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ザクⅠ

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ザクⅠ


MS-05B ZAKUⅠ
ジオン軍初の量産型モビルスーツ。一年戦争末期まで現役で使用された。

初期ステータス

チューンpt 4947 スラスター出力 18/45
HP 1100/2100 スラスター速度 17/30
実弾防御 6/15 レーダー性能 8/16
ビーム防御 5/15 バランサー 6/9
機動性 10/20 旋回速度 16/40

制限事項 -
SPAタイプ 必殺格闘:ショルダータックル

兵装ステータス

威力・耐久 命中 連射 弾速 リロード 弾数
主1 ザクマシンガン 54/57/75 5/15 - 1/15 1/15 90-111-135
主2 ザクバズーカ 417/453/700 5/15 1-/2 1/15 1/15 5-7-/10
主3 G3ガスロケット 10/36/300 - - 1/10 1/10 2-3-/4
副 クラッカー 800/987/1600 1/15 - 1/15 1/15 3-4-/6
格 ヒートホーク 269/310/600 3/15 - - - -

機体特徴

(通称:旧ザク) 初期配備ユニット 

今回も熱い格闘機…。と見せかけて南極条約違反の毒ガスロケット装備の機体である。
基本性能は底辺クラスでザクⅡ以下。しかし、武装はザクⅡF型とあまり大きな差はない。
せいぜいマゼラアタック砲が毒ガスに変わった程度でやりこみ度の高い機体。

限界突破後は、ザクⅠで上位機と同じ土俵で戦う悲願を果たせる。

射撃

●主1 ザクマシンガン (MAX=75)
ペーパー設定ではザクⅡのマシンガンより口径は小さく威力も劣ると思われるが、
デフォルトのみがザクⅡに若干劣る程度でMAX威力は同じ。

●主2 ザクバズーカ (MAX=700)
デフォルトの威力はザクⅡのバズーカと同じ。限界値も同じ。
余談だが、南極条約前までこのバズーカに核弾頭が装填され実際に使用されていたらしい。

●主3 G3ガスロケット (MAX=300)
広範囲無差別攻撃の毒ガス兵器。効果は大きいのでマシンガンより多用するだろう。
「対人兵器だからMSには効かないんじゃね?」という野暮な疑問は忘れよう。

  • チューン限界内での威力は非常に微弱、限界突破フルチューンで(MAX=300)
  • 一発撃つと暫く飛んでいってから爆発しガスを散布する。飛行距離は弾速最低で250~300。
   最高で400~450くらい。
  • ガスがばら撒かれる瞬間にダメージ判定あり。
  • ガスの範囲内に居ると継続ダメージ。
  • スモークの様な目眩まし効果は無い。
  • チャージ射撃では威力が強化、継続ダメージも大きくなる。
ついでに弾速も上がるので飛行距離が変化する。ガスの持続時間には変化無し。

●副 投擲用クラッカー (MAX=1600)
単発だが威力は絶大で初期入手の機体としては破格の威力。

格闘

●格 ヒートホーク (MAX=600)
デフォルトは泣きたくなる位のナマクラ発熱斧。徹底的に鍛えれば標準MSのビームサーベル並になる。

SPA

●必殺格闘
言わずと知れたガデム大尉直伝のショルダーアタック。
間合いは短く空振りしやすいので、ある程度慣れが必要。
もしG3ガス一斉射撃だったらガンダム試作2号機にも匹敵するSPAだったろうに・・・


出自

TV「機動戦士ガンダム」第2話「敵の補給艦を叩け」で登場する旧式のザク。
パイロットのガデム大尉(本作でもEXTRAに登場)が搭乗しアムロのガンダムと戦った。
その時の「素人め、間合いが遠いわッ!」は名台詞。この時に決めたのがSPAのショルダータックルである。

ジオン軍の公社であるジオニック社が開発し、初めて標準実用化されモビルスーツという概念を世に知らしめたのがこのザクⅠである。当時、ツィマッド社のヅダと競合(設定では20年以上後の後付けだけど・・・)があったが、欠陥が少なく信頼性の高いこのザクⅠが正式なジオンの標準兵器として採用されている。サイド3を本拠地とするジオン公国が、連邦軍に対して独立戦争を仕掛けた時の主戦力として活躍し、4倍以上の戦力を擁しつつも、砲撃用戦艦と三次元戦闘の不得手な戦闘機主体の当時の地球連邦軍は大々的な被害を受け、制宙圏を殆ど失い、総大将のレビル将軍も黒い三連星によって捕虜となり、ジオン軍の地球侵攻をも許す結果となった。

当時としては信頼性の高い機体であったが、要求水準の高まりによって最前線での運用から次第に遠ざかり、戦線を退いてからは、旗を振ってザンジバルを誘導したり資材を背負い運搬に従事したりと、本来のMSの役目である作業用機としての使命を全うしている。

毒ガスは08小隊で、隊長(シロー)の回想シーンに登場。余談ながらこの場所はファーストの冒頭に落ちたコロニー(アイランド・イフィッシュ)である(この話は戦場のイシュタムで扱われている)。この時、毒ガスを蒔いたのは0083随一の謀略家シーマ様である。(ジオン独立戦争記より)

また、ゲリラの村に迷い込んだジオン部隊の女性隊長トップが搭乗。肩に対人用の指向性地雷を装備するなど、戦地改修が行われていた(トップ隊も地球連邦0079「ラスト・リゾート」とEXTRAに登場)。その時の対人戦闘において『地上におけるMSの弱点が股間部』であることを如実に示す貴重なシーンが見れる。またジオン軍に拘束されたエレドアとミケルが脱出する際に搭乗したザクタンクも、当機の再利用品である。

戦術メモでは「G3ガス」となっているが正式には「GGガス」である。非戦闘民を無差別に殺す非人道的な殺戮兵器で、現代史の第一次世界大戦後、ヴェルサイユ条約で使用製造が禁止されている。ところがその後、第二次世界大戦においてナチス・ドイツによって実用され、第二次大戦後の歴史においてもイラクによるクルド人虐殺などで毒ガスが平然と使われており、条約という国家間のお約束というものが、いかに拘束力のない時限的な平和を保障するものでしかないか、聡明な読者ならおわかりだろう。

話は架空の宇宙世紀に戻るが、ジオン・連邦両国で結んだ「南極条約」では、NBC兵器(核・生物兵器・化学兵器)の使用と、コロニーおよび隕石の地上への落下禁止などが盛り込まれていた。しかし化学兵器であるG3ガスは、一年戦争後もティターンズによるコロニー市民暴動鎮圧でも使われ、非戦闘民を無差別に虐殺※している(※「30バンチ事件」...事件という域ではなく立派な虐殺なのだが・・・)。核兵器も地球連邦軍により極秘に開発した核搭載機を、愚かにも機体ごとジオン軍残党の手で強奪され、【 約束を破って核兵器搭載機を作ったオマイラへの報い 】のごとく連邦軍艦隊に対して行使され、甚大な被害を受けている。また地球圏へのコロニー落しや隕石落しも、その後もスペースノイド達によって恒例行事のように敢行されている。

結局のところ、条約なんて飾りなんです。偉い人にはそれがわかるんです。

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