オデュッセイアを読む@wiki

アイオロス

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diktaion

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ギリシャ神話では、アイオロスという名を持った三人の人物がいるのだが、古代の物語作者によって混同され、それぞれはっきり見分けるのは、ほぼ不可能である。ディオドロスはなんとかその三人を区別した(が、彼にも混乱が見られる)。

1. アイオロスヘレンの子。アイオリア人の始祖。
2. アイオロスポセイドンの子。
3. アイオロスヒッポテスの子。オデュッセウスを助けた。




アイオロス(Aeolus)はヘレンオルセイスの息子である。テッサリアの王で、アイオリア人の始祖である。エナレテと結婚し、シシュポスアタマスクレテウスサルモネウスなど多数の子をもうけた。一説では、メラニッペとの間に娘アルネをもうけた。しばしば風の神として描かれた。

系譜



解説









アイオロス(Aeolus)はポセイドンアルネの子である。双子の兄弟ボイオトスがおり、二人はイカリアメタポントスに育てられた。継母のアウトリュテが、母のアルネと争ったので、ボイオトスと共謀してアウトリュテを殺し、イカリアを逃げ出した。


系譜



解説









アイオロス(Aeolus)はヒッポテス王の息子である。彼は浮き島アイオリア島に住み、四つの風神たちを支配している。島の洞窟には風が封じ込めてあり、彼はそこから風を取り出して、そよ風や強風として吹かせることができた。流浪のオデュッセウスがこの島に来たときは歓迎した。


系譜



解説

オデュッセイアでのエピソード

  • 島に来たオデュッセウスを、彼は歓迎した。オデュッセウスが去る時は、無事に故郷イタカに帰れるように、悪い風を封じ込めた袋を贈った。オデュッセウスは悪天候に悩むこともなく順調に進み、故郷のそばまで行ったが、そこで寝入ってしまった。好奇心の強い彼の部下が袋を開けると、激しい風が放たれ、彼らの船を押し返してしまった。(第10歌










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