こちらはノンプログラマー向けの1ページレッスンです。
15分程度でVBAの簡単な機能を使えるようになります。
シート画面で
[表示] → [ツールバー] → [Visual Basic]
番号 | 名称 | 役割 |
① | マクロの実行 | マクロを選択して実行する。 |
② | マクロの記録 | マクロの記録を開始する。もう一度押すと停止する。 |
③ | セキュリティ | セキュリティ設定画面を表示する。 |
④ | Visual Basic Editor | VBEを表示する。 |
⑤ | コントロールツールボックス | コントロールツールボックスの表示/非表示。 |
⑥ | デザインモード | デザインモードのOn/Off。 |
⑦ | Microsoft Script Editor | Microsoft Script Editorを表示する。通常使用しない。 |
コントロールとはActiveXコントロールのことで、ボタンとかドロップダウンメニューとかテキストボックスとかラジオボタンなどのこと。
いわゆるGUI(グラフィカル ユーザ インターフェース)のこと。
番号 | 名称 | 役割 |
① | デザインモード | デザインモードのOn/Off。 |
② | プロパティ | プロパティウィンドウを表示 |
③ | コードの表示 | VBEを表示 |
④ | チェックボックス | チェックボックスを作成 |
⑤ | テキストボックス | テキストボックスを作成 |
⑥ | コマンドボタン | コマンドボタンを作成 |
⑦ | オプションボタン | オプションボタンを作成 |
⑧ | リストボックス | リストボックスを作成 |
⑨ | コンボボックス | コンボボックスを作成 |
⑩ | トグルボックス | トグルボックスを作成 |
⑪ | スピンボタン | スピンボタンを作成 |
⑫ | スクロールバー | スクロールバーを作成 |
⑬ | ラベル | ラベルを作成 |
⑭ | イメージ | イメージを作成 |
⑮ | コントロールの選択 | コントロールの選択画面を表示 |
コントロール部品を編集できるのがデザインモード。
コンボボックスのの大きさを変えたり、ボタンの文字を編集したりするモード。このとき、コントロールは通常の機能をしない。
通常通り、ボタンを押したらクリックできる、チェックボックスを押したらチェックが入る、という風にするにはデザインモードをオフにする必要がある。
イベントとは、VBAのプログラムが実行されるトリガーのこと。
具体的には
など、他にも多数ある。
ここでは、もっとも典型的な、ボタンを押したらVBAコードが実行される手順を示す。
変数とは何らかの値を一時的に入れておくメモリの領域に名前をつけたものです。
さっそく、やってみましょう。説明は後述します。
Dim moji As String
ここで変数「moji」を使用することを宣言しています。「Dim」とはDimensionの略で、変数を宣言するときの慣用句です。
「As String」とは、変数mojiを”文字列”として設定するという意味です。プログラムないでのデータの扱われ方が変わります。”セルの書式設定”の表示形式のようなものだと思って下さい。
なお、データ型の指定を省略すると”Variant型”という何でもありなデータ型になります。乱用するとコードの可読性が落ちるので、必ず適切なデータ型を使用するようにしましょう。
moji = Range("A1").Value
「moji」が変数名です。日本語も使用できます。分かりやすい名前にしましょう。
「Range("セル番地").Value」とは、セル番地に指定したセルの値を意味します。
「=」で左辺に右辺の値を代入します。
つまり、ここでセルA1の値が変数mojiに代入されるのです。
MsgBox moji
MsgBox」関数の引数に、変数mojiを利用しています。
この時点で、変数mojiにはセルA1の値が代入されているので、セルA1に値が表示されます。
ただし、これではセルA1に何も入力されていなくてもメッセージボックスウィンドウが表示されてしまいます。