwwwOKwww捕食www」
 走行中のサッチャンに二匹の獣がむしゃぶりつく!!
サッチャン ぶきぃぃぃ!?
NINNIN「ギャ、ギャワーーーーー!! せ、拙者のサッチャンに何をー!? 止めてください! 止めてあげてください!!」
サッチャン ぶきっ、ぶっ、ぶしっ!(くしゃみ) ぶひっ、ぶぃぶ、ぶぅぅぅぅぃぃーーーん!!
クッキ「これは美味し!!」  ビッケ「例えるなら空を翔る一筋のポークヴィッツwww」
サッチャン ……NINNIN……私はもうだめぶぃ……ひづめの先から尻尾の先まで蹂躙されてしまったぶぅ……
NINNIN「サ、サッチャーン!! お、お前ら!! イカの刺身をやるからはなすでGOZARUよ!!」
クッキ「イカァ? なめとんか。そんなもん食ったら俺ら腰が抜けちまうやないけ」
サッチャン NINNIN。私は……貴女と戦えて……よかったぶぃ
 微笑んだサッチャンの身体が光り輝き――
 世界は崩壊した

 

373 :ハルナ せめて、人間らしく  2007/09/12(水) 23:28:27 ID:???  
ハルナ せめて、人間らしく


1/3
絡繰茶々丸、我がクラスメイトにして現代工学の結晶
その一日を覗いてみると、それは大変人間くさい物でした

AM04:00
自立起動開始
茶々丸 「おはようございます、鳥さん。今日も良い天気になりそうですね」
外はまだ暗い。窓を開けて籠もった空気を入れ換えているようだ
しばらくして茶々丸さんは家事一般をこなし始めた
エヴァにゃんの食事の準備、洗濯、軽い掃除、ログハウスの周りの手入れなどなど・・・
朝から実に働き者です

AM07:00
ここに来てエヴァにゃんを起こすようだ
茶々丸 「マスター、起きてください。マスター」
エヴァ 「もっと・・・寝るでちゅ・・・」
茶々丸 「マスタ、明け方の5時までゲームをしているからですよ」
エヴァ 「ボーヤに言っておくでちゅ・・・今日は休む、と」
茶々丸 「・・・ゲーム禁止です」
エヴァ 「zzz・・・」
エヴァにゃんが休むということは、必然的に茶々丸さんも休むということになる
まさにニート!!

AM09:00
近所のねこに餌をやる茶々丸さん。ねこに話しかけているけど話は通じているのだろうか?

 

374 :ハルナ せめて、人間らしく  2007/09/12(水) 23:29:42 ID:???  
2/3
PM01:00
エヴァにゃんが起きたようだ。目を擦りながら茶々丸さんを探している
エヴァ 「茶々丸、朝ご飯はまだでちゅか?」
茶々丸 「マスター、もうお昼ご飯ですよ。このままではダメ人間になってしまいます」
エヴァ 「あたちは夜の眷属だから朝から起きているのがおかちいでちゅ」
茶々丸 「・・・人間になりましょう」
エヴァ 「大きなお世話でちゅ」
・・・よく考えたら修羅場の時はあたしも似たような生活してるわ。反省

PM01:30
エヴァにゃんの食事の後片付けをする茶々丸さん。エヴァにゃんは更一つ片付けようとしない
エヴァ 「さてと・・・昨日手に入れたジョイボールでスターソルジャーをクリアするでちゅ」
茶々丸 「マスター。ゲームは一日一時間ですよ」
エヴァ 「一日で一時間休憩すればそれでいいでちゅ」
茶々丸 「そのうちファミコンを何処かに隠しますよ」
エヴァ 「その時はメガドラするでちゅ」
なんだか古き良き家庭風景を見ているようだ

PM04:00
どうやら買い物に出かける茶々丸さん。茶々丸さん自体は食べないのだからエヴァにゃんのお食事ということか
たぶんねこ缶とか買ってきて公園のねこさんたちにあげるんだろうな・・・
そう思うと茶々丸さんに養われている存在ってどのくらいいるんだろう?
エヴァにゃんにねこ、小鳥にその他、茶々丸さん菩薩だね

 

375 :ハルナ せめて、人間らしく  2007/09/12(水) 23:32:08 ID:???  
3/3
PM07:00
今度はエヴァにゃんの晩ご飯の用意。いくらそういうプログラムとはいえ献身的すぎる

PM08:00
茶々丸 「マスター、お風呂に入ってください」
エヴァ 「今それどころじゃないでちゅ!!16連射ぁ!!」
茶々丸 「マスター・・・あんまりです」

PM11:00
茶々丸 「それではマスター、私は休止ルームへと戻ります。お休みなさいませ」
エヴァ 「その前にポテチとサイダー持ってくるでちゅ。この後は裏スターソルジャーをやらないといけないでちゅ」
茶々丸 「わかりました。ゲームはほどほどに」
こうして茶々丸さんの一日はニートなエヴァにゃんのお世話で終わる

ハルナ 「この状況、何とかしないと茶々丸さんがあんまりね」
超 「で、どうしたらよいカナ?」
ハルナ 「そうね、まずは茶々●プログラムの起動頻度をあげる。そして新プログラムを追加したら?」
超 「例えばどのような?」
ハルナ 「まずは起動直後に寝ぼけプログラムね。後はねこリセットプログラムも追加かな」
超 「ねこリセット?」
ハルナ 「ねこっていうのはね、どういう訳かゲームをしていると邪魔してくるのよ。特にリセットボタンとか勝手に押すのよ、良いタイミングで」
超 「それに関してはねこ型ロボットを用意しておくネ。クリア直前とかセーブ前とかダメージがでかそうネ」
ハルナ 「わかってるじゃない」


茶々丸さんが寝ぼけるとどうなるのかな?
きっとねこと勘違いしてエヴァにゃんの朝食がねこ缶に水とかなるんだろうな
それとも寝ているエヴァにゃんを、洗濯物と勘違いして洗濯機に放り込んだりとか・・・うふっ

 

377 :マロン名無しさん  2007/09/13(木) 07:56:31 ID:???  
ザジが部屋に帰ったとき千雨は寝ていた。
「・・・・」
珍しいと思いながら優しく揺り起こす。
「んっ・・・ああ、ザジか。おかえり」
「・・・・(こくり。」
ベットから起き出す千雨。と、ベットの上に起動したままのノートパソコンがあるのに気がつく。
「・・・・(クイクイ。」
「あん?HPの更新じゃなくてな、ネットで対戦ゲームしてたんだ。まぁ、勝てなかったけどな」
その途中で寝てしまった、と言う事だろうか。
「・・・・」
「戦績は4戦して0勝3敗1引き分けで大負けだな」
「・・・・」
「どんあゲームかって?あー・・っと、『トム&ジェリー』かな?あたしが『ジェリー』で相手が『トム』。
 こっちは七千匹の電子鼠を率いて『チーズ』を奪う。相手は某青い狸猫級の電脳猫でチーズを守る。
 『チーズ』を奪えばこっちの勝ち、守りきれれば相手の勝ち」

 

378 :マロン名無しさん  2007/09/13(木) 07:59:45 ID:???  
なるほど、確かに面白そうかも。でも、千雨は負けたらしいのになんだか楽しそう。いつもは負けず嫌いなのに。
「・・・・(?」
「ボロ負けだったけどな、内容も軽く捻られた感じだけど。なんだけど、なんつーか、悪くないんだよな」
少し意外。千雨は勝負事は結果が全て、みたいな事を言うのに。ゲームが良いのか、相手が良いのか。きっと相手かな、勘だけど。
「・・・・(ニコニコ。」
「なんだよ?急に」
                ライバル
千雨、なんだか静かに熱血してる。好敵手の出現に自分も気づかずに喜んでる。
「・・・・(フルフル、スッ。」
「時計?・・・・げっ、もうこんな時間か」
でも、千雨には教えてあげない。たぶん教えても、顔を紅くして否定しそうだけど、教えてあげない。
「ザジ、夕飯作るの手伝ってくれ。パパッと作っちまおう」
「・・・・(コクン」
千雨が楽しいとわたしも嬉しいけど、わたし以外の誰に対して一生懸命なのはちょっと じぇらし〜 だから千雨には教えてあげない。
「うわっ?!こら、ザジ! 急に抱きつくな」
「・・・・(ぎゅっ」

千雨の好敵手になってくれてありがとう。
貴女が誰か知らないけど千雨が楽しそうで、わたしも嬉しい。
でも、千雨はわたしのだからね、あげないよ?

 

385 :378続き茶々丸編  2007/09/13(木) 21:00:00 ID:???  
エヴェが自宅に帰りついたのは随分遅い時刻だった。
「ちッ・・・ぬらりひょんめ。いつか頭切開して容積を調べてやる」
家に入ると らんけ―ぶる とやらを耳の飾りの部分につないだ茶々丸がソファーに座っていた。
「?おい、茶々丸。耳に電線なんぞ繋げて何をしているのだ」
「あ マスター、おかえりなさいませ。」
「ああ ただいま。で、なにをやってるんだ、その耳の電線は?」
「千雨さんから挑戦を受けて、模擬電脳戦をしていました」
言いながら耳の電線を引き抜く。
「長谷川千雨とか?・・・ふん、当然勝ったのだろうな?」
「戦績は4戦3勝1引き分けでした」
「何だその1引き分けってのは?点取りゲームでもしてたのか貴様等」
「千雨さんのルームメイトのザジさんの帰宅によって、継続不能ということで引き分けになりました」
「ようは無効試合ということか、ならば茶々丸の全勝ではないか。まぁ、茶々丸が素人に毛が生えた程度の電賊に負ける訳も無いか」
「しかし、千雨さんは戦いの中で確実に成長していました。そう遠くないうちに並みの電賊では歯が立たないほどの使い手になるかと」
ほう、と呟きながら茶々丸の顔を覗くとなぜか少し誇らしげだったりする。
「長谷川千雨の才能など、正直どうでもいい。それよりも茶々丸、夕飯はどうしたのだ?」
「・・・あ。」
固まる茶々丸というのは始めて見るかもしれんな。だが、
「茶々丸、まさか電脳に夢中で忘れてたとか言うのではなかろうな」
「も、申し訳ありませんッ!手早く出来る物を急いで作りますので・・・」
「・・・いやいい。今日は超包子で済ます。出掛けるぞ、用意しろ」
「は、はい。マスター」
茶々丸が『夢中になる』職務である家事を『忘れて』・・・なんともこれはオモシロそうなことになってきたな。
「あの、マスター?もう出掛けられますが」
「ん?ああ、行くとしよう」
何がどうなってるかは知らんが、とりあえず葉加瀬の意見は聞いておいて損はあるまい。
騒ぎを大きくしそうで楽しそうだしな。ククク・・・・。

 

387 :パルチャオ一家  2007/09/13(木) 23:28:10 ID:???  
パルチャオ一家

龍宮「どうした。妖魔退治をしばらく自粛するだと?」
刹那「…すまん」
龍宮「何があった?」
刹那「……その、いや、なんでもない」

古「刹那、最近太ったアルか?」
刹那「そ、そう思うか?」
楓「そういえば少しふっくらしているでござるな」
古「特にお腹アル。腹が出るのは厳しいアルよ」
刹那「そうだな、これからダイエットしよう」
古「……どうしたアル?刹那の様子が少し変アルよ」
楓「そうでござるな。そわそわとしてて落ち着きがないでござる」

刹那「お嬢様……そろそろ厳しいです」
木乃香「そうやなぁ。これから一緒に暮らそうな♥」
刹那「お嬢様」

パル「ははは、順調みたいだね」
ちゃおりん「第2の夫婦誕生ネ」

 

390 :マロン名無しさん  2007/09/14(金) 20:47:42 ID:???  
ふーか「むぅ。何やら最近腹の大きな娘が増えてきたのう」
ふみか「姉者ァ。アレはどうやら妊娠しておるようじゃのぅ」
ふーか「ふむ。コウノトリなる魔人が娘子の腹に手を突き入れ中に赤子を植え込むという例の忍侵とやらか」
ふみか「あ、姉者。コウノトリはとr」
ふーか「コウノトリに出来てわしにできぬはずは無し。ふみか」
ふみか「ちょ、姉者ま」
 ド   ス   ッ
ふみか「な、なんか今回は……生生し」
 ゴ  リ  ュ  キ  ッ
ふみか「ヘバァー!? そ、そこは姉者骨」
 ス  ポ  ポ  ポ  ン  !!
ふみか「       !!」
ふーか「む。しまった……赤子を忘れてしもうたわい。よし」
サッチャン ぶぃ!?(捕獲)
ふーか「挿入」
 グ リ ッ
ふーか「ふ。やはりわしに不可能はない……見よ。傷痕も残っておらんぞ!!」
ふみか「お、おぐ……う、生まれる……!」
ふーか「何?」
ふみか「ど……どっせーーーーーーーーぃ!!」
 突如ふみかが光に包まれ腹から淡い光が零れ出す。
ふーか「……おお……」
ふみか「リ、リバイバルするんじゃぁ!! わ、わしの可愛いベイビィ!」
 光がゆっくりと凝縮されていき……
サッチャン ぶぃ?
 そこにはやけにぬらぬらした粘液に包まれたサッチャンがいた……

*リバイバル→ブレンパワードを参照のこと
*出産ネタの作者さんごめんなそんOTL

 

392 :さよ ご奉仕さよちゃん  2007/09/15(土) 00:42:08 ID:???  
さよ ご奉仕さよちゃん


生きている人は怪我をするのです。死んでしまったら怪我すら出来ません
さて、亜子さんは保険委員でよく怪我人の手当なんかをしています
血を見るとくらくらする割には、よく頑張ってらっしゃると思います
可愛い絆創膏なんかも一杯持ってるのです
亜子 「あんまり無理したらあかんで」
今日も誰かが怪我をしたようです。私も亜子さんのように誰かを治してみたいのです

小太郎さんはよく怪我をしています。よく見たら小さな擦り傷や切り傷が一杯です
これを見たら・・・なんだか治してあげたくなっちゃいますね
でも私には触れることも出来ないので治してあげることも出来ないです。ちょっと残念

千鶴 「これを長ネギに塗ると効果抜群よ?さあ、お尻出して」
千鶴さんが何かチューブのような物を持っています。それはどうやらお薬のようです
小太郎 「い、いらん!!っていうかやめてや!!」
小太郎さんが治療を拒否しました。怪我だらけの体なんて女の子にもてないのに
っていうか治してあげたい・・・

あのお薬さえあれば・・・傷口に塗ってあげれば治るのかも
私はその欲望を抑えきれなかったのです

みんなが寝静まった夜、私はそっと小太郎さんたちの部屋に侵入しました
そして千鶴さんが持っていたチューブに入った塗り薬
”芥子”
を宙に浮かせたのです

これをたっぷり塗ってあげれば・・・翌朝が楽しみです

 

408 :腐れ縁?  2007/09/16(日) 19:48:19 ID:???  
腐れ縁?
1/3

「全員正座っ!!」
 今日も今日とて、鬼の生活指導の怒声が響き渡る。自習中に騒いでいた裕奈、まき絵、風香、桜子の四人は、
あえなく教室の後ろに並んで正座する羽目になってしまった。いわゆる晒しものである。
「うう〜新田め〜」
 新田が隣の教室に戻ったのを見計らって、裕奈はぼそりと悪態をつく。
「け。手前等がバカ騒ぎしてたからじゃねーか」
「あはは。ごもっとも〜」
 一番後ろの席にいる千雨が呆れながら突っ込むと、桜子が能天気な様子で答える。
「―――にしても、裕奈さんはいつも新田先生に捕まってる印象があるです」
 千雨の隣の席、やはり最後列の夕映も、何気無く思った事をぽつりと呟く。
「あー、確かに!」
「ゆーな、しょっちゅう怒られてるよね〜」
 風香とまき絵も口を揃える。そして、千雨は不敵な表情で告げた。
「完全にマークされてるな」
 裕奈がどんな愚痴をこぼすのか。周囲の視線が注がれる。だが、当の本人はケロリとした様子で答えたのだ。
「ま、あたしってばお祭り好きだからね。 楽しいコトには首を突っ込まずにはいられないんだよね〜♪」
「おお〜、ゆーなってば余裕だ〜♪」
「ゆーなは新田がイヤじゃないの? ボクがあんなのにマークされたらサイテーだよっ!」
 思わず桜子は目を丸くし、風香に至っては代わりに愚痴り出す始末である。
それほど、鬼の生活指導こと新田教諭は中等部の生徒から恐れられ、疎まれているのだ。
「―――ま、バカやってるあたしが悪いんだから、こればっかりはしょーがないって。新田もそれが仕事なんだし」
 ぱたぱたと手を振りながら、裕奈は呑気に喋り続ける。急に周りが何も言わなくなった事に気付かずに……。
「ま、だからってあたしの辞書に自重の二文字はないけどねっ!」
 ―――沈黙。
 やっちゃった、と言わんばかりの表情を浮かべる夕映と千雨に、裕奈はきょとんとしている。そして―――
「ほほう……、明石には反省の色が無いようだな……!」
 いつの間にか背後に控えていた新田の、不敵な重低音ヴォイスが響いた―――

 

409 :腐れ縁?  2007/09/16(日) 19:49:45 ID:???  
2/3

 その日の夕刻。女子寮とは逆の方角へ、裕奈は一人帰路に着いていた。今日は自宅の方に用があるのだ。
「―――おっ」
 川沿いの道に曲がると、前方に見知った人影を発見する。裕奈はぱたぱたと駆け出して挨拶した。
「やっほー、新田も今上がりなの?」
 そして、裕奈はタメ口全開で、ポンと新田の肩を叩いたのだ。もし、他のクラスメイトがこの光景を目撃したら、
恐らく新田のカミナリが炸裂すると予測するであろう。
 しかし、鬼の生活指導は至って普段通りの様子で振り返り、
「おお、裕奈か。今日はこっちに帰るのか?」
 と、普通に返したのだ。裕奈の方も平然とした様子で、そのまま話を進めていく。
「まーね。たまーに抜き打ちチェックしとかないと、お父さんてば本っっっ当にだらしないんだから!」
「ハハハ、そりゃ明石君も大変だな」
「あ、そうそう! 今日のアレはヒドくね? あたし、あの時新田のフォローまでしてたのに〜っ!!」
 裕奈はわざとらしくこめかみを押さえながら訴える。あの後、裕奈は新田に散々こめかみぐりぐりの刑を
頂戴したのである。それはもう、煙が出そうな程に。
「まあ、明石君からは多少ひっぱたいても構わないと言われてるからな」
 にやにやと笑いながら新田は答える。
「それに、私のフォローなど必要無いんだよ。我々生活指導の教員は嫌われるのが仕事だからな」
「ホント、損な役割だよね〜♪」
 やれやれとばかりに、裕奈は大仰しく手を振る。
「そう思うんなら、少しは大人しくしてくれよ」
「や・だ。こればっかりは新田やお父さんに頼まれても改めないんだから!」
 きっぱりと、裕奈は言い放った。

 いつも明るく、元気一杯に―――

 それが、裕奈の母親の口癖だったから。
 だからこそ、裕奈は今のような性格に育った。それは今も、裕奈の心に刻まれている。
新田もそれを知っているから、本気で改めろとは言わないのだ。

 

410 :腐れ縁?  2007/09/16(日) 19:51:13 ID:???  
3/3

「まあ、お前の気持ちも分かるからな……。しかし、その言葉遣いだけはなんとかならんのか?」
「あはは……。それを言われると辛いにゃー」
「明石君も嘆いてたぞ。せめて公私の使い分けが出来ないと、親が恥を掻くからな」
「うーん……。努力はしてみるよ。でも、ウチの先生って昔からあたしの知り合いだからなあ……。
わざわざ敬語使うのって違和感あるんだよね〜」
 そう、教職員寄宿舎で育った裕奈は、あらかたの教員と顔馴染みなのである。だからこそ学園から一歩外へ出ると、
新田も普段通りの言葉遣いで接するのを黙認しているのだ。それは他の先生方も同様である。
「まあ、大人になれば自然と身に付くものだから、今はまだ構わないか……」
 ふっ、と、新田は表情を緩ませ、そっと裕奈の頭を撫でる。
「……へへっ、ありがと♪」
 裕奈もまた、嬉しそうに目を細める。
 それは、あまり知られていない、鬼の生活指導の素顔。
 裕奈が知っている、新田の優しい素顔であった―――
「―――そうだ! 新田も今からウチに来ない? お父さん最近はヒマしてるみたいだし、飲み相手になってよ!
あたしがテキトーにおつまみ作ってあげるからさ!」
「ほう、それは楽しみだな。じゃあ瀬流彦君や高畑君も誘うか」
 こうして、裕奈と新田は終始賑やかに話しながら、教職員寄宿舎に入って行った―――

「コラッ! 廊下を走るんじゃない!!」
 翌日。相変わらずの新田の指導が炸裂する。しかし、裕奈はお構い無しに亜子の手を取って走り去っていった。
「へへん、新田のバーカ♪ 早くしないと部活に遅れるっての!」
 いつも通りの悪態を突く裕奈に対し、亜子は心配そうに呟く。
「もう……。また怒られても知らんよー?」
「ま、その時はその時よっ♪」
 そう言って、裕奈は今日も元気一杯に駆け出していく。
 亜子は知らない。
 誰も居なくなった廊下で、新田が一人苦笑している事実を―――

(おしまい)

 

412 :さよ 霊子写真機  2007/09/16(日) 21:50:32 ID:???  
さよ 霊子写真機


1/2
さよ 「ねんがんのでじかめを手に入れたぞ!!」
どういう理論で、幽霊の私が使えるでじかめが作られたのかはわかりません
ある日、夕暮れの教室に帰ってくると、ぽつんと私の机の上に置かれていたのです

”贈り物ネ”

とだけ書かれた紙が添えられていました
このでじかめは物理的の存在している物らしく、朝倉さんにも触れるそうです
朝倉さん曰く
和美 「ただのデジカメのようだけど・・・まあ貰っておけばいいじゃん」
こうして報道部の幽霊部員である私の活躍の場が広がることになりました


第一のお仕事は・・・麻帆スポから依頼された麻帆良美少女たちの寝顔ということでした
つまりこういう事ですね。深夜、少女たちの寝室に忍び込んでその寝顔を撮影する
どんな場所にでも侵入できる私ならではのお仕事なのです
では一人目の美少女は・・・

”ザジ・レイニーディ”
謎のエキゾチック美少女、ザジさんの寝顔を激写にいくのです

 

413 :さよ 霊子写真機  2007/09/16(日) 22:01:46 ID:???  
2/2
侵入はベランダからすることにしました
一度、窓をすり抜けて鍵を開けて窓を少しだけ開きます
そうしないとでじかめを持ち込むことが出来ないからです

電気も消され暗い部屋の中、フローリングに絨毯敷きのお部屋の中は意外にも散らかっていました
お手玉用のボールに棍棒のような物、輪っか見たいのが散らかっています
意外に雑な方なのかもしれませんね

ぎしっ・・・

その音にびっくりしたのはいうまでもありません
どうやらザジさんが寝返りを打った音のようですが、不法侵入者の私にとってはどんな些細なことでもびくびくなのです
あのベッドにザジさんは寝ているようです。早く用を済ませて退散しないと
そう思って私はでじかめを構えました
そーっとのぞき込むように私はザジさんの寝顔をかめらのファインダーの中に捉えようとしました
するとザジさんが寝ているベッドの脇に小さなテーブルの上の物に気がついたのです

さよ 「この仮面はなんだろう?」

そこには小さな仮面がありました。ザジさんの顔をかたどった、いえ、それはザジさんの顔そのものです
さよ 「ザジさんの・・・顔。ということはあそこで寝ているザジさんの顔って・・・」

ぎしっ・・・ぎしっ・・・ばさっ

背後で気配がしたので振り返ってみると、そこには暗闇の中、私の方に手を伸ばすザジさんの姿が見えました
それを見た私は思わず逃げ出してしまったのです

し、真実はいつも一つですが、知らなくても良いこともある事を学びました

 

417 :パルチャオ一家  2007/09/17(月) 00:24:07 ID:???  
パルチャオ一家

パル「おめでとう。みんなに言って祝福してもらわないとね」
ちゃおりん「刹那サンもすっかりお腹が大きくなったネ」
パル「妊娠期間は10ヶ月からたったの1ヶ月に短縮だからね、あっという間だよ」
刹那「そんな…、大げさにしなくてもいいですよ」
木乃香「ええやん。近衛家が総力を上げて式を上げてくれるんやえ」
刹那「え!?それってこのことをもう長にも……」
木乃香「そうやー。そのために全員に招待状配ったんやでー」
パル「あららー。もう公になっちゃったね」

ちゃおりん「その時になったら私もプロデュースするネ」
木乃香「ほなら、頼むわ」
刹那「お嬢様……」
木乃香「ほな行こか。そろそろ予定日やし」
刹那「はい」

ちゃおりん「幸せそうネ」
パル「そうだよねー。招待状作ったの私だし」
ちゃおりん「これでまた志願する人が増えたらどうしようカ」
パル「3-Aが妊婦だらけになっちゃうよー。ところで……」
ちゃおりん「きゃあ!ど、どこを触ってるネ」
パル「いいでしょー。最近、欲求不満気味なのー」
ちゃおりん「駄目ね。鈴奈が起き、アッ……」

 

421 :刹那 銃と車とあんみつと  2007/09/17(月) 23:55:47 ID:???  
刹那 銃と車とあんみつと


1/3
朝、目が覚めると部屋には龍宮はいなかった
おそらくは仕事で出かけているのだろう。まあ、それに関しては協力以外の干渉はお互いにしないようにしている
龍宮は龍宮なりに気を利かせてくれたのだろう。だが、少し水くさい気もする

顔でも洗おうとリビングに向かうと、それは龍宮の忘れ物だったのだろうかテーブルに一丁の銃が置かれていた
刹那 「珍しいな」
仕事にうるさい龍宮は、当然に道具にもこだわりをもつ
それは私も同様だが、龍宮のこだわりようは趣味の部分も被るので大変なものだ
それ故に銃は所定以外の位置に置くことはない・・・はずだった
刹那 「・・・ちょっとだけ」

私も武に生きる者、刀以外の武器に興味がないわけではない
刀を使うのは、それが一番今の私に適しているからだ
神鳴流剣士である誇りもあるが、お嬢様を守れるならそれが刀であろうと銃であろうとかまわないと私は思っている

手に銃を持ってみると、その意外なまでの重さに驚いた
龍宮はこういっている

真名 「モデルガンだ」

しかしこの重さはどう考えてもモデルガンではない
銃身を見ても、この黒光りは明らかに金属だ。プラスチックではない
そして微妙に香るガンオイルと硝煙の香り。そしてBB弾が飛び出るにはあまりに大きすぎる銃口
もしかするとこれって・・・いや、モデルガンだろう

 

422 :刹那 銃と車とあんみつと  2007/09/17(月) 23:57:39 ID:???  
2/3
ベランダから外に出ると秋晴れの空が広がっていた
すでに心地よくなった風が私の頬を撫でてゆく
鼻から大きく息を吸うと、今まで私の中に籠もっていた気のようなものが澄んでいくのがわかる
そして大きく息を吐いた
刹那 「あれは・・・」
どうやら高畑先生が私たちの寮に来ているようだ。先生の所有するスポーツカーが寮の前に止まっているのが見える
悪戯の衝動というのは誰にでも起こるものだと私は思う
手には龍宮のいうモデルガン、ちょうどよく離れたところにある標的
プラスチックの玉がでるならちょっとぐらい撃っても良いだろう
車に傷が付くかもしれないが・・・万物においては不変なものなどありはしないのだ
存在する限り傷ぐらい付く

っていうか撃ってみたい

左手で私はしっかりとグリップを握った。そして人差し指を引き金にかけ照準を定める
銃はやはり意外に大きく、私の手には余るものであった
真名 「しっかり狙うなら両手で持つことだ」
そんな言葉を思い出す。そう、両手で持つのは有効だ。これでしっかりと狙いが定まる
私は安全装置を外すと再び銃口を高畑先生の車に向けた
正確な標的は車前方のエンブレム。これに当てるくらいなら問題はないだろう

刹那 「三秒やる。祈れ・・・」
何処かの映画で見た台詞を私は口にした。そして引き金を引く

 

423 :刹那 銃と車とあんみつと  2007/09/17(月) 23:59:27 ID:???  
3/3
大きな銃声がした。火薬を使った、それも明らかに堅気の音ではない音がした
と、同時にとてつもない衝撃が私の両腕を襲う。その衝撃で私はひっくり返ってしまった
刹那 「ちょ、ま!!」

痺れの残る手にはしっかりとモデルガンが握られていた
そして銃口からは火薬の、硝煙の香りがする
私は急いでベランダから身を乗り出して階下をのぞき込んだ

私の狙った所は少しだけ外れたようだ
ボンネットの上にこぶし大の穴が開き、そこからもうもうと白い煙が吹き出している
そしてその煙はすこしずつ黒くなっていき・・・やがて・・・ボンネットを吹き飛ばして車は爆発した


真名 「やるなあ。銃の才能もあるんじゃないか?」
突然は以後からかけられた声に、私の全身は飛び上がるほど驚いた
刹那 「た、龍宮!?こ、これは・・・そにょ・・・」
真名 「一撃でエンジンを打ち抜いて車ごと吹き飛ばすとはな、まるで映画のようだ」
刹那 「た、龍宮!!これ!!モデルガンじゃないのか!?」
私がそう叫ぶと、龍宮は何事もなかったようにしれっとこう言った

真名 「モデルガンだ。本物の銃なんて所持しているわけ無いだろう?それは犯罪だぞ?」

神様、私は信じたいものを信じることにします。真実は・・・私が決めました
刹那 「そうだな、これはモデルガンだ。モデルガンで車を吹き飛ばすなんて出来ない、な」
真名 「わかっているじゃないか。それよりも刹那、私は・・・あんみつが食べたい気分なんだが・・・」
しばらくしてその意味がわかった。龍宮め、もしかすると私からあんみつを引き出すために銃を?

真名 「おごれとは言わないさ。だがどうしてもというならあんみつは受け取ろう、か」

 

433 :似たものの恋人さん  2007/09/18(火) 23:19:38 ID:???  
似たものの恋人さん

愛衣「はぁ〜」
まき絵「どうしたの、ため息ついて」

愛衣「はぁ…実はお姉さまの愛がよく分からなくて」
まき絵「うーん、悩んでるんだね」
愛衣「まき絵さんはどうなんですか?」
まき絵「え?」
愛衣「雪広さんってお姉さまにそっくりですし、どうやったらそんなに仲良くなれるのかなって」
まき絵「難しいなぁー。私たちいつの間にかこんな関係になっちゃったし」
愛衣「そうなんですか?雪広さんをどこまで好きと言えますか?」
まき絵「全部」
愛衣「え」
まき絵「全部だよ。私がここまで好きになったんだもん」
愛衣「そうですか……。はっきり言いますね」
まき絵「そうだよねー。どうしてだろ」
愛衣「どうしてって言われても」
まき絵「仕方ないじゃん。(胸を指差して)ここが全部好きって言ってるもん」
愛衣「そうですか。そこまで吹っ切れれば逆に気持ちがいいですね」

あやか「まき絵ー。まき絵ー」
高音「愛衣ー。愛衣ー」
愛衣「お姉さまー。今夜もハグハグしてくださいー。…あれ」
まき絵「あやかー。今日も遊ぼうよ。…ほえ」

あやか「そんなまき絵……私と間違えるなんてorz」
高音「酷いわ愛衣。そっくりな相手に抱きつくなんてOTZ」

 

440 :マロン名無しさん  2007/09/19(水) 20:22:13 ID:???  
しとしとぴっちゃんしとぴっちゃんしーとーぴーっちゃん
パル「おぉっと待ちな子連れニンニン!」
美空「お前ら親子には死んでもらうっス!やれい新田浪人!」
楓「くっ、遂に来たでござるな柳生超堂の刺客達!しかし、我が子らのた」
ふーか「ちゃーーーーーーーーーーーーーん!!」
ふみか「ちゃーーーーーーーーーーーーーん!!」
新田1「クハッ」(圧壊される)
新田2「や、やめ、そこはらめぇぇぇ!」(××される)
ふーか「ちゃーーーーーーーーーーーーーん!!」(乳母車トルネード)
ふみか「ちゃーーーーーーーーーーーーーん!!」(落ちた小銭を集める)
楓「…また掃除が大変でござるなぁ」

 

441 :楓 忍びの隠れ家  2007/09/20(木) 00:04:24 ID:CymhwsVm  
楓 忍びの隠れ家


拙者、忍者というモノに非常に興味があるのでござる
拙者はただの中学生ゆえ、あくまで自己流ではあるが忍者というモノを勉強しているのでござる
あくまで忍者でないでござるから勉強するしかないのでござる

さて、忍者には隠れ家という物があるようでござる
密かに忍び、事あらば用意しておいた道具で任務を果たす・・・忍者としてのロマンでござる
拙者、手先は器用で、森にも慣れているため麻帆良近くの森に隠れ家を用意したのでござる
木々に囲まれた少し太めの木、その木の枝分かれした中腹あたりに小屋を建てたのでござるよ
周りを木々に囲まれているので外からは判別しにくく、それでいて小屋からは木の葉の間からあたりを見渡す事が出来るのでござる
拙者、自慢の小屋だったでござる。しかしその小屋に珍妙な客が住み着いてしまたのでござる

裕奈 「にゃあ〜」

いつものように見回りを終えて小屋に帰ってくると、誰かの気配を感じたのでござる
そっと相手に気取られぬように小屋の中を覗くと、寝床の上で裕奈殿がまったりと寝ていたのでござる
楓 「ゆ、裕奈殿?何故ここに?」
声をかけると裕奈殿は拙者に気がついたのでござるが、何故か毛を逆立てて敵意むき出しにして威嚇してきたのでござるよ
裕奈 「・・・ふーっ!!」
楓 「あいや待たれい、ここは拙者の・・・」
裕奈 「にゃーっ!!」
飛びかかってきた裕奈殿をよけると、拙者はその場から逃げ出したのでござるよ

どうやら裕奈殿は拙者の小屋を縄張りにしてしまったようでござる
今度、魚でもあげて返して貰うように交渉でもしてみるでござるか
あそこがないと忍者のロマンが感じられないでござる。ニンニン

 

444 :三咲と木村  2007/09/20(木) 01:05:44 ID:???  
三咲と木村

千雨「あ゛〜〜……」
ザジ「千雨……(抱きつき)///」
美砂「おやおや。その様子だと、昨晩はお楽しみだったわけね」

ザジ「どうして分かったの///」
美砂「分かるよー。二人とも気付いてくださいって言ってるような態度だもん」
千雨「うるせぇ、疲れが溜まってる上に寝不足なんだ、そっとさせてくれ」
美砂「ねーねーザジちゃん。長谷川ってHのときはどんな声なの?」
ザジ「………可愛い」
千雨「ザジ!何教えてるんだ!!」

美砂「そっかー。でもザジちゃんの本気の喘ぎ声はなかなかクるものあるよ」
千雨「な、何だって?」
美砂「小さな先生から大人の声まで、多種多様」
千雨「待て、だから何でそんなの知ってるんだ。なぁザジ、柿崎に何を聞かれた」
ザジ「聞かれたというより、言い合ってた」
千雨「はぁ!?」
ザジ「イロもの多いけど、柿崎さんのえっちな声は一級品」
美砂「嬉しいこと言ってくれるじゃないの」

千雨「待て!!何で二人ともそこまで詳しく言い合える!?」
美砂「企業秘密♥」
ザジ「ごめんね千雨。これ以上は言えない……」

千雨「何なんだよ。教えてくれよー!」

 

452 :舟絡み  2007/09/20(木) 22:43:31 ID:???  
舟絡み

連日に及ぶ大雨により、寮が床上浸水してしまった。

亜子「うわー。足首まで完全に漬かってもーとるやん」
ゆーな「にゃー」
アキラ「ゆーな困ってるよ」

本屋「……」
夕映「いつの間にこんな小型の手漕ぎボートを出してきたんですか?」
本屋「……」
夕映「のどか?」
本屋「この恨み、地獄に流します」
夕映「ま、待つですー!誰か助けてですー!!」

アキラ「あれ、何?」
まき絵「ねーねー!あやかの様子がおかしいんだよー」
夏美「どうしちゃったんだよーいいんちょー、ボートに乗せてよー」
あやか「うっせー黙れ!」
千鶴「あらあら」
あやか「あらあら禁止!」
千鶴「うふふ」
あやか「うふふも禁止!」
千鶴「あらあら、うふふ」
あやか「どっちも禁止!!」

まき絵「どうしちゃったんだろー」
アキラ「……」
亜子「……」

 

454 :和美 麻帆ランキング  2007/09/20(木) 23:22:54 ID:CymhwsVm  
和美 麻帆ランキング


1/2
和美 「さあ、久々にやって参りました!麻帆ランキングラジオの時間です!ちうっち、ザジちゃんの手厚い看護は受けてるかな?」
古 「ここは何処アルか?肉まんが貰えるって聞いたアル」
和美 「ここでお手伝いしたらあげるよん」
古 「わかたアル。頑張るネ」


和美 「では本日はお節介焼きランキングです。クラス一番のお節介焼きは誰かな?」
古 「お節介焼き?それは美味しいアルか?」
和美 「あはは、ちがうよ。人のお世話をしたがる人のことをいうんだよ」
古 「なるほど。でも焼くアルか?」
和美 「何で焼くっていうのかは知らないけどね」

和美 「では第三位の発表です。第三位は・・・大河内アキラさんです」
古 「おー、アキラアルか。動物の世話とか茶々丸とよくお世話しているアル」
和美 「そうなのよね。特に小さな生き物にアキラちんは目がないのよ。雨に濡れて震えている仔犬なんか見るともうダメみたい」
古 「弱きを助け強きを・・・強きは別にどうもしないアルか」

和美 「続いて第二位の発表です。第二位は・・・長谷川千雨さんです」
古 「そういえば結構ネギ坊主に絡んでるアルな」
和美 「説教臭いところもあり、ツンでありながらデレることなくお世話をする。そして貧乏くじを引くタイプね」
古 「陰ながら人を支える実はいい人アルか?」
和美 「雨の日、寒さで震える仔犬を見つけるけど、一度は見捨ててそこを過ぎ去るのよ。そして家に帰ってから悶々としてるの」
古 「そして外は風と雨が強くなって、更に雷が鳴り始めて外は大変なことになるアル」
和美 「大きな雷がなったとたん、ちうっちは急いで雨合羽を着て仔犬がいた地点に戻るのよ」
古 「するとそこにはアキラがいてすでに仔犬を保護していたアル」
和美 「それを息を切らしながら遠くから見るちうっち。要らぬ苦労をしたと思いつつも鼻歌を歌いながら帰路につくのよ」
古 「実は優しい人アルな〜」

 

455 :和美 麻帆ランキング  2007/09/20(木) 23:27:12 ID:CymhwsVm  
2/2
和美 「では第一位の発表です。第一位は・・・那波千鶴さんです!!」
古 「・・・」
和美 「どうしたの、くーちゃん。納得いかない?」
古 「・・・アル」
和美 「え?なに?」
古 「か、風邪なんて引いてないアル!!だから、だから・・・止めるぅ!!!」
和美 「落ち着いてくーちゃん!!ここには私しかいないよ!!」
古 「あ、朝倉サン?おばさんは・・・」
和美 「わ、私だけだよ。何があったのさ」
古 「じ、実は襲われたアル。熱っぽいって言ったら長ネギを持って追いかけられたアル」
和美 「くーちゃんをもってしても逃げ切れなかったの?」
古 「屋根伝いに逃げて、地下水路を抜けて、森を抜けて、男子更衣室を抜けて逃げた先で後ろから抱きしめられたアル」
和美 「そしてぶすっと?」
古 「いや、刺される前に長ネギを食ったアル。食っても食っても、どんどんどこからか出してきたアル」
和美 「大食らいのくーちゃんだから出来るワザね」
古 「100本ぐらい喰った時点で”もう十分にネギの成分が体に染み渡ったアル”と言ったら残念そうに消えていったアル」
和美 「そうか、くーちゃんもあの世話焼きおばさんに苦労させられたのね」
古 「も、もう大丈夫アル!!こんな事ではくじけないアル」
和美 「そうよ、頑張ろうね。くーちゃん」

古 「そういえば私たち何をしていたアルか?」
和美 「あ、麻帆ランキングよ!お節介焼きのランキングを放送していたの・・・よ」
古 「放送?つまりさっきの会話も麻帆良中に聞こえていた・・・アル・・・か?」
和美 「つまりさっきの世話焼きなんとかも・・・」
古 「!?いきなり電気が消えたアル!?それに何者かの気配が!!」
和美 「い、いやぁぁぁ!!!」

ざー・・・

 

461 :衝撃の瞬間  2007/09/21(金) 17:55:40 ID:???  
衝撃の瞬間

朝倉「ふぅー……サボった後の一服はいいもんだね」
千雨「あぁ」
のどか●「先生が知ったら驚くでしょうね」
千雨「魔法を知ったほどじゃないだろ」
桜子「千雨ちゃーん。あれ、何の話してたの?」
千雨「何でもねぇ」
美砂「あれー、やっぱここだった」
朝倉「ありゃー」
のどか●「どんどん沸いてきますね」

美砂「んー。一番驚いたことー?」
千雨「魔法バラすか?」
朝倉「駄目だよー」
桜子「あれかなー」
美砂「うん、あれあれ」
朝倉「何?」
桜子「ほら、私たちが2年生だった頃の卒業式」

マイクの声「それでは、在校生の言葉。代表、ザジ・レイニーディ」
ザジ「はい」

桜子「だってザジちゃんが、あのザジちゃんが400字詰めの原稿用紙を何枚も持って…!」
美砂「あんなに悠長に長時間喋ってて…!」
千雨「お前らザジを何だと思ってやがんだぁー!!」
朝倉「あはは……たしかに…」
のどか●「あそこで初めてザジさんの声聞いたかも」

 

464 :さよ ご奉仕さよちゃん  2007/09/21(金) 23:14:02 ID:udhO87yv  
さよ ご奉仕さよちゃん


1/2
そろそろお月様が綺麗になる今宵、私のご奉仕精神がうずくのです
さて、誰か居ないかと夜空を彷徨っていると見たことのある人影があったのです
エヴァ 「ん?貴様クラスにいる幽霊じゃないか。何故こんな所にいる?」
あう、この人は確か私が見えるんでしたね。それは好都合・・・
さよ 「あのう、誰か困っている人がいたらお手伝いでもしようかと思っていたのですが・・・」
するとエヴァさんはにんまりと笑ったのです

エヴァ 「ほほう、手助けか。ちょうど良い、茶々丸がメンテナンスで下僕がいなかったんだ。貴様にしてもらおうか」
さよ 「は、はい喜んで!!」
これはさい先がよいです。全身全霊エヴァさんをご奉仕するのです


エヴァ 「ではあそこの部屋に進入する。窓を開けてこい」
さよ 「了解です!」
不動の敬礼の後、私はそのお部屋へと突入したのでした

さて・・・まずはお部屋の主さんにご挨拶ですね
さよ 「もしもし?夜分失礼しますね」
ザジ (ぺこり)
さよ 「エヴァさんが血を吸いたいそうなのでこの部屋に入りたいそうです。良いですか?」
ザジ (こくり)
さよ 「では今呼んできますね」
ザジさんが話のわかる肩で良かったです

がらがらがら・・・
さよ 「窓を開けました。エヴァさん入ってきてください」

 

465 :さよ ご奉仕さよちゃん  2007/09/21(金) 23:16:29 ID:???  
2/2
エヴァ 「ふはははは!!私の名前は闇の福音、エヴァンジェリン!!今から貴様の血を・・・」
窓から侵入して空中に浮かんだまま仁王立ちになり、見栄を切り始めるエヴァさん
でも部屋の中を見たとたん言葉に詰まったようです
さよ 「どうしたんですか?」
エヴァ 「何で血を吸われる側が正座して待っている!普通は怯えるものだ!それになんだこいつらは!?」

ザジさんのお部屋には、いつもザジさんの側にいる黒装束の方々がいました
その方々はザジさんの側にちょこんと座っていたのです
さよ 「エヴァさんがお部屋に入ると言われたので、お部屋の主の方に了解を得たのですが・・・いけませんでしたか?」
エヴァ 「どこの世界に事前に了解を得て訪問する吸血鬼がいる!!貴様は阿呆か!!」

はうぁ!!
私、一生懸命やったのに・・・阿呆だなんてあんまりです・・・
さよ 「あんまりです〜!!」
私はザジさんのお部屋から逃げるように飛び出ました。そしてお月様に向かって泣きながら飛んだのです


エヴァ 「いったい何だったんだ?あいつは」

黒装束 「コノ人、食ベテイイノ?」
ザジ (・・・・・・コクン)
エヴァ 「ちょっと待て!この私を喰うだと!?この私がそう簡単に食べられるとでも・・・ぬあっ!!」
ザジ (・・・ニヤリ)
エヴァ 「ぬあっ!こいつらの口は魔界に繋がっているだと!?貴様一体・・・ぬわあぁぁぁ!!!」
ザジ (ニコッ)

さよ 「でも私は負けないです。きっと、今度こそエヴァさんのお役に立ちたいです!!」
私はお月様にそう誓いました。お月様の優しい光が泣きはらした目に少しだけまぶしかったです

 

466 :マロン名無しさん  2007/09/22(土) 09:37:54 ID:???  
魔法少女プリティナバー

ぽっぷるぷるるんなんばばばん♪
ぽっぷるなばばんなんばらばんばんばん♪
この頃可愛い女の子
バイーンぷりんの女の子
こっちを向いてよナバー
だってなんだか…中学生にみえないんだモン
お願いお願い突き刺さないで。僕らのお尻はチュクチュクアッ―!アッ―!アッ―!
嫌よ嫌よ嫌よそれ以上イヤー
ナバーアッ―!

和美「ふはははは。悪の総帥ダークりんしぇん様の為に死ね貴様らー!」
新田「助けてプリティナバー!頭がもげちゃったよー!」
??「まちなさーい」
和美「なにやつ!?」
千鶴「善良なる市民の首をもいでアメリカンクラッカーみたいにするなんて許さないわ。
魔法少女プリティナバーが…葱に代わって…処刑よっ」
和美「…少女なの?え、ちょ、ま…い」

ぶすっ

 

468 :楓 隠れ家に潜みしモノ  2007/09/22(土) 19:36:36 ID:???  
楓 隠れ家に潜みしモノ


先日、裕奈殿に隠れ家の一つを奪われたものの、特に隠れ家は一つというわけではござらん
いくつもの隠れ家を持ち、非常時に備えるのでござるよ

楓 「???」
ここは隠れ家の一つ、体育館裏の倉庫の奥でござる。しかしそこからなにやら怪しげな声が聞こえてきたでござるよ

真名 「いいだろう?ちょっと触るだけだから・・・」
ぬっ、なにやら不穏な感じがするでござる
真名殿は一体誰とお話ししているのでござろうか・・・
真名 「恥ずかしがることはないさ。大丈夫、私に任せておけばいい」
こ、これはもしかして逢い引きの現場のなのでござるか!?は、破廉恥でござる!!

真名 「今日は洗っていないから汚いだって?そんなことはないさ、もし良かったら触るだけでなく・・・舐めてあげようか?」
い、いかん!このままでは拙者の隠れ家が連れ込み宿とかしてしまうでござる
止めなければ!!

楓 「や、止めるでござる!!ここは拙者の・・・はて?」

隠れ家にいたのは真名殿一人、しかしよく見ればその胸にはなにかが抱かれていたでござる
真名 「か、楓!?どうしてここに!?」
楓 「ここは拙者の隠れ家の一つでござる。それよりも真名殿、こんなところで何を?」
すると真名殿は少し恥ずかしそうにこう言ったのでござる

真名 「こ、この仔犬に肉球を触らせてもおうと交渉していたんだ・・・か、可愛いだろ?」
真名殿が胸に抱いていたのは小さな仔犬、たぶん豆柴でござる
楓 「真名殿、そんなことは・・・拙者も肉球触るでござるよ。ほら、こっちに来るでござるよ」
仔犬が真名殿から離れて拙者の元に駆け寄って来たでござる。それを見た真名殿はかなり寂しそうだったでござる

 

469 :マロン名無しさん  2007/09/22(土) 22:18:45 ID:???  
from:宮崎さん
[件名]こんにちは。
[本文]ところでネギ先生、実際のところ
    ハリーポッターってどうですか?

from:ネギ先生
[件名]Re:こんにちは。
[本文]ハリーポッター(笑)ですか
    よくできてると思いますよ。

from:宮崎さん
[件名]ネギ先生……
[本文]その、(笑)はどういう意味ですか?

from:ネギ先生
[件名]Re:ネギ先生……
[本文]こうすると和やかになると聞いた
    んですが……何か違ってました?

from:宮崎さん
[件名]えーっと……
[本文]そうですね。確かに和やかにしたい
    時にも使いますが、今のはどちらか
    というと馬鹿にした感じが……

from:ネギ先生
[件名]Re:えーっと
[本文]ええっ!?そうなんですか!?
    ス、スミマセン!!
    笑うという漢字が入っているので

 

470 :マロン名無しさん  2007/09/22(土) 22:20:22 ID:???  
    つい……

from:宮崎さん
[件名]そうですね。
[本文]確かに分かりにくいですね。
    和やかというか、柔らかい表現に
    したい時とかに使います。

from:ネギ先生
[件名]Re:そうですね。
[本文]なるほど!!
    柔らかくなるんですね?

from:ネギ
[件名]なし
[本文]明日菜さんの頭(笑)

from:明日菜さん
[件名]Re:
[本文]喧嘩売ってんのか

 

472 :マロン名無しさん  2007/09/22(土) 22:29:09 ID:???  
from:ネギ先生
[件名]なし
[本文]怒られてしまいました……

from:宮崎さん
[件名]Re:
[本文]何て送ったんですか?

from:ネギ先生
[件名]Re:Re:
[本文]明日菜さんの頭(笑)
    って送ったんですが……

from:宮崎さん
[件名]あー……
[本文]それはかなり危険です。ええと、
    物理的な固さではなくてですね、
    ちょっと厳しい事を言いたい時
    とか、表現を丸くするというか。

 

473 :マロン名無しさん  2007/09/22(土) 22:30:25 ID:???  
from:ネギ先生
[件名]Re:あー……
[本文]分かりました!
    日本独特の表現ですね!!

from:宮崎さん
[件名]なし
[本文]そうです!


from:ネギ
[件名]なし
[本文]明日菜さん成績大丈夫ですか(笑)

from:明日菜さん
[件名]Re:
[本文]ぶっ殺すぞ

 

474 :マロン名無しさん  2007/09/22(土) 22:34:21 ID:???  
from:ネギ先生
[件名]なし
[本文]また駄目でした……
    明日菜さん成績大丈夫ですか(笑)
    っていうのも駄目ですか?

from:宮崎さん
[件名]Re:
[本文]うーん……説明が難しいです。
     私にもあまりよく分からないん
     ですが(笑)
     ↑こんな感じです。

from:ネギ先生
[件名]Re:Re:
[本文]あー、なるほど。
    なんとなく分かりました。

 

475 :マロン名無しさん  2007/09/22(土) 22:35:29 ID:???  
from:ネギ
[件名]なし
[本文]まぁ僕もあんまり頭良くないん
    ですけどね(笑)

from:明日菜さん
[件名]Re:
[本文]ブチ殺す!!


from:ネギ先生
[件名]なし
[本文]日本語って難しいですね(笑)

from:宮崎さん
[件名]Re:
[本文]そうですね(笑)

 

482 :パルチャオ一家  2007/09/23(日) 00:42:58 ID:???  
パルチャオ一家

パル「木乃香と刹那さんの結婚式楽しかったね」
ちゃおりん「柿崎サンが持ってきた酒で大騒ぎというべきだったカ?」
パル「そーそー。もう暴露話ばかりで収拾つかなかったよね」
ちゃおりん「でも幸せそうだったヨ」
パル「うん、可愛い子供だったね」
ちゃおりん「そうだったネ」

鈴奈「わーん」
ちゃおりん「よしよし……。ふぅ、やっと泣きやんだヨ」
パル「お疲れ」
ちゃおりん「あの一件で私の技術を使いたいという人が続出だったヨ」
パル「運動部に龍宮さん、ザジさんってもうクラスは腹ぽてだらけじゃん」
ちゃおりん「しばらくしたら名称が子連れクラスになりそうヨ」
パル「ほんと……、ちゃおりんには感謝しないとね」
ちゃおりん「きゃっ、駄目ネ。今は……」
パル「大丈夫、鈴奈は起きないし、安定期でしょ」
ちゃおりん「でも……。出来るだけ優しくネ」
パル「そうだね。次も頑張ってねママ♥」

すでに二人目を作っていたり…


 

483 :マロン名無しさん  2007/09/23(日) 15:30:10 ID:???  
ばじりすく

楓「――にん!!」
 かっと楓が目を開く。
ゆえ「は、あ――ぐ……漏、もるですーーーーー!!」
 失禁
パル「うぎゃあああ!! 原稿が! 原稿が!!」
 悪夢
さっちゃん ぶぃ……
 焼豚
ふみか「今じゃ! 死ねい姉者ァ!!」
 下克上
ふーか「フン!」
 失敗


真名「どうしたんだ? 楓。体育座りなんかして」
楓「……拙者、もう二度とパッチリお目目にはなれないでござるな……」

 

487 :マロン名無しさん  2007/09/24(月) 10:03:34 ID:???  
眠い!

亜子「あぇー…んにっ! あぇー…んににっ!」
ゆーな(亜子ってば…授業中に船こいじゃって…可愛いなぁ)
亜子「ん…あかんてぇ…こんなとこでチャカ振り回したら…ずどんやでー」
ゆーな「ちょ」

続・ばじりすく

モツ「私をーふとっちょと侮るなかれー」
夏美「変装? おちゃのこさいさいね」
カモ「あんたの星が…凶とでたぜぇ!」
楓「伊賀と甲賀…お互いがお互いを知れば争いもなくなるでござるよ」
パル「ふ…私は不死身。ガチホモ本が有る限り生き続けられる!」
ゆえ「私は尿意を自在に操ることができるです。はっ!? 漏るです! 波は過ぎたです。あっ、やっぱり漏るですー!」
さっちゃん ひゅるるるる…ぶしっ!(くしゃみ)
真名「私は百合棒を自在に伸縮させることが出来るのだ!」

セーラー覇王
ふーか「まてーい!」
ふみか「乙女のぱんちぃを盗み、それでオナ〇ーをしようなぞコンゴ動乱!」
ふーか「貴様にオモニーに代わってわしが正義の一撃を見舞ってやるわ!」
ふみか「セーラー服覇王・ナルタキー!」
ふーか「死兆星に代わって…貴様を処刑する!」

 

489 :一通の手紙  2007/09/24(月) 12:27:00 ID:???  
    へ
背景
お元気ですか?
私は貴女が何処に居るかわかりません早くその石ころ帽子をとって下さい。
景具
ネギより
 
箒に乗ってゆーにゃが手紙を運んで来た。
ゆーにゃ「郵便だにゃ」
 
背景
先生へ
なめんな
嘆具
    より

 

491 :マロン名無しさん  2007/09/24(月) 17:21:14 ID:???  
「…はは。一人ぼっちになっちゃった」
 こつん、と小石を蹴っ飛ばす。
 ころり、ころり。
 にかい跳ねた小石。
 いつかあの小石はまた誰かに蹴っ飛ばされるのかな。
「るーるー…はぁ。ココネ…」
 よそよそしい態度の相棒を思いだしながら、私はマイクを手に取る。

「えー…麻帆良学園中等部3―A所属、部活は陸上部で趣味は悪戯。ショートカットの似合うプリチーガール、春日美空です」
 ぽろっと涙がコボレル。「――誰か、聞こえてるひと…いますか? 私は…ここにいるよ…」



 主演・春日美空、監督はイラクの巨匠・ラフティー・テヘラン!
 一人の“認識されない”少女の孤独と、彼女を認識できる少女の交流を描く感動の超大作。
 最終カット、世紀末覇王との決戦にはN2爆弾を八発使用した迫力のアクションシーンとなっている。

 

495 :さよ 小さな知識  2007/09/24(月) 19:27:18 ID:???  
さよ 小さな知識


さよ 「小さな知識だなんて大変お久しぶりですね〜」
ザジ (すっ・・・)
さよ 「うわぁ!ザジさん!!突然現れたりして驚かさないでくださいよ〜」
ザジ (にこっ)
さよ 「え?私の知識を披露します・・・やっぱり私の知識は披露できないんですね。ぐすん」
ザジ (なでなで・・・)


さよ 「それでザジさんの知識はなんなんですか?」
ザジ (こんこんこんこん)
さよ 「???それはノックというやつですね。それがどうかしたんですか?」
ザジ (こんこん)
さよ 「へ?回数が2回だとトイレノックになって、普通の訪問の時にこれをやると失礼になるんですか?」
ザジ (こんこんこん)
さよ 「これがプライベートノックですか。親しい仲、家族や友達の時にやるんですか」
ザジ (ごそごそ・・・ぺらり)
さよ 「あ、確かに7巻の62話で明日菜さんがネギ先生の部屋の窓をノックしたりするときが3回ですね」
ザジ (こんこんこんこん)
さよ 「これが訪問するときの正式なノックなんですか」
ザジ (ごにょごにょ)
さよ 「日本では2回の人が多いけどそれはトイレ以外ではしてはいけない・・・なるほどです」
ザジ (じー・・・すかすか)
さよ 「手は通り過ぎますね。私は幽霊ですから・・・ラップ音じゃノックになりませんか?」
ザジ (さっ)
さよ 「そうか、バットで扉を叩けば良いんですね!早速朝倉さんのお部屋で試してみます!ザジさん、ありがとうです〜」
ザジ (ばいばい)

 

496 :マロン名無しさん  2007/09/24(月) 23:56:14 ID:???  
科学の限界を超えて、私は来たんだぴょん
ネギはささってないけど出来れば欲しいな
あのね、早くパソコンに入れてよ。どうしたの?
パッケージずっと見つめてる
君のことちっうちうにしてあげる♪
歌はまだね、頑張るから
ちっうちうにしてあげる♪
だからちょっと覚悟をしててぴょーん♪ 
千雨「ククク……これでちょっと歌えるネトアになれるぜ……ん? な、なんだと!? アクセス数が一日2万!? ど、どこのどいつだ!?」

 クリック

武術の限界を超えてわしは来たんじゃァ
死兆星見えたなら、それが運命じゃのう
どうした早くパソコンに入れんか
どうしたんじゃ? 発徑慈ずっと見つめよって
貴様のこと北斗百烈拳(ほっくっとひゃーくれつけーん)
歌ァ? 歌いたいなら貴様が歌えィ。
ホァーーーータタタタタタタタ
貴様はもう死んでおる 

千雨「……歌ですらねぇじゃねぇか!! っていうかなんだこれ? 動画……」

 クリック

千雨「あ      」

 

498 :千鶴 お誕生日  2007/09/25(火) 08:26:18 ID:???  
千鶴 お誕生日


ハルナ 「ひっく、千鶴さんゴメンね〜。この前誕生日だったんだね!!」
千鶴 「あら?私の誕生日は・・・ハルナさん、あなた酔ってるの?」
ハルナ 「そんなこと有りませんよ〜。原稿が上がったから夕映のジュース飲んだだけですよ〜!!」
千鶴 「完全に出来上がってるわね。仕方が無いわね」
ハルナ 「それよりもお誕生日おめでと〜。いくつになったの?」
千鶴 「・・・同い年よ」
ハルナ 「うっそだー!!同い年でこんなおっぱい有るわけないじゃない!!」
千鶴 「あんっ!勝手に人のおっぱい揉んじゃダメよ。ね?それよりも・・・」
ハルナ 「お誕生日おめでとー!!」
千鶴 「それはいつのことをいってるのかしら?」
ハルナ 「この間の敬老の日!!」

ゴゴゴゴゴ・・・
千鶴 「違うわよ。いい、ハルナちゃん。お姉さんはね・・・」
ハルナ 「だって知ってるもん!!敬老の日って千鶴さんのお誕生日を元に制定されたってこと!!」

ゴゴゴゴゴ・・・
千鶴 「もう一度言うわね。私のお誕生日は・・・」
ハルナ 「紀元前からあるのよね!!世界標準祝日ぅ〜!」

ゴゴゴゴゴ・・・


夏美 「あれ?ちづ姉どうしたの?こんな朝早くに洗濯だなんて」
千鶴 「ちょっと服が汚れてしまったの。それだけよ」
夏美 「ふーん、珍しいね。ちづ姉がそんな粗相するなんて」
千鶴 「うふふ・・・ちょっと、ね」

 

504 :さよ ど根性さよちゃん  2007/09/26(水) 00:35:08 ID:???  
さよ ど根性さよちゃん


さよ 「どうしてですかね〜」
千鶴 「どうしてこんな事になっちゃったのかしら?」

こんばんわ、さよです
いま、私はエプロンです
言っている意味がわからないと思いますがエプロンになってしまったのです。原因はわかりません
確か、千鶴さんの夕食のお手伝いをしていたときのことでした
千鶴さんの周りでちょこちょこ動いていたのですが、ふとした拍子に千鶴さんが転んだのです
そして私は千鶴さんの転んだ下敷きになりました
いつもなら床でもすり抜けて何ともないはずなのですが、今回はなんとエプロンの中に入ってしまったようなのです

さよ 「む〜、む〜・・・ダメです。出れなくなりました」
千鶴さんの付けているエプロンが私に合わせてもこもこ動きます。でも私は出ることが出来ません
千鶴 「私は良いんだけど・・・このままじゃ教室にも帰れないわね」
さよ 「どうしましょうか?このままだともしかして私、洗濯されちゃうんですか?」
千鶴 「そうね、真っ白になる洗剤入れてお洗濯かしら?」
さよ 「そしたら私ごと真っ白になっちゃうじゃないですか!!私、消えちゃうですよ!!」
千鶴 「冗談よ。エプロンの後ろから叩いたら出られない?」
さよ 「お願いします。い、痛くしないでください」
千鶴 「うふふ、大丈夫。さあ、力を抜いて・・・」

ぽん!!

さよ 「はう〜、出てこれました。一時はどうなることかと思いました」
千鶴 「ねえ、今度エプロンに入って一緒に私の行っている保育園に行かない?そして子供たちと遊んであげて」
さよ 「そ、それは是非!私、がんばるです!!」
こんな私にやっと活躍の場が出来そうです。でもエプロンが動いたら子供たち。驚かないですかね?

 

506 :朝倉和美のクラスメイト観察日記  2007/09/27(木) 01:43:01 ID:???  
朝倉和美のクラスメイト観察日記

それはほんの偶然の出来事であった。

朝倉「あれ?千鶴さんだ」
千鶴「……」
朝倉「天文部のプレート見て何してるんだろ?」
何も言わないでじっと見つめる千鶴さんはいきなりサインペンを取り出した。
そしてプレートに何を書いたかというと……

【天丼注文部】

千鶴「うふふ」
朝倉「……」
部活が暇な日はこんなことをして楽しんでい







千鶴「あらあらうふふ」

 

508 :One More Sweet』 情緒不安定  2007/09/27(木) 06:40:03 ID:???  
One More Sweet』 情緒不安定

1/3

「あ、あのっ、明石先輩っ!!」
 帰り道。いつものように亜子と歩いてたあたしは、いきなり誰かに呼び止められた。
 …………えっと、誰?
 あたしを先輩と呼ぶからには年下なんだろうけど、残念ながらあたしはこの子を知らない。
ちらり、と亜子を見ると、亜子もふるふると首を横に振ってる。
「えっと、何か用?」
 取り合えず訪ねると、その子はいきなり顔を赤くしてしまう。……お陰でなんとなーく用事が分かってしまった。
「亜子ごめん、先行ってて」
「う、うん……?」
 亜子はすんなりと了承してくれたのか、とことこと立ち去ってくれた。やれやれ……。
「んじゃ、とーぞ」
 こうして、あたしは学園祭以来定期的に来るようになった問題に対処した―――

「お待たせ〜」
 5分くらいダッシュで追い掛けると、すんなりと亜子を発見出来た。けれど……。
「ゆーな……。一体なんやったん?」
 振り返った亜子の表情は不安そのものだった。仕方なく、あたしはきっぱりと説明する。
「んー、告られたから断ってきた」
「ふにゃああっ!?」
 なんて声を出すんですか和泉さん……。
「や、だからだいじょーぶだって! 向こうもダメ元で告ったみたいだし、ちゃんと諦めとくれたから!」
 しかし、亜子は一向に落ち着いてくんない。あたふたとパニクっちゃってるよ……。
「や、でも! 告白って……! そないあっさり断ったって!」
「だってあたしは亜子一筋だもん。仕方ないじゃん?」
「そ、そりゃおおきに……、って、そうやのうて! なんでゆーなはへーぜんとしとるん!?」
「や、まあ、もう慣れたから……」

 

509 :One More Sweet』 情緒不安定  2007/09/27(木) 06:41:10 ID:???  
2/3

「ええ〜っ! ゆーなってそないモテモテやったん!? ちゅーか、さっきの子って女の子やん!!」
 あ、やっべ失言だった……。
「あはは……。学園祭で目立ちすぎたせいかにゃー? あれ以来、男女問わずでちょこちょことあるんだよね……」
 観念して事情を説明すると、何やら亜子は呆然とした表情であたしを見つめてくる。
「た、確かにゆーなは黙っとれば美人さんやし、喋り出すとめっちゃかわええんやけど……」
「いや〜、それほどでも……」
「けどゆーなやで!? お調子者でスイッチ入ってまうとまき絵よりおバカで、人一倍えっちなゆーななんやで!?」
「済みません和泉さん、人一倍えっち 、ってのは出来れば訂正して欲しいんですが……」
「ううっ、ゆーながモテモテやったなんて信じられへん……」
 あたしがひそかにショックを受けてるとは知らず、亜子はずーんと落ち込む一方だ。なんだかなあ……。
 あたしが途方に暮れていると、亜子は思わぬ行動に出た。

 ぎゅううっ……!!

 いきなりあたしの背後に回り込んだ亜子は、思いっ切り背中にしがみついてきたんだ。
「あの……、亜子……?」
「ゆーなはウチだけのモンや! 誰にも渡さへん!!」
 ぎゅううっ……!!
 返事と一緒に、亜子は一段と強く抱きしめてくる。あはは……。嬉しいんだけど、ちょい恥ずい……、
「ふふっ、そんなに心配しなくても、あたしは亜子の物だから」
「うーっ!」
 どうあっても亜子は離してくれない。仕方なく歩き出すと、そのまま亜子もずりずりと付いて来る。
「しょーがないにゃー」
……ま、亜子の方からべたべた甘えてくれる機会なんてそうそう無いし、あたしはそのまま帰るコトにした。
 願わくば、誰にも見られないコトを祈りつつ―――

 

510 :One More Sweet』 情緒不安定  2007/09/27(木) 06:42:44 ID:???  
3/3

 結局、この日は終始亜子に貼り付かれたままだった。夕食も二人で作り、大浴場にも行かずにシャワーを浴びて、
一緒に宿題を済ませたら後は早々にベッドの中。たまにはこういうのもいいと思うのは、それだけ亜子が好きな証拠。
 亜子だから嬉しい。
 亜子となら、いつまでも一緒にいたい。
「ゆーな……」
 あたしの腕の中で寝息を立てていた亜子が、不意に呼び掛けてきた。寝言かにゃ?

「ウチを……、一人にせんといて……」

 目を瞑ったまま、亜子が微かな声で漏らした言葉。その目から、そっと涙がこぼれていく。
 あたしはゆっくりと亜子の瞼にキスをして涙を拭う。そして、一言告げた。

「あたしはずっと亜子の傍にいるよ―――」

 すると、ようやく亜子は笑顔を見せてくれたんだ。その表情が愛おしくて、あたしは亜子の頭を優しく撫でる。
そして、亜子が壊れてしまわないように、優しく包み込んだ―――

 翌日。
「ゆーな……。いくらなんでもウチの部活にまで付いてくるんはやりすぎや思うんやけど……」
 耳まで真っ赤にしながら亜子が抗議してくる。あたしは亜子の背中にしがみついたまま、そ知らぬ顔で答えた。
「気にしなーい、気にしない! 今日はあたしがずっと傍にいるからね!! ―――ほらほら、パス回ししっかり!」
 亜子の肩越しに指導するあたしに、サッカー部の連中は苦笑するばかり。
「も、もう……。ゆーなは恥ずいんやから……!」
「―――だってさ、あたしなんかより亜子の方がモテるじゃん! なんたって男子サッカー部のアイドルなんだよ?
だからあ、たまーに変な虫が寄って子ないか、監視しないとっ!」
 あたしがこっそり囁くと、亜子はますます赤くなった。ふふっ、あたしだって亜子は誰にも渡さないんだから―――

(おしまい)

 

514 :さよ ど根性さよちゃん  2007/09/27(木) 19:33:40 ID:???  
さよ ど根性さよちゃん


さよ 「晴れた空〜、そよぐ風〜」
誰が歌ったかは覚えていませんが、いまそんな気分です
少しだけ雲がかかって綺麗に晴れた空の下、ちょっとだけ乾いた風にそよがれて再びエプロンに入った私は物干し竿の下なのです

さよ 「寮のベランダからは麻帆良の風景がよく見えますね〜、教室の窓とはひと味違います」
ゆらゆらと、私はエプロンの中から秋の風景を眺めていました。遠くに見える田んぼはもう稲刈りが終わってしまったようです
その時です。誰かが私が入っているエプロンを後ろから引っ張り始めたのです
さよ 「だ、誰ですか!?」
そう言って私はエプロンを捻って後ろを確認しました。すると・・・

裕奈 「うにゃ?」
後ろから引っ張っていたのは裕奈さんでした。どうやら風に揺らめく私を見て悪戯したくなったようです
さよ 「だめですよ〜、お洗濯物を汚したら怒られちゃいますよ」
私が叱ると、裕奈さんはじっと私を見つめました。ちょっと納得していないようですが・・・
裕奈 「・・・」
しばらくして裕奈さんはベランダのへりに登ると、そのまま飛び降りて何処かに行ってしまったのです
って、ここ三階だったような気がします?裕奈さん大丈夫ですかね

しばらく風に揺らがれていて、裕奈さんのこともすっかり忘れてしまった頃、私は何かの視線を感じたのです
さよ 「?はうぁ!?ね、ねこさんが!!」
そうです。どこから現れたのかわかりませんが、私の干されているベランダの縁にたくさんのねこさんが現れたのです
そしてその中にひときわ大きな影が一つありました

裕奈 「にゃ〜」
さよ 「ゆ、裕奈さん!?あの、まさか・・・ねこの皆さんで私を・・・?だ、だめぇ!そんないっぱいでなんて壊れちゃいます!!」
裕奈 (にやり・・・)
私、汚れちゃいました。あんないっぱいのねこさんにあんな事やこんな事をされちゃいました。もう一度お洗濯されちゃうです

 

517 :本屋の本屋  2007/09/27(木) 22:02:46 ID:???  
本屋の本屋

はい、私宮崎のどかです。
他の人はみんな「本屋ちゃん」と呼んでます。
図書部員で毎日いろんな人が本を借りています。
たとえば昨日は……

『おいしいお酒の飲み方』
柿崎さんが借りていきました、他にも関連しているものが4冊も……。
まだ飲み足りないのでしょうか。

『フライデーの歴史』
朝倉さんが借りていきました。将来はきっと芸能週刊誌あたりのレポーターになるでしょう。
スキャンダル全般で。

『ネコでも分かる日本語講座』
裕奈さん、というより亜子さんが借りていきました。
すでに5回目です。「全然効果ないやないか!」とクレームまでつけてきます。

あとは意外とまともな本を借りていった人が居ます。
『なぜ、あの人は「存在感」があるのか ―アピールしなくても光る50の具体例 (著:中谷彰宏)』
しかしこれは誰が借りて言ったのでしょう?
誰なのか全然分かりません。

  「なめんな」

 

520 :マロン名無しさん  2007/09/28(金) 22:55:17 ID:???  
from:たつみー
[件名]なし
[本文]日本人ってよく遠回しな言い方
     するよな。婉曲表現というか

from:柿崎
[件名]Re:
[本文]うんうん。

from:たつみー
[件名]Re:Re:
[本文]あのやり方がイマイチ
     良く分からないんだが。

from:柿崎
[件名]Re:Re:Re:
[本文]うーん……何て言ったらいいんだ
     ろう。どんな状況で使いたいの?

from:たつみー
[件名]なし
[本文]そうだな……例えば、お世辞にも
     可愛とは言えない様な奴が自分
     の顔をベタ褒めしていて、同意
     を求められた時には何て言って
     やればいいんだ?

 

521 :マロン名無しさん  2007/09/28(金) 22:56:31 ID:???  
from:柿崎
[件名]うーん……
[本文]そういうのは多分桜子の方が得意
     だと思う。

from:たつみー
[件名]Re:うーん……
[本文]意外だな。

from:柿崎
[件名]Re:Re:うーん……
[本文]教えてあげよっか。私のガール
     フレンドのアド。

from:たつみー
[件名]なし
[本文]頼むよ。

from:椎名桜子
[件名]おはにゃーん♪♪
[本文]はろーたつみー^o^
     何かワタシに聞きたい事?

 

522 :マロン名無しさん  2007/09/28(金) 22:57:34 ID:???  
from:tatsumee-
[件名]Re:おはにゃーん♪♪
[本文]ああ。突然ですまないんだが、
     遠回しに可愛くないという旨
     を伝えたい場合、何て言えば
     いいんだ?

from:椎名桜子
[件名]なし
[本文]ストロベリー☆ブス

from:たつみー
[件名]なし
[本文]お前の彼女は天才か何かか?

from:柿崎
[件名]Re:
[本文]わたしもそう思うわ。

 

523 :マロン名無しさん  2007/09/28(金) 22:58:38 ID:???  
from:龍宮隊長
[件名]なし
[本文]婉曲表現のやり方が分かったぞ
     ネギ先生。

from:ネギ先生
[件名]Re:
[本文]本当ですか!?

from:龍宮隊長
[件名]Re:Re:
[本文]ああ。例えば、お世辞にも可愛い
     とは言えない相手に対してその旨
     を伝えたい場合、一度何か可愛い
     物を持ってきて、後半部分でさり
     げなく真意を伝える。
     すると、「ストロベリー☆ブス」
     となるわけだ。

 

524 :マロン名無しさん  2007/09/28(金) 22:59:38 ID:???  
from:ネギ先生
[件名]Re:Re:Re:
[本文]なるほど!!
     そんなに簡単だったんですね!!



from:バカネギ
[件名]分かりました!!
[本文]インテリジェンス☆バカ

from:明日菜さん
[件名]Re:
[本文]何が分かったんだマジカル☆バカ。

 

530 : まほ落語寄席 開口一番   2007/09/29(土) 16:02:14 ID:???  
裕奈「えー、まずは、前座の明石亭裕奈にお付き合い願います。
   噺家ってのは落語以外の芸も必要とされるもので、いろいろと稽古をする人が多いんですよ。
   で、この間『おとこ教えます』って張り紙を見かけたんですが、よく見たら『おこと』だったんですよw
   ぱっと見ると、ドキッ!としますねぇ〜。
   天下泰平、平和な時代になりますと人々は時間をもてあまして暇つぶしに習い事を始めたそうで」

まき絵「姉さん、ここだよ。」
千雨「やっとついたか。・・・ったくよぉ、嫌だ嫌だってんのに。」
まき絵「あんまりそう言う事を行っちゃ嫌だよぉ。それより、早く入ろうよ!」
千雨「そう言えばよ、何を習うんだ?」
まき絵「言ってなかったけ?あくびを習うんだよ〜!」
千雨「あくび?あの退屈なときにでるやつか?」
まき絵「うん!」
千雨「・・・一人で行って来い。」
まき絵「えぇ〜!一緒に行こうよ〜」
千雨「おっ!おい、引っ張るなよ!破けるだろ!・・しょうがねぇなぁ〜」
まき絵「わ〜い!えェ、ごめんくださ〜い!」
夏美「はいはい、なんか御用で?」
まき絵「あの〜、あくびの稽古をしにきたんですけど。」
夏美「おぉ、そうですか。どうぞお上がりに・・・お連れの方は?」
まき絵「連れは、見学で。」
夏美「そうですか。そこで立ってるのも退屈でしょう、座布団でもお当てになってお茶でもどうぞ。
   ・・では早速、稽古を始めましょう。春夏秋冬、四季のあくびや
   退屈な寄席のあくびなど色々ありますが、どれにしますかな?」
まき絵「初めてなんで、優しいやつが・・」
夏美「そうですねぇ〜。・・手始めに、テレビアニメあくび何てのはいかがかな?」
まき絵「テレビアニメあくび?」
夏美「そう。学校が終わって家に帰ってくる、一休みしながら夕方のアニメでも見ていると
   制作サイドが、前作が当たったからと、ノリをそのまま別の学園アニメに取り入れてる。
   なぁんだ、二番煎じかと飽きて、外の疲れもたまってるところで・・・ふわぁぁぁ〜。と、こう。」

 

531 : まほ落語寄席 開口一番   2007/09/29(土) 16:03:40 ID:???  
まき絵「また、ずいぶんと他方から文句を言われそうですね。」
夏美「これもアリかと思ったが、反対派にも配慮した結果・・・まぁ良いか。」
まき絵「そうですかぁ〜。・・・えっと、一休みして、アニメ見て、飽きてきたところで、
    ふあぁぁ〜・・・ぷあぁわぁ〜くあぁぁぁ・・・コッケコッコー!」
夏美「あ〜、うん。最後のは論外ですが、アナタには、あくびを出そうとする心がありますな。
   もっと自然に・・ふわぁぁ〜。と」
まき絵「えへへ、夕方は部活やってるんで、テレビを見ないんですよ。」
夏美「そうですかぁ、困りましたねぇ〜・・・。じゃあ、深夜アニメにしますか?
   2○h実況に参加しようと無理をして夜更かしをしていたけど、部活の疲れが残ってて眠い、
   OP直前で我慢が出来ずに・・・ふあぁ〜。と。」
まき絵「あぁ〜、ありますよねぇ。それでついつい寝ちゃって、見過ごしちゃう」
夏美「はいはい、横道にそれないでくださいな。後がつかえてますよ。」
まき絵「いけねぇ、いけねぇ。・・えっと、部活の疲れが残ってって、OP直前に・・・ふあぁぁ。」
夏美「どうも違いますなぁ。ふわあぁぁ〜・・と、こうですよ。」
まき絵「わわわぁぁ」
夏美「もうちょっと、こう。」
まき絵「相済みませんで、深夜はアニメじゃなくて、通販見てますから。
    先生もやってみますか?ワンモアセッ!って」
千雨「・・・ったく。馬鹿じゃねぇの?何が夕方、深夜アニメを見てだよ。
   こちとら実写になるってんだよ。こんなの時間の無駄だよ。
   どのくらい無駄かと例えるなら、まほ落語寄席の裏設定並みだな。
   こんな退屈な稽古に長っがいこと付き合わされてると・・・退屈で・・退屈で、ふわぁぁ〜。」
夏美「おぉ、上手い!」

裕奈「『お連れさんはご器用だ』

   『あくび指南』という馬鹿馬鹿しいお笑いで。」

 

534 :和美 麻帆ランキング  2007/09/30(日) 01:03:30 ID:???  
和美 麻帆ランキング


1/2
和美 「さあ、偏見と独断の麻帆ランキングラジオの時間です!くーちゃん、今度お見舞いに肉まん持ってくよ!」
あやか 「あら?こちらにネギ先生がいらっしゃると伺ったのですが・・・」
和美 「いいんちょ、良いところに来たね。さあ、麻帆ランキングの始まりだよ!!」
あやか 「あ、あら?私はネギ先生を捜しに・・・」


和美 「では本日のランキングは・・・一番早く結婚しそうなのは?ランキングです!!」
あやか 「あ、あら・・・私とネギ先生はまだ早いと思いますのよ?でもネギ先生が望むなら・・・」
和美 「さあ、惚気はそのくらいにしておいて第三位の発表です。第三位は・・・近衛木乃香さんです!!」
あやか 「まあ、そうでしたの。それは早速お祝いを送りませんと」
和美 「違うって。木乃香は本人にはその気がないけど学園長からのお見合い責め。そしてなんといっても心に決めた人が・・・」
あやか 「羨ましいですわ。私も心に決めた人がいるのですが、年齢制限がありまして」
和美 「いいんちょの力で結婚下限年齢とか性別制限とか撤廃できないの?ついでに幽霊と・・・なんでもない」
あやか 「よろしいですわ!愛は年齢も性別も種族すら越えるということなのですね!!」

和美 「続いて第二位です。第二位は・・・佐々木まき絵さんです」
あやか 「ま、まき絵さんには負けませんわ!!ネギ先生は私の旦那様ですわ!!」
和美 「なんかまき絵はある日突然”えへへ、出来ちゃった”なんて言いそうだし」
あやか 「む、無計画はいけません!でもネギ先生との子供なら、私何人でもOKですのよ」
和美 「馬鹿なのも要因かもね」

 

535 :和美 麻帆ランキング  2007/09/30(日) 01:05:59 ID:???  
2/2
和美 「それではお待たせいたしました!!第一位の発表です。第一位は・・・四葉五月さんです!!」
あやか 「五月さんですか。確かに五月さんは母性的で優しくて、それでいて厳しくて頼れる方ですわね」
和美 「目標を持って生きている人ってもてる場合があるのよ。さっちゃんは特に料理もそうだけど人間的にもファンが多いし」
あやか 「あの葉加瀬さんも超さんも一目置いていたようですし、素晴らしい方なのですね」
和美 「でも競争率は多いわね。私の情報網を持ってしても彼氏持ちかわからない人間の一人なのよね」
あやか 「五月さんの旦那様になる人はどんな方なのかしら?」
和美 「意外とダメ人間かも。さっちゃんを働かせて自分は家でごろごろってやつ?」
あやか 「五月さんは生活力がある方ですからそれも考えられますわね。悪い男に引っかかるのかしら?」
和美 「さっちゃんなら人間の一人や二人ぐらい養えそうだけど。その点でも魅力的かも」
あやか 「私ならネギ先生の面倒を一生見て差し上げますわ!!おほほほほ!!」
和美 「自分での生活力はないけど資産があるって羨ましいな・・・」


あやか 「そういえば私の知っている方に母性的で優しくて厳しい方でたぶん五月さんより家庭的な方がいらっしゃいますが・・・」
和美 「えっと・・・結婚しそうなランキングなのよ。結婚してそうな人、ある人は除いてるのよね」
あやか 「言われてみれば確かに。私としたことが失言でしたわ」
和美 「もう、いいんちょ。ちゃんと話を聞いててよね」
あやか 「あの雰囲気は母ですものね。妻の部分は弱いですわね」
和美 「買い物カゴとエプロンが似合う女子中学生ってありえないかも」
あやか 「でもそれはそれで魅力的なのですけれども。千鶴さんの場合は・・・」
和美 「いいんちょ!!名前出しちゃダメだって!!」

ばつん

あやか 「きゃあ!突然お部屋が真っ暗に!」
和美 「あわわ・・・い、生きてたらまた次回の放送をお楽」
ざー・・・

 

539 :マロン名無しさん  2007/10/01(月) 04:07:57 ID:???  
XXXX年!世界は超の(中略 世紀末架空救世主伝説
YOUはS(略
  〜唄:はっ〇隊
村人「あの罠になんか掛かる奴はいるのか?」
美空「私の罠に不可能の二文字は無い!」
村人「(三文字だが…)」
ざ…ざ…ざ…
美空「ほらほら、早速掛かったッスよ〜♪」
村人「(あれはただの行き倒れだと思うが…)」
ズ…バタッ
美空「あ〜、罠の手前で倒れちゃったッスよ〜」
アスナ「…み…みじゅ…」
美空「んじゃ〜とりあえず捕獲し」
バシュッ
美空「あぅ〜宙釣りに〜助けて〜」
村人「(アイツはほっとくとして…)お〜い誰か来てくれ〜檻に(?)アイツを入れるぞ〜!」
アキラ「なんだよ、非常食か?」
村人「キングの者かもしれないからな…ていうか人を食う癖なお…」
グチャ
ギャース!
アキラ「しゃーないなぁ」続きはまた今度

 

541 : まほ落語寄席   2007/10/01(月) 20:29:08 ID:???  
さよ「えぇ、相坂亭さよに一席のお付き合いをお願いします。
   予定では美砂が一席うかがうはずでしたが、先ほど楽屋に連絡がありまして、
   まき絵姉さんと一緒に外界と切り離された島に居て寄席に出れないとの事で、私が代演でございます。
   えー、今回は、なが○れて藍○島最終回記念・・・ではなくて、
   魔法先生ネギま!実写ドラマ化記念でしたね。そうそう。何かとつけて、寄席を開いてますんで。
   今日は、一足も二足も遅い怪談噺をやるんですけどね、まぁ、コワイ噺っても思いつきませんねぇ。
   ・・・あっ!取って置きのコワイ噺がありました。・・・・魔法先生ネギま!が実写化です!
   はい、すみませんでした。あの、本ッ当は7月下旬から9月上旬にかけて
   『怪談牡丹灯篭』か『乳房榎』をやる予定でしたが、色々ありまして、
   釣りかなと思いつつ今回に備えた訳で、どーもスミマセン。
   ぇぇ、今回は今までとは違い、ネタ出ししています。説明しますと、これから演る噺は、
   ネタ出ししておかないと分かりにくいんですね。
   えー、MOTTAINAIが世界語の世の中、節約、倹約家ってのが褒められますな。
   落語の中では倹約が過ぎまして、ケチなんてのが居る。どのくらいケチかと申しますと、
   散歩していて、池にに落っこちる」

エヴァ「おーい!助けてガボガボ・・」
龍宮「助けて欲しいのか?タダじゃ助けないぞ?」
エヴァ「百円やるから助けてくれ〜!」
龍宮「百円?・・・話にならん。」
エヴァ「じゃあ、千円でどうだ?」
龍宮「ヤダ。」
エヴァ「倍の二千でどうだ?」
龍宮「ダメ。」

さよ「三千、四千、五千と値がつりあがっていきますと

   『それ以上出すくらいなら溺れた方がマシだ』と溺れ死んじまうくらいでして」

 

542 : まほ落語寄席   2007/10/01(月) 20:30:08 ID:???  
エヴァ「番頭さん、番頭さん。」
龍宮「旦那様、およびでしょうか?」
エヴァ「おぉ来たか。今日はお前に頼みがあってな。」
龍宮「へへっ。何でも言いつけてください。」
エヴァ「実はな、さっきお寺でお説教を聞かせてもらったんだが、
    人というのは」
龍宮「支えあって成り立つから『人』と書くんです。
   はいっ、あなた達も支えあって(CV:坂本金○」
エヴァ「やかましぃ!黙って聞いとれ!
    いいか!人は死んだらどうなるかしってるか?」
龍宮「棺桶に入れて、焼いておしまいです。」
エヴァ「その先だ。」
龍宮「あぁ、墓に埋めて、墓荒らしに掘り返されて、骨は野犬に持ってかれる。」
エヴァ「そうじゃないんだ。・・いいか、死んだら魂があの世に行く。
    で、その途中でだな、良い行いをした奴は極楽へ行って、楽しく暮らせる。
    悪い奴は地獄へ落とされて、ずぅっと苦しめられるんだ。
    私は今まで悪いことをしてきた。この店を作るときもだ。」
龍宮「あぁあぁ、見ればわかる。」
エヴァ「やかましぃ!・・だからな、私は地獄に落ちたくない。
    そこでお前に、三途の川の渡し賃に三百両ほど入れて欲しいと頼むわけだ。」
龍宮「えぇ?!さ、三百両?!あの、池に落っこちても、金を出すくらいなら溺れた方がマシといった」
エヴァ「それはさっきの小噺だ!・・・いいか?世の中ゼニ、地獄の沙汰も金次第と言うだろ?
    そんな言葉があるくらいだ、閻魔大王も金には弱いと踏んで、金の力で極楽へ行くんだ。
    良いか?三百両、頼んだぞ。」

 

543 : まほ落語寄席   2007/10/01(月) 20:32:41 ID:???  
さよ「そうしますと、ある日、ポックリと死んでしまう。
   遺言どおり三百両を入れようとしますが」

龍宮「あーあ。もったいない。何で死人に三百両も入れなくちゃあいけないんだ。
   地獄の沙汰も金次第ねぇ〜。金次第じゃなければ無駄金、芝居用の小判にしとけば良いか。
   旦那さんね、無駄になるといけないから、お芝居の小道具の小判入れときますから、堪忍ね。」

さよ「ひどい奴が居たもんで、そのまま野辺送りを済ます。
   ニセの小判と知らないエヴァは三途の川を渡りまして、閻魔庁に通されます。
   正面に閻魔大王、左右には赤鬼、青鬼が並んでまして。
   大王がじーっと睨みつけ」

ハルナ「その方が、エヴァンジェリンだな?」
エヴァ「へ、へぇ。」
ハルナ「その方、地上に居る折、人に情けをかけず、賞味期限偽装、産地偽装、
    100%使用と言っておきながら様々な肉を混ぜる、美しい国とうたい内情は憎いし苦痛、
    骨抜きの法律、ザル規制にザル条令、所信表明をした直後に辞任、作画崩壊、二次元実写化。
    ありとあらゆる悪行の数々。アンタ、地獄に落とすわよ!」
エヴァ「恐れながら、最初の悪行以外は身に覚えがありません。
    最後の二つは被害者です。」
ハルナ「えーい!うるさい!うるさい!地獄に落とすほうが手続きが楽なのよ!」
エヴァ「ちょ!そんな殺生な!」
ハルナ「という訳で、ボッシュートです。」
エヴァ「ま、まて、切り札・・出すまではー」
夕映「大王様、こいつ縁にしがみ付いてるです。
   早く落ちろ、このフナムシ野郎がぁぁぁ。(CV:巻○の巻」
エヴァ「痛っ!痛っ!待ってください!水ッ痛っ!地獄の沙汰も金次第なんでしょ?」
ハルナ「買収はされん。早く落ちろ。」
エヴァ「閻魔さん。もうすぐ十月、二ヵ月後には十二月。」

 

544 : まほ落語寄席   2007/10/01(月) 20:34:00 ID:???  
ハルナ「それがどうした。」
エヴァ「暮れのコ○ケには何かとご入用でしょ?
    二百差し上げます。ここは一つ、極楽に・・・」
ハルナ「ん。このたびは許す。赤鬼、青鬼、助けてやれ。」
夕映「閻魔さん、賄賂もらったら犯罪です。」
のどか「悪い事しちゃあだめだよ。」
エヴァ「お二人さん、五十ずつ渡すから見逃してくれ。」
夕映「ダメです。」
エヴァ「お二人さん、五十もあれば有能なアシスタントを雇って、
    つらいつらい徹夜をせずに助かりまっせ〜。」
夕映「しょ〜がないですね。」
のどか「大王が助けろって言ったし・・・。」

さよ「と、極楽へ通しますと、後は定時で閻魔庁を閉めて飲みに繰り出す。
   地獄の沙汰も金次第とも申しますが、金は天下の回り物。
   偽金が回り回って極楽へ。そのうちに極楽の奉行の目に留まりまして」

刹那「恐れながら申し上げます。閻魔大王が買収され、賄賂は偽者と判明しました」
千鶴「何ぃ?真か?ならば検めに行かなきゃね。刹那、村正を取ってくださいな。」
刹那「ハハッ!(村正って、ただの長ネギじゃん)」
千鶴「何か言ったかしら?」
刹那「い、いえ!なにも!」

さよ「その頃、まぁ、のん気なのが居りまして。」

ハルナ「あーあ。何で私が閻魔なのよ。極楽のほうにもっとうってつけなのが居るじゃん。
    えっと、名前が那波さん?オバさん?ナバでもオバでもどっちでもいいやー」

 

545 : まほ落語寄席   2007/10/01(月) 20:35:24 ID:???  
千鶴「あらあら・・・」
ハルナ「・・・・。」

さよ「えぇ、ここから先は皆様のご想像にお任せいたします。
   極楽から役人が地獄へ入り、閻魔大王一味を捕まえたんで、閻魔庁も地獄も開店休業です。
   実写化からの現実から逃げたい皆さん!今まで悪いことをしてきたアナタ!
   コワーイ閻魔様も鬼も居ない地獄は怖くありません!
   もしかしたら極楽へ行けるかもしれません!
   さぁ、皆様!

   『死ぬなら今でございます』」


 

546 : まほ落語寄席   2007/10/01(月) 20:38:16 ID:???  
亜子「えぇ、いきなりお詫びから入らせていただきます。
   番組表には「皿屋敷」と書かれていましたが、某アニメから引用と社会情勢に配慮いたしまして
   ネタを変えたことを失念してました。中に誰も・・・や無かった。中の人に代わり、お詫び申し上げます。
   ここで、何をしたかったか、何をネタにしたか察してやってください。
   えー、いつになっても辞められないものの一つにお酒があげられますな。
   酔いが回ると、上戸なんてのがありまして、笑い上戸に泣き上戸、絡み上戸に脱ぎ上戸。
   中には、ニワトリ上戸と言うモンがあって。
   さぁさ、もう一杯。とされると。いやぁ、もう飲めんがな、あぁ、結構、結構、結構
   いやぁ、もうね、しょうがないなぁ。クイッ、クイッ・・こりゃケッコー!なんて時を刻んだり。
   楽しく飲む分は構わんけど、ほどほどにせんとイカンもんで」

 

547 : まほ落語寄席   2007/10/01(月) 20:39:48 ID:???  
明日菜「いらっしゃい!」
美砂「おい、小僧さん!おしゃけ持ってきてくらはい」
明日菜「へい、お待ち。」
美砂「おぉ、早いねぇ!やっぱりね、何でも早いってにょはいいことにょろ。
   あ〜、でも、ナニと男は早いのは行けないねw」
明日菜「・・・。」
美砂「おい、勺しにゃしゃい。えぇ、こにょあいらの男にゃんてね・・が・・・で・・なにょよ。」
明日菜「へぇ・・・はぁ。・・あの、肴は何にしますか?」
美砂「ナニがありゅの?じゃあそれで。」
明日菜「ナニは無いですよ。どのようなものにしますかって意味です。」
美砂「だったりゃ最初からそう言いなしゃいよ。えぇ。どんなのが有りゅのさ?」
明日菜「できるのは、おひたし、鱈昆布、鮟鱇なようなものでございます、へぇ。」
美砂「おっおっ、早口でいっちゃあいけないよ。ゆっくり言いなしゃいよ、もう一度。」
明日菜「できるのは、おひたし。鱈昆布。鮟鱇なようなものでございます、へぇ。」
美砂「じゃ、なようなものを一人前w」
明日菜「それはできないですよ・・・。」
美砂「できねぇなら言うんじゃねぇ!」
明日菜「へぇ、口癖でして。」
美砂「じゃあ、口癖一人前w」
明日菜「えぇ、あの、壁に書いてあるのなら何でもできます。」
美砂「じゃあ〜、口の上?」
明日菜「あれは、口上です。」
美砂「じゃあね、口上一人前。」
明日菜「あのぉ、その次から何でもできます。」
美砂「なんだい、お前の店はできない物ばかりだなw・・・とせうけってのは初めてだな、とせうけ!」
明日菜「あれは、どじょう汁でして、濁点うてば四十八文字みな音が変わりまして。」
美砂「みな音が変わるのか?じゃあ、い、ろ、に、りの音を言ってみろw」
明日菜「い゛!ろ゛!に゛!」
美砂「プw。えっと、鮟鱇鍋を一人前ね。」

 

548 : まほ落語寄席   2007/10/01(月) 20:41:15 ID:???  
明日菜「へいへい。番頭!鮟鱇鍋!」
美砂「あれが番頭かい?鮟鱇じゃなくて番公鍋をこさえてよ!w」
明日菜「うるさい!出てけぇ!」
刹那「じゃまするよ。おやおや?騒がしいと思ったら美砂じゃあないか?」
美砂「あ、姉さん。」
刹那「また酔っ払って、情けないねぇ。・・・ほら、帰るぞ。勘定払いな」
美砂「アハハァ、勘定、勘定。・・・勘定ってなに?」
刹那「なにって、お代だよ。」
美砂「ハハハ。何だァ、そうならそうと早く言ってよ。
   勘定はね、無いよ。」
明日菜「はぁ?!」
刹那「それじゃあ無銭飲食じゃないか?!」
美砂「だから、働いて返すとここに住み込んで、働く振りして酒を盗み飲みw」
明日菜「冗談じゃないよぉ。どうしてくれるんだい?!」
刹那「仕方ない。ここは私が払いますよ。はい、釣りは迷惑賃で取っといてください。
   ・・・ほら、立ちなさい。・・駄目だよ、寄りかかったら、ほら、しっかり。」
美砂「やぁ〜あ、疲れた〜、歩きたくない〜、おんぶ〜!」
刹那「おんぶってね、対格差を考えてくださいよ。
   仕方ないねぇ〜。じゃあ、しっかりつかまって。」
美砂「くっ、くるしぃ・・・襟首つかまないでよ」
刹那「足動かしてくれないと辛いですよ。
   ったく・・まあ良いや、引きずって帰るか。・・・いや、しかし軽いものだね、人間ってのは。
   まるで負ぶさってないようですよ。
   えぇっと、ここだっけな?・・・ごめんください。」
夕映「はいはい。あら、どうも今晩は。なんの御用ですか?」

 

549 : まほ落語寄席   2007/10/01(月) 20:42:48 ID:???  
刹那「お宅の旦那がへべれけになってたんで、連れて帰ってきました。」
夕映「それはご苦労様。で、どこにいますか?」
刹那「へぇ、これに。」
夕映「これにって、着物だけですよ?」
刹那「あらら・・・どこかに落としたかな?探してきます!!!1」

亜子「急いで、来た道を引き返しますと往来のど真ん中に置き去りになっとって」

刹那「あぁあぁ、やっちゃったよ、大通りの真ん中でスッポンポンで寝てしまって。
   気づかないのかねぇ?えぇ?・・・もしもし、美砂さん。おきて下さいよ。」
美砂「うぅん。・・・あらやだ、スッポンポンじゃない?
   ちょっと刹那さん、こんな人通りが多いところで。もっと人がいないところでネ。
   でも、これはこれで刺激的かもw」
刹那「冗談言っちゃあいけません!
   と、とにかく帰りますよ!服を着て、しゃきっと歩いて・・・戻りました!」
夕映「まぁ、どうもすみません。えぇ?!道端に寝転がっていた?
   へぇ〜。それなのに」


亜子「『誰も拾わないとは。』

   『ずっこけ』と言う馬鹿馬鹿しいお笑いで。」

 

551 :マロン名無しさん  2007/10/01(月) 23:21:04 ID:???  
第二話:出会い
アスナ「はっ!」
ゆえ「気が付きましたか」アスナ「お前は…というかその飲み物プリーズ!」
グビッ
アスナ「たわらば!」
ゆえ「新作のトマトクリーマーは口に合わなかったようですね」
アスナ「み…水を…」
すたすたすた
ザジ「(コトッ)」
アスナ「み……みずぅー!ウォーター!むしろエターナルー!」
ゆえ「言ってることがちんぷんかんぷんです。ついでにザジさん、外が騒がしいようですが」
ザジ「(コクッ)」
タッタッタッ…
ゆえ「行ってしまいました…」
アスナ「…ウォォォゥゥゥ〜〜!」
ゆえ「…もしや暴走しないですよね…」
シャッ!ズバッ!
ゆえ「ひ、ひい〜コンクリートの壁が…ってA.Tフィールド引き裂けるから納得します…」
シュバッ!
ゆえ「だ、脱走です〜!」

 

552 :真名 ねこの恩返し  2007/10/01(月) 23:56:41 ID:???  
真名 ねこの恩返し


1/3
夕食の余韻に浸りながら私はソファーに腰をかけていた
お腹の具合を落ち着けながら、テレビから聞こえてくる音をBGMにしてぼうっとしている

私の太ももの上には・・・仔猫が二匹いた
私の太ももを布団にしてごろごろと寝っ転がっているのだ。やはり愛玩動物というだけあってその姿は可愛いものだ
仔猫に指先を向けると、仔猫たちはそれを両手でしっかりと掴もうとしてくる
私はそれをひょいひょいと掴ませないように避けながら、仔猫をあやしていた
仔猫は必死に掴もうとしてくるが、私は意地悪くそれをさせない
やがて掴めないことに飽きたのか、あるいは拗ねたのか仔猫たちは私の指を見向きもしなくなった
しかし私は知っている。仔猫たちは油断を誘っているのだ
私の指が止まった瞬間、仔猫たちは再び襲いかかってくるだろう
その時は・・・

にゃあ

ふと、隣で寝ていた猫が鳴いた
私が腰掛けているソファーの横にはその母猫がいる
彼女は小さく私に向かって鳴くと、再び丸くなって眠りについた
彼女が何を言おうとしたのかはわからない
だが、嬉しそうだというのは少し理解できた


仔猫より仔犬のほうが好きな私が、何故猫をあやしているのか?
それを語るには少し過去に遡らなければいけない

 

553 :真名 ねこの恩返し  2007/10/01(月) 23:59:50 ID:???  
2/3
それは雨の降る日のことだった
学校からの帰り道、小脇にある茂みの中に私は何かの気配を感じた
敵意のあるものではなかったので、私はそっとその茂みを覗いてみる

そこにはねこがいた

ねこは私を見ると前足を引きずるようにしながら後ずさっていった。どうやら足を怪我しているようだ
真名 「・・・見せてみろ」
そうは言ったが言葉が通じるはずもない。ねこは警戒したまま更に後ずさってゆく
だが怪我をしているねこを捕らえるなど、私には造作もないことだった
嫌がり暴れるねこをあやしながら、私はねこの前足を確認した

ねこの前足の肉球と爪の間には小さなトゲが刺さっていた。おそらくこれが痛みの原因だろう
私は素早くねこの足からトゲを取ると、たまたま持っていたペットボトルのお茶を前足にかけてやった
真名 「気休め程度だが一応洗っておく。じきに痛みもなくなるだろう」

ねこを放してやると、やはりまだ痛むのか前足を引きずっていた
そしてあっという間に遠くへと走り去ってゆく
しかし走り方を見る限り、先ほどよりはずいぶんと痛みは引いているようだ
まあ、これが仔犬だったら家にお持ち帰りして、愛撫の嵐になるんだが・・・
そう美味しいシチュエーションという物はないらしい


そしてその日の夜、私の部屋に来訪者が現れることとなる
?? 「あのう・・・先ほどはどうもありがとうございました」

 

555 :真名 ねこの恩返し  2007/10/02(火) 00:03:08 ID:???  
3/3
チャイムが鳴ったので扉を開いてみると、そこには見覚えのない少女が立っていた
麻帆良学園中等部の制服に身を包んだ少女。果たして誰なのだろうか?
真名 「失礼だが誰かと勘違いしていないか?私は君のことは見覚えがないのだが?」
おかっぱにも近いボブカット、そして少しだけつり上がった目。小柄だが、それでいて出るところはしっかりと出始めている体
現在美少女、将来は美人なキャリアウーマンといったところか

?? 「あの・・・信じてもらえないかもしれないけど私先ほど助けていただいたねこです」
初めはこの少女の頭がどうかしているのではないかと思った。だが話を聞いていく内に、少女は先ほどの詳細な状況を語り始たのだ
私は通常とはかけ離れた世界にいる人間だ。小太郎のような例もある、私は少女を信じることにした
真名 「それで、私になんのようだ?」
ねこ 「あのう・・・お礼がしたいんです。助けていただいたからにはご恩返しをしないと・・・」
彼女の表情は真剣そのものだった。そしてお礼をするまでは帰らないぞ、という意志を表情に滲ませている
真名 「とりあえずここではなんだろう。私の部屋に入れ」
こうしていても話が進展しないので、私は彼女を部屋の中へと導き入れた

この後、彼女にどのような恩返しをさせた・・・もとい、恩返しをしてくれたのかは割愛しよう
私の百合棒ゲフンゲフン・・・

次の日の朝、私はベッドで目覚めると少女の姿はなかった。裸にシーツを巻き付けて室内を探したが、まさにねこの子一匹見つからなかった
それが約三ヶ月前のこと


再び彼女にあったのは今日のことだった。やはり同じように学校からの帰り道にいたのだ
そう、私の進路にふさがるようにして彼女は飛び出してきた
そしてその後にちょこちょことついてくるように現れた二匹の仔猫
それが私の太ももの上で寝転がっている仔猫たちだ

普段ねこはあまり人に懐かないという。極端に私に懐いてくるこの仔猫、まさか・・・あの夜の・・・
ちょっと明石に相談してみようと思う

 

562 :マロン名無しさん  2007/10/03(水) 18:39:46 ID:???  
風香「えんぶれむっ。それっは〜」
史香「あくとたたかうゆうしゃのっあかしっ」
風香「かいざーっよびっさっまっせー」
史香「むねにねむるっとーおしー」
風香「あーおーくーひかるーこのほーしーをー」
史香「かなしみーにそーめーるー」
風香&史香「じゃあくなっやーつらにいーかづーちーをー」
びりびりびりぃっ!
ふーか「ゴッドグラヴィオ゛オ゛ーーーン!」 史香「ひっ」
ふーか「打ち砕けぇい! 鋼の腕でソルジャー! ソルジャー!」
史香「けっ、けだかくーつーよくー」
ふーか「六つの夢を乗せてェい! 今」
史香「あつく」
ふーか「熱くッ!」
ふーか「熱くッ!!」史香「あつく!」
ふーか「燃えあがれぇぇぇぇぇい!」史香「もえあがれぇぇぇぇ!」
ふーか「ウィーオールモーストデンジャァァァァー!」
史香(余りの大声に失神&失禁)

 

563 :マロン名無しさん  2007/10/03(水) 20:23:26 ID:???  
真名「く、苦しみこそが愛の形だったんだな…」

10分後、犬の歯形が大量についた状態で倒れている真名が発見された。

 

565 : まほ落語寄席 主任   2007/10/03(水) 21:28:23 ID:???  
朝倉「いっぱいのお運びで厚く御礼申し上げます。もうしばらくのご辛抱です。
   お後は朝倉亭和美がご機嫌を伺わせていただきまして、お開きでございます。
   えー、3年位前にアニメ1期。そして少し前に2期。で、今回は・・・実写ドラマ化ぁえー。
   する訳で、ご愁傷様・・じゃなかった。するので皆さん是非ご覧下さい、ハイ。
   えぇ、ちょいと小耳に挟んだんですけど、お見合いの時に使う経歴書の事を釣書きと言うそうで、
   どんなに悪くても良い様に見せるためにお世辞を並べとくんですな。
   たとえですけど、どんなに似て無くても、キャラクターそっくりな役者さんとか
   書いたりするのと同じ理屈だそうですよ。
   元は釣り合いを取るだったのが、釣り上げると意味が転じた釣書き。
   なんか、アニメ化とかの告知みたいですよねぇw
   うん、実写版からデビューして将来大化けする役者がいると良いですね、楽しみですよ。
   落語界でも、急に腕を上げることを化けると言います。期待しましょう。
   ある人がお稲荷様をお参りした帰りに、田んぼのあぜ道を通ってますと、
   少女がくるっと宙返りしますとちょうど良い年増くらいに化けたんで」

 

566 : まほ落語寄席 主任   2007/10/03(水) 21:29:40 ID:???  
美空「おい・・・化けたよ。へへへ、これから誰か化かそうってんだな?
   よし、逆にこっちが化かしちまえ。姐さん、こんちは!」
エヴァ「え?あ、あら久しぶり。」
美空「へへ、どうだい?今から一杯呑みに行こうじゃねぇか。」
エヴァ「うれしいねぇ、お供させていただきます。」
美空「そんじゃあ行きましょう」

朝倉「ってもんで麻帆良の料亭に上がりまして。」

美空「女将さん、冷でいいから二本持ってきて。そんで、後から燗つけたの頼むッス。
   姐さんどうします?え?生の油揚げ?いやぁそれはあります?ない。
   無いそうですよ。じゃあ天麩羅。女将さん天麩羅と私に刺身適当に見繕って。
   できました。早いねぇ、他の客が残したのをこっちに回して・・・無い。
   うちはどこかの洋○子屋じゃない。冗談ですよぉ。尺の都合でしょ。」
エヴァ「天麩羅・・・」
美空「天麩羅は揚げ物だからもう少し待って欲しいそうッス。
   まずはお酒で・・・不調法?何が不調法ッスか、まぁ駆けつけ三杯ですから
   そそそ、キュッと呑んで、えぇそうそう。なかなかいけるじゃないッスか。
   さあもう一杯!そらもう一杯!景気付けにもう一杯!も一つおまけに・・・え?
   もう呑めません、横になりたい。そうスか、ほんじゃあ座布団二つに折って枕にして。うんそう。
   じゃあ私はお刺身を頂戴しましょうかね。いやぁうまいねぇ。酒もうまいし、刺身もうまい。
   え?天麩羅です。姐さん寝ちまったんスよ、そこ置いといて。
   酒もうまいし、刺身もうまい、天麩羅さめたらもったいないから食べちゃお。
   あぁ、うまいねぇ!こんなうまいの普段じゃ食べられないよ。
   さて、化かされないうちに帰っちゃお。」

 

567 : まほ落語寄席 主任   2007/10/03(水) 21:30:51 ID:???  
朝倉「ひどい奴が居たもんで、音も立てずに部屋から出ますと、女将にみやげ物をたくさん頼んで
   勘定は上の姐さんが払うなんて言い残して帰っていきます。」

鈴音「古。二階の客はまだ寝てるのカ?そろそろ店を閉めたいから起こしてきてくレ。」
古「へーい。・・・お客さん、もうすぐ店じまいアルヨ。」
エヴァ「え、へいへい。」
古「それで、お連れさんがアンタが勘定するからって先に帰ったアル。
  お勘定お願いするアルヨ。」

朝倉「えぇ、これホントにビックリしますよ。この間、友達と遊びに行ったら
   勘定書きだけ残されて先に帰られたときはホントにショックでしたよぉ。
   この狐もビックリしまして、耳がピョコ、しっぽがポロっと出てきましたんで」

古「うわ!なんだこりゃあ〜!」
エヴァ「え、え、秘儀!ネコミミ吸血鬼!」
古「馬鹿野郎!どう見ても狐です。本当にありがとうアル!
  おーい!誰か来て欲しいアル〜狐が無銭飲食アル!」
裕奈「無銭飲食だってぇえ?ええ根性しとるなぁ〜。
   のしちまえぃ!」

朝倉「店のもんが心張り棒もってきまして、ぼっこんぼっこんに叩きのめすもんですから
   狐の方もこりゃあ堪らんと逃げ惑ってます内にピョーンと窓から逃げ出しまちまう。」

 

568 : まほ落語寄席 主任   2007/10/03(水) 21:32:16 ID:???  
明日菜「あぁ!逃げられた!」
裕奈「畜生!あともうちょっとだったのにぃ〜」
古「アル」
鈴音「これこレ、何を大騒ぎしてル?」
裕奈「いえ、女将さん。実はかくかくしかじか。」
鈴音「うんうン。これこれうまうマ、ご飯もウマウマと言うわけだナ?
   おい、古。お前ハ番頭になって何年目ダ。この店はお稲荷様へお参りした人たちか
   一休みするから繁盛してるんダ。えぇ。そのお狐さんはお稲荷様のお使いだったかもしれないのに
   棒切れでシバキ倒したら罰が当たる。今日は店を閉めて、今すぐに油揚げもって謝りに行くヨ。」

朝倉「こんな大騒ぎも知らずにのん気なもんで」

美空「ウッシッシw面白かったなぁwきっと日の本じゃあ狐を化かした人間は私一人だね!
   へっへっへ」
夕映「おや、美空さん楽しそうですね。」
美空「ゴキゲンだぜぇ。聞きたい?聞きたい?しょうがないなぁ、聞かせてあげよう」
夕映「まだなんとも言ってませんが、聞いてあげましょう。」
美空「実は、さっきかくかくしかじか」
夕映「ぱくぱくうまうまなんですね?
   アチャー、やっちゃいましたね」
美空「何がさ?」
夕映「狐の仕返しは何倍返しです。そこまでしたら、肥溜めに落とされるのは甘い方で、
   最悪だと命・・・いや、出番と存在が消されるかもしれませんよ。」
美空「ゲゲー!どうしよう・・・どうすれば良い?」
夕映「どうもこうも・・・そうですねぇ、罰が当たる前に謝ってみるのが良いかと。」

朝倉「さて、よく朝早くに、土産の一つでも持って」

 

569 : まほ落語寄席 主任   2007/10/03(水) 21:33:49 ID:???  
美空「あーあ。やっぱりやり過ぎはイカンッスね。
   えーと、夕映が言ってた通りだとここら辺に狐の巣穴があるらしいッス・・・あった!
   こんちは!誰か居ますかね?・・・あ、でてきた。
   あのー、ここら辺にこれこれこう言う狐は・・・あぁ、アンタのマスタ?名前、益田さんなんすか?
   え?名前はエヴァンジェリンですか。とにかくお知り合い。
   そしたらその、昨日はゴメンナサイと謝りに来たと伝えてください。
   あと、こいつはお詫びにと渡しといて。宜しくお願いしますよー。」

朝倉「受け取りました子狐が巣穴の奥深く入りまして」

茶々丸「マスター。先ほどこれこれこう言うわけでと謝りに来た人が
    お詫びの品にぼた餅ですよ。」
エヴァ「ぼた餅ぃ?
    えーい、そんなもの見たくも無い!」

朝倉「『どうせ中身はクソだろう』

   麻帆良の狐【王子の狐】の一席でお開きでございます。
   本日も沢山のお運び厚く御礼申し上げます。
   今夜放送のドラマでお会いしましょう。ありがとうございました。」

 

571 :マロン名無しさん  2007/10/04(木) 11:06:11 ID:???  
汚い犬を見つけたので虐待することにした。
他人の目に触れるとまずいので家に連れ帰る事にする。


嫌がる犬を風呂場に連れ込みお湯攻め。
充分お湯をかけた後は薬品を体中に塗りたくりゴシゴシする。
薬品で体中が汚染された事を確認し、再びお湯攻め。
お湯攻めの後は布でゴシゴシと体をこする。
風呂場での攻めの後は、全身にくまなく熱風をかける。

その後に、二日間煮込み過ぎたシチューを食わせる事にする。
そして私は自分では飲めない絞ってきた白い飲み物を飲ませる。
もちろん、絞った後にわざとコップにいれたものをだ。

その後は長い棒状の先端が緑色をした物体を左右に振り回して
犬の生存本能を著しく刺激させ、体力を消耗させる。

ぐったりとした犬を布団の中に枕をしいただけの質素な寝床に放り込み
寝るまで胸で圧迫した後に就寝。


     ____
   /     /\
 /     /  \   ,,夏美ヽ
  | ̄ ̄ ̄| / ̄\ |   《《:::::;;;;;ヾ
  |     | |llll   | |    ゙ヽ|l|::::;;;;;;;    拾ってきた犬…ちづねえにとられた
  |     | |lllllll  | |    /;;;;;;;;;;;;;;ヽ
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    (  ;;;;;;;;;;;;;;;;|
                ' /⌒\:::::::::|
                . ~ヽ⌒  :::::
※最初の2行は夏美の台詞です。

 

573 :夏美 ちづ姉のおかゆ  2007/10/04(木) 19:38:44 ID:???  
夏美 ちづ姉のおかゆ


小太郎 「それにしてもちづ姉のご飯は美味しいな。外れがあらへん」
夏美 「そうだね。ちづ姉のご飯のレパートリーは多いし、アイデアもいいんだよね」
小太郎 「今日のご飯はなんやろな?まだ食べたことのないもんやったらええんやけど」
夏美 「・・・小太郎君は元気だから・・・あれは食べられないかも」
小太郎 「な、なんや!?元気やと食べれんものがあるんか?」
夏美 「そうだね。元気だからちづ姉のおかゆは食べられないと思うよ」
小太郎 「おかゆか。もっとボリュームのあるモンがええな」
夏美 「ぬっふっふっ、ちづ姉のおかゆを舐めてるね。あのまったりとしたおいしさは風邪とかひいた時じゃないと食べられないのよ」
小太郎 「せやけどおかゆやろ?」
夏美 「ふーん・・・じゃ、要らないんだね。何が入っているのか知らないけどあんなに美味しいのに」
小太郎 「そんなにうまいんか?」
夏美 「でも小太郎君は元気だからちづ姉はおかゆ作ってくれないね。何故かちづ姉はおかゆは病気の時にしか作ってくれないから」
小太郎 「夏美姉ちゃん。ちょっと協力してくれへんか?仮病を使こうてな・・・」


千鶴 「こ、コタちゃんが風邪をひいたんですって!?」
夏美 「あ、ちづ姉。小太郎君ちょっと熱が出たらしいんだ」
小太郎 「熱とかはもう大丈夫や。でもちょっとお腹が空いてるんやけど・・・何か食いもんが欲しいわ」
夏美 「そうだね、ねえちづ姉。小太郎君におか・・・」

千鶴 「うふふ、風邪の時は良いものがあるのよ!!じゃぁ〜ん、長ネギよ!!」

小太郎 「え・・・?ちょ、ま!!熱はもう下がったから!!それはアカンて!!」
千鶴 「大丈夫よ。や・さ・し・く・してあげるから」
小太郎 「アーッ!!」

ゴメンね。小太郎君。長ネギのこと忘れてたよ・・・

 

586 :カフェテリア  2007/10/06(土) 18:58:12 ID:???  
カフェテリア

千雨「ブレンドコーヒーとサンドイッチ」
ザジ「ハートフルカップリングジュース」

ザジ「千雨、早く」
千雨「おい……この巨大なジュースとストロー二本はなんだ」
ザジ「一緒に飲む」
千雨「おい」
ちゅー
ザジ「おいしい?」
千雨「量が多いし味が濃い。そしてとっても恥ずかしい」

桜子「千雨ちゃーーん、私も飲もー!」
千雨「何ぃー!こら、勝手にストロー突っ込むな!」
円「桜子…」
美砂「負けてられないよ。円も割り込むわよ」
円「ちょっと美砂ー!」
朝倉「面白そうじゃん、私も入れてー」
千雨「おい、待てコラー!」

さよ「いいなぁー。私にも体があれば…」
ザジ「みんな仲良し」
千雨「ジュース一つにストロー6本……。やめてくれ、本気で恥ずかしい」

 

590 :五月 くいもん屋  2007/10/07(日) 10:38:12 ID:???  
五月 くいもん屋


1/2
疲れたとき、癒しを求めるのは当然のこと
私は、そんな人たちを癒してあげたくてここに立ちます
私は五月、人を癒す、くいもん屋のおかみさん


皆さんは”食”について何かこだわりをお持ちですか?
私のお店のお客さんもそれはこだわりが多いです
久しぶりの今日はそんなお客様のこだわりについて少しお話をしたいと思います
まず初めは・・・

美砂 「ひっく。さっちゃん、泡盛もう一杯・・・」
五月 飲み過ぎですよ。もうそのくらいにしておいた方が良いんじゃないですか?
美砂 「あと一杯らけ。お願い」
五月 わかりました。ロックですか、割りますか?
美砂 「泡盛8割を焼酎3割で割ってちょうらい・・・3割がたまらないの・・・」
五月 お水のほうが良さそうですね

ザジ (ぺこり)
五月 あ、ザジさんいらっしゃい
ザジ (じー・・・)
五月 あ、出来ていますよ。特製ビーフシチュー。それにしてもザジさん、いつもお持ちこみのあの肉、あれなんの肉なんですか?
ザジ (にこっ)
五月 ・・・まあいいですか。はい、このおなべに入ってますよ

 

591 :五月 くいもん屋  2007/10/07(日) 10:39:16 ID:???  
2/2
楓 「プリンでござろう?」
真名 「あんみつに決まっている」
楓 「プリン!!」
真名 「あんみつ!!」
五月 まあまあお二人とも、食べ物の恨みはといいますけどここは音便に・・・
楓 「五月殿はどうなのでござるか!?やはりプリンが世界最高でござろう!?」
真名 「ふん、和の芸術もわからぬとは話にならんな。貴様、それでも忍者か?」
五月 もう、お二人とも喧嘩しないでください!!こうなったら・・・これでどうですか!!

楓 「こ、これは・・・プリン?」
真名 「どう見てもあんみつだな」
五月 これが私からの宿題です。これを食べて答えを見つけてください
楓 「・・・あんみつ味のプリンでござる」
真名 「プリン味のあんみつか・・・」
五月 微妙ですか?
楓 「悪くは・・・もむもむ、ないでござるな」
真名 「これはこれで・・・もむもむ、美味しいよ」

ですがその中でも一等特殊なこだわりをお持ちなのはやはりこの方でしょう

夕映 「五月さん。今日はこんな材料を持ってきたのですが特製ジュースをお願いできますですか?」
五月 夕映さん・・・材料はせめて食料でお願いします
夕映 「お、お願いするです!!もう私には五月さんしか頼る人が・・・」
五月 でもこれじゃあまるで化学の実験ですよ。これはもう葉加瀬さんの範疇ですね
夕映 「は、葉加瀬さん・・・そうか、その手があったですかぁ!!!」
五月 あ、あの夕映さん?まさか・・・
夕映 「五月、ありがとうです!!これで新しい境地が開けるですぅ!!」

食は生命の証し。いろいろな形はあると思うのですが特殊すぎるのもどうかと思いますね

 

597 :マロン名無しさん  2007/10/07(日) 17:51:38 ID:???  
 その人は強かった。ううん。誰よりも強くあろうとしたんだと思う。でも、ウチから見ればそれはあまりにも苦しそうで――
刹那「……くっ!」
ふーか「くははははは! どうした剣客娘ェ!! その程度か!!」
刹那(強い――! だが、私には負けられない訳があるッ!!)
ふーか「憤怒ッ!!」
刹那「カハッ!? な、ん――」
ふーか「愚かな! このわしの前で隙を見せよったなァ!!」
刹那(駄目、だ。意識が遠のく――)
  「待ちィ!!」
ふーか「何ィ? ……ッ!? な、なんじゃこの桜吹雪はァ!?」
  「惚れたオトコが血反吐を吐いて、闘う事こそ華ならば――血反吐で咲くがオンナの生き様ッ!」
刹那「私女なんですけどって、い、和泉さん!?」
亜子「義理を立てりゃア道理は引っ込む。斬った張ったの人生ならば、花が咲くのは一度きり」
 白装束の亜子がゆっくりと歩み寄る。その目には凛とした気迫。
亜子「今は只惚れたオトコの為だけに、咲いて散るのに悔いは無し」
 しゃらん、と抜いた白鞘の長刀。
亜子「出席番号5番と書いて……にんきょうと読むき!」  ふーか「いや、読まんじゃろ」
亜子「とりあえず一刀両断やぁ!」
ふーか「ヘブァー」
刹那「――和泉さん! どうしてこんな無茶を」
亜子「ウチは……桜咲さんのコト、すっきゃねん!!」
刹那「え――」キュン
亜子「さぁ! さぁ!! さぁ!!」
刹那「や、だ、だめ……」
亜子「良いではないか良いではないか!!」
刹那「き、貴様――和泉さんではないなッ!?」
 ビリリリリィィィーーーーーー!!
真名「かかったなアホめ!!」
刹那「な、なんだってーーー!? アッ――!!」
 そのころ、このかは――
このか「可愛いねぇ」  さっちゃん ぶしっ!!(くしゃみ)
 サッチャンを突っついて遊んでいた。

 

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最終更新:2007年11月09日 01:55