Q.3Dでみるのはわずらわしい!リビングでメガネかけてるなんて異常だね。

A.3DTVは3Dでしか見られないTVではありません。3Dでも2Dでも見られるTVです。
普通のTVとしても使え、3D非対応テレビよりも高画質に通常TVとして使えます。

Q.この前3DTVや3D映画みたけど画質悪かったし、メガネが邪魔だった。

A.現在、3Dの方式には何通りかあり、それぞれ画質にかなり差が有ります。
例えば「アバター」1つとってみても、映画館によって上映方式が異なるので、映画館ごとにかなり画質差が有ります。
解像度が半分しかなかったり、3D撮影のノウハウもまだない状態ですので、悪いソースがほとんどです。
メガネによっても画質は大きく変わり、重さも変わってきます。画面の明るさもメガネによるところが大きいです。
又、2D→3D変換したソースは無理やり3D化しているものなので、3Dとしてのクオリティは最低です。
「タイタンの戦い」などは、この2Dで撮影したものを3Dへ変換したものなので、3Dとしての質は低くなっています。
最初はこのタイプのソースが多いので気をつけましょう。
よい方式でよいソースを見ると評価が真逆になることでしょう。

Q.裸眼3Dまで待ったほうがいいだろ、あとメガネだけで見るやつ(HMD)はどうよ?

A.ホログラム型は結像体積が必要で、家庭用テレビとして不向きですし、
ソースを作るのに360度から撮影しなくてはならず、TV放送には使えないと思われます。
又、技術的にも難しいので画質もまだまだです。
ショーウィンドウや小さなキャラクターで遊ぶといった限定的な使い方なら可能かもしれません。
ホログラムではない裸眼3DTVについては、3Dとして見られる方向が限定されるので、
ニンテンドー3DSのような小さな画面を一定方向からだけ見るには適していますが、
リビングでいたる方向から見るというのはまだ克服する課題が多そうです。※
HMDについても画質や解像度にまだまだ問題が有り、
2010年現在ではこれからはじまる3Dのクオリティには十分ではありません。

※展示品レベルではすでに70型の裸眼ディスプレイも存在します。
仕組みとしては、3Dに見える部分(スイートスポットという)が少ないのならばいろんな地点から
見えるようにスイートスポットの数を増やせばいいじゃないか!という発想です。
ただし、スイートスポットを増やせば増やすほど解像度も下がります。
フルHD程度では解像度が足りません。
NHKで開発しているスーパーハイビジョン(フルHDの4倍×4倍・60p)は3Dへの応用も視野に入れているそうです。

Q.裸眼3DのMLD(DFD)方式ってのははどうよ?飛び出す画像は無理だけど目が疲れにくい、視野角広い、解像度減らないといいことずくめだけど。

A.ディスプレイそのものにある程度の厚みが必要となります。
また、展示品を見たことが無い人も多いため、なんとも言えません。

Q.メガネをかけている上からでも3D用メガネをさらにかけて見れるの?

A.可能。偏光式ではメガネのフレームにクリップで取り付けるタイプもあります。

Q.寝転んでみたら見れなかった。2重に映った。

A.液晶3DTVの場合、そのような弱点があるものが多いです。
偏光の関係によるものなので、プラズマではその問題はありませんし、液晶でも克服しようとしているものもあります。

Q.お店で見てるとちらつきを感じた。

メガネとTVが混信や映像の切り替え地点でうまく同期できないと、ちらついて見えることがあるそうです。
電気店は視聴環境が明るいせいで画質が悪くみえ、混信原因となるものであふれていますので、最悪の視聴環境といえます。
メーカーのショールームなどで見ると、家庭で視聴するイメージを再現できていますので、
そちらで見たほうが実際の感じはつかめると思います。
又、周期が遅い点滅によって発光しているものをメガネをした状態で見ると、ちらついて見えます。
古い蛍光灯を使っているなら、LEDやインバーター蛍光灯に変えましょう。

Q.あまり飛び出して見えないけど?遊園地みたいのできないの?

A.できます。遊園地などの3Dアトラクションでできることは3DTVでもすべて可能です。
(もちろん画面の大きさの制限は有りますが。)
しかしアバター制作時から、長時間の3Dでの視聴の場合、
手前にとびだす映像は疲れやすいので、奥行き方向へ立体感を表現するほうがいいとされました。
そのため、奥行き方向へ立体感が出るように調節して映像が作られることが多くなり、
その結果、前ではなく後ろへ立体感が生成される映像が多くなっています。
今後いろいろな表現が出てくると思いますので、前にどんどん出てくる映像も増えるかもしれないですね。

Q.3DTVの危険性を訴える人がいるけど?

A.今見てるTVでも同じことは起きます。新技術のたびにこの話題はつきまといますが、
人の特性を利用した立体イメージ構成が危険なのであれば、ステレオ音声さえ人体に有害です。
それでも心配であれば普通の高画質な2DTVとして使い、
たまに3Dで使うといった使い方でも十分元をとって楽しむことができます。

Q.どれ買えばいいんだ?

A.現在は出はじめなので玉石混淆です。
方式によっても、ソースによっても、TVによっても、どれか一つ違うだけで大きく変わってきます。
他者の感想はそのどれかが欠けた状態でのものかもしれませんので注意してください。
どういう環境で見たかを言わずに滅茶苦茶な画質と言われてても、
それはソースの問題か、方式の問題か、TVの問題か、視聴場所によるものかは分かりません。
まずは自分の目で確かめよう。

Q.普及しないだろう

A.3DTVとはようは3D機能「も」搭載したテレビですので、
使わない人は高画質な2DTVとして使えばよく、その機能がついていて困るようなものではありません。
よって購入障壁は値段以外にはありませんが、
その値段についても3D機能は安くて簡単なチップで実現できるので、
日本メーカー以外でも韓国や台湾メーカーでも簡単に搭載してきています。
すぐに値段は下がり、2DだけのTVと値段は変わらなくなります。
(現にアメリカでは2010/4月末現在でさえ、発売まもない46インチの3DTVは20万円をきっています。)
そうなると消費者も2Dでしか見られないよりは3D対応のほうを選びます。
メーカーもそれに合わせてかなりのスピードで、下位モデルも3D対応する予定を発表していますので、
数年もすればパーソナル用途以外のほぼすべてのTVは3DTVになっていることでしょう。

それは現在のレコーダーやTVにはサラウンド用の光デジタル端子が勝手についてくるのと同じです。
映像より一足先に音声の3D機能(=サラウンド機能)は、現在既にほぼ標準装備になりました。
欲しかろうが要らなかろうが、知らぬ間に光デジタル端子がついてきますが、
それと同じように映像のほうでも3D機能が知らぬ間についてくるようになります。
要は、3D機能はあなたが使うか使わないかだけです。
3DTVはなにも特別な機能ではありません。
3Dで楽しみたい人が当たり前のように楽しめる、その環境ができていきます。
ですので消費者側に否定する理由がありません。
(最近高価な2Dテレビを買ってしまった人や、3DTVが欲しいのにまだ高くて買えない人の一部が、
くやしまぎれに批判書き込みを繰り返してはいますが。)

コンテンツの供給についてもサラウンドと似ています。
現存するTVのうち、サラウンド環境で見られているTVは1割もありませんが、
サラウンド市場は市場として成立し、コンテンツは供給され続けています。
3DTVはサラウンドよりも導入費用も場所もかからないので、普及はサラウンドよりも速いかもしれません。
又、サラウンドと同じように、3D映像も2Dと同時収録が可能ですので、
3D映像の供給は2Dを阻害するものではありません。

さらに今回の3Dムーブメントはユーザー以外の環境もすべてそろっています。
1、ハリウッドなどのコンテンツホルダー側から乗り気。(今までは『やってみた』程度だった)
2、高画質で大画面のTVが実用化&普及してきたおかげで3D画質が飛躍的に向上した。
3、コンテンツ作成にも十分な機材が開発された。

過去の3Dムーブメントとは違って普及しないほうが難しいといえます。

ただし、放送については2Dとの互換性が完全ではなく(1チャンネル※または1画面で2画面分を送る必要があるため)
2Dとは別々に(チャンネル・時間など)送る必要があるなどするため、ブルーレイ3Dや3Dゲームなどの
パッケージメディアと比べて普及はゆっくりになるでしょう。
地デジやBS/CSと比べて容量が多く、別々のチャンネルで3Dと2Dを同時に送れるスカパー!HDやCATVでの
普及が速いでしょう。

※デジタル放送にはマルチ編成の他マルチビューという機能もあり、これを使うと同じ番組で複数映像の伝送が可能。
ただしブルーレイ3Dのような主映像+差分ではなく別々の映像となり、2画面分になります。

Q.3DTVは大画面がいい?

A.3Dは画面の大きさによってその再現される場の大きさも3次元的に変わるわけなので、画面サイズの違いがより大きく感じられると思います。
しかし3Dの楽しみはなにも没入感だけにあるのではありません。3DSが受け入れられているように、箱庭世界もそれはそれで楽しめます。



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  • testコメント -- test (2010-04-17 05:10:41)
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最終更新:2012年05月16日 06:17