現代における”環境問題”と呼ばれる物たち


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もう長い間話題となっている環境問題。その中には数多くの問題が含まれていることは周知だと思われる。そこで、その個々の問題に関して、実際の事例を挙げてそれぞれ考察していこう。無論、以下に列記した内容以外にも数多くの環境問題は存在するが、今回は割愛させていただく。

大気・水質・土壌汚染

一般に、自然界において異物が混入すると、その異物は系より排除される、もしくは淘汰されていく。しかし、その異物の量が多すぎるとその異物は系に残留し、その結果その系のバランスを崩壊させてしまう。その結果生じる物が「汚染」である。大気汚染であれば窒素酸化物、水質汚染であれば水の富栄養化、そして土壌汚染ではクロム等の重金属残留問題が取りざたされている。ここでは、昨今話題になっている北京オリンピックから例を挙げてみよう。


リンク先の画像を見ていただきたい。ここは北京オリンピックセーリング種目の会場である。果たしてこんな状況で競技ができるのか、という点も確かに気になるところではあるが、それ以上に気にならざるを得ない点がある。それは、

コースの3分の1を埋め尽くしている藻は悪臭を放っている。選手の練習にも支障が出ており、大規模な環境問題としても注目を集めている。

ということである。これは上流の工場排水、または生活排水が河川に垂れ流されたことにより、河川の水が富栄養化状態になり、その結果大量の藻が繁殖した。それに加え、排出された中にいくらかの化学物質が含まれていたために、それが反応し、その結果異臭を放つような気体が発生してしまった、と考えられる。これは非常に重要な問題である。オリンピックを目指して頑張ってきた多くの選手が、オリンピックに参加することによって自分の体を壊してしまう。最悪、選手生命が失われてしまう可能性すらあるのだ。このような事態が許されるはずがない。本来であれば、オリンピックを誘致使用する時点でこういった問題は解決すべき、少なくとも解決案を見つけておくべきであった。そしてなにより、この水は河川の水であるから、当然大海原まで流れているのである。そこまでくれば一国の問題ではすまない。全世界を巻き込んだ大問題となってしまうのである。そういった事の重大さを認識しようともせず、これまで経済開発を理由に無視してきた結果が、現代の環境問題なのである。


廃棄物問題

廃棄物問題には前述の土壌汚染問題が含まれる。ここではそれ以外の事例について説明を行いたいと思う。つまり、伝染病問題である。明治時代、廃棄物の処理の多くは焼却によって行われていた。しかし、その頃に多くの伝染病がはやったのである。それはなぜか。それは、焼却物の中に伝染病によって死んだ家畜の屍骸が含まれ、それを焼却処理したことによってその伝染原因が空気中に蔓延し、その付近の市民に感染した、という物である。これも廃棄物処理には焼却処理が一番コストがかからない、手軽だ、という安易な理由から周囲への影響を考えず行ってしまった結果である。こういった、「自分の行動の結果を考えずに行動」したことによる周囲への多大な影響が環境問題の原因であることは非常に多い。なお、現在では清掃法が定められており、

第十六条の二  何人も、次に掲げる方法による場合を除き、廃棄物を焼却してはならない。
一  一般廃棄物処理基準、特別管理一般廃棄物処理基準、産業廃棄物処理基準又は特別管理産業廃棄物処理基準に従つて行う廃棄物の焼却
二  他の法令又はこれに基づく処分により行う廃棄物の焼却
三  公益上若しくは社会の慣習上やむを得ない廃棄物の焼却又は周辺地域の生活環境に与える影響が軽微である廃棄物の焼却として政令で定めるもの開発・自然保護問題

と定められている。つまり、現在では環境に悪影響を与えてしまうような廃棄物の処理は禁止されている、ということである。これにより今後の汚染を防ぐことは可能であるが、残念ながら過去の廃棄物の影響は別途解決策を見いだしていかなければならない。これは、私たちだけでなく、将来の私たちにまで関わる問題なのである。自分さえよければいい、という考えは非常に幼稚な物であるといわざるを得ない。現代グローバル社会において、自分のことだけでなく他人、広くは全世界のことを視野に入れた発想を持ち合わせていなければ、これからの世の中においては淘汰されてしまうだろう、と私は考えている。

地球温暖化、気候変動問題

地球温暖化は温室効果ガス、と呼ばれる、地球表面からの反射熱の放出を妨げてしまうようなガスによって起こされる問題であり、またその温暖化によって気候全体のバランスが崩され、その結果近年の異常気象が生じている、と言われている。諸説では数億年単位で見たときの温度上昇、下降ひとつのサイクルであり、その規模で見れば異常気象ではない、という学者もいるが、実際のところは数億年先にならないとわからないであろう。この件に関しては、1997年に取り決められた京都議定書において、先進国諸国の温室効果ガス排出量の削減目標が定められたが、そこには現在経済開発に重点を置いている発展途上国に関する取り決めは含まれていなかった。確かに総排出量や現在の年間排出量を見れば先進国の方が圧倒的に多い。しかし、だからといって発展途上国の排出量が無視できる訳ではない。そこで、先進国は他国を先導するように率先して温室効果ガス排出量の削減に積極的に取り組むべきなのである。この点に関しては先日のG8(北海道洞爺湖サミット)においても注目されていたがこのことについてはまた後ほど論じる。