寄せ


寄せの難しさ

自分の攻めが成功して、いざ玉を寄せようと思ってもなかなかどう指せばいいのか分からない人が多いと思います。ここでもたもたしていると相手の攻めが始まり、受けに回るしかなくなって、いつまで経っても相手玉を寄せられないということになります。最悪そのまま詰まされてしまいます。「終盤は駒の損得より速度」という格言があり、敵陣に侵入できたら多少の駒損はしてもいいから早く相手玉を寄せるのがいいということです。他人の対局を観戦してると、せっかく成った馬や龍をバッサリ切ってしまうところを見たことあると思います。あれは寄せの速度を上げ、確実に寄せるための決め手であることが多いのです。しかし速度を重視するあまり駒損しすぎて攻め駒がなくなってしまっては元も子もありません。ここが終盤の難しいところです。終盤はいかに効率よく攻めるかがカギになります。

攻め駒は何枚?

飛車や角の成りこみなどの攻めが成功したら寄せに入ることになりますが、龍や馬一枚で相手の囲いの金銀を蹴散らすのは到底不可能です。そこで攻め駒を増やすことになりますが、最低何枚あれば確実に寄せられると思いますか?
4枚の攻めは切れない」という格言があり、寄せの際には4枚あれば十分という意味です。これが5枚6枚に増えたりすると、逆に味方の駒が邪魔になりかえって攻めが遅くなってしまうことがあります。逆に2枚だと少なすぎて攻めが止まります。しかし3枚あればギリギリ攻めきることも可能になります。なので寄せる際には攻め駒は4±1枚にしましょう。

具体的な寄せ方

終盤は難しいですが、ちゃんと効率のいい攻め方というのは存在します。
それらを習得するだけでも終盤力は桁違いに伸びます。あとは詰将棋などで読みを鍛えると終盤に関しては一人前になれるでしょう。
以下具体的な寄せ方の局面を見てみます。

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最終更新:2009年05月05日 15:31