珍しく上手く指せたので。

相振り飛車における左玉は以前それなりに研究したし、
細川流右玉の変化で左玉を指した時期もあった。
「自玉は敵の攻撃から遠い場所に、自分の攻撃は敵玉近くに」というmy格言があるので
そういう意味では理に適った指し方ではあるのだが、実際問題指してみて

  • 組み上がるまで手数が掛かる
  • 自陣に手が付くと意外と脆い

というところが問題点として感じられた。
これに関しては以前参考にしたサイトも参照していただきたい。
Welcome To My Doghouse - 高田流左玉の最終的考察

そういうこともあり、現在は殆ど左玉は最初から狙って指すことはない。
ただ唯一の例外がある。対筋違い角の時だ。

筋違い角に対する有力な駒組みは以下のサイトにあるように、
腰掛け銀+△4五歩の形であることは周知の通り。
江戸川タレ歩のブログ - 振り飛車研究番外編 筋違い角対策

鈴木 - 羽生戦、武市 - 高崎戦のように相振り飛車にする方が合っているが、
形としての安定感は居飛車にしての矢倉の方が断然良い。
しかし居飛車にしたら勝てないことは目に見えているので、
間を取るような形でいつしか左玉を指すようになった。

腰掛け銀+△4五歩の基本図から
4五を厚くし、

飛車を振って玉を左辺に。右辺は金一枚で食い止め、左辺で先攻を目指す。

本譜は形良く銀を引く形になり、

相手が自ら角筋を止めたので自然とまとまり手厚い形に。
こうなれば指しやすい。

馬を作って角をいじめる展開になって必勝。
以下玉頭に手を付け順当に寄せ切った。

金銀分裂で慣れないと陣形をまとめるのに苦労するが、
比較的私には向いている指し方だと思う。

なお左玉といえば某所のk某さんというイメージだが、
某所で最初に指したのは実は私だと無駄に主張してみる(笑)

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最終更新:2011年01月06日 22:26
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