絶対か!?相対か!?
飛び飛びの範囲を入力する場合。
まずSUM関数を使ってJ2に四半期の目標額の合計を入力する数式を作りましょう。
いつもなら『=SUM()』でドラッグでガッとすればいいのですが、今回は目標額という邪魔っけなものがいます。
こういう飛び飛びの範囲を選択する場合、CTRLをクリックしながら行きます。
※いつもどおりドラックで範囲選択してみましょう。エラーが返されます。と思ったら2007なら大丈夫みたいです・・・。
同じくI4:I9にも合計額を求める数式を入力します。
目標額を入力する。
D4に達成値を入力します。ここは関数を使わず手動で入力しましょう。
達成値 = 営業総額 ÷ 目標値
ですから営業総額にあたるD3と目標値にあたるD2を入力しましょう。
さてこれをそのまま下までコピーしてみてください。
いとおそろしきことになっています(iдi)
では数式バーで何が起こった確認してみましょう。
よく見るとコピーが下にずれるにしたがって、参照先も一つ下がっています。
なので数式を演算中に
=162,000÷達成率(文字列)
なんてわけのわからない数式になってしまっています。
このような特性を相対参照といいます。マンションに暮らしている住人ならば「1個上の部屋」といえば201号室かもしれないし305号室かもしれませんね?
ではこの数式を正しく変えるにはどうしたら良いでしょうか。ちなみに1個1個変えるのもよいですが。ここでは6個しかデータがないですが10個なら悲劇となります。(ちなみに絶対参照をしらない時代の私は行を一個増やしてそこに全部達成率を入力してました。)
ではまずC5:C9の数式を削除して下さい。
ようは目標額が入力してあるのがD3なわけですからコピーしてもD3を参照するように変更すればよいのです。
D4の数式を以下のように変えてください。
=C4/$D$2
このセルの前に$を入れるとコピーしても移動せず、絶対的に参照します。これを絶対参照といいます。マンションのどこに住んでいようが管理人の部屋は一箇所ですよね?
とりあえず今回はここまでです。次回はこのD列の数式をF列とH列にコピーしますがこれもちょっと工夫が要ります。が混乱は必至ですので今日はまず絶対参照だけ覚えてください。
最終更新:2009年03月24日 16:31