CentOSでホームサーバを作ろう
MediaTombを使ってDLNAサーバを構築する(EPELから導入編)
最終更新:
centos-homeserver
-
view
はじめに
MediaTombの導入はソースからコンパイルするのが一般的だが、
FedoraプロジェクトのEPELリポジトリを利用して比較的容易にインストールを行う方法も
あるのでそれを以下に記述する。
(ソースから導入する方法はこちらを参照。)
※ソースから導入する方法は手間がかかり、バージョンUPする際にも注意が必要となるが、
・最新版を入手できる。
・パッチを当てる事で機能のカスタマイズができる。
などのメリットがあるので、メンテナンスの手間が気にならなければそちらでも良いと思う。
FedoraプロジェクトのEPELリポジトリを利用して比較的容易にインストールを行う方法も
あるのでそれを以下に記述する。
(ソースから導入する方法はこちらを参照。)
※ソースから導入する方法は手間がかかり、バージョンUPする際にも注意が必要となるが、
・最新版を入手できる。
・パッチを当てる事で機能のカスタマイズができる。
などのメリットがあるので、メンテナンスの手間が気にならなければそちらでも良いと思う。
リポジトリの追加(EPEL)
標準のリポジトリにはMediaTombは入っていないので、PT2のドライバの導入のときと同様に
"EPEL"というリポジトリを追加する。
(前提として、PT2のドライバのインストール時にyum-prioritiesパッケージが導入されていることが条件です。)
"EPEL"というリポジトリを追加する。
(前提として、PT2のドライバのインストール時にyum-prioritiesパッケージが導入されていることが条件です。)
# rpm --import http://download.fedora.redhat.com/pub/epel/RPM-GPG-KEY-EPEL
EPELのGPG-KEYをインポートする。
/etc/yum.repos.d/〜.repoの変更
epel.repo
epel-testing.repo
の2つのファイルの"enabled"を全て0に変更する。
(--enablerepoオプションを付与したときだけinstallできるようにするため)
epel-testing.repo
の2つのファイルの"enabled"を全て0に変更する。
(--enablerepoオプションを付与したときだけinstallできるようにするため)
# yum --enablerepo=epel* install mediatomb
2010.7.15現在のリポジトリのバージョンはmediatomb-0.11.0-2。本家の最新版は0.12.1のようです。
MediaTombの設定
mediatomb.conf
1カ所だけ設定を修正する。
# vi /etc/mediatomb.confMT_INTERFACE="bond0" 使用するNICを指定。本マシンではボンディングを有効にしているので"bond0"を指定。
試しにMediaTombを起動して、エラーが出ない事を確認。
# service mediatomb start
正常にサービスが起動できることを確認したら、chkconfigでサービス登録する。xinetd経由の起動設定は今後追記する。
# chkconfig 345 mediatomb on
念のため、設定が完了するまで一旦終了させておく。
# service mediatomb stop
MediaTombが使用するMySQLのDBの作成。
- ユーザ名:mediatomb
- パスワード:mediatomb
(「同名のデータベースを作成してすべての特権を与える」)
config.xml
公開するファイル、使用するデータベースなどの設定を行う。
# vi /etc/mediatomb/config.xml
使用するデータベースの指定
デフォルトのsqlite3からMySqlに変更する。
<sqlite3 enabled="yes">
↓
<sqlite3 enabled="no">
<mysql enabled="no">
↓
<mysql enabled="yes">
接続するユーザ、パスワード、データベース名
既にデフォルトで<username>と<database>には、
"mediatomb"と記載されているので、上の例と同じであれば変更する必要は無い。
なお、パスワードの行が追加されていないので、
"mediatomb"と記載されているので、上の例と同じであれば変更する必要は無い。
なお、パスワードの行が追加されていないので、
<password>mediatomb</password>
を追加する。
PS3での再生を可能にするための設定
また、PS3での再生を可能にするために以下の行を"yes"に変える。
<protocolInfo extend="no"/><!-- For PS3 support change to "yes" -->
↓
<protocolInfo extend="yes"/><!-- For PS3 support change to "yes" -->
文字コードの設定
<import hidden-files="no"> ←この行の下に以下の2行を追加する。
<filesystem-charset>UTF-8</filesystem-charset> ←この行を追加する。
<metadata-charset>CP932</metadata-charset> ←この行を追加する。
PS3でdivxを再生可能にするための設定
<!-- <map from="avi" to="video/divx"/> -->
↓
<map from="avi" to="video/divx"/> ←コメントを外す。
拡張子と中身をマッピング設定を追加
<!-- <map from="avi" to="video/avi"/> --> ←この行の下に以下の行を追加する。
<map from="jpg" to="image/jpeg"/> ←追加する。
<map from="jpeg" to="image/jpeg"/> ←追加する。
<map from="gif" to="image/gif"/> ←追加する。
<map from="png" to="image/png"/> ←追加する。
<map from="m4v" to="video/mp4"/> ←追加する。
<map from="mp4" to="video/mp4"/> ←追加する。
<map from="mpg" to="video/mpeg"/> ←追加する。
<map from="mpeg" to="video/mpeg"/> ←追加する。
<map from="m2t" to="video/mpeg"/> ←追加する。
<map from="m2ts" to="video/mpeg"/> ←追加する。
MediaTombの再実行と確認
再度MediaTombを起動して、エラーが出ない事を確認。
# service mediatomb start
実行ログも確認しておく。(エラーが発生していない事を確認。)
# less /var/log/mediatomb
ファイアウォールの設定
# lokkit
でポート50500:tcp 1900:udpを解放する。
ちなみに50500はデフォルト設定での接続ポートで、1900はUPnPの発信/応答用ポート("SSDP"というプロトコル)
ちなみに50500はデフォルト設定での接続ポートで、1900はUPnPの発信/応答用ポート("SSDP"というプロトコル)
設定画面にアクセスして公開ディレクトリを設定
ブラウザでhttp://(サーバのIPアドレス):50500にアクセスして、
公開するディレクトリを設定する。
右側の枠の”Filesystem"を押下して、公開するディレクトリまで開いたら、
左側の枠に対象のファイルが一覧表示される。
それを確認して、左上の「+」ボタンをクリックして、ディレクトリを追加する。
追加されたディレクトリは右側枠の"Database"をクリックすれば表示される。
公開するディレクトリを設定する。
右側の枠の”Filesystem"を押下して、公開するディレクトリまで開いたら、
左側の枠に対象のファイルが一覧表示される。
それを確認して、左上の「+」ボタンをクリックして、ディレクトリを追加する。
追加されたディレクトリは右側枠の"Database"をクリックすれば表示される。
- 参考
- EPEL
- MediaTomb