◆LDAPとは?
Lightweight Directory Access Protocol
LDAPとは、X.500をTCP.IPプロトコルの部分に絞ったディレクトリサービス。
ネットワーク上で使用するための個人情報や、パスワードを一元管理するためのディレクトリサービスのひとつです。
◆ディレクトリサービスとは?
LDAPサーバーを立てて置けば、新しいユーザーが増えても、メールアドレスや、パスワードをLDAPに登録するだけで済み、各サーバーにIPアドレス等の情報を設定する必要がなくなります。また、ユーザーを削除する場合でも、LDAPから削除するだけと、ユーザー情報の管理が楽になる。
言ってみれば、アプリケーションが認証や、設定情報を得る為のデータベースです。
Windows ServerなどのActiveDirectoryや、DNSサーバーもディレクトリサービスのひとつです。
◆データベースとなにが違うの?
ディレクトリサービスは、ほとんど書き込みが発生しません。
登録されている情報を読み取り方が圧倒的に多いからです。
そのため、読み取り、検索機能に非常にすぐれています。
◆X.500とは?
ITU-T(International Telecommunication Unionインターネットの通信プロトコルの策定を行う国際機関)で、策定されたディレクトリサービスの規格がX.500プロトコル(DAP,DISP,DSP)です。
この規格は、OSI参照モデルを基準としておりこの中からTCP/IPの部位のみに特化したのがLDAPです。

最終更新:2007年08月16日 12:13