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*A/D変換 アナログ量をディジタル量に変換することをA/D変換という。 センサの出力はほとんどがアナログ量となっている。(ポテンショメータ、加速度センサ、etc...) アナログ量はディジタル回路で取り扱うことはできないため、何らかの方法でディジタル量に変換する必要がある。 変換方法にはいくつかあるが、使用方法について紹介していこう。 最近はマイコン内にA/D変換器が内蔵されているため、プログラムで簡単に設定、使用することができる。
*A/D変換 アナログ量をディジタル量に変換することをA/D変換という。 センサの出力はほとんどがアナログ量となっている。(ポテンショメータ、加速度センサ、etc...) アナログ量はディジタル回路で取り扱うことはできないため、何らかの方法でディジタル量に変換する必要がある。 変換方法にはいくつかあるが、使用方法について紹介していこう。 最近はマイコン内にA/D変換器が内蔵されているため、プログラムで簡単に設定、使用することができる。 まず、A/D変換する対象は一般的に電圧である。 そして、A/D変換には次のような仕様がある。 -分解能(bit) -変換速度(s) -チャネル数 分解能とは、結果の細かさを表している。 PIC内臓には10bitのものが多いが、10bitとはディジタルにおいて1024を表す。 最高の電圧を5V、最低の電圧を0Vとすれば、その間の1/1024は約0.005Vを示している。 つまり、0.005Vあがるごとに、A/D変換の結果の値は1あがることを表している。 これをふまえると・・・ 0=0V 1=0.005V 2=0.01V ・ ・ ・ 512=2.5V ・ ・ ・ 1023=5V というような結果が得られる。 もし分解能が大きければ、それだけ精度の高い変換が可能となる。 また、最低位ビットを無視するだけで分解能を1bit下げることができる。 マイコンの処理に高い精度がいらない場合はそうするとよい。 変換速度はA/D変換が終了するまでの時間を表している。 正確にはA/D変換の速度は蓄電時間と変換時間がある。 A/D変換器のピンにはコンデンサが接続されていて、この電圧を変換するものであるが、コンデンサの特性上、すぐに充電は終わらない。 またA/D変換にも時間がかかる。ただし、この変換速度は変換方法によって異なる。 もし変換速度以上でデータを受け取ると、正しいデータではないものを扱うことになる。 チャネル数は、A/D変換器の個数とA/D変換器に接続できる端子数を表している。 PICには基本的にはA/D変換器は1つしかついていない。 しかし、端子を選択して変換ができるため、同時でなければ複数の対象をA/D変換することは可能である。 一方で高性能なマイコンになるとA/D変換器を複数搭載しているものがある。 もし高速な処理を行わせたいならば、変換速度の速い複数のA/D変換器を搭載したものを使うべきである。

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