土場藩国

デポ

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lathyrus_odoratus

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要点開示データ。
L:デポ = {
 t:名称 = デポ(施設)
 t:要点 = 並べられた予備部品,補給,基地
 t:周辺環境 = 設置場所
 t:評価 = 住みやすさ0
 t:特殊 = {
  *デポの施設カテゴリ = ,,国家施設。
  *デポの位置づけ = ,,{建築物,工場}。
  *デポの設置 = ,,不定(好きなところに配置し、また再配置出来る。)
  *デポの面積 = ,,100m2。
  *デポの構造 = ,,1階建てとする。
  *デポの整備補正 = ,,整備、評価+20。
  *デポの弾薬保有 = 一戦闘につき、弾薬100を持つ
  *デポのAR回復 = 戦闘中、デポを破棄することで対象の乗り物のARを5回復させることが出来る。
 }
 t:→次のアイドレス = 大デポ(施設),兵器の現地改造(技術),緊急修理(イベント),整備犬(犬士専用職業)

デポ設置の経緯

ターン16、産業育成準備において、土場の銀整会はデポを利用した全国の整備性能向上に
取り組むことになった。
各国の施設の整備を一手に引き受け人員を派遣するほか、土場本国の銀整会本社近くに、
補給のための国内最大級と成るデポを建設し、国内各地に建設されるデポのモデルケースとした。

この運用のためのモデルとなるデポの設置場所は税関に近く、帝国環状線・共和国環状線・
銀整会本社に近いタカサゴ区となっている。

建設前イメージイラスト

建設前のコンセプトアートでは、タグをつけた複数の部品を人力で管理するということに
なっていたのだが、銀整会の生産範囲の広がりが予想外になり結果的に
大きなビルが建設されることになった。
50年間の土場の繁栄を支える柱として恥ずかしくないシステムにするべく、また帝国の工業の
発展を祈って大きな基地が建設されることになったのである。

それゆえ企画したほうも、建設を許可したほうも予想外の大きさに苦笑いするという自体が発生した。
それでも商魂たくましい土場の国民のひとりは、建設時にこうコメントを残している。
「これでも小さかったと思われるぐらい大きな商売にしましょう」
実に土場らしいというか、上昇志向の高い発言である。


デポとは

デポとは、フランス語の「下に置く」という意味が転じて貯蔵所や倉庫という意味となり、
物流施設を表す言葉として一般的に使われている。

土場のデポについて

土場藩国におけるデポとは整備業を基幹とする工業関係の物流拠点がそれを指す。
もちろん、今までもデポは存在したが、国家予算を費やしてのデポ地整備を行うことにより、
今までよりも一層の効率化を図ることを意図したのである。

ここで紹介するデポとは、ジェントルラット藩国との合併により土場藩国所属となった
整備を行うための組織「銀整会」が組織的に整備を行うための「組織的整備術」を得て、
より一層の効率化と整備能力の向上を目指すために設置された「施設(デポ)」を指す。

  • 銀整会におけるデポ
 銀整会におけるデポとは、事業としての活動である出張整備が主になっている現状に
合わせたものであり、活動(整備)場所に迅速に展開し、本隊(銀整会)が到着する前に
仮設”基地”を展開し潤沢な”補給”物資を事前に揃えることで整備の迅速化と正確さを増すための
施設である。

  • 戦場におけるデポ
 T17現在、NWには宇宙からの敵が迫り来る。
 また、おそらく宇宙の敵の後も激戦が続くとも噂されている。
 その様な激動の時代を迎えるに当たり、銀整会の整備士達は戦場から離れた安全な場所での
整備だけでなく、自分たちが戦場に赴き、現場での整備を行うことも視野に入れていた。
 激戦になればなるほどI=Dをはじめとする機動兵器の継続的な使用、いわゆる整備回しが
重要になるが、銀整会は後衛地で安全な場所で整備を行うが故の高い整備能力である。

 しかし、現状での各国の部隊編成は整備の専門部隊を組織することは事実上不可能であり、
先のシーズン1の頃のような圧倒的な数の敵を相手にしたときに戦場が破綻する事が想定されている。
 その状況を打破する一つの方策としてデポが期待されている。

 つまり、戦場にもデポの複数の”設置場所”を設けることで戦場全体の整備能力を向上させるのである。
 デポに事前に”並べられた部品”を戦場の整備士達が使用することにより機動兵器の性能を維持するのである。
 これにより、銀整会の能力を維持しながら戦場へと赴くのがデポ設置計画の一つであった。

  • 現場におけるデポ(SS)
 今日も銀整会の整備士達は現場を駆けまわる。
 T16の整備フェイズを迎えて、帝國各国に赴きI=Dをはじめとする機動兵器を整備するのが
彼らの仕事であった。

 整備に所属する整備士たちは「一騎当千」を体現し、一人が正しく千人分の働きをすると言われ、
実際に銀整会の整備士が一人いればどれほどの難しさでも解決できるだけの能力を持っている。
(整備難易度の上限である44を越えている)。
 しかし、銀整会の整備士の数にも限りがあり、整備の希望国全てを回ることができないのが
現状であった。

 「これで・・・終わり・・・っと」一人の整備士が整備を終わらせる。
 しかし、彼の顔は涼しいものであった。
 銀整会の整備士である彼には一国分の機動兵器の整備をしても能力を持て余しているのである。
 「(カチャ)・・・ふぅ」
 仕事を終えて喫煙所で煙草に火をつける彼であったが、その表情はいささか不満そうであった。
 彼は帝國全ての機動兵器を見て回る事を一つの夢としてもってはいたが現状の銀整会では整備に
行くことが可能な国はひどく限られていたのである。
 「(我々の整備能力はもう必要以上の水準に達している・・・問題は銀整会の構成人員が足りないことだが、
これは一朝一夕に増やせるものではない・・・そうなると運用方法を改善するしかないか・・・)」

 彼には一つの案があった。
 現在の整備方法は整備士が依頼国に赴き、機体の状態を確認することから始まり、その確認の後に
部品を発注して整備を行うのである。そして、部品によっては取り寄せに時間がかかるものもあった。
 現在のこの方法では部品の無駄はないが整備士一人当たりが一国に拘束される時間に無駄が出る。
 問題点としては部品の調達である。だから、普通に流通する消耗部品以外にもおおよそ整備に
必要になると思われる全ての部品を事前にデポ(貯蔵)しておき、整備を行う際はそこから
使用するのである。
 初期投資こそ必要だが一度パーツを揃えてしまえばかかるコストはパーツの維持費や輸送費のみである。
 それらもコストとしてはバカには出来ないが整備する国が増えれば収入も増えるのであるから
十分に採算に合うものだと考えていた。

 そのような時に土場藩国の国家事業として「デポ(施設)」の整備事業が始まる事が報道された。
 「(今度・・・コンサルタントに試算してもらって議会に案を持ち込むか)」
 彼は煙草の火をもみ消し、メガネを拭くと喫煙所から出た。
 そして、自分の指揮する整備班に撤収の指示を出してその国を後にした。
 夢のために1つの案を具体的にどう実現するかという思いを胸に秘めながら。


構造

運送用のトラックが出入りする1F部分と在庫をおく倉庫、移動用のエレベーターからなる。
フロアごとにおく在庫の内容がきまっており働く人間はベルトコンベアに商品を載せて
自動で梱包されていくことになる。

倉庫では、発注をうけると工場員が在庫を確保する。
基本的に安全第一なので走ってはいけない競歩ですすむことになっている。


また、直近で必要な補修部品はあらかじめ1Fに送られて仕切られた区域におかれている。
トラックが到着次第、出荷していくシステムである。

デポの運用

カンバン方式による在庫管理の二重化

銀整会が、産業育成準備で打ち出した「長期補修契約」において管理が必要となる工場部品の管理に
デポが用いられている。
補修が必要になる部品は銀整会のシステム上ある程度予想ができるが、新規契約プラントの場合
予定外の修理などがおこることがある。
その場合、デポを利用して、即座に工場へ補修部品を提供するようになっている。

在庫の管理はほとんど端末入力によって行われているが二重のチェックをかける意味で
在庫が切れる少し前に金属の板に品番が書かれたものがかけられており、
その金属板をスキャンすると次回の入荷予定が表示される。
入荷しない場合は理由が出て、得に理由がない場合は再発注するシステムになっている。
機械を信用しすぎず、人の力もかりて二重のチェックを行う方式である。

大型補修部品の共有

デポでは、銀整会が中心となって推し進めている部品の共有に一役買っている。
主に発電所の予備部品であるが、発電所で使われるもののうち一部部品は壊れにくく高価なものがある。

大型の発電機やローターなどがこれにあたり、破損した場合、代替部品が必要だがこれを1つの
発電所で所有するには非常にコストがかかるというものである。

これを複数の発電所で保管費用をだしあってもらい、緊急時には、これを使うというものである。
これにより発電所を止める期間を短くすることができる。
破損した大型の機材は銀整会の整備工場で補修され、他のプラントの機会が破損したときの
予備部品に還元される。困ったときの助け合い、というシステムだが
これがコストを抑えるのに非常に役にたつことから銀整会は、各地の発電所に
導入してもらうよう積極的に呼びかけている。

デポを利用した整備以外の業務形態

土場ではデポを利用した商売をやろうという動きが見られる。
越前藩国の創りだした通信網を活用し企業や個人相手に各種商品を販売するというものである。

基本のコンセプトは「今日注文しても明日くる」というものである。

まず通信網経由で相手の情報がデポに送られる。それはそのまま発送伝票となり、
伝票が印刷される。
この印刷された伝票をもとに、デポの内部で働いている人員によって商品のチェックと
在庫から取り出す作業が行われ、その商品は流れ作業で機械によって梱包され、
デポを所有している運送会社のトラックにのって発送されていく。

ビルまるまる1つが在庫で、数多く品を揃えている。在庫が切れた場合は帝国環状線をつかって
即座に現地から取り寄せるシステムが確立されており1.2日で取り寄せてしまう。

食品から電子機器、SSNの売るDVDやCD、書籍、はてはよんた藩国の文房具まで
およそ人が必要とするものすべてを用意する!と言うだけあって利益は少なめだが大量に
注文をさばくことで1日あたりそこそこの利益を出し、運送業者にも仕事を出すというシステムである。
数多く用意しているとはいえ、1つの倉庫では限りがある、豊富な品ぞろえは
デポが多くあるからこそできる技で、複数の倉庫が提携して幅広い品ぞろえを成立させている。

無論労働環境にも配慮しており、区画ごとにウォーターサーバーが用意され、
自販機で安い飲料が売られている。中の食堂も充実しており、働く人員にストレスをかけない
労働環境となっている。
働くスタッフたち

なお、現状帝国のみのサービスになっているが、税関が配備されたため、共和国方面が
政治的に安定次第、販路の拡大が行われる予定である。
しかしながら、このところの帝国・共和国を問わない度重なるテロや政情不安のため
サービス開始の時期は未定である。
問題なくなり次第政策で発表があるのではないだろうか。

農産物の流通

デポの恩恵は産業界だけでなく一次産業である農業にも及んでいる。
産業育成準備において計画された帝國全体の経済サイクルの根幹は農業の機械化による
生産力の向上である。

当然のことながら生産された食料は流通させなければ意味がない。
これを見越して土場デポに食料の集積と流通の拠点とするための部署を設置する事も
検討されており、帝國の農業生産力の向上にあわせて増設する見込みである。

/余談/
「帝國の経済育成とかなりリンクさせてるよね」
「繁栄の為には手段は選ばない!」
「職権乱用もここまでいくと清々しい」
               ―土場藩国のどこかで誰かの会話

というブラックジョークがあるが、基本的に帝国の繁栄は自国の繁栄であり
自国の繁栄は帝国の繁栄という原則になっており、土場なので額面通り
受け取ってはいけない。額面通り受け取るとあまりいい結果にならないのだから。

デポの保安

様々な物資が集まるデポでは保安業務も重要である。
土場デポの保安部では、ほぼ同時に設置される税関と連携してテロや密輸等の犯罪に対する対策を
日夜練り職員達が職務に励んでいる。
当然のことながら犬の国土場であるので犬は大活躍である。

「班長!白い粉がいっぱい詰まった袋が!」
「ぺろっ・・・これは麻薬!」
「小麦粉だろ・・・」

土場デポでの研修の様子。

缶「なめたらだめだろ、じょうしきてきにかんがえて!」
犬「そうだね」
缶「こむぎこなめたらぽんぽんいたい、いたいなるよ!!」
犬「そこかよ!」

※小麦粉の澱粉は人間には消化できないため
食べると消化不良をおこして、おなかをこわすことがあります。
まめちしきな!by缶

スタッフリスト

イラスト・・・弓下嵐
SS・設定文(土場におけるデポについて)・・・シュワ
設定文(デポを使った整備以外のサービス他)・・弓下嵐
設定文(農作物の流通・デポの保安)・・・KBN
各種チェック・・・FARE
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