はじめに
『ビーストバインドSRS』の中で使用するゲーム用語やルール処理の原則について、必要な情報をここにまとめて解説しておく。
ルールの処理
- ●端数の処理
- 割り算などの計算の結果として端数が発生した場合、基本的に切り捨てとする。
- ●ダイスの読み方
- 『ビーストバインドSRS』では、キャラクターの行為がうまくいったかどうかや乱数を表現するためにダイス(6面体のサイコロ)を使用する。『ビーストバインドSRS』では、ダイスには次のふたつの振り方が存在する。
- >nD6
- n個(nは1以上の整数)のサイコロ(DはDiceの略)を振って出た目を合計すること。2D6とあった場合、2~12の結果を得られる。
- >D66
- サイコロをふたつ振り、一方を10位、もう一方を1の位として読む振り方。11~66までの結果を得られる。D66を行なう際は、あらかじめどちらが10の位(もしくは1の位)であるかを決めてから、ダイスを振ること。
- ●ROC
- ROCとは Roll Or Choice(ロール・オア・チョイス)の略で、表の項目についてダイスを振って決定しても、任意に選択してもよいことを表わす。もちろん、振った後に改めて選択しても構わない。
- チャートなどで、ROCするとあった場合、前記のようにして項目をひとつ決定することを意味している。また、表に0のようにダイスでは出ない数値に項目が存在する場合、その項目は任意に選択しなければならないことを意味している。
- ●表記形式
- ~
- 『ビーストバインドSRS』では、本文中で次の記号を使ってゲーム用語を表わしている。これらの用語が計算式などに使用されている場合は、その数値を代入して式とすること。
- 能力値、戦闘値名は【 】
例:【体力基本値】
- ダメージ属性は〈 〉
例:〈炎〉
- 計算式、及びゲーム用語として使用する言葉は[ ]
例:[達成値]、[1+レベル]分
■用語集
- ●GM
- ゲームマスターの略。このゲームにおけるホストプレイヤー。ゲーム中の演出やさまざまなデータ処理、ルールの裁定などを行なう。
- ●NPC
- ノンプレイヤーキャラクターの略。GMが管理するPC“ではない”キャラクターの総称。
- ●PC
- プレイヤーキャラクターの略。プレイヤーの扱うキャラクターのこと。基本的にひとりのプレイヤーはひとりのキャラクターを扱う。
- ●クラス
- キャラクターの戦闘におけるノウハウ、能力、種族を表わす。
- ●攻撃
- 武器や特技などを使用して、対象にダメージなどを与える行動のこと。使用する武器や手段によって複数設定できる。
- ●シナリオ
- 『ビーストバインドSRS』をプレイするために、事前に設定するプレイ進行の指針。
- ●セッション
- デザイナーが制作したゲームの、1回のゲームプレイのこと。
※※ コメント ※※start
- ●対象となるゲーム名
- SRSを利用して制作するゲームのタイトル。
- ゲーム制作者が任意に名付けてよい。
- ※※ コメント ※※end
- ●特技
- キャラクターの持つ、魔法や特殊な技を表わす。対戦格闘ゲームにおける必殺技、コンピュータRPGにおける魔法や特殊能力のようなもの。
※※ コメント ※※start
- ●デザイナー
- SRSを利用してゲームを制作する人のこと。
- ※※ コメント ※※end
- ●能力値
- キャラクターの力の強さや頭のよさなどを表わす数値。
- 6つに分けることを推奨する。
- ●プレイヤー
- このゲームの参加者のこと。プレイヤーごとに個別にキャラクター(PC)をひとり担当して、セッションに参加する。
- ●レベル
- 強さの段階を表わす数字。高い方がより強いといえる。
最終更新:2007年08月03日 10:40