珍しく上手く指せたので。
相振り飛車における左玉は以前それなりに研究したし、
細川流右玉の変化で左玉を指した時期もあった。
「自玉は敵の攻撃から遠い場所に、自分の攻撃は敵玉近くに」というmy格言があるので
そういう意味では理に適った指し方ではあるのだが、実際問題指してみて
- 組み上がるまで手数が掛かる
- 自陣に手が付くと意外と脆い
そういうこともあり、現在は殆ど左玉は最初から狙って指すことはない。
ただ唯一の例外がある。対筋違い角の時だ。
鈴木 - 羽生戦、武市 - 高崎戦のように相振り飛車にする方が合っているが、
形としての安定感は居飛車にしての矢倉の方が断然良い。
しかし居飛車にしたら勝てないことは目に見えているので、
間を取るような形でいつしか左玉を指すようになった。
腰掛け銀+△4五歩の基本図から
4五を厚くし、
飛車を振って玉を左辺に。右辺は金一枚で食い止め、左辺で先攻を目指す。
本譜は形良く銀を引く形になり、
相手が自ら角筋を止めたので自然とまとまり手厚い形に。
こうなれば指しやすい。
馬を作って角をいじめる展開になって必勝。
以下玉頭に手を付け順当に寄せ切った。
金銀分裂で慣れないと陣形をまとめるのに苦労するが、
比較的私には向いている指し方だと思う。
なお左玉といえば某所のk某さんというイメージだが、
某所で最初に指したのは実は私だと無駄に主張してみる(笑)
最終更新:2011年01月06日 22:26