+ 課題:
課題:
 無名騎士藩国の駅ビルより派生した機械戦争(強制イベント)。
 これは質疑によって
 ・AI搭載の警備ロボット(http://spiritofsamurai.hp.infoseek.co.jp/han/i_dress/i_dress_obsidian_ko.shtml)を作ったことが原因
 ・それによってTLO技術が広く一般にも手の届くレベルになり、大増殖することになった。
 というものであることがわかっています。
 これに対処するため、コンペティション形式で広くアイディアを募集します。

 1)TLOの技術流出を監視・阻止する方法
 2)セキュリティ技術を高度化させる方法(未成年者・一般人・独立軍部などで開発ができないなど)
 3)その他アイディア

 の絵や設定文を募集します。(要は、クローン技術流出対策のメカ版です)

1)TLOの技術流出を監視・阻止する方法
2)セキュリティ技術を高度化させる方法(未成年者・一般人・独立軍部などで開発ができないなど)

いかにしてTLO拡散を防ぐか

 本稿ではTLO技術の流出に対する方策として可能な限り高度技術の使用を避け、既存技術及び体制の整備によって対処する事を目指す。猛獣を管理するのに更なる猛獣を生み出しては本末転倒であり、手に余る技術の管理は地に足の着いた技術によって行われるべきと考えるが故である。
 以上を前提として、次項からTLO技術の管理に関する方策を大きく
1.TLO技術の国際監視機関の設立
2.先端技術の流出防止策
の2項に分けて提案していきたい。

1. 国際管理機関の設立

 本項はNWにおけるTLO技術の管理を行う中立機関として、国際技術レベル監視機関の設立を提案するものである。以下にその概要を述べる。
  • 目的
 NWにおける高度先進技術の研究及び使用を管理下におく事で、その濫用を防ぐ。
  • 活動内容
 TLO技術の管理=現存するTLO技術をデータベース化し、その所持者及び研究・使用状況について監視する。今後新たに生まれるTLOについても同様に管理する。
 TLO使用基準の策定=NWにおけるTLO技術の使用について、総会においてその是非を検討する。既に広まっている技術に関して封印指定が為された場合、当該技術の回収及び使用規制を行う。
 TLO技術使用状況の監査=前項において規定された使用基準の履行について、第三者機関による公開監査を行い、その結果を公表する。

 以上について、TLIO及び共和国法・帝国法との協調により、法的効力を持たせる。

  • 組織
 総会=全加盟国の代表者各一名ずつより構成され、主要な意思決定機関となる。
 事務局=総会での決定に従い、実際の活動業務を行う。部門のひとつに設定国民からなる内部監視機関を持ち、これは総会での決定事項に対して異議申し立てを行う事ができる。(第七世界人による不当なTLOの専有、という状況にならない様に。)

2.技術流出防止に関する方策

 前項で述べた監視機関の設立と合わせ、TLO技術情報に関するセキュリティ技術の向上も必須であると考えられる。具体的には、
  • 先端技術情報の管理(TLO技術資料の流出対策)
 仕様書・設計図等、TLO技術の根幹に関わる一次資料は公的機関(前述の監視機関とは別にするのが望ましい)で管理・暗号化し、原則として写しや外部媒体へのコピーは禁止とする。これら技術情報に対するアクセスは厳重に監視し、閲覧された情報・日時・個人までが特定できる様にする。
 また、情報の重要度によりセキュリティレベルを設定し、相応の権限を持つ個人でなければ参照できないものとする。
  • TLO機体のブラックボックス化(現存する機体の解析による技術流出対策)
 TLO判定を受けた機体等で可能なものはコア部分をブラックボックス化し、所定の手続きを経なければ整備・解析できない様にする。無理に解析しようとした場合は自爆、内部情報の消去等のセーフティが働くよう設定する。
  • 人的管理(TLO技術の研究・生産に関わる人員からの流出対策)
 研究者、及び生産に携わる作業員からの流出対策として、TLO技術に関わる人々と機密情報の保持契約を結び、情報の流出に対して法的拘束力を持つ様にする。同時に、これら人員には情報流出に関するセキュリティ教育を定期的に行う。
 また、仕様書や設計図などの資料は一部門の資料のみで全体像が分からない様に、重要情報は簡略化して記述する。

おわりに

 本稿は草稿であり、実用には識者による検討・改正が必要であろう事は疑い無い。また、真に必要なのは政府主導による一方的な規制ではなく国民一人一人がTLOの危険性を把握し、秩序と節度を持ってTLOと付き合っていく、という意識を持つ事であるとも考える。
 以上、拙文ではあるがTLOを健全に運用していく体勢作りの一助となれば幸いである。

最終更新:2008年12月10日 15:00