系譜
- 父はクロノス、母はレア。
- 子はアムピマロス、エルギノス、プロテウス。
- 妻はガイア。娘はキュモポレイア。
- 妻はアンピトリテ。子はトリトン、アルビオン、娘はロデ、ベンテシキュメ。
- 妻はデメテル。子はアリオン、娘はデスポイナ。
- 妻はハリア。子はロドス。
- 妻はアルシオネ。子はヒュリエウス、ヒュペレノル、アンタス、娘はアイトゥサ。
- 妻はエウリュアレ。子はオリオン。
- 妻はカナケ。子はホプレウス、ニレウス、エポペウス、アロエウス、トリオプス。
- 妻はテオパネ。
- 妻はアガメデ。子はディクテュス。
- 妻はリビュエ。子はアゲノル、ベロス、レレクス。
- 妻はカルキニア。子はペラトス。
- 妻はアルネ。子はアイオロス、ボイオトス。
- 妻はラリッサ。子はアカイオス、プティオス、ペラスゴス。
- 妻はアルタイア。子はアンカイオス。
- 妻はクリュソゲネイア。子はクリュセス。
- 妻はリュシアナッサ。子はブシリス。
- 妻はメリエ。子はアミュコス、ミュグドン。
- 妻はアミュモネ。子はナウプリオス。
- 妻はピタネ。娘はエウアドネ。
- 妻はカイネウス。子はコロノス、ポコス、プリアソス。
- 妻はエウリュキュデ。子はエレイオス。
解説
- 元来は地震を司る大地の神であったと思われ、「大地を揺らす神」と同一視されていた。
- イリュリア神話ではRodon、エトルリア神話ではNethuns、ローマ神話ではネプトゥヌス(ネプチューン)と同一視された。ローマでは、はじめ馬の神として崇拝され、また競馬の神とされた。ローマでは競馬場の近くにネプトゥノスの神殿が建てられた(紀元前25年)。祭日ネプトゥナリアは7月23日だった。
- 彼は頑強な体格で濃いあごひげを生やし、三つまたのほこを持った壮年男性として一般的には描かれる。美術では、アルテミシオン沖で発掘された古代盛期の青銅像が著名である。この像ではポセイドンは裸体で三叉の矛をもった立像に描かれる。
エピソード
- ティタン戦争古い神々をタルタロスに投獄するため、ゼウスとハデスと共に戦った。
- クロノスの子らで世界を分け合った。彼は海の支配権を得た。
- ポリュボテスを葬った。巨人戦争の際にコス島の下に。
- 海の怪物を送った。城壁を作った彼への礼をトロイア人たちが拒否したのを罰して。
- 女性を誘惑した。テュロ、アミュモネ、アイスラ、ゴルゴンのメデューサ。
- アテナイの所有権をアテナと争った。彼はそこで最初の馬を作り出した。
- オデュッセウスを迫害した。彼の息子のキュクロプスのポリュペモスを盲目にしたので。