セリフ集 > OVA第01話


Aパート

伸恵「んんっ、うぅ・・・はぁ」
伸恵「なんつーかー・・・はぁー」

美羽「よっ!元気にしてたかね?」
美羽「ん?」
伸恵「はいー、今日ですかー?」
伸恵「えぇ、だいじょぶです」
美羽「ほえ?」
伸恵「はいー」
美羽「ほ」
伸恵「あっ、はいー」
伸恵「えぇ、はい。履歴書と印鑑を持って・・・はいー」
美羽「お?」
伸恵「わかりましたー」
伸恵「じゃあ、3時に伺いますー」
美羽「フンガー!」
伸恵「なーにしやがんだてめー!」
美羽「え、いやぁ、好印象を与えようと思って」
伸恵「フンガーのどこが好印象なんだよー」
伸恵「どんなやつだよ」
美羽「なんかやる気にみひみひてる感じしない?」
伸恵「しねー、絶対しねー」
千佳「みっちゃーん」
美羽「ふぇ?」
伸恵「あ」
千佳「遅刻するよ」
伸恵「お」
千佳「は?なに?」
伸恵「あぁ、いや、別に」

美羽「しーっ」
アナ「はぁ・・・」
千佳「さ、行こ!」
茉莉・アナ「あぁ・・・」
美羽「あーあ。行っちゃった」
茉莉「み、美羽ちゃん」
アナ「どうするんですのあれ?」
美羽「カウントダウン開始!」
茉莉・アナ「ふえぇ」
美羽「ごー、よん、さん、にー、いーち」
茉莉「わぁ!えっえっ」
茉莉・アナ「なにー」
茉莉「う、うぅぅ・・・」
アナ「あ?何も起こりませんわ」
美羽「しょうがない」
美羽「じゃあ第二弾」
茉莉「ふぇ?」
美羽「発射!」
茉莉「え?発射?」
アナ「う・・・何も書かれてませんわ」
茉莉「もー、美羽ちゃぁん」
千佳「ちょっと!何やってんの?」
千佳「ほんとに遅刻しちゃうよ」
美羽「ふぁぁーい」
茉莉・アナ「うん」

伸恵「ふわあぁーあったく」
伸恵「ちぃのやつ、あたしのも一緒に干しときゃいいのに」

美羽「ねぇちーぃちゃん」
千佳「話しかけんな」
美羽「油性ペンって、意外に落ちないんだね」
千佳「当たり前っしょ」
6-2担任「松岡。松岡美羽」
美羽「お、はい」
6-2担任「これ、解いてみろ」
美羽「先生、押してください」
美羽「う・・・はっ」
美羽「ふえぇぇぇ」
美羽「だいたい4です」
6-2担任「大体?」
美羽「ほぼ4です」
6-2担任「ほぼ?」
美羽「じゃあ、5?」
美羽「3分の1時間てなんなんですか!」

千佳「ん、あぁ」
千佳「は?」
千佳「んん・・・」
美羽「ふぁっくしゅい!」
クラスメイト「あ?」
千佳「わざわざメールで言うな」

伸恵「ん・・・」
伸恵「うし」
伸恵「うわ、まーじー?」
伸恵「はぁー。粘って損した」

茉莉「はっ」
アナ「んぅ、むぅはぁぃむぅ・・・ふぅー」
茉莉「はー」
アナ「ふゅぅー」
茉莉「はっ!はぁ」
アナ「ふぅー」
茉莉「はぁ」
5-2担任「おいおい」
茉莉「ん、ああっ」
5-2担任「ずいぶん盛大に居眠り・・・」
茉莉「しーっ!先生、あの、しーっ!」
5-2担任「ん?」
茉莉「しーっ」
茉莉「起こさないであげて」
5-2担任「笹塚は寝ないのかー」
笹塚「えぇ?」
5-2担任「繰り返される、諸行無常という詩は、漢時代の・・・」

6-2担任「室町幕府は、中国、明との貿易を始め」
千佳「ちょっと、みっちゃん」
6-2担任「その貿易船は・・・あ」
千佳「みっちゃんてば」
6-2担任「おい伊藤」
千佳「はい!」
6-2担任「起こすな」
千佳「はい?」

コンビニ店長「伊藤伸恵君ね」
伸恵「あはい」
コンビニ店長「ん」
伸恵「あはは」
伸恵「ん、ん?」
コンビニ店長「あの、電話してる時にも聞いたけど・・・これ、君の口ぐせ?」
伸恵「ええっ?あちょ、ちょっと見せてください」
伸恵「うぅぅ・・・」

おじいさん「うぅぅーぅぅ」

アナ「はぁ・・・」
アナ「茉莉ちゃん」
茉莉「ん?」
アナ「これ、あげますわ」
茉莉「え、なんで?」
茉莉「アナちゃん、パン嫌いだっけ?」
アナ「嫌いじゃありませんけど、やっぱりご飯のほうが・・・」
アナ「そう思いません?」
茉莉「え、えっと」
アナ「だってカレーですわよ?」
アナ「カレーと言えばライス。カレーライス。もしくはライスカレーなのですわ」
茉莉「あ、はぁ」
アナ「だいたい!カレーとパンならば、カレーパンというものがきちんとありますのに!」
茉莉「あ、アナちゃん」
アナ「ん?」
クラスメイト「アナちゃん、日本語うまくなったね」
アナ「いいっ!?」
アナ「あ、あん・・・お、ほわっと?」
クラスメイト「当たり前だよ。だって、日本にいるほうが長いんだから」
クラスメイト「そっか。そうだよね」
アナ「あ、あぁ」
アナ「そ、そんなことありませんわ」
アナ「わたしは正真正銘、イギリスはコーンウォールで生まれた、生粋の英国っ子ですわ」
アナ「ですから、日本語ばかりが達者な羊頭狗肉の外国人と一緒にしないでいただき・・・」
茉莉「アナちゃん・・・」
クラスメイト「ようとうくにくってなに?」
クラスメイト「えーっと。見た目と中身が一致しないこと、だって」
クラスメイト「おぉー!」
アナ「あぁ、んっ・・・はぁ」

千佳「やだってば!」
美羽「いいから押してみ?」
千佳「んー・・・」
千佳「んぎっ!」
美羽「ぐっ」
美羽「お」
美羽「あぁっ、あんなところにのぶねーちゃんがー!」
千佳「はぁむっ」
美羽「うわぁぁぁ」
美羽「お?」
美羽「ん?」
千佳「誰から?」

美羽「ふぅ?」
伸恵「フンガー・・・」

おじいさん「あぁあぁぁーぁぁ」

美羽「なんでさー・・・」

Bパート

アナ「今日はとてもびっくりしましたわ」
茉莉「でも、これから教室で日本語喋れるね」
アナ「しゃ、喋りませんわよ」
美羽「んぅっ!うぐぅ」
美羽「腹が減ったー。空腹で倒れるとは、一生の不覚!」
美羽「なぁぁ!あれは!」
美羽「我々が求めたとーげんきょー」
美羽「ちぃちゃん行こう!」
千佳「お金あるの?」
美羽「とーげんきょうだぞー、とうげんきょう」
千佳「行きたきゃ一人で行けば?」
美羽「なんだよー。もう宿題見せてあげないぞ?」
千佳「逆でしょ?」
千佳「だいたいさー、あたしより先にやったことないじゃーん」
茉莉「ねぇ」
アナ「ん?」
美羽「だってー、ちぃちゃんが終わるの待ってるからー」
千佳「待つなよ・・・」
茉莉「とうげんきょうって、なんだろう?」
アナ「えぇ」
茉莉「あ、そっか。美羽ちゃんに聞けば・・・」
アナ「間違いなく知らないと断言しますわ」
美羽「いくらでも待つよー?だから早く終わらせてよ」
茉莉「あぁ・・・」
千佳「とにかく!今日はパス」
美羽「ちぃちゃんのケチー!」
千佳「ケチでけっこう」
美羽「んむぅー!うわぁぁっ!」
アナ「ん?」
美羽「金持ち発見!」
アナ「うぎっ」
アナ「わ、わたしは全然持ってませんわ」
美羽「うそつけー。サイフ見せてみろ」
アナ「うわぁぁ、何をするんですの」
美羽「あははぁぁっあっ」
美羽「アナちゃん、下僕にして」
アナ「はぁ、いいですわ」
美羽「えへっ」
千佳「いいのかよ」

アナ「これだけ頂きます」
美羽「これも追加ね」
アナ「あっ!?あぁ、ずるいですわ」
美羽「いいじゃん金持ちなんだからー」
美羽「ケチケチしなさんな」
アナ「ケチとかそういう意味ではなく、わたしはみんなで分けあって食べられるものをと」
美羽「じゃよろしくー」
アナ「あぁっ、ちょっと」
千佳「みっちゃん!」
茉莉「美羽ちゃん」
アナ「お代ここに置きますね」
アナ「美羽さん!」
千佳「こーらー」
茉莉「ダメだよぉ」
美羽「もう食べちゃった」
おじいさん「うぅ、うぅぅぅー」

伸恵「うーん」
伸恵「ふぅ・・・」
伸恵「シュールすぎる」
伸恵「はぁ」
伸恵「んぁ」

千佳「もう、みっちゃんいい加減にしなよ」
美羽「じゃあじゃあ、次の問題ね」
美羽「10人の乗客を乗せたバスが走ってました」
美羽「高町で3人降りて、1人乗り、ゆりのき通りで6人乗りました」
美羽「さて、バスの中は今なん人?」
千佳「ひっかからないよーだ」
千佳「運転手さんがいるから15人」
美羽「ぁぶぅーぶぅー」
美羽「14人でした」
千佳「なんでよ」
美羽「乗客で一人、人間失格のやつがいたから」
千佳「あっちいけ」
千佳「あれ?」
千佳「お姉ちゃん出かけてるのか」

伸恵「んっ・・・はぁ」
伸恵「ん」
伸恵「うぅえ」

美羽「とー・・・と、とーげん、きょー」
美羽「あった」
美羽「理想郷のこと」
茉莉「りそうきょう?」
美羽「えっと」
美羽「理想郷。ユートピアのこと」
茉莉「ゆ、ゆーとぴあって?」
美羽「ゆ、ゆー、ゆ・・・」
美羽「ユートピア。理想郷のこと」
美羽「ま、人生ってこんなもんだよ」
千佳「なにまとめてんだ」

千佳「えーっと・・・あった」
千佳「千。百の十倍」
アナ「なんかそのままですわね」
千佳「佳。すぐれてよいこと」
茉莉「すぐれてよいことが千もある、ってことね」
アナ「えぇ」
千佳「じゃ、つぎ茉莉ちゃんね」
千佳「まー、ま、ま・・・」
美羽「あたしやる!」
千佳「んわっ」
美羽「えーっとね」
千佳「もう・・・」
美羽「バッタ目。コオロギ科の昆虫」
美羽「本州以南に分布し、チンチロリンと鳴く」
美羽「松虫」
千佳「だよね」
千佳「貸して」
千佳「まつり、だからもう少し先で・・・」
千佳「あった!茉莉花」
茉莉「まつりか?」
千佳「えーっと。モクセイ科の植物。ジャスミンの一種」
茉莉「ジャ、ジャスミン?」
千佳「ジャスミンだって。茉莉ちゃん」
美羽「よろしくジャスミン」
茉莉「そ、それちょっとやだ」
アナ「でもなんか羨ましいですわ」
茉莉「そう?」
千佳「なになに」
千佳「インド原産の香料植物で、中国では花をお茶に入れてジャスミン茶とする」
美羽「よろしくインド原産」
茉莉「も、もうやめてよー」
美羽「じゃ次はアナちゃんね」
アナ「わたし?」
美羽「穴。凹んだところ」
アナ「待ちなさい、穴じゃありません。アーナですわ!」
美羽「だってしょうが無いじゃん。これしかないんだから」
美羽「穴。凹んだところ。欠けて不完全なところ。欠点。損失」
美羽「穴。凹んだところ」
アナ「どうして読みなおすんですの!」

千佳「わー、きれいな夕焼け」
茉莉「ほんとー」
茉莉「じゃあまた明日」
千佳「うん。じゃあね」
美羽「じゃあなーインド原産」
茉莉「うぅ・・・もうやめてよ!」
アナ「当分言われそうですわね」
美羽「じゃあなー凹んだところ」
アナ「いぃっ!本気で怒りますわよ!」

伸恵「あぁー・・・和むねぇー」
伸恵「ん」
伸恵「おぉ」
伸恵「んん・・・」
美羽「意気地なし。それでも男?」
伸恵「いや、男じゃないし」
千佳「んっ、いっ、いぃっ。ふぅ」
美羽「いて、いたっ痛いってー!」
伸恵「いいからじっとしてろ。もう少しだから」
千佳「ん?」
美羽「うむぅ」
美羽「油性って意外と落ちないね」
千佳「だから言ったろ?」
伸恵「ぷはぁー!」
千佳「それやめなさいってお母さんに言われたっしょ」
伸恵「いいじゃん。誰にも迷惑かけてるわけじゃないし」
千佳「んもぉ」
美羽「もういい加減にしとけ。身体に毒だぞ」
伸恵「お前、そういうのどこで覚えてくんだ?」
美羽「いいの、ママ、今日はとことん飲ませて」
伸恵「二役?」
伸恵「あっ」
美羽「もうあんなヤツのことなんか忘れてやるわ」
美羽「んっ」
伸恵「十年早いっつの」
伸恵「んっ、ぷはぁぁーっ」
千佳「完全にオヤジだね」
美羽「いや、すでに定年後だ」
美羽「第二の人生も終わったいま、彼は」
伸恵「なんでもいいよー、はぁ」
伸恵「なんつーか」
伸恵「これが幸せ、だから」
千佳・美羽「はぁ・・・」
美羽「桃源郷?」
千佳「ユートピア?」

伸恵「ふふふふんふん、ふふふふんふん」
伸恵「んふぅ、ひひっ」
千佳「あっ、あたしも牛乳飲も」
千佳「お?」
千佳「おぉ・・・」
千佳「はぁ?」

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最終更新:2013年03月19日 20:49