コメントアート別解説「装飾系コメントアート」




このページでは装飾系コメントアートを構成する際に
ヒントとなる情報を載せていきます。
(この項では、以下必要に応じてコメントアートを「CA」と略記します。)

※解説は基礎編・知識編・制作編・実践編の内容を前提としています。
 分からない事項がございましたら、該当項目をご参照ください。



◎目次




◆装飾系コメントアートの注意点


装飾する対象に極力被らせないようにする


コメントアート全体に言える事ですが、特に
飾る対象をコメントアートで見えなくさせてしまうのは本末転倒です。
できる限り主役を引き立たせるように配置しましょう


重くなりすぎないようにする


装飾系CAは動画に投稿する機会が多い関係上、
他のジャンルのコメントアートよりも負荷による動画の
カクツキの影響に注意する必要があります。
一度にあまり多くのコメント数を使用しないようにすることがベターです。
装飾系CAの場合、20コメント以上使用するケースはほとんと見られません。
(リサイズを多用している場合はもっと抑えた方が良い場合もあります。)


◆制作のヒント①―固定タイプの装飾CA


固定タイプの装飾CAを制作する際には主に

使用する文字を決める
文字の配置を決める
色を決める
表示タイミングを決める

といったプロセスを踏みます。


◎使用する文字について


主に使用する文字の決定


装飾コメントアートを作る際には、
まず、主に使いたい文字を決めるとよいでしょう。

(ex)よく使用される装飾文字
 「ハート」 : 「♥ ♡ ღ ❤ ❥」など
 「花」 : 「✿ ❀ ✲」など
 「星」 : 「☆ ★ ✬ ✭ ✮ ✯ ✦ ✧」など
 「音」 : 「♪ ♫ ♬」など
 「天気」 : 「☃ ☂ ☀ ☁ ❄ ❉ ☽ ☾」など
 「幾何学」 : 「□ ◯ ● ◎ △ ▼ ▲ ▽ ◆ ◇」など
 「文字」 : 「㋐ ㋑ ㋒ Ⓐ Ⓑ Ⓒ ① ② ③」などの丸囲み文字


上記のような、主に使用する文字は

⇒動画全体のイメージ

⇒楽曲全体のイメージ

⇒装飾する対象から想像されるイメージ(キャラクターのイメージなど)

⇒自身で表現したいイメージ

などを元に決定します。


CAの構成パーツとして使われる文字


コメントアート構成のパーツとして細かい部分の表現に
「キラキラ」した表現がよく使用されます。
AAなどで使われている表現を取り入れたものです。

よく使用される文字:「。 . ・ * + + : ゚」

上記の文字を組み合わせて使用します。
「゚+・。*.。・*:゚ 。・*:゚:*゚・+。」などといった感じです。


◎配置のパターン


丸枠タイプ

動画の周囲を囲うようにして配置する方法です。
装飾する対象が動画の中央にあることが条件となります。
装飾コメントアートの基本的な配置パターンであり、汎用性がききます。


ワンポイントタイプ

動画の周縁、あるいは中央などの空きスペースに配置する方法です。
動画の動きに即してバランスを取りながら配置する事になるため、
投稿先の動画専用コメントアートとして制作される事が多い傾向にあります。


中抜きタイプ

中心のみ動画が見えるようにした配置方法です。
装飾する対象を強調できるメリットがありますが、
動画の大部分をコメントアートで隠してしまうことになるため、
投稿する場面には注意が必要です。


◎色彩


基本的には歌詞系コメントアートの項での解説と同じとなりますが、
装飾という性質上比較的華やかな、パステル調の色彩が用いられることが多いです。

12色の色相環図

明度と彩度

色彩の決定方法

⇒装飾対象のイメージなどから連想

⇒動画背景との調和を優先

⇒動画に対し、コメントアートをどの程度目立たせるか
 (背景色に応じて、彩度を調整する。)


◎表示タイミング


一括表示


コメントを全て一度に表示する方法です。
一般的にはこの方法で表示させる事になります。


時間差表示


タイミングをずらしながら投稿していく方法です。
動画や音の動きに合わせて徐々に表示させることで、
一括表示形式とまた違った印象を持たせることができます。
また、一度に表示すると重くなる可能性のあるコメント(二重リサイズ)でも
時間差表示とすることで表示の際の負荷を軽減できる事があります。



◆制作のヒント②―流れるタイプの装飾CA


「naka」コメント(通常の流れるコメント)を利用して、
様々なを視覚効果を生み出すコメントアート。


◎構成のパターン


積み上げタイプ


コメントを積み上げて弾幕を構成するタイプ。
サイズの違いによって遠近感を出すことができるメリットがありますが、
他のコメントによって崩壊する危険が大きいという欠点もあります。


高さ固定タイプ


高さ固定コメント(big16行・small38行)を使用するタイプ。
積み上げ型と異なり、常に同じ位置に表示させることが可能です。


ランダムタイプ


複数の改行コメントをランダムに投稿するタイプ。
故意に弾幕モード化させることで視聴のたびに異なった配置とすることができます。
他の視聴者コメントとの共存性が高く、一般的な弾幕表現として広く用いられます。



◆制作のヒント③―装飾コメントアート紹介


以上のようなパターンを踏まえて、
装飾コメントアートの具体的な例を紹介いたします。

(注意事項)
※画像は全てNP4のもの。(Qwatchプレイヤー中画面に相当)
※コメントアートの名称は見た目の特徴などで呼称しているため、以下の名称が正式ということではない。

◎ハート


代表的な装飾コメントアートの1つ。
主に飾りたい対象の周りを囲うようにして作る。

囲っているコメントがハートの形になっている事。

「big通常サイズのハート」
⇒最もポピュラーなハートCA。
 比較的少ないコメント数で作ることができるため、汎用性が高い。

・8段ハート


・7段ハート



装飾ハート


⇒ハートの外側に更に装飾を施す。結果として中抜き型の配置となることが多い。

フレームハート


⇒フレームCAと組み合わせる

時間差表示潜り込みハート


⇒レイヤー順と潜り込みを利用し、上から順番に色が変わっていくように見せる。

インターレースハート


⇒「ue」と「shita」の重ね合わせをわざとずらす事により、
 行間の隙間を埋め、よりハート形に近づけたコメントアート。

クロックハート


⇒ハートの軌跡を描くコメントアート。


◎固定装飾CA


代表的な装飾コメントアートの1つ。
ハートのように装飾対象の周りを取り囲むようにして作る形式が主流。
厳密にはハートも固定装飾CAに分類される。

花装飾CA


星装飾CA



◎回転ハート


高さ固定型のnakaコメントアート。
代表的な装飾コメントアートの1つ。


ハートを縦に分割し、その分だけ追いこしコメントをつくる


回転射抜きハート


⇒回転ハートの中心に矢などを通す。


◎大回転


積み上げ型のnakaコメントアート。
速度の調整により大きく回転しているように錯覚させるトリックCA。


◎装飾弾幕


ランダム型のnakaコメントアート。
タイミング、弾幕の密度調整によって様々な場面に対応出来る。
特にニコニコ生放送で人気のコメントアート。


◎フレーム


上下フレーム


⇒画面の上下に装飾を施すコメントアート。
 主に、4:3表示で16:9の動画を再生する時につく
 上下の黒帯スペースを使用して投稿される。

四辺フレーム


⇒画面の枠組みを方形にとり囲むようにして作る装飾CA。


スリットフレーム

⇒画面の黒帯と潜り込みを利用したコメントアート。
 隙間をあけたnakaコメントを流す事によって、
 隠れたコメントが点滅しているように見せることができる。


◎プロフィール(ネーム)


・プロフィール(枠型)


キャラクターのネーム・ステータスなどを表示させるコメントアート。
固定装飾CAやフレームなどと組み合わせて作られる。


◎タイトル


・タイトル(ワンポイント型)


動画のタイトル、または使用曲のタイトルを表示させる。
楽曲の構造に合わせてイントロ部などに投稿される。


◎オープニング&エンドロール



スタッフ等を表示させる。
いかに自然に見せるかが勝負。


◎装飾トレース


動画内の動きに連動させたコメントア-ト。
トレースの方法により「軌跡トレース」と
「疑似トレース」の2種類に分類される。

軌跡トレース
⇒対象の動きの位置を細かなところまで忠実になぞる方法。

疑似トレース
⇒対象の動きをイメージとしてとらえ、
 その大まかな動きをコメントアート表示に落とし込む方法。


◎スペリング



「●」またはブロック文字等を用いて
文字を作るコメントアート。
主にnakaコメントで投稿される。

スペリング文字変化


⇒nakaコメントで流れている間、
 文字を変化させるコメントアート。


◎ネオン


時間差で積み上げて文字(スペリングCAなど)を表示させるコメントアート。





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最終更新:2014年08月09日 22:38
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