コネクタとは

コネクタとは、信号をやりとりするためやモータなどのアクチュエータに電力を供給するために用いられる、電気部品のことである。
配線はコネクタを介することで取り外しが可能となり、メンテナンス性が向上する。
一方で、コネクタに流せる電流にも限界があることに注意しなければならない。
接触不良の原因にもなるので、ちゃんとしたものを選んだほうがよい。

コネクタの種類

電力用コネクタ


  • タミヤコネクタ
一般的なバッテリー用のコネクタである。7.2Vコネクタ,Lコネクタなどとも言われる。
名前の通り、タミヤ発売の模型用バッテリーは、ほとんどこのタイプである。
ただし、広く用いられているわりには性能はあまり良くなく無理をすると溶ける。

  • ディーンズコネクタ
LipoバッテリーやLifeバッテリーで良く用いられるコネクタ。
2PコネクタだとかTコネクタなどと呼ばれる正式名称は?
タミヤコネクタに比べて大電流が流せるため、最近の製品はこちらのタイプが多い。

  • ヨーロピアンコネクタ
ディーンズコネクタと同じようにLipo,Lifeバッテリーで用いられるコネクタ。
ケーブルが無いタイプのバッテリーで用いられることが多い。
他のコネクタと違って樹脂部分がないため溶ける心配がなく、大電流が流せる。

  • ギボシ端子
バイクや車など、車載用として使われている電力用のコネクタ。
車載用では接触部の配線カバーが別になっているものが多め。ただしRSのギボシは配線カバー一体型。
接触面積が広いため大電力にも対応できるが、基板用のコネクタはない。
圧着端子であり、取り付けに半田は使わない。使うと外れやすくなる。(ただし木更津では先端のみに半田を流している)
  • ファストン端子
ギボシ端子と同じように車載用として使われているコネクタ。大電流に対応できる。
こちらの方は基板用のコネクタも存在する。
  • ターミナルブロック
秋月電子などで販売しているネジ止め式やバネ式がある対基板用コネクタ。
2.54mmピッチで作られているため、ユニバーサル基板にも対応している。
しかし小型であり10Aオーバーなモータドライバ周りに使うことは難しい。

  • バナナプラグ,バナナジャック
千石で売っている実験ではおなじみの端子.
接触面積が非常に広く,その強さは授業中の実験で体感しているはず.
コネクタの中では少々重いが,抜きやすさと抜けにくさをある程度併せ持つ.
そしてでかい.基板に対して上向きでしかつなげられない.



信号用コネクタ


  • ピンヘッダ,ピンソケット,IDC圧着ケーブル
回路の信号用に使われる2.54mmピッチなどの端子とそのケーブル。
ピンヘッダとピンソケットは基板接続にもよく使われている。
2x5や2x7の配置のピンヘッダならば、秋月電子でケーブルが売っている。専用の圧着端子2つ買うより安い。
複数本のケーブルを並列に使うことで、わずかながら電力用にも使用できる。
ヘッダとソケットの許容電流は各3A。ただしフラットケーブルの許容電流は各1A程度。
接触不良は経験上少ないが、ロック機構つきのピンヘッダの場合、専用のIDCコネクタでなければロックできない場合がある。
ケーブルの途中にコネクタをつけることも可能で、複数の基板に並列接続ができる。SPIやI2Cにどうぞ。

  • LANコネクタ
2009年度に大阪府立が使用していた。現在は未確認。
ケーブルは入手も容易で長さも自由に選ぶことができ、本数に対して細くフラットタイプまである。
ピン配置は2.54ピッチではないため、無理やり半田付けするかプリント基板、変換基板などを使用する必要がある。

  • NHコネクタ
白いコネクタで2.54ピッチ.
すべて横一列だが,端子数にも種類があり,基板側コネクタは上向きと横向きも選べる.
専用かそれに準じた圧着工具が必要.

  • USBコネクタ
みんな大好きUSB.
4端子であり一般的な信号用には十分な性能.
5V500mAに耐えられるように設計してある,はず.
ケーブルの入手性の高さに対してコネクタは入手性が悪く,かつ取り付け位置が2.54とは程遠い.
延長を直接基板にはんだ付けしたほうがいいかもしれない.

はんだ付けの有無

はんだ付けの必要がある端子は,配線への取り付け時にはんだの電源が必要になる.
そのため会場など電源の場所が限られる場合,修理したり新しく作ることが難しい.

一方はんだ付けのない端子は圧着端子と呼ばれ,取り付けには電源がいらない.
しかし専用の工具を要求するものも多い.

一気に大量に生産する場合は半田系のほうが早いが,一つをすぐに作るには圧着系のほうが便利.