unrevokedでのroot化
はじめに
root化すると下記メリットがあります。
- カスタムリカバリが導入されて、/systemパーティションを書き換えることができる
- root権限が必要なアプリを実行できる
以下、よく読んで覚悟して実行してください。
root化するとキャリア・メーカーの保証は効かなくなります。
Desireや各ソフトなどのバージョンが違う為に失敗する可能性もあります。
このメモの通りにroot化しようとして失敗したり壊れても責任は負いません。
それが怖い場合はroot化をあきらめましょう。
変化がないからと慌ててバッテリーを外したり電源切ったりしないようにしてください。
参照
手順0
まずGoldCardを作っておきましょう。
GoldCardとはデバイスチェックを回避する特殊なSDCardのことで、思わぬトラブルが発生したときに復旧の可能性が大きく広がります。
フォーマットするとGoldcardでなくなってしまうため、普段使いのものとは別のカードで作って保管しておくとよいです。
注:卵とにわとりの関係になりますが手順1と手順2のドライバの導入が必要になります
手順1
hboot driverの導入
[Google.NTamd64]セクション
;Desire
%SingleAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0C87
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0C87&MI_01
↓
usbデバッグにチェックを入れdesireの電源を切り、戻るボタン+電源ボタンでHBOOTに入ります。
(メニュー→設定→アプリケーション→開発→USBデバッグ)
↓
desireをusbケーブルでPCに接続します。
↓
PCでデバイスマネージャーを開く。(マイコンピューターで右クリック⇒プロパティ⇒ハードウェア)
↓
Android1.0で右クリックでドライバの更新を押します。
↓
「いいえ、今回は更新しません」⇒「一覧または特定の場所からインストールする」とすすむ。
↓
「次の場所を含める」にチェックを入れ、先程hboot driverを展開・編集した場所を指定します。
↓
以上で、hboot driverの導入は終了です。
手順2
unrevokedでroot取得
HTC syncをインストールしてドライバだけ残してuninstallします。
↓
unrebokedのサイト
http://www.unrevoked.com/recovery/
から、osにあったソフトをダウンロードします。
↓
リカバリーがAmonRaがいい場合
(標準だと、ClockworkModになるのですが、SDに1GB以上の領域作ってAPP2SD+するならAmonRAを入れる。)
http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=839621
からrecovery-RA-desire-v2.0.0.imgをダウンロードしておく。
ClockworkModを導入する場合も、
http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=839640
から最新版の.imgをダウンロードしたほうがベター。
ダウンロードしたイメージが壊れていないかMD5を必ず確認しましょう。
↓
unrebokedのサイトからダウンロードしたファイルを実行。
unrEVOked recovery reflash toolが立ち上がる。
AmonRA導入する方はdesireを接続する前にfileメニューのCustomRecoveryで、先ほどダウンロードしたファイルを選択しておく。
↓
desireを「充電のみ」で接続します。(usbデバッグにチェックを忘れずに)
↓
あとは、ソフトが勝手にrootを取得してくれる。
(※注 多少画面が変わらなくても電池パック等を抜かないこと!これはROM焼きでも重要なことです)
↓
「Done」になったら終了
※"Is your firmware too new?"というエラーが出る場合は、
unrevoked 3.22を試してみるといいかもしれません。念のためウィルスチェックしてください。
アプリ一覧にsuperuser permissionができてたらroot化成功です!
手順3
root化が成功したら、万一のため
Titanium Backup(マーケットからDL、無料)でバックアップをしておく。
(unrevokedでroot化した状態ではbusyboxがインストールされていないため、Titanium Backupの"お困りですか?"ボタンを押してbusyboxをインストールする必要あり)
[バックアップ/リストア]-[menu]-[バッチ処理]-[バックアップ:全ユーザアプリ+システムデータ]
ApnManager(マーケットからDL,無料)でAPN情報をエクスポートしておく。
recoveryモードのBackup/Restoreの項目からNand backupとかしておく。
SDの中身をPCなどにバックアップしておく。
nandroidのデータは
RAなら/sdcard/nandroid
ClockworkModなら/sdcard/clockworkmod/backup/
手順4
以上です。
補足 Linux版unrevokedを使ったroot化
Linux版unrevokedはドライバを組み込む必要がないので、Windows版よりずっと少ない手間でroot化できます。またバージョン3.32において、Windows版で報告されてるエラーは出ないようです。
Linux版unrevokedを利用される方は、上記の「手順1」を省略して「手順2」を次のように行ってください。「手順0」「手順3」「手順4」は上記と同じです。
Linux版unrevokedにおける手順2
X06HTが充電されていることを確認します。(root化中に電池が切れたらヤバイ)
↓
具体的には、端末の「設定」を開いて 「アプリケーション」 -> 「開発」の順にメニューをたどり、「USBデバッグ」の項目にチェックを入れます。
なお、root化が成功した後はUSBデバッグモードをoffに戻してもかまいません。
↓
- 必要ならPCにリカバリープログラムをダウンロードする
- PCにunrevokedをダウンロードして解凍する
unrevokedを起動します。(コマンドラインから実行するなら、先のreflashがあるディレクトリに入って ./reflash )
自己責任でroot化することを承認するかどうかを問うダイアログのOKボタンをクリックすると、端末を繋げとメッセージが出ますが、AmonRAなど標準品以外のリカバリープログラムを導入する方は端末を繋ぐ前にメニューの「File」 -> 「Custom Recovery」をクリックし、先にダウンロードしたリカバリプログラムのイメージを選択します。
↓
電源が入った状態のX06HTとPCをUSBケーブルで繋ぎます。(私はsyncモードで繋いだ)
あとは、ソフトが勝手にrootを取得してくれます。(どんな作業をしているかメッセージが出ます。数分かかります。)
多少画面が変わらなくても電池パック等を抜かないこと!これはROM焼きでも重要なことです。
↓
アプリ一覧にsuperuser permissionができてたらroot化成功です!
謝辞
最終更新:2013年02月25日 09:15