著:4スレ目>>382殿
1
今川義元が桶狭間で果てた永禄3年、信玄と側室・禰津氏との間の
男子が誕生した(幼名・大勝)。信玄にとっては末の子息にあたる子である。
そして永禄10年のこと
ミ) ´∀`)信玄「此度、わしは大勝を寺に預けようと思う」
(`・ω・´) 山県「大勝・・・おお、そういえば(のちの葛山)十郎様の下にも若君が居られましたな」
( ^ω^)内藤「十郎様といい、仁科五郎様より下の若君はどうにも影が薄いお」
(`・ω・´;) 山県「こ、これ修理・・!(そりゃ、貴公は大河でもry)」
ミ);´∀`)信玄「・・・・・修理、わしの子じゃぞ(お前が地味というな)」
(;^ω^)内藤「・・・・こ、これは粗相をいたしましたお」
(`・ω・´) 山県「しかしなぜまた寺にと思われたのですか?それがしは大勝様もほかの
若君と同じく、しかるべき家を継ぐものと」
ミ) ´∀`)信玄「いやな、ひとりくらい僧籍にあってお家のことや四海安寧を祈り、
戦に果てた者どもを弔うものがいてもよいと思うてな」
( ^ω^)内藤「家の子を御仏にお仕えさせると、一家三代に渡って御利益があるとも
申しますお」
(`・ω・´) 山県「して、どこの寺に預けるのですか?」
ミ) ´∀`)信玄「うむ。法善寺あたりがよいと思うておる」
2
こうして大勝は巨摩郡法善寺にて出家し玄竜と名乗ったが、天正6(1578)年ころに勝頼の命を
うけて還俗した。このころには、父・信玄はもとより、すでにかつての武田軍団を支えていた
猛者たちはすでに亡かった。
くミイX`дK!勝頼「よいか。これよりそなたは甲斐源氏の名族、安田の名跡を継ぎ、三郎
信清と名乗るのだ」
(。・-・)盛信「いまや武田家の危急存亡の時ぞ。出家の身を俗世に引き戻すは心苦しいが
そなたの力を借りねばならなくなったのだ」
くミイX`дK!勝頼「頼むぞ、三郎」
(`・-・)信清「これよりは武田家の血を引く者として、お家のためにつとめまする」
(。・-・)盛信「うむ、ともに力を尽くそうぞ」
ヽ(゚∀゚)ノ 信豊「めでたいのうwwwめでたいのうwww」
(-@∀@)信茂「このめでたい機会に織田と北條に謝罪と賠償を、さすれば領内安た(ry・・・」
('A`)y-穴山梅雪「・・・・あ~あ、かったるい(徳川あたりとぼちぼち連絡とりあおうかな)」
くミイX`дK!勝頼「・・・(いまやこいつらがうちの主力だもんなあ・・・)」
3
ともあれ、ここに安田信清が誕生した。信清は退出すると、一人の女人と出くわした。
彼女は仁科盛信と母を同じくする信玄の娘で、この安田信清の異母姉にあたる菊姫であった。
ゞゝ・-・ゝ菊姫「・・・・そなたはもしや、大勝ですか?」
(`・-・)信清「おお、姉上・・・今は還俗して、玄竜あらため安田三郎信清でござる」
ゞゝ・-・ゝ菊姫「ずいぶんと大きゅうなられましたね。最後に会ったは・・・」
(`・-・)信清「たしかそれがしが法善寺に入った年です。まさかこうして侍の格好で
お会いできる日がくるとは思いませなんだ。・・・しかし、髷に烏帽子と
いうのも、今まで剃髪していた身からすると・・・どうにも落ち着きませぬ」
ゞゝ・-・ゝ菊姫「ふふっ」
(`・-・)信清「姉上も、越後の上杉殿との縁談がまとまったそうで」
ゞゝ・-・ゝ菊姫「はい。内紛がひと段落したら、越後へいきます」
(`・-・)信清「喜平次殿は先代の側近たちも味方につけ、もうそろそろ大勢も決すると
思いまする。・・・そういえば、お松はどうしておられますか?」
ゞゝ・-・ゝ菊姫「・・・息災です。ただ・・・織田家との縁組の話が立ち消えに
なった後も、信忠どのを慕っているようで、いまだに一人身を貫いています」
(`・-・)信清「左様で・・・」
天正7年に入り越後の内紛もひと段落し、菊姫は越後へ嫁いでいった。
4
一方信清は海野城を預かっていたが、日に日に武田家の命運は傾いていき、ついに天正10年を迎えた。
まず、木曾義昌が織田と内通、いよいよ織田信長が本腰を入れて甲斐を侵さんとしたのだった。
( `ハ´ )
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(`゚ぺ)景勝「・・・・」
=愛=
(`・ゝ・)兼続「われ等も今や敵に囲まれており、とても甲信へ手勢を回すことはかないませぬ」
(`゚ぺ)景勝「・・すまぬ」
ゞゝ・-・ゝ菊姫「・・・・・・」
5
織田信忠率いる軍勢は信濃に乱入、武田方は次々と開城、内応、逃亡し、勝負にならなかった。
そんな中、高遠城の仁科盛信のみが一矢報いんと、織田軍を迎え撃った。
兵力で劣る盛信は、決死の覚悟で奮戦したが、やがて数に圧倒されて追い詰められていった。
(。・-・)盛信(・・・・勝負、あったようだな)
(。・-・)盛信(ならば武田の家の子として恥とならぬ最期を迎えるのみ)
(。・-・)盛信「皆の者!これよりこの仁科五郎盛信、上方衆に最期の切り込みをかける!
武田武士の意地を見せよ!!」
―仁科盛信、享年26
勝頼の軍勢は瓦解していった。武田一族もぢりぢりになり、付き従うものはわずかだった。
そして、小山田信茂の郡内へ逃れようとしたが・・・
カチャ
, ーっ--、_ / ̄`ー、_
_______,/ /'}=三ア─' / ヽ、
小山田 ムミ}`ー゙ ト、 ,;)
、_ ___ ,, -─ー--'"_ , - ──イ⌒ヽ、 ,; 7,-"
 ̄ , - ' \  ̄イ,レ/
/ ヽ ,/
/ Y
/ , ノ
/ | 勝/
/ ノ 頼/
くミイX`дK!勝頼「おぼろなる月もほのかに雲かすみ 晴れて行くへの西の山のは」
川*'ー'川 夫人「黒髪の乱れたる世ぞ果てしなき 思いに消ゆる露の玉の緒」
甲斐武田家、ここに滅亡す。勝頼は享年37。
そして、武田の縁者たちも次々と処断されていった
(´∀`;(彡信廉(輪廻転生とやらがあるとしたら、今度は武人など真っ平ごめんじゃ)
(-@∀@;)信茂「・・・・降ったのに・・・・降ったのに・・・・おのれえええええ!」
葛山信貞「まさか善光寺で頸を討たれる羽目になるとはな・・・・」
6
だが、それらの中に信清の姿は無かった。かれは辛くも脱出に成功し、やっとのことで
高野山無量光院に身を隠していたのだった。そしてしばらくしたこと
(`・-・)信清「・・・・・」
(`・-・)信清(・・・・まさかここまで世が激しく動くとは。兄上たちを滅ぼし、天下を
ほぼ手中に収めた信長があっけなく斃れ、倒した光秀もすでに羽柴筑前なる
ものに敗れたらしい。この分では武田の残党狩りの心配はあるまいが・・・
信清よ、お前はこれからどうする?このままここで隠れて終わるか?
それとも、また髪を下ろして俗世から離れるか?)
(`・-・)信清(・・・・否。)
(`・-・)信清(今や信玄公の男子のうち、存命なのは私のみ。ならば、武田の家を次代に残す
のが私の役目ではあるまいか。・・・もう一度、武田の家の子として生きよう)
(`・-・)信清(ゆえに、今日を以ってこの信清、武田の姓を再び名乗らせていただこう)
信清は無量光院を去った。そして、姉のいる越後へと向かったのだった。
未完