「匣の中の失楽」読書会まとめ後半

(ネタバレ開放・リプ関係まとめ版)



リプライの行き先が何処だか分かりにくいので、出来る限り元コメントの近くに置いておきました。
よって、時系列がかなりバラバラになっております。ご了承ください。
ネタバレ展開してますが間違ってるコピペミスあるかも知れないので、あったらご報告ください。特に今回、参加出来ずリアルタイムにタイムラインを追えてませんので、何かあったらお気軽に。(@AzisaiS)


+ ネタバレです



2011/04/29 21:00 夜の部開始
air_doku 「ねえ、この線、何なの」
youmoutei 「ああ、それはね、〈不連続線〉っていうんだよ。この線の内と外では、ネタバレ度が違うんだよ」
longfish801 !? 不連続線って、そんな意味だったんですか?
air_doku さてそれでは、第7回エアミス研読書会(竹本健治『匣の中の失楽』)、夜の部を始めたいと思います。参加者の皆様は、実施要領( http://bit.ly/cfC8H9 )に気をつけて、遠慮なく積極的な発言をお願いします。 #air_mys_ken
K_misa_maguro 今日は『匣失』読書会ということで、ご紹介。昨年のTLです。 RT 【ミステリ】四大奇書について http://togetter.com/li/33237
K_misa_maguro 竹本健治作品について。 竹本健治のおすすめを教えてください http://togetter.com/li/36003 竹本健治・島田荘司+α http://togetter.com/li/94601
夜の部の感想 霧越邸殺人事件の話題や、「匣の~」の話題
tsuruba さて、部屋からノベルス版と双葉文庫版、あと「CRITICA vol.4」を抱えてパソコンの前に戻ってきました。
youmoutei tsuruba いらっしゃいませ~。
ama_zora まずは感想を。初めて読んだ時も再読した時も感じたのですが、読みやすいのに読みにくい、どこがどうとは言えませんがグラグラしている印象をもちました
youmoutei ama_zora こちらもいらっしゃいませ~。
youmoutei ama_zora そのグラグラ感こそがメインのような気もしますね。
mutukikuroha 18歳迄に読んでいればミステリにどっぷり浸かってたかも…… 今は少し後悔してる。
youmoutei mutukikuroha いえいえ、まだこれからですよ。
mutukikuroha youmoutei これからたくさん読めばいいんだよね(ノ∀<*)パチン てか、匣の中の失楽に似たのあるのかな……?
mutukikuroha 双葉文庫版を古本屋で探して再読用にキープしたいな0。 再読したい作品だから。
youmoutei そうですよ。で、どの辺が似たものをお探しですか? RT mutukikuroha これからたくさん読めばいいんだよね(ノ∀<*)パチン てか、匣の中の失楽に似たのあるのかな……?
mutukikuroha youmoutei 雰囲気が似ている作品を読みたい(ノ∀<*)パチン
youmoutei mutukikuroha 雰囲気ですか……と、ちょうどtsurubaさんが挙げてらっしゃる綾辻行人『霧越邸殺人事件』は、確かに通じるところがあると思いますよ。
mutukikuroha youmoutei 綾辻行人『霧越邸殺人事件』も気になる作品の一つです。分厚いから気になるけど読むまでにいたらなかった……。今度読んでみます。
necrano_mican 読書会には参加できないのですがとりあえず「影山の失踪の理由」はほおおと思いました。私も双葉文庫版をみつけたかったなあ。
longfish801 necrano_micanさんの「影山の失踪の理由」のGoogle検索結果がこわい……。
tomarin 『匣の~』といえば、「揚げ物、飯の残り食うかや」だよね。え、違う……?
Sotobato_Nihu 「食うよ。食うから開けてくれ」でしたっけ QT @tomarin: 『匣の~』といえば、「揚げ物、飯の残り食うかや」だよね。え、違う……?
Sotobato_Nihu 乾くるみのほうが内容を良く覚えてるんですよね
youmoutei 一部しか思い出せずもやもやしてたんですが、ありがとうございます。 RT @Sotobato_Nihu 「食うよ。食うから開けてくれ」でしたっけ QT @tomarin: 『匣の~』といえば、「揚げ物、飯の残り食うかや」だよね。え、違う……?
necrano_mican ブログにも書きましたが匣の中の失楽に関しては「ドグマグや供物と違って思想性が薄」く、「分かりにくさというのはそこから来るのかも知れ」ない、。「取っ手が用意されていなければ掴めませんよね。怖い小説です。」
necrano_mican また「多くの論者が評論という作業で取っ手の付け方を提示されてい」るので「この作品に関してはそれを読むことが直接この作品を楽しむことにつながる」のではないか、などと書きました。
necrano_mican 再読してから少し時間を置いたいま考えてみると、ここまで飲み込まれたような意見はさすがに出しませんが、そういう空気が作品中に横溢していることは確かで、この作品の魅力はそこかな、と。
necrano_mican あと私も竹本さんに関しては本格ってイメージが強くないです。斜め上から楽しそうにいじくってる感じが好きですね。
necrano_mican さて匣から離脱。参加したかった……
youmoutei 出だしの小芝居もいい加減苦しくなってきましたがw まずはlongfish801さん作成の【竹本健治『匣の中の失楽』早引表 http://bit.ly/jx1jKK 】を。
youmoutei 「早引表」を見て改めて思いますが、ものすごい量の(小)ネタに圧倒されますね。
longfish801 youmoutei それもほとんど真相とは無縁の……(だが、そこがよい)。
youmoutei そうですね。読み終えたときはまず満腹感がw RT longfish801 youmoutei それもほとんど真相とは無縁の……(だが、そこがよい)。
Pukasan 4章と5章辺りが、イベント多すぎて読み終わった後も混乱しているのが、早見表を見てよく判った…。
youmoutei 一つ一つはほとんどこじつけですが、幅の広さもすごい。
longfish801 早引表を作成していて思ったのですが「杏子は血液型からすると養子らしい」ということと「曳間の姉は杏子に似ている」ことからすると「曳間と杏子には血縁関係がある」のかな、と。
youmoutei ああ、なるほど。それはアリかも。 RT longfish801 //「曳間と杏子には血縁関係がある」のかな、と。
受け継がれる「匣の中の失楽」①
longfish801 化学ネタのミステリって、なにかありましたっけ……。
longfish801 というか、そもそもエクゴニンは「化学ネタのミステリ」とも言い難い……。
youmoutei そうですねw わざわざ構造式が書いてあったので、「どう使うんだろう?」と思っていたんですが、まさかアレとはwww RT longfish801 というか、そもそもエクゴニンは「化学ネタのミステリ」とも言い難い……。
longfish801 『匣の中の失楽』でトンネル効果のことを書かなければ、清流院流水のあの作品は無かったかもしれない。急急如律令やタロットカードでの順番決めを書かなければ、古野まほろは世に出なかったかもしれない。つまり竹本健治先生の陰謀とは(以下略)
youmoutei longfish801 そうか、流水にありましたね。私は山田正紀の某作品を思い出したり(遠い目)。
tsuruba longfish801 巽さんが、竹本作品の影響とおぼしきものを舞城、西尾、佐藤作品に見出していましたしね。
youmoutei どこかにエクゴニンを受け継いだミステリ作家はいらっしゃいませんか~。 RT longfish801 『匣の中の失楽』でトンネル効果のことを書かなければ、//急急如律令やタロットカードでの順番決めを書かなければ//つまり竹本健治先生の陰謀とは(以下略)
longfish801 tsuruba 双葉文庫では竹本健治と綾辻行人が対談していて、綾辻行人も影響を受けたという記述があったような~。
tsuruba longfish801 『霧越邸』の雰囲気はそれっぽいかもしれないですが、傾向としては個人的にはそこまでではないなと思っています。
longfish801 幻想観という点ではつながりがあるかもしれない……例えば『十角館の殺人』も探偵小説の世界を理想視しつつ、現実は……みたいな話なので。こてこての本格ミステリなんてフィクションに過ぎないんだよ、というメンタリティがなんとなく。
youmoutei というか、『霧越邸』にエクゴニンが受け継がれてる、といえないこともないかも……。
longfish801 ハ! RT youmoutei というか、『霧越邸』にエクゴニンが受け継がれてる、といえないこともないかも……。
tsuruba youmoutei 犯罪の構図、という意味ではそうかもしれないですね。後は西澤さんの某作品を思い出しました。
tsuruba longfish801 僕はその意図を持っている『蝶たちの迷宮』が好きなのです。
longfish801 虚構で現実に対抗してやろう、という考え方は『虚無への供物』からかな? 逆にこういう考え方をその後受け継いだ作品ってあったかしら……。
tsuruba longfish801 ただ、綾辻さんの幻想趣味は、どちらかといえば泡坂さんと連城さんの影響を強く感じます。
longfish801 tsuruba 連城はよくわかるんですが、泡坂だとなんでしょう? RT tsuruba: ただ、綾辻さんの幻想趣味は、どちらかといえば泡坂さんと連城さんの影響を強く感じます。
tsuruba longfish801 『湖底のまつり』でしょう。確かどこかにご本人の言葉もあったはず。
longfish801 ああ、なるほど……納得しました。 RT tsuruba: 『湖底のまつり』でしょう。確かどこかにご本人の言葉もあったはず。
WasuiMatui2014 綾辻さんは『湖底のまつり』の解説を書いてらっしゃいますね。
「CRITICA」 探偵小説研究会「CRITICA」通販ページ
tsuruba ちなみに僕は「奇数章/偶数章のしかけ」の解釈として、偶数章のほうが虚構とは違った解釈を「CRITICA」に書いています。
youmoutei それは気になります。 RT tsuruba ちなみに僕は「奇数章/偶数章のしかけ」の解釈として、偶数章のほうが虚構とは違った解釈を「CRITICA」に書いています。
longfish801 tsuruba (『CRITICA vol.4』を持ってきた)「失楽鏡儀」ですね。あ、この多重構造の図はよく覚えてる。
tsuruba youmoutei 本人としては、けっこうイケテル解釈だと思っているのですが、あんまり話題になりませんでしたね…… その論証の過程では、杉本さんのミステリ的どんでん返しがないということにも違ったことを書いているような……
youmoutei tsuruba 『CRITICA vol.4』って、まだ入手できましたっけ? ぜひとも読んでみたいです。
longfish801 2号以外は通信販売しているみたいです。→ http://bit.ly/lkhZlj RT youmoutei 『CRITICA vol.4』って、まだ入手できましたっけ? ぜひとも読んでみたいです。
youmoutei longfish801 ありがとうございます。これはぜひとも。
tsuruba youmoutei よろしくお願いします! 本人的惹句だと「竹本マジック、ついに解明!」みたいなイメージなんで(爆)!まさにご笑覧くださいませ。
youmoutei tsuruba longfish801 「CRITICA」、早速通販を申し込んでみました。
longfish801 ありがとうございます~。RT youmoutei:「CRITICA」、早速通販を申し込んでみました。
tsuruba youmoutei ありがとうございます!方向性は幻影の書庫さんの評に近いですが、ちょっとアレって感じかもしれないのでお気をつけください(爆)。
youmoutei tsuruba 了解(?)です。楽しみに待たせていただきます。
「失楽」における青春小説・キャラ萌え・迷探偵とへたれ探偵
ama_zora 匣の中の失楽って青春小説っぽいと思ったのは私だけじゃないはず(たぶん)
mutukikuroha 俺も思ってます。 QT @ama_zora: 匣の中の失楽って青春小説っぽいと思ったのは私だけじゃないはず(たぶん)
longfish801 そっか、それもありましたね。大学生がやたら登場する作品の走りなのか。 RT ama_zora 匣の中の失楽って青春小説っぽいと思ったのは私だけじゃないはず(たぶん)
longfish801 (しかしヒロインが途中からいなくなっちゃう青春小説って……)
youmoutei そうか、「ミス研ミステリ」の先駆けなのかもしれませんね。 RT ama_zora 匣の中の失楽って青春小説っぽいと思ったのは私だけじゃないはず(たぶん)
youmoutei longgish801さんとかぶってた……orz
youmoutei しかもタイポが……orz
tsuruba longfish801 ヒロインはナイルズ!(キリッ
longfish801 そ、それがありなら、ヒロインは影山! RT tsuruba: ヒロインはナイルズ!(キリッ
tsuruba ナイルズヒロイン説の傍証は、本筋とはまったく関係ない後半のナイルズと某氏とのやりとり……ここで秋月さんのことを思い出す僕……
youmoutei いや、曳間の方が! RT longfish801 そ、それがありなら、ヒロインは影山! RT tsuruba: ヒロインはナイルズ!(キリッ
tsuruba youmoutei 実際、どのキャラも好きでしかたないんですが、ほんとうのダントツは根戸だったりします。
longfish801 根戸!?
youmoutei tsuruba 根戸ですか!? それは何となく意外な気が。
longfish801 ああ……推理較べ会でトリを務めて、最高に冴えた推理をみせながら一瞬でおじゃんになり、そのすぐ後で犯人にいいように利用されてしまったヘタレっぷりに萌える、と……。
youmoutei それは……www RT longfish801 ああ……推理較べ会でトリを務めて、最高に冴えた推理をみせながら一瞬でおじゃんになり、そのすぐ後で犯人にいいように利用されてしまったヘタレっぷりに萌える、と……。
tsuruba 曳間も倉野も好きなのですが、やっぱり根戸の一番の見せ場であるあのシーンの初読時の衝撃は、一生忘れられません。そのときの根戸の心情を思うといまでもせつなくなります。
youmoutei tsuruba あの場面は確かに衝撃的でした。
longfish801 そうか、探偵役の成長と苦い挫折を通して青春を描く点で、米澤穂信は直径的な子孫なのか……法月綸太郎『密閉教室』があるけれど。
tsuruba longfish801 youmoutei 石岡くんや関口くんにも、そういった側面がありましたが、根戸ほどじゃないなと。そう思っていたら、古野まほろというキャラ(註:キャラですよ)の登場にはびっくりでした!探偵役なのにヘタレ!その上、(以下r
longfish801 倉野の挫折っぷりは痛かった……あの、アパートの戸を開けた瞬間、倉野が“何か”を見たのか動かなくなったことの意味が明かされたときの意外さ。二重のミスディレクション(視覚ではなかった。倉野の人物としての印象)に驚きました。
tsuruba longfish801 倉野もいいよね~ インテリイケメンだったのに最後はあ~なってしまうし(そこに萌えるけれども)。
longfish801 う~ん、名探偵像って、ホームズ的超人と、エラリー的推理機械と、バークリー的迷探偵の三種類くらいがあって、エラリーのへたれ化が日本で異形の花を咲かせたのが根戸-まほろ路線とまとめればいいのかしら。
youmoutei longfish801 根戸のアレの衝撃は、むしろバークリーの方に近いような気もしますが。
tsuruba longfish801 ホームズのへたれエピソードは簡単にはでてこないけど、そもそもエラリーだって、『ダブルダブル』とかでけっこうなヘタレぶりを見せていたような……
longfish801 youmoutei 迷探偵とへたれ探偵は違うものなのか……これは重要な問題のように思えてきました(というのはたぶん幻想に違いない)。
youmoutei longfish801 根戸は、衝撃的な迷探偵→へたれ化、のように思います。
ama_zora ホームズのへたれエピソードといったら瀕死の探偵か...厳密には違うけど
tsuruba バークリーといえば、僕は『匣』のさまざまな推理合戦がめっぽう好きで、「見えない棺桶」説とか「大きすぎた死角」説とかいまだにちゃんと覚えていたりします。
youmoutei tsuruba ああ、何かネーミングがいいですね。
longfish801 「見えない棺桶」説! 確かに。RT tsuruba: バークリーといえば、僕は『匣』のさまざまな推理合戦がめっぽう好きで、「見えない棺桶」説とか「大きすぎた死角」説とかいまだにちゃんと覚えていたりします。
longfish801 考えてみると、根戸は推理を誤っていたわけではないですね。論理的に誤ってはいなかったし慧眼だったけれど、それが真実とは異なっていただけで。いちばん最後に真相を推理しているのも根戸ですし。
longfish801 つまり、まっとうな推理を組み立てられないのが迷探偵で、まっとうな推理ができるけれど現実に裏切られるのがへたれ探偵。
youmoutei なるほど、そういう違いが。 RT longfish801 つまり、まっとうな推理を組み立てられないのが迷探偵で、まっとうな推理ができるけれど現実に裏切られるのがへたれ探偵。
tsuruba longfish801 す、すごい丁寧に整理しているけど、対象が「迷探偵」と「へたれ探偵」というのがなんとも味わい深いw
ama_zora 迷探偵とへたれ探偵について考えたこともなかったな...勉強になったw
「失楽」についての諸感想・ネタ
WasuiMatui2014 『匣』で一番印象に残っているのがトンネル効果の件だったりするクラスタ
WasuiMatui2014 「あれ…俺も壁通り抜けられるんじゃね…」とその気になったり。
youmoutei 一番印象に残ってるのがエクゴニンの件だったりするクラスタ。 RT WasuiMatui2014 『匣』で一番印象に残っているのがトンネル効果の件だったりするクラスタ
kaneo_ 匣で一番覚えてるのは紙に穴二つ開けて光通すと壁には波が映るって奴。光には粒子と波の性質がある→で結論なんだっけ…
tsuruba @kaneo_ どうも。その結論は、光の粒子波動説と同じように、Aさん、Bさんの矛盾した証言のうちどちらかが正しいとするのではなく、両方正しいことにしとけばいいんではないか、というものになりました。
kaneo_ @tsuruba ありがとうございます。単純化するとやはり非常に危うい論理に感じますね…。
tsuruba @kaneo_ 確かに。そもそも人の証言の根拠を物理学で否定しようという発想自体がおかしいですよね。
kaneo_ @tsuruba 良質のミステリは暗合を含む、といった共同幻想に操られてる感じですね。ただ、それだけだと『虚無』の批判の域を越えない気もするのですが。
WasuiMatui2014 『匣』こそ予備知識無しで読みたかったなぁ。予備知識無しで読んだ人はさぞ驚いたことだろう。叙述とかではないけれど
youmoutei WasuiMatui2014 幸いなことに、ほとんど予備知識なしで読むことができました。驚きましたね。
kaneo_ 匣は探偵不在な印象。素人探偵は死ぬほどいるけど。
longfish801 真沼消失の謎の、羽虫のような異音がまさに虫によるもので、真沼はミンチにされて虫に喰われて消えたというのがイメージ的に怖いんですが……。
WasuiMatui2014 あえて本格ミステリとしてみると、実はあの構成は成功している(言い換えるならケリをつけている)とは言い難い。しかし、それがかえって作品の主題を浮き彫りにしている。
tsuruba WasuiMatui2014 そこを「うんとこどっこい!」と、「本格ミステリ」として読む「解釈」を、書いてみたところが僕の原稿だったりしますw
WasuiMatui2014 tsuruba 「うんとこどっこい!」と「本格ミステリ」として「解釈」したくなるのは、要するに『匣』がそれだけ「魅力的な」“余白”を持っているという証拠だと思います
tsuruba WasuiMatui2014 そうおっしゃっていただけて感謝です!
tsuruba いきなり話の腰を折りますがw、杉本さんが第一部でツイートしていたような後日談エピソードは、『完本 幻影城の時代』に竹本さんご本人が作品化していますので、ご存じでないむきはお楽しみということで。
longfish801 ああ、講談社BOXからでた……手元にある同人誌版には無いみたいです。 RT tsuruba: いきなり話の腰を折りますがw、杉本さんが第一部でツイートしていたような後日談エピソードは、『完本 幻影城の時代』に竹本さんご本人が作品化していますので、ご存じでないむ
longfish801 【四大奇書の読みどき】『匣の中の失楽』は青春時代に読むべきである。『虚無への供物』は社会に苛立ちを覚えたとき読むべきである。『黒死館殺人事件』は老後にじっくり読むべきである。『ドグラ・マグラ』は産まれる前に読むべきである。
Scheherasade オチに噴いたw RT @longfish801 【四大奇書の読みどき】『匣の中の失楽』は青春時代に読むべきである。『虚無への供物』は社会に苛立ちを覚えたとき読むべきである。『黒死館殺人事件』は老後にじっくり読むべきである。『ドグラ・マグラ』は産まれる前に読むべきである。
受け継がれる「匣の中の失楽」②
tsuruba 話したかったことリスト。『匣』と『塗仏』のアレ。『匣』のぶっとび推理と、『煙か土』のぶっとび推理。ノベルスの惹句「新本格推理の原点」。
youmoutei ぜひよろしくお願いします。 RT tsuruba 話したかったことリスト。『匣』と『塗仏』のアレ。『匣』のぶっとび推理と、『煙か土』のぶっとび推理。ノベルスの惹句「新本格推理の原点」。
tsuruba youmoutei ひとつ、誤解していましたw 23時終了だと思っていたので……なんだか勇み足ツイートになってしまいましたが、責任をとりますw
tsuruba 『匣』の魅力のひとつは、そのトンデモ推理の数々だと思っています。アリバイトリックから、奇想天外な殺害方法、珍妙な暗号解読、死体の隠蔽方法、犯人の探偵趣味解読などなど。
youmoutei tsuruba まさにトンデモ推理ですね。とても面白かったです。エクゴ(ry
tsuruba youmoutei エクゴニンとプルキニエは、いつもちゃんと打てるか不安になる用語ですw
youmoutei tsuruba トンデモ推理ならぬトンデモ真相が連発されますしねw>『ミステリアス学園』
youmoutei tsuruba あと、『塗仏』はすでにだいぶ忘れてるのですが、どの辺に関連がありましたっけ?
tsuruba youmoutei http://bit.ly/mnaGRh (編者注:ネタバレ注意です!)ですね。ただ、より高度な方法をとっているところが、さすがではあります(ちょっとぼかしぎみに書きました)。
youmoutei ああ、なるほど。それを(それなりに、としても)うまく使った例は、他にあまりないですね。 RT tsuruba ttp://bit.ly/mnaGRh ですね。ただ、より高度な方法をとっているところが、さすがではあります(ちょっとぼかしぎみに書きました)。
youmoutei 昼の部でもちょっと言及しましたが、鯨統一郎『ミステリアス学園』は、『匣の中の失楽』の直系の子孫といっても過言では……やっぱり過言か(爆)。しかし、ミス研メンバーの青春小説(?)、実名小説によるメタ趣向、最後に「巨大なもの」が浮かび上がってくるところなど……。
tsuruba youmoutei 僕も『ミステリアス学園』は直系……かどうかは微妙とさせていただきたいものの、子孫であることは間違いないと思います。すごく楽しんで読んだ記憶があります。
longfish801 (神世希『神戯』も、いろいろと匣失っぽさがあるのだけど……いや、触れないでおこう……)
longfish801 ウースティーティーをキーワード検索しても、Googleで一件しかひっかからない……。
tsuruba 殺害方法やアリバイトリックで、トンデモトリックを考案することはあっても、証言の真偽や推理の反論にトンデモを持ち出すのは、『匣』と『黒死館』ぐらい……(いや『虚無』にもあったかな……)。
名前の元ネタ ニコニコ大百科……。
rufa9 ちょこっとおじゃまします。皆さまのお話とても興味深いです。youmouteiさん、まとめと司会ありがとうございます。これからゆっくり読ませていただきますね。 すでに言及されていたらごめんなさい。登場人物のネーミングの由来が面白いと思いました。
rufa9 登場人物がほぼ、「人形」にちなんだネーミングなんですね。 http://bit.ly/m1ARKL 曵間了 ←ピグマリオン 根戸真理夫 ←マリオネット 真沼寛 ←マヌカン 羽仁和久 ←ハニワ 甲斐良惟 ←音読みで傀儡 倉野貴訓 ←グラン・ギニョール …など。
youmoutei rufa9 いらっしゃいませ~。ネーミングは「操り」というよりも「操られ」がテーマだということを示唆してるのかな、と思いました。
longfish801 なぜにニコニコ大百科に匣失の説明が……それもやけに凝ってる……。
tsuruba longfish801 ほ、ほんとうだ!そしてすごいページだ……
youmoutei longfish801 tsuruba それ、私も見て驚愕しましたw
tsuruba longfish801 あらすじの併記というアイデアはすばらしい!
ama_zora longfish801 ニコニコ大百科にとは以外...
rufa9 youmoutei ありがとうございます。「操り」というよりも「操られ」…そうそう、そんな感じですよね。登場人物がどこか人間っぽくない雰囲気です。
youmoutei rufa9 そうか、『匣の中』でもそんな感じでしたね。
rufa9 youmoutei 「馬美」はないだろ、とか思って全然気づきませんでしたw 乾先生ちゃっかりと作中に登場したあげく、ぬいぐるみとかかわいすぎです。このペンネームはあの ttp://bit.ly/jpCfG4(「匣の中」微ネタバレ?) ネタとどっちが先なのかと思ったり。
youmoutei そうですね。だいぶ前から温めていたネタなのかな、とも。 RT rufa9 //このペンネームはあの ttp://bit.ly/jpCfG4 ネタとどっちが先なのかと思ったり。
rufa9 youmoutei あのネタすごい印象的で凝ってましたよね。今回も進行ありがとうございました。皆さまおつかれさまでした。
rufa9 オマージュ作品、乾くるみ「匣の中」でもそれは踏襲されていますよね。 伍黄霊無 ←ゴーレム 大苫都夢 ←オートマン 福羽寿子 ←腹話術 以縫くるみ ←ぬいぐるみ 火野紀雄 ←ピノキオ 久美 ←キューピー 馬美 ←バービー
rufa9 longfish801 早見表の作成ありがとうございます。いつもながらの完成度! これとニコニコ大百科見ながら再読したいものですよ~。
longfish801 rufa9 ありがとうございます。本当は「解けていない謎」一覧も作りたかったなあ……七夕の日に甲斐のデザート・ブーツを盗んだのは誰なの、とか。
rufa9 うわーそれいいですね! さらに密度がすごいことになりそうです。一人で読んだら答えが出なくて悶々としそう。ただでさえ複雑な構成なのに、頭パーンww でも楽しそうw RT longfish801 「解けていない謎」
そろそろお開き
youmoutei おっと、そろそろ日付も変わったところで、お開きとしましょうか。
longfish801 では締めの言葉を(期待)。
youmoutei それでは、皆様お疲れ様でした~。
ama_zora とびとびの参加となってしまいましたが、みなさんお疲れさまでした
youmoutei 「僕はどこにいるの」/「どこにもいないわ」/「じゃ、消えようか」――ペンネーム〈糸冬糸吉〉
air_doku それではこの辺で、第7回エアミス研読書会(竹本健治『匣の中の失楽』)をお開きにしたいと思います。参加者の皆様、お疲れ様でした&ありがとうございました。 #air_mys_ken
tsuruba おつかれさまでした!
WasuiMatui2014 お疲れ様でした!
longfish801 おつかれさまでした~(霧の中に消える)。
youmoutei @longfish801 使い回しで申し訳ないです~w
rufa9 ラストも決まった! おつかれさまでした。







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最終更新:2011年05月02日 21:18