Action > Attitude

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アクシオンとアティチュード

一般に「アティチュード」は静的な姿勢を意味し、「アクシオン」は動的な姿勢を意味するものとして区別されるが、用語法のレベルでは「アティチュード」の方がはるかに柔軟であり、「アクシオン」と呼ばれるものの殆どをカバーしている。


対象物の差異による動的姿勢 / 静的姿勢の区別
佐々木健一, ディドロ『絵画について』, p. 192, n. 8.
「アティチュード」も姿勢だが、特に静的な姿勢を指す点で「アクシオン」と区別される。例えば「死体」については「アティチュード」とは言われるが、「アクシオン」とは言えない。



論者の観点による区別
同一の対象について、論者の観点によって「アクシオン」と「アティチュード」の語が使い分けられる場合もある。引用はラ・フォン『省察』の中のブーシェLe lever du Soleil)評から。

On a critiqué avec justice l'attitude du dieu de la lumiere qui est extrêmement contrainte, & dont la tête violemment panchée en arriere sans raison & sans expression produit un effet désagréable.[...] Mais l'indifférence de tout ce Cortége marin, dont presque toutes les figures tournent le dos au dieu du jour, & semblent n'être dans ce tableau que pour en remplir les vides, sans prendre aucun intérêt à l'action principale qui est le départ du Soleil, est une faute essentielle, & plus difficile à excuser.

ここで「アクシオン」の語は「動的姿勢」よりも寧ろ「行動」、「行為」を指して用いられているが、少なくとも「アクシオン」と呼称し得るほど動的な姿勢であっても、その静的な状態に着目する限りにおいて「アティチュード」とも称される、と考えることはできる。

Boucher, Le lever du Soleil, 1753, détail.







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