Nvidia Tegra4

「Nvidia Tegra4」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

Nvidia Tegra4」(2014/03/01 (土) 11:29:31) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

#contents() ---- **解説 &bold(){Nvidia Tegra4 (Cortex-A15*4+1(1.9GHz?) + GeForceULP*72core) } 世界各社のタブレットで広く使われてきたSoC、Tegraシリーズの新型 メインのCPUは対称クアッドコアだが、低負荷の際は(+1)の非対称コア("Ninja")が処理を担当することにより、省電力効果を狙っている ただしTegra3とは異なり+1コアは、省電力向けプロセスでの製造ではない 現在最先端のCortex-A15コアを採用しており、クロックあたりの性能が向上 クロック自体もTegra3から向上したため、1コアあたりの性能が大幅に上昇した GPUもTegra3の12coreから72coreと飛躍的に増加 それぞれピクセルシェーダが48コア、バーテックスシェーダが24コアになった Nvidia公式曰くTegra2比で20倍、Tegra3比で6倍のグラフィック能力らしい keplerベースのコアになるという噂だったが、残念ながらTegra3と同じG70ベースだとか DirectX11+,OpenGL4.X,PhysXにも対応する ベンチマークでは、Snapdragon600と同程度か少し低い程度のスコアを出すことが多い 液晶の解像度は最大で3200×2000に対応。また動画も[[AllwinnerA31]]と同じ4k2kの動画にも対応しており 他にも動画をHDRで撮影できるなど、様々な面で性能が向上している 弱点と言われていたメモリ帯域も、バス幅が32bitになった また最大4GBのメモリにも対応している 製造プロセスはTegra3(40nm)から新しくなり [[RK3188>Rockchip RK3188]]や[[MediaTek MT6589]]と同じ28nmプロセスを採用した(28nmHPL) そのおかげか消費電力はTegra3比で45%減になるのだとか(負荷による) またオプションの独自ソフトモデムチップi500により、LTEにも対応したらしい 1.8GHzのT40、2.0GHzのT43、1.2GHz-1.8GHzのAP40が予定されているとか? 中華パッドでも、[[Bungbungame Kalos]]などに搭載される予定である Antutuでは東芝のAT703(解像度:2560x1600)が28000程度のスコアを記録している (ちなみに[[Nvidia Tegra3]]はAntutuで12000程度、Snapdragon600は22000程度の搭載端末が多い) CPUに関してはSnapdragonのkraitよりも高速な[[Cortex-A15>用語集#ca15]]を採用しているが GPUに関しては3DMarkのIceStormでは10000程度のスコアであり、GPUが弱いとの声もある (スナドラ600搭載機が11000程度、スナドラ800搭載機は20000程度のスコア) |製造プロセス|TSMC 28nmHPM| |CPU|ARM Cortex-A15 最大1.9GHz (4+1)コア| |GPU|GeForceULP*72core| |メモリ|LPDDR3 デュアルチャネル対応 最大4GB| |画面出力|モニタ:3200×2000ピクセル HDMI:4k2k| |パッケージサイズ|23×23mm BGA 14×14mm FCCSP| LTEモデムi500がオプションで選択可能 ---- **バージョン違い &bold(){Nvidia Tegra4i (Cortex-A9(R4)*4+1(2.3GHz) + GeForceULP*60core) } NvidiaのSoC、Tegraシリーズの1つ Tegra4の名前を冠しているがCPUのコアは[[Cortex-A15>用語集#ca15]]ではなく [[Nvidia Tegra3]]と同じ、[[Cortex-A9>用語集#ca9]] LTE,CA(Carrier Aggregetion),HSPA+,TD-HSPAなどをサポートした マルチモードモデムi500を内蔵しており、こちらは低価格スマートフォン向けのチップになるらしい Cortex-A15のTegra4と比較すると性能は落ちるが 製造プロセスはTegra3の40nmから28nmにシュリンクされており コアのCortex-A9自体も28nmプロセス向けの新しいCortex-A9(R4)になっている そのおかげかTegra3の最大クロック(1コア1.7GHz、4コア1.6GHz)を大きく超える2.3GHzという高クロックを実現 またGPUもTegra3比で5倍のコア数になっており、メモリはデュアルチャネルにも対応した(?) GPUはそれぞれピクセルシェーダが40コア、バーテックスシェーダが20コアという構成らしい Tegra4と同じく動画のHDRでの撮影やPRISM Display (2.0)がサポートされている ベンチマーク次第ではクアルコムの最新SoC、Snapdragon800を超える性能を発揮するとか ダイサイズもとても小さいらしい &bold(){Nvidia Tegra 4i} |製造プロセス|TSMC 28nm HPM| |CPU|ARM Cortex-A9 R4 2.3GHz (4+1)コア| |GPU|GeForceULP*60core| |メモリ|LPDDR3 デュアルチャネル対応?(未公開) 最大2GB| |画面出力|モニタ:1920×1200ピクセル HDMI:1080p| |パッケージサイズ|12×12mm POP 12×12mm FCCSP| &bold(){内蔵モデムi500} |LTE|CAT3/CAT4 100~150Mbps(下り)、50Mbps(上り)| |CA(Carrier Aggregation)|10MHz+10MHz(下り)| |HSPA+|CAT24/6 42Mbps(下り)、5.7Mbps(上り)およびCAT6、8、10、14、18| |TD-HSPA|CAT24/6 4.2Mbps(下り)、2.2Mbps(上り)、TD-SCDMAを含む| |2G|GSM、GPRS、EDGE(クラス12まで)| |2G/3G音声機能|複数のマイクによるエコーキャンセラ、ノイズリダクション、AMR-WB、AMR-NB、FR、EFR、HR| |LTE音声機能|CSFB(回線交換フォールバック)およびVoLTE(Voice over LTE)| |チップパッケージ|7×7mm、Tegra 4iは同機能をSoCに統合| ---- **リンク、引用元など ARM Information Center - Cortex-A9(r4p0がA9 R4に該当するものだと思われる) http://infocenter.arm.com/help/index.jsp?topic=/com.arm.doc.subset.cortexa.a9/index.html NVIDIA Tegra 4 実機ベンチマーク、Tegra 3を3~4倍で圧倒 http://japanese.engadget.com/2013/02/24/nvidia-tegra-4-tegra-3-3-4/ 米NVIDIA、"A15"じゃない「Tegra 4i」を公開 - 100ドル台スマホ向け、Cortex-A9ベースでLTEモデム統合 http://news.mynavi.jp/articles/2013/02/19/tegra4i/ NVIDIA、モデム統合型SoC「Tegra 4i」をOEMメーカーへ提供開始 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/20130219_588384.html ---- **コメント #pcomment(below2,reply,noname,20,enablenamelink,enableurl,size=80)
#contents() ---- **解説 &bold(){Nvidia Tegra4 (Cortex-A15*4+1(1.9GHz?) + GeForceULP*72core) } 世界各社のタブレットで広く使われてきたSoC、Tegraシリーズの新型 メインのCPUは対称クアッドコアだが、低負荷の際は(+1)の非対称コア("Ninja")が処理を担当することにより、省電力効果を狙っている ただしTegra3とは異なり+1コアは、省電力向けプロセスでの製造ではない 現在最先端のCortex-A15コアを採用しており、クロックあたりの性能が向上 クロック自体もTegra3から向上したため、1コアあたりの性能が大幅に上昇した GPUもTegra3の12coreから72coreと飛躍的に増加 それぞれピクセルシェーダが48コア、バーテックスシェーダが24コアになった Nvidia公式曰くTegra2比で20倍、Tegra3比で6倍のグラフィック能力らしい keplerベースのコアになるという噂だったが、残念ながらTegra3と同じG70ベースだとか DirectX11+,OpenGL4.X,PhysXにも対応する ベンチマークでは、Snapdragon600と同程度か少し低い程度のスコアを出すことが多い 液晶の解像度は最大で3200×2000に対応。また動画も[[AllwinnerA31]]と同じ4k2kの動画にも対応しており 他にも動画をHDRで撮影できるなど、様々な面で性能が向上している 弱点と言われていたメモリ帯域も、バス幅が32bitになった また最大4GBのメモリにも対応している 製造プロセスはTegra3(40nm)から新しくなり [[RK3188>Rockchip RK3188]]や[[MediaTek MT6589]]と同じ28nmプロセスを採用した(28nmHPL) そのおかげか消費電力はTegra3比で45%減になるのだとか(負荷による) またオプションの独自ソフトモデムチップi500により、LTEにも対応したらしい 1.8GHzのT40、2.0GHzのT43、1.2GHz-1.8GHzのAP40が予定されているとか? 中華パッドでも、[[Bungbungame Kalos]]などに搭載された。 Antutuでは東芝のAT703(解像度:2560x1600)が28000程度のスコアを記録している (ちなみに[[Nvidia Tegra3]]はAntutuで12000程度、Snapdragon600は22000程度の搭載端末が多い) CPUに関してはSnapdragonのkraitよりも高速な[[Cortex-A15>用語集#ca15]]を採用しているが GPUに関しては3DMarkのIceStormでは10000程度のスコアであり、GPUが弱いとの声もある (スナドラ600搭載機が11000程度、スナドラ800搭載機は20000程度のスコア) |製造プロセス|TSMC 28nmHPM| |CPU|ARM Cortex-A15 最大1.9GHz (4+1)コア| |GPU|GeForceULP*72core| |メモリ|LPDDR3 デュアルチャネル対応 最大4GB| |画面出力|モニタ:3200×2000ピクセル HDMI:4k2k| |パッケージサイズ|23×23mm BGA 14×14mm FCCSP| LTEモデムi500がオプションで選択可能 ---- **バージョン違い &bold(){Nvidia Tegra4i (Cortex-A9(R4)*4+1(2.3GHz) + GeForceULP*60core) } NvidiaのSoC、Tegraシリーズの1つ Tegra4の名前を冠しているがCPUのコアは[[Cortex-A15>用語集#ca15]]ではなく [[Nvidia Tegra3]]と同じ、[[Cortex-A9>用語集#ca9]] LTE,CA(Carrier Aggregetion),HSPA+,TD-HSPAなどをサポートした マルチモードモデムi500を内蔵しており、こちらは低価格スマートフォン向けのチップになるらしい Cortex-A15のTegra4と比較すると性能は落ちるが 製造プロセスはTegra3の40nmから28nmにシュリンクされており コアのCortex-A9自体も28nmプロセス向けの新しいCortex-A9(R4)になっている そのおかげかTegra3の最大クロック(1コア1.7GHz、4コア1.6GHz)を大きく超える2.3GHzという高クロックを実現 またGPUもTegra3比で5倍のコア数になっており、メモリはデュアルチャネルにも対応した(?) GPUはそれぞれピクセルシェーダが40コア、バーテックスシェーダが20コアという構成らしい Tegra4と同じく動画のHDRでの撮影やPRISM Display (2.0)がサポートされている ベンチマーク次第ではクアルコムの最新SoC、Snapdragon800を超える性能を発揮するとか ダイサイズもとても小さいらしい &bold(){Nvidia Tegra 4i} |製造プロセス|TSMC 28nm HPM| |CPU|ARM Cortex-A9 R4 2.3GHz (4+1)コア| |GPU|GeForceULP*60core| |メモリ|LPDDR3 デュアルチャネル対応?(未公開) 最大2GB| |画面出力|モニタ:1920×1200ピクセル HDMI:1080p| |パッケージサイズ|12×12mm POP 12×12mm FCCSP| &bold(){内蔵モデムi500} |LTE|CAT3/CAT4 100~150Mbps(下り)、50Mbps(上り)| |CA(Carrier Aggregation)|10MHz+10MHz(下り)| |HSPA+|CAT24/6 42Mbps(下り)、5.7Mbps(上り)およびCAT6、8、10、14、18| |TD-HSPA|CAT24/6 4.2Mbps(下り)、2.2Mbps(上り)、TD-SCDMAを含む| |2G|GSM、GPRS、EDGE(クラス12まで)| |2G/3G音声機能|複数のマイクによるエコーキャンセラ、ノイズリダクション、AMR-WB、AMR-NB、FR、EFR、HR| |LTE音声機能|CSFB(回線交換フォールバック)およびVoLTE(Voice over LTE)| |チップパッケージ|7×7mm、Tegra 4iは同機能をSoCに統合| ---- **リンク、引用元など ARM Information Center - Cortex-A9(r4p0がA9 R4に該当するものだと思われる) http://infocenter.arm.com/help/index.jsp?topic=/com.arm.doc.subset.cortexa.a9/index.html NVIDIA Tegra 4 実機ベンチマーク、Tegra 3を3~4倍で圧倒 http://japanese.engadget.com/2013/02/24/nvidia-tegra-4-tegra-3-3-4/ 米NVIDIA、"A15"じゃない「Tegra 4i」を公開 - 100ドル台スマホ向け、Cortex-A9ベースでLTEモデム統合 http://news.mynavi.jp/articles/2013/02/19/tegra4i/ NVIDIA、モデム統合型SoC「Tegra 4i」をOEMメーカーへ提供開始 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/20130219_588384.html ---- **コメント #pcomment(below2,reply,noname,20,enablenamelink,enableurl,size=80)

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: