ア行
アガンゾ 男/中年 人間
大剣を愛用する剣士。剣術に秀でている。物静かで口数が少ない。
人見知りが激しく、初対面の人を警戒する。人の少ない閑静な場所を好む。
ひとところに定着することを嫌い、大陸各地を一人渡り歩く。悲鳴の洞窟付近を通り過ぎる時、ロキシーと出会い共に行動してヴァン一行に合流することになる。
使徒シロコとの戦闘にて互角に渡り合うほど高い戦闘能力を発揮するが、シロコの精神支配に犯され危機を迎える、だがカザン状態となったロキシーに助けられた。
シロコ撃退後、肉体の限界を迎えロキシーは死亡。
ロキシーの死後、カザンについて興味を抱き世界を巡りその現象と治療法を追求する。
エルブンガード 地名
昔、妖精と人間が大山林の中で共生していた頃、ここエルブンガードは外の世界からの侵入を防ぐ場所だった。
しかし、貪欲な人間に失望して全ての妖精が去ってしまった今、いつのまにか森には下等な生き物のゴブリン達が群れをなしている。
鍛冶屋ライナスは初心者の冒険家達に経験を積ませるための修行場としてここを紹介している。
オフィーリア 女/16歳 人間
ベヒーモスの背中に残っている古代遺跡を崇拝する宗教集団のGBL教徒。
ロータスがベヒーモスの背中に転移し、信徒たちが精神をロータスに支配される混乱の中から逃げ出した。
冒険者たちのベヒーモス探険を案内している。
カ行
カゴン 男/20歳(人間の年で換算) 黒妖精
手先が器用で冒険心が深く、粗野な性格の黒妖精。
息苦しいアンダーフットに留まるのを我慢できずに世の中を旅する。
旅の途中、偶然出会ったセリアに一目惚れしてウェスト・コーストで鍛冶屋を営み留まっている。
カンナ 女/14歳 人間
ヘンドンマイアで雑貨商店を経営している女の子。
ちっちゃい女の子一人で店を切り盛りする健気さをちゃっかり商売に利用しているしたたかな性格。
キリ=ザ・レディー 女/年齢不詳 天界人
天界の無法地帯で活躍した腕利きの女性ガンナー。
格好とか言葉遣いは女性らしいが、死をおそれず決闘を楽しめる冒険心が強くて快活な性格。特に銃を抜き出す速度は抜群。
アルデン会戦の最後にプラティンの奸計にはまりカトゥーと決闘することになり、撃ち合いによって共倒れ。
ミドルオーシャンまで落下し死んだと思われたがアラドの海に落ち、命からがらベルマイアまで流れ着いたという。
ガンナーたちに銃の使い方を伝授しつつ天性の性格どおり快活に生活している。
彼女の本分は決闘であるが、機械知識においてもそれなりの腕を持っている。
アラド大陸で魔法という概念を始めて目の当たりにしそれを銃技に応用できないかと試行錯誤している
"ほっほ~、あたしも魔法学ばなくちゃ。念のコントロールができれば弾に念を入れて打てそう。"
グランプロリス 地名
妖精語で流れる森と言う意味。
スジュとベルマイア、デ・ロス帝国。三つの帝国の中心に位置する妖精の敷地である 大森林を意味する。
大多数の妖精が人間に失望して去った後でも、その中の何名かはこのグランプロリスにそのまま残っていたと言われる。
偶然この中に入った人間から、この森の中で神秘な花と薬草、沢山の古代の宝石を見たと言う噂が伝えられている。
世界に異変が現れた兆候はこのグランプロリスから始まった。
森の動植物達が凶悪になり、失踪したり命を失う人たちが出始めた。だが、それは始まりに過ぎなかった。
世界のあちこちに転移された強いモンスター達の噂で、人心が動揺する中で発生したグランプロリスの大火災。
そのせいで残っていた数少ない森の妖精も全て行方をくらまし、モンスターと呼ばれる暴悪な動植物だけがその場所を守っていた。
一体森の中では何が起きているのか。
サ行
G.S.D. 男/中年 人間
ヘンドンマイア裏通りで鬼剣道場を運営している。
失明しているが、どんな理由なのかは分かっていない。
現大陸にいる剣士中、一番強い者だと言われている人物。
年は45歳ぐらいだと知られているが、何故G.S.D.と言う名前を使っているのかも分からず彼の過去はほとんど知られていない。
ジグハルト 魔法生命体
光の城主ジグハルト。
天界に対する自分の支配権を強固にするつもりだったバカルが、天城を封鎖する為に派遣されたバカルの忠実な部下。
天界でバカルが死んでから500年過ぎた今でも、バカルが死んだことを知らずにジグハルトは永遠に天城を守っている。
使徒
魔界において、強大な力を持つ者の象徴としての称号。
現在9人がいる。番号が若い程強さや影響力が大きい。
第1使徒:宿命のカイン
第2使徒:泣く目のヒルダー
第3使徒:蒼天のイシス=プレイ
第4使徒:征服者カシヤス
第5使徒:無形のシロコ
第6使徒:黒い疾病のディレジエ
第7使徒:火食いのアントン
第8使徒:長足のロータス
第9使徒:建設者ルーク
シャイロック=ゴブリンド 男/年齢不詳 ゴブリン
神の戯れか知性を持って生まれてしまったゴブリン。反面、肉体的には恵まれなかった。
ゴブリン部族では力の強いゴブリンが優秀であり、力の弱いゴブリンは疎外されるといった慣わしに懐疑を持ち、
ゴブリン部族から脱走。ヘンドンマイア近辺で商売することになる。
お金に限りない執着を持つが信用できる存在だ。
いつもゴブリン部族長が送った馬鹿なゴブリンたちに追われることになるが、お金目当てで近寄ってくる人を利用し危機を脱している。
シャラン 女/27歳(人間の年で換算) 黒妖精
魔法ギルド長。
黒妖精の村に伝染病が発生するより以前、人間たちに魔法の力を伝播し人間と黒妖精の仲を良くしようと女王メイヤは
シャランを自分たちと一番近くの国であるベルマイア公国に派遣した。
シャランは魔法学園を運営しながら人間たちに魔法を教えて、人間達の村を外部の邪悪な力から守るため魔方陣の修復にも力を込めている。
たぶん黒妖精の歴史の中でも人間との関係がこれほど多いのは彼女だけであろう。
人間界に赴いて最初に心を開いてくれたのがロリアンであり、彼女の事を大事に想っている。
シュシア 女/年齢不詳 エルフ
ヘンドンマイアの月光酒店を運営している。
彼女の年齢は不明だが、噂によればこの世のどの人間よりも年齢が上だとされている。
決闘場も運営し、優秀な武人を見ること楽しむ。
シンダ 男/67歳 人間
ヘンドンマイアで武器の商店を運営して、立派な武器を作ることを楽しみとして過ごしている老人。
名人シーブと共に有能な鍛冶屋だ。
伝説に名高いジグハルトの光剣を一度見たいと思っている。
黙々と冒険者たちの武器を修理して、危険なダンジョンに飛び込む冒険者たちを手伝っている。
タ行
天城(テンジョウ) 地名/建造物
伝説に因ると、千年前には天城を通じて空の上にある違う世界、天界に行けると言われる。
不吉の前兆だったのか、それとも新しい世界に対する希望を伝えるメッセージだったのか。
ともかくグランプロリスに大火災が起きて天城の姿を隠していた魔法陣が希釈され、伝説の天城はついにその姿を現した。
その間に天界から落とされたガンナー、キリの登場で天城について伝えられて来た話は全て事実だった事が明らかになる。
ナ行
ハ行
バカル
龍の王、暴龍王と呼ばれる。
バカルが初めて魔界に辿り着いた時、彼の強大で神秘的な能力によって第9使徒が封じられた。
しかし魔界で数多くの混乱を招き、また魔界を支配しようとする野望を抱くようになったバカルはすべての使徒を敵にまわす事になる。
これに対し第2使徒ヒルダーはバカルを使徒から除外し(後に建設者ルークを第9使徒に指名する。)魔界人たちの力を集めバカルと戦争を起こす事になる。
この戦争がかの有名な「龍の戦争」である。
戦争で敗退したバカルは死んでいった者たちの城を通じ逃走し、新しい世界を発見することになる。
これがまさに魔界人たちが天界を発見することになった発端となる出来事であった。
バカルは自分が創造した光の生命体の軍隊を前線に配置し自らを神と称し天界を支配した。
天界人たちが対抗する力を蓄えることができないよう魔法を禁じ、地上との交流を絶つため天城を塞いでしまう。この出来事は今から約千年前の話となる。
魔法の力を使用できないようにされた天界人たちはこの時から、アラド大陸とは異なる「機械」と呼ばれる新しい文明を発展させるこ事となる。
その後500年が過ぎ、機械文明が全盛期を迎え至高のメカニックである7人のマイスターが活動する時代が到来する。
7人のマイスターのバカル処置プロジェクトであるコードネームゲイボルグは失敗に終わるが、
この技術を受け継いだ子孫たちが機械革命を起こし、彼らの手でバカルを倒すこととなる。
500年間のバカルの暴政はこれにて幕を閉じることになった。
バカルが死ぬ間際に残した憤怒によって天界の大陸がいくつにも分かれて、現在のイースン、ノースピース、無法地帯となっている。
フロー 女 天界人
「バッカル」
彼が消滅してから数百年が経ったが、まだ天界人たちの胸の中に刻みこまれている名前だろう。
バッカルが天界を支配して 500年の間暴君として君臨し消滅するまでどれだけ多くの天界人たちが自由を求め、恨みを抱きながら死んだのか。
彼らが流した血と憎悪が実体になったのだろうか、ある日からバッカルの組職の主要人物や、バッカルに裏で協力していた天界人たちが殺害され、その死骸のそばに一輪の黒薔薇が置かれる事件が発生し始めた。
天界人たちは数百年間の自分たちの祈りがいよいよ叶ったのだと信じた。
黒薔薇の英雄はバッカルによって廃位された後秘密裏に生き延びていた天啓最高の女史制[イレネ]と最初のスピットファイアで知られた[フロー]だった。
彼らは素早くて身を隠しやすい無法地帯出身の女性たちだけの特殊部隊を構成してその名前を [ブラックローズ]と称した。
機械革命以後新たに皇道が再建されてイレネが500年ぶりに天界最高師弟として正式に選出された以後に、フローを皇道のジェネラルに任命して、皇道の秘密機動部隊としてブラックローズ団の存在を正式と認めた。
しかし、ブラックローズ団の行動は相変らず内密で表に出ることはなかった。
1つだけ知られたことは、代々のジェネラルはスピットファイアから任命する伝統があるという事くらいだった。
最近ブラックローズ団のジェネラルが急に行方不明になる事件が発生した。
天界の皇道は急いで大陸に言伝を送り、大陸を冒険して多くの経験を積んだスピットファイアの中から新時代を導くジェネラルを選出しようとした。
風震(フウシン) 男/22歳 人間
格闘家の道場師範風震。風のような拳法を使うスジュの風拳類師範だ。
格闘家として一番基本的なことをいつも考えながら生活している正しい青年。
いつも精進を怠ることもないし、ネンマスターになったことはもう昔の話だが、限りない疾走は止まらない。
スジュでも有名だったが、安定的な生活が自身の精進を阻むと感じ、スジュを去ってベルマイアの首都ヘンドンマイアに自身の道場を開いた。
他の格闘家たちにスキルを教えたり自分自身がグランプロリス深部に入ってモンスターを倒しながら精進している。
ベヒーモス 地名/生物
天城最上部に位置する海、ミドルオーシャン(Middle Ocean)を泳ぎ棲息する巨大な生物。
その大きさはその辺の大陸よりも大きいとされ、300年に一度陸地に降りると伝えられる。
ベヒーモスの背には古代人たちの燦爛な文明遺跡が多く残っており、これらを崇拝する人々がGBLと呼ばれる宗教を創設しベヒーモスの背に神殿を築き暮らしてきた。
古代遺跡は分かっていない事が多く、錬金術師ロトン等が興味を抱いている。
黒妖精たちの飛行船、マガタに乗ればベヒーモスの背に乗ることができる。
マ行
マセラス 男/年齢不詳 人間、後に魂が死者へと乗り移る
審判者マセラス。
教理に反する者を密かに処理するブラッディーパージ(Bloody Purge)というGBL教内部組織の首長。
ロータスがGBL教を壊滅させた時、彼はGBL教の教主とブラッディーパージ首長にのみ伝えられる禁じられた呪文を使用し、
自分の肉体を捨て幽体離脱を試みベヒーモスの腹部に退避する。
以後、冒険者たちの手で処置された信徒たちを復活させ、神殿の再建築に取り掛かりベヒーモスの腹部でGBL教の再建とロータスへの復讐を夢見る。
"誰が俺の神聖なる復讐を妨害するのか!"
ミネット(Minet) 女/年齢不詳 黒妖精
黒妖精の元老院の命によりヘンドンマイアに派遣され、若いシーフたちの育成係を務めている。
しかし彼女は実は黒妖精の女王メイアが元老院側勢力に潜入させた二重スパイだ。
高名なくノ一の一族に生まれた彼女はメイア女王の幼馴染みであり、特別な措置によりローグとなった。
その過去を隠し、死霊術を扱えるシャドウダンサーとして元老院側に属している。
見た目には明るいが、本心を全く見せない性格。
女王と元老院間で中立を保ち、黒妖精帝国全体の和合を最終的な目標として動く。
ただし、現在は使徒という目の前の敵を処理することに尽力している。
ヤ行
ラ行
ライナス 男/40代後半 人間
ライナスは昔有名な剣士だった。
しかしモンスターの力に負けてしまった自分の親友を自分の手で殺すことしかできなかった。
あの日からエルブンガードに残って、おとなしく初心者冒険者たちの武器を修理しながら案内をしている。
お酒が大好きだ。
ロキシー 女/年齢不詳 黒妖精
カザン症候群にかかっている。性格がむごくてきつい。
自分の病気を治すため大陸の方々を迷ってる途中、悲鳴屈から変な気運を感じてそこへ向かう。
旅の途中に会った放浪者アガンゾと戦い、アガンゾの思った以上の強さに彼女はカザン状態になってしまう。
その後アガンゾと共に旅をする。
鬼が乗り移り、色が変わった腕を見せるのが嫌でいつも肘までの長さの手袋を着用する。
悲鳴屈でアガンゾが危ない目に合い、自らの意思でカザン状態を発動し異界生命体シロコに致命的にダメージを与えるが彼女も死ぬ。
"私の体を直してくれ。風来の者よ。長生きしたいんだ。" -ロキシー、アガンゾに-
"ク。クッソ。何でこんな眼に遭うんだ。" -ロキシー、最後のセリフ。-
ロリアン 女/18歳 人間
ウェスト・コーストに住んでいる抜け目のない女の子。子龍デンカスをいつも連れて歩いている。
彼女の深刻なナルシストで大勢な人たちが不快感を感じるかもしれないが、意外にもシャランの魔法学校の首席主席合格生である。
ワ行
最終更新:2011年10月19日 17:59