セリフ集 > TV第12話


Aパート

千佳「うーん・・・」
千佳「なぁにぃ?」
千佳「んん・・・」
千佳「はぁさぶぅ」
千佳「あぶっ!」
千佳「むえぇ」
千佳「冷たいなーもー!」
美羽「やっと起きたかちぃちゃん」
美羽「雪だぞー、雪ー!」
千佳「ゆき?」
千佳「ひぇぇやぁ」
千佳「うわぁー」

伸恵「勘弁してよもう」
伸恵「さっぶーい」
伸恵「お、お」
伸恵「はぁー、ふぃ」

美羽「今日はクリスマスイブー!」

伸恵「んぅ」
伸恵「はぁ」
伸恵「重いわボケー!」
伸恵「こういうのは男の仕事ちゃうんかい」
千佳「これじゃ雪だるまの逆立ちだよ」
伸恵「ん?」
美羽「逆立ちしてみてみれば?」
千佳「はいはい」
伸恵「ちぃたちもー、こっち来て雪かき手伝って」
千佳「さたけ!」
茉莉・アナ「わぁーあぁあぁ」
千佳「はってって・・・」
美羽「きこえますかー!」
千佳「さ、さたけ!」
茉莉「ふぇ、えっええぇ」
アナ「ああぁーあぁあぁぁ!」
茉莉「アナちゃん助けてー」
アナ「むりむり、無理ですわー」
アナ「おちーるー」
茉莉「やぁはっあぁー」
伸恵「ここまで来るのに何時間かかるか」
茉莉「ぜんっぜんダメだよぉーもうダメだよぉー」
伸恵「助けに行くべきか、行かざるべきか」
アナ「茉莉ちゃん、あぁあぁー」

美羽「よし」
千佳「なんでよ」
美羽「鏡餅」
茉莉「ほぅ」
千佳「んもークリスマスなんだからね」
茉莉「これきれー」
茉莉「クリスマスツリーみたい」
アナ「ほんとですわー」
千佳「それ南天ていうんだよ」
茉莉「なんてん?」
アナ「そういえばお花屋さんで見たことありますわ」
アナ「お正月に飾りますでしょ」
千佳「そうそう」
美羽「ねぇ、この赤い実って食べられる?」
千佳「食べられるんじゃない?みっちゃんなら」
美羽「へへ、いっただきーぃ・・・どうゆう意味だ?」
千佳「なんかうちは全然クリスマスっぽくないんだよね」
千佳「ツリーとかも飾らないし」
茉莉「アナちゃんちはね、お家の外にも飾り付けの電気が点いて、ツリーも大きくて、すごーく綺麗なの」
千佳「いいなー」
美羽「そうなのか」
アナ「ママの趣味で毎年飾るんですけど、派手でちょっと恥ずかしいですわ」
伸恵「あーしんど」
アナ「伸恵お姉さま」
千佳「お姉ちゃん湯気出てるよ」
美羽「へへへっ」
美羽「さーみんなであったまろー!」
伸恵「やかんかあたしの頭は」
伸恵「雪かきしてきたから暑いの」
伸恵「ちぃも遊んでばっかいないで大掃除しなー」
伸恵「もういくつ寝るとお正月なんだから」
千佳「その前にクリスマスだもん」
伸恵「けっ、なーにがクリスマスだか」
茉莉「でーきた!」
伸恵「ん」
千佳「もしかしてサンタクロース?」
茉莉「うん。みんなはサンタさんに何お願いしたの?クリスマスプレゼント」
千佳「あ・・・えぇっと」
伸恵「はぁ」
アナ「あ」
茉莉「うぅん?」
美羽「あたし新しい服買ってもらうもんねー」
茉莉「え?買ってもらう?」
千佳・伸恵「あぁ・・・」
アナ「んっ、んぃっ」
美羽「そっかそっかー。茉莉ちゃんまだサンタを」
アナ「どぅえっ!」
美羽「ぐわっ」
アナ「あ、あら失礼。足がすべりましたわ。オホ、オホホホ」
茉莉「美羽ちゃん、大丈夫?」
伸恵「で、茉莉ちゃんはー?何お願いしたのかな」
茉莉「わたしはハリポテの本が欲しいって」
伸恵「そっかそっか、ハリボテかー」
茉莉「ハリボテじゃなくてハリポテ」
美羽「んっ、こらー!冷たいの我慢してんだからツッコめよー」
千佳「アナちゃん、中でココアでも飲む?」
美羽「ふわぁ」
アナ「いただきますわ」
美羽「ココアにさそえよ!」
千佳「うぇ、いたのー」
美羽「そのツッコミはふるーい」

千佳「先に上がっててー」
アナ「わかりました」
美羽「お?」

伸恵「ふーい」
伸恵「ねぇちぃー・・・あ」
伸恵「あんたら、何やってんの」
茉莉「リコちゃんハウス。なつかしー」
アナ「わ、わたしは、茉莉ちゃんに付き合ってるだけですので」
千佳「みっちゃんが下から持ってきたんだよ」
伸恵「せっかく片づけてんのに、なんでまた持ってくるかなー」
美羽「うちのリコがお世話になってまーす」
伸恵「はぁ、はいはい」
アナ「リコちゃん、ご飯ができましたよ」
茉莉「うわぁーおいしそー」
美羽「たーだいまー。今日はクリスマスイブだったねぇー」
茉莉「はいパパ」
美羽「うちには煙突があってよかったなーリコー」
美羽「煙突がないとー、サンタは入って来られないからなー」
美羽「ところでーお友達の茉莉ちゃんの家には煙突がないんだってー?」
アナ「はっ!パパ!」
美羽「そーれじゃサンタは来れないぞー」
千佳「うーん?」
伸恵「ん?」
茉莉「あのね、窓の鍵を空けとけば大丈夫だって」
茉莉「サンタさんは窓から来てくれるから」
美羽「それはサンタじゃなくてね」
アナ「あなた!先にお風呂はいかが?」
美羽「ま、どうせサンタなんて・・・」
美羽「うわああぁぁ!ぐっぐぅぇっぐ・・・うぐギブ!ギブゥ!ぐっ、ぶぇ」
茉莉「あのー」
千佳・アナ「ん?」
伸恵「なに?」
茉莉「もしかしたら、美羽ちゃんの家にはサンタさんこないの?」
美羽「はぁ、うちはねー」
千佳・アナ「んんっ!」
伸恵「んっんっ!」
美羽「うぅ・・・」
美羽「あたしはー・・・」
美羽「あたしは6歳の時にサンタに勝ったから」
千佳・アナ「ん?」
千佳「勝った?」
アナ「どういう意味ですの?」
美羽「最初は3歳の時」

美羽「信号頼んだら」
美羽「懐中電灯3本届いて」
美羽「4歳の時」
美羽「温泉頼んだら」
美羽「秘湯めぐり温泉セット」
美羽「5歳の時」
美羽「そして6歳のクリスマス」
美羽「サンタが降参した」
美羽「美羽ちゃんの望みは大きすぎて、私の手にはおえません」
美羽「これからあなたへのクリスマスプレゼントは、お父さんお母さんに代わってもらうことにしました」
美羽「美羽ちゃん、あまり困らせないであげてね」
美羽「サンタより」

美羽「口ほどにもないサンタだよね」
千佳「クリスマスに信号・・・」
アナ「なんかサンタも大変ですわ」
茉莉「美羽ちゃんかわいそう」
伸恵「ふぅ・・・ん」

伸恵「うちにサンタがこなくなったのってー、いくつん時だっけ」

伸恵「ただいまー」
伸恵「ん?」
千佳「お姉ちゃん、サンタクロースいないってほんと?」
千佳「うそだよね、いるよねサンタ」
伸恵「あぁー・・・」

千佳「うう、うぅーん」
伸恵「うっ、うわあぁぁぁ!」

伸恵「ちぃも覚えちゃいねぇよなー、あんなこと」
伸恵「はぁ」

Bパート

美羽「ねぇねぇ伸恵お姉ちゃん」
伸恵「ん?」
美羽「なんか意味あんの?これ」
伸恵「茉莉ちゃんに本物のサンタを見せてあげるんだろーが」
美羽「偽物じゃん」
伸恵「うぅ」
千佳「眠いよ」
伸恵「頑張れ、すぐ終わるから」
伸恵「行くぞ」
アナ「でも、サンタはともかく、私たちがこのカッコする必要はあるんでしょうか」
千佳「てゆーか、なんでこんな服一式持ってんのよみっちゃんは」
カップル男「なに照れてんだよーもう」
千佳・アナ「ふええっ!?」
カップル女「えーだってー」
千佳「お姉ちゃん、人来たよ人!」
カップル男「だってって何さ」
カップル女「もーいじわるー、っても見てるかもしんないしー」
美羽「ラブラブカップル接近中」
伸恵「うぬぃ」
カップル男「別にいーじゃんかー。悪いことしてるわけじゃなし」
カップル女「やだよ恥ずかしいって」
カップル男「うぉ!?出た」
カップル女「いやあっ!」
カップル男「なんだ、こいつら」
カップル女「うわぁー、かわいーサンタクロース?」
カップル女「なんかのイベント?」
美羽「はぁ、実はまちゆくベストカップルにハワイ旅行をプレゼントする企画で」
カップル女「ほんとー?」
千佳「ちょお!あう、嘘です嘘です」
カップル男「ねぇ、何してんの?こんなとこでー」
伸恵「いや、別に・・・」
カップル男「バイトでしょ。時給いくら?クリスマスなのに遊び行けなくて大変だー」
伸恵「うっせーなー、なんでもいーじゃねぇかよ」
カップル男「うっわこわ。聞いてるだけなのに怒んないでよ」
カップル男「行こうか。シングルはすぐ僻むからなー」
美羽「あ、言っちゃった」
カップル男「え?」
伸恵「んんっ、うぅぅっ!」
伸恵「でいぃっ!」
カップル男「うおっ!ぐわあっ」
カップル女「きゃあーとしひこちゃーん」
伸恵「さっさと別れちゃえよ、バカップルが」
伸恵「んじゃ、行くか」
千佳「お姉ちゃん、八つ当たりもほどほどにしなさいよ」

千佳「窓、ちょっと空いてる」
千佳「ほんとにサンタさんが入れるようにしてるんだね」

伸恵「寝てるなー、ぐっすりと」
千佳「お姉ちゃん、プレゼント」
伸恵「お、おぉ」
伸恵「サンタ、例のもん出せ」
美羽「へい」
伸恵「ベタなボケは許さん」
美羽「さて、あなたが落としたのは鉄と銅、この2つのピコピコハンマーのどっち・・・」
伸恵「どっちも知らんわ」
伸恵「えーっと、ハリポテハリポテ・・・」
千佳「あーお姉ちゃん。ハリポテもう置いてあるよ」
伸恵「お?」
伸恵「おぉ」
千佳「おんなじの」
アナ「そういえば茉莉ちゃん、サンタさんにお願いしたって言ってましたもんね」
伸恵「そっか・・・考えてみりゃ当たり前」
千佳「あーあ、無駄足?」
伸恵「うるさっ・・・」
千佳「んんっ」
伸恵「ほ」
茉莉「うぅーん・・・」
伸恵「ういっ!?」
茉莉「うん・・・あ、サンタさん?」

伸恵「よ、よし。行けサンタ」
美羽「がってんだ」
茉莉「は?」
美羽「めーりー、くりすます!」
美羽「つっ、冷たい・・・」

茉莉「はぁー?」
伸恵「あ、あのね」
茉莉「あぁ?」
伸恵「あ、あの、それ」
伸恵「茉莉ちゃんがほしがってた本。プ、プレゼント」
茉莉「うわぁありがとう」
茉莉「ふふっ」
伸恵「ごめんね。起こしちゃって。んじゃーあたしたちはこれで」
伸恵「まだ仕事があるので」
茉莉「あっ、うん」
茉莉「頑張ってね、サンタさん」
伸恵「はい・・・おやすみ」

伸恵「まったく、あたしゃなにやってんだか」
美羽「そうだよ伸恵お姉ちゃん。トナカイがあんなに喋ったらサンタのセリフないじゃんかよー」
千佳「結局プレゼントも渡せなかったね」
伸恵「るっさいなー。どうせダメダメサンタだよあたしは」
アナ「でも茉莉ちゃん嬉しそうでしたわ」
千佳「寝ぼけてたしね」
千佳「とりあえず、サンタの夢は守れてよかったよね」
伸恵「なーに言ってんだ」
千佳「お?」
伸恵「後ろで見てただけのくせして」
千佳「なによーお姉ちゃん。プンプン怒っちゃって」
アナ「あぁ・・・」
伸恵「いつかはバレんのに、こんなことして引き伸ばしても意味ねーよなー」
千佳「アナちゃんはさ、サンタさんがプレゼントくれるっていくつんときまで信じてた?」
アナ「わたしですか?」
アナ「えーっとー・・・」
千佳「忘れちゃった?」
アナ「いえ、あの・・・」
アナ「ずっと前イギリスのおばあちゃまが」
美羽「サンタクロースだったの?」
千佳「黙ってなさい」
アナ「わたし、ちっちゃい頃おばぁちゃまに聞いたことがあるんです」
アナ「サンタはいるの?」
アナ「そしたら、アナはどう思うって」
アナ「わたしがいると思うって答えたら、おばぁちゃまは笑って」
アナ「サンタはいたりいなかったりするけど、いるって信じる人のところにはちゃんとやってくるんだよって」
千佳「ふーん」
美羽「で?結局いるってこと?いないってこと?」
アナ「そ、そう言われましても・・・」
アナ「私にもよくわからなかったんですけど、いるとかいないとかじゃなくて、きっと誰かの信じる気持ちが、サンタを生むのかもって」
伸恵「うふっ」
美羽「うぅーん」
美羽「もう一つ説得力に欠けるかな」
アナ「な、なにがしたいんですか、美羽さんは」
千佳「よーするに、信じてる人のところにサンタは来ちゃうってことでしょ」
伸恵「あー来ちゃう来ちゃう。ってか、行っちゃうね。うん」
美羽「ぬぉぉ」
千佳「どしたのお姉ちゃん」
美羽「壊れた?」
伸恵「さ、カゼひかんうちに帰るぞー」
千佳・美羽・アナ「あぁ?」
千佳「あちょちょ、ちょっと待ってよー!」
美羽「おぶってけー!」
伸恵「うおぉあじゃ、あっちゃ、危ないって、こら降りろバカ!」
美羽「進めー!トナカイー!」
伸恵「うおおぃ、うわああぁ」

伸恵「ふあぁぁ、あっ」
伸恵「さぶ」
伸恵「うぇぇー、また積もってやんの」
伸恵「おーい、雪かきちぃも手伝えー」
伸恵「ちぃ・・・ってもういねぇし」

伸恵「たくー。なんでいつもあたしばっかり」
伸恵「あれ?スコップは?」
伸恵「ん?」
伸恵「あぁ」
伸恵「あいつら・・・」
伸恵「バイク、出せないっつの」

千佳「ううぅーん、んんんー」
千佳「んぁ・・・」
千佳「はぁんぅ・・・」
千佳「んっ、むぁ」
千佳「いー天気」
千佳・伸恵「おっと」
千佳「おはよ、早いねお姉ちゃん」
伸恵「あぁ。ふああぁ」

美羽「あたたたたたたとぉー!」
美羽「あり?」
千佳「行ってきまーす」
千佳の母「はいいってらしゃーい」
美羽「こらこら、ちぃちゃーん」
千佳「ん?何してんのみっちゃん遅れちゃうよー」
美羽「ちょい待ちー、玄関から出っから」
千佳「もー窓から入るなっつの。もぉー」

千佳「おはよー!」
茉莉・アナ「あ」
茉莉「おはよー」
アナ「おはようございます」

美羽「ねーいいじゃーん。宿題写さしてよー」
千佳「やだってば」
伸恵「おーっす」
千佳・美羽・茉莉・アナ「ん?」
美羽「あり」
美羽「伸恵ねーちゃんどこ行くん?」
伸恵「ガッコに決まってんだろー」
茉莉「こんな早くから珍しいね」
アナ「なにかあったんでしょうか」
千佳「そういえば、こないだの朝かっこいい人見かけたとか言ってたっけ」
美羽「なんじゃそりゃ」
茉莉「えーっ!」
アナ「それって、恋人候補ですか!?」
千佳・美羽「むりむりーあははははー」

5-2担任「えーこのようにして、何事も無かったかのように、季節は繰り返すわけだが・・・」
5-2担任「脇目もふらずか笹塚。廊下に立ってろ」
笹塚「え?やです」

茉莉「この前借りたイギリスの絵本。すっごく面白いね」
アナ「そ、そうでした?私にはちんぷんかんぷ、いっいいえ!ちょっと物足りなかったですけど」
茉莉「えー、そうなんだ」
アナ「あっ!茉莉ちゃんが貸してくれた本は面白かったですわ」
アナ「吾輩は猫でした」
茉莉「猫である?」
アナ「そうでしたっけ・・・」

アナ「そーいえば、伸恵お姉さま今頃どうしてるんでしょう」
茉莉「うん。どんな人なのかなー」
伸恵「ふぅ・・・」
伸恵「やーめた」

美羽「今日さー、帰りに明文堂で駄菓子食べてかない?」
千佳「買い食いは禁止でしょ」
千佳「だいだい、みっちゃんもう今月のお小遣いないんじゃなかった?」
美羽「そっか。じゃいいや。ちぃちゃんのおごりで」
千佳「なんでよー。奢んないもん」
美羽「むぅ・・・先生!ちぃちゃんが宿題写さしてくれないし、買い食いで奢ってくれないし、ケチなんです!」
6-2担任「つくづくいい度胸だな松岡」

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最終更新:2013年03月16日 21:23