セリフ集 > Encore第01話


アバン

千佳「おねーちゃーん、でんわー」
千佳「いないのー?っととと」
千佳「っともー」
千佳「はい伊藤です」
千佳「もしもし?」
千佳「もしもーし」
千佳「ん?」
千佳「また?おかしいなー」
美羽「ちぃちゃんが?」
千佳「さっきから何べんもかかってくるのに何も言わないんだよね」
千佳「やだな」
美羽「回線かなんかおかしいんじゃないの?」
美羽「あたしの携帯からかけてみよっか」
千佳「え?うん、いいけど」
千佳「はい伊藤・・・」
美羽「もしもし聞こえる?」
千佳「そこにいたら意味無いじゃん」
美羽「ないよねー!」
千佳「いっ!」
美羽「うぉ・・・ぐはっ」
美羽「そんな怒らんでも」
千佳「普通に聞こえるよねー電話」
千佳「やっぱいたずらかなー」
千佳「うわっ!また?」
美羽「はい!今度あたしっ、でるぅー」
千佳「うわわわ」
美羽「いいえ、こちらはジャスラックではありません」
美羽「な?」
千佳「なにがだよ」

伸恵「あーあ、やっちまったなぁー」
伸恵「逆探知されて末代まで祟られるぞー」
茉莉「ふぇ、た、たたり?」
千佳「うそうそ。本気にしないでね茉莉ちゃん」
茉莉「うん」
千佳「うわあぁぁ!」
伸恵「あぁ」
アナ「なんなんですのー?」
茉莉「びっくりしたー」
美羽「うるさいなー」
千佳「お前がな」
アナ「防犯ブザー?」
美羽「アナちゃんは、こんなのよりスタンガン派だよね」
美羽「横綱も一発で倒せるし」
アナ「いいっ、無理ですわ」
千佳「でもさー、とっさの時に思いつかないよね、そういうの」
美羽「じゃ練習だ!やって、茉莉ちゃん」
茉莉「え?あたし?」
茉莉「練習って?」
美羽「自由学習で、さらわれるかもしれないじゃん」
伸恵「はぁー?」

美羽「はい、スタート」
茉莉「うぅ・・・」
茉莉「ひぃぃ!?」
伸恵「ほぉぉー!」
茉莉「ひぃぃ」
美羽「怪人だ!ブザーで助けを呼ぶんだ茉莉ちゃん」
伸恵「ぶぉぉー!」
茉莉「えっ、えぇ」
茉莉「鳴らないよぉ」
伸恵「茉莉ちゃん、もっとカチっと上にあげないと」
茉莉「えっ?う、うん」
茉莉「ううん・・・」
伸恵「フォおっ!」
茉莉「ううわっ!」
伸恵「フォッフォッフォッフォッフォッフォ・・・」
茉莉「うう、ううぇぇ」
千佳「連れてかれちゃったよ」

茉莉「う、うっうっ・・・」
伸恵「へーきへーき。防犯ブザーが鳴る前にあたしが助けてあげるから」
茉莉「ほんと?よかったー」
千佳「いやーそれでいいのかなー?」
千佳「ん」
伸恵「知らん番号だ」
伸恵「はい、もしもしー?」
男「あ、あれ、カズオ?カズオじゃない」
伸恵「知らねーよ、誰だそいつ」
男「ああっすいませーん間違えましたー」
伸恵「ちょっと待てお前、どこ住んでんだ?」
男「え、広島ですけどー」
伸恵「お好み焼きぃぃ!」
千佳「ばかじゃないのおねぇちゃん」
茉莉「た、たたられちゃうよ」
伸恵「ふんで、自由学習ってなにすんだ」
千佳「公園行ってー、なんか自由に提出物出すんだって」
伸恵「なーんかってなんだよ」
千佳「まだ決めてないよ」
千佳「絵の具持ってく?」
アナ「そうですわね」
アナ「何を描くか問題ですが・・・」
伸恵「全校で行くの?」
茉莉「ううん。5年生と6年生合同で」
美羽「アイドルになりたい」
千佳「なれば?」
美羽「お姉ちゃん、あたしアイドルになれるかな?」
伸恵「なれ」
茉莉「美羽ちゃんなら、バラエティとかで人気でるよきっと」
美羽「だろー?ナイスバディになる予定だから、グラビアもいけるし」
アナ「食べすぎですわ」
美羽「あとは特技だな。バク転とか」
アナ「ば」
美羽「せーのっ」
茉莉「え、ちょっと美羽ちゃん、危ない」

Aパート

美羽「うぅ・・・う・・・」
美羽「ふぁっ」
美羽「あれ?どこだ?ここ」
野口「ご愁傷さまですー」
美羽「ぅお?」
美羽「茉莉ちゃん?なにそのかっこ」
野口「誰ですか茉莉ちゃんって」
野口「わたし、案内人の野口です。よろしくおねがいします」
美羽「ここどこ?」
野口「うーん、俗にいうあの世ってやつですね」
美羽「あの世って、あたし死んだの?」
野口「そうですよ。ほら」
野口「わっか」
美羽「えぇえー」

野口「じゃあこちらになります」
えんま様「おー、入れー」
野口「ふうっ」
野口「お連れしましたー」
えんま様「えーっと・・・」
えんま様「松岡美羽な」
美羽「なんだお姉ちゃんじゃん」
野口「ちょ、えんま様ですよ。失礼なこと言わないでくださいよぉ」
えんま様「今オマエの資料を・・・はぁ」
えんま様「ろくなやつじゃねぇな」
美羽「お姉ちゃんに言われたくないよ」
野口「だからえんま様ですって!」
えんま様「死因、アイドルになりたいといってバク転、頭を打った」
えんま様「バカかきさま」
美羽「死ぬとは思わなかったんだよあんなんで!」
美羽「つか、ここで天国か地獄か決められるの?」
えんま様「おぉ任せとけ」
えんま様「あたしの裁きに・・・」
えんま様「いいや、地獄で」
美羽「なぁっ」
美羽「えんま様ぁ」
えんま様「遅い」
美羽「んだよ!気分で決めんなよー!」
えんま様「野口さん、連れてって」
美羽「ぬぅっ、にゅうぅ、ぶぅ、ひゅぅ、ふぅ」
野口「あ、はい。わかりました」
野口「うわあっ」
美羽「しゅとう!」
美羽「天国行ってやるー!」
えんま様「あ、こら、てめぇ」
美羽「しびびびびびびび」
えんま様「落ちろ、タライ!」

佐々木「おぉ、新入りか?」
美羽「今度はちぃちゃんかよ」
佐々木「ちぃちゃん?」
野口「お、鬼の佐々木さんですよー」
美羽「ちぃちゃん何その恥ずかしいかっこ」
佐々木「あんまふざけるとー」
佐々木「これで、ガーンといくからね」
美羽「そういうとこじゃないの、地獄って」
佐々木「へ?」
美羽「針の山とかー」
佐々木「うぇぇっ」
野口「うぅぅぅ」
美羽「舌ひっこ抜くとか」
佐々木「痛いし!」
野口「ひいいいい」
美羽「釜茹でとかー」
佐々木「残酷なこと言ってんじゃねぇ!」
佐々木「ここ地獄ではそいつにとって一番嫌なことをしてやるのだ」
美羽「へー」
佐々木「松岡美羽。死因、アイドルになりたいとバク転、頭を打った」
佐々木「バカかおまえ」
美羽「恥ずかしいからもうやめてよ」
佐々木「なるほど、読めたぞ、お前の一番嫌なこと」
佐々木「ハリセンをもっているのに」
佐々木「ツッコんであげない!」
美羽「なぁっ!?」
美羽「ひ、ひどい・・・そんなの耐えられないよー」
美羽「お?」
佐々木「じゃあここにいろいろあるから、これらをネタに使ってボケてみろ」
美羽「なんで地獄まで来て一発芸やらされんの?」

美羽「ふん!」
美羽「固麺!」
野口「へぇぇぇ」
美羽「待ち合わせ」
美羽「黄色い帽子が目印です」
佐々木「んん・・・」
野口「あぁー」
美羽「マイク」
美羽「ハンガー」
美羽「マイク・ハンガー」
野口「ふぁぁ?」
佐々木「んぐ」
野口「あ・・・」
美羽「ふん・・・名前」
佐々木「っぶぅ」
野口「あぁ!ふふふっ」
美羽「裸族」
佐々木「くくっ!」
野口「はぁ、はははっ」
美羽「タクシー」
美羽「お待たせー」
野口「わぁぁー」
佐々木「ぷ、くくっ」
野口「えへへへ」
美羽「んんー・・・」
美羽「冬場、ひっかかると痛い」
佐々木「それただの感想だろー!」
佐々木「くっ、うぅぅ・・・」
美羽「あれ、ツッコんだよ?」
佐々木「もういいよ!もう長いんだよぉ」
佐々木「他のにするよ・・・えーっとあとはー」
佐々木「おまえ、ピーマン嫌いだな。ベタなやつだ」
佐々木「よし」
佐々木「ピーマン食え!」
美羽「なああっ」
佐々木「ほれ、食え!」
美羽「えーいらない」
佐々木「いらないじゃない食べるの!」
美羽「やなこった」
佐々木「んむううう、アーンしろ、口開けろってば!」
美羽「むぅむぶぶぅ」
佐々木「こいつめこいつめ」
佐々木「なにこいつ、タチわる」
佐々木「野口さん、天国連れてって」
野口「でもえんま様が・・・」
佐々木「どうせ気分で決めたんでしょ」
佐々木「へーきへーき」
佐々木「じゃね」
野口「ええっ」
美羽「わーい天国!天国がいいー」
野口「そんなぁー、うぅ・・・」
野口「しょうがない・・・ふっと」
野口「特別、ですから、ねっ」
野口「くっくぅ」
美羽「お?」

しのはら「うえるかむとぅーざしょうてん」
しのはら「ようこそ天国へ、という意味ですわ」
美羽「やっぱアナちゃんか」
野口「違いますよ。天使のしのはらさんです」
しのはら「ていうか、なんで地獄からいらしてるんですか?」
野口「す、すいません。いろいろあってこっちでお願いします」
美羽「へー、羽根だー」
美羽「これパンツはいてんの?アナちゃん」
しのはら「うわあっ!なにすんのよっ!ぎっ!」
美羽「うぶぇほっ!」
しのはら「ぎっ!」
しのはら「今度変なことしたら、舌ひっこ抜いて針の山の刑ですわよ」
美羽「あの・・・ここ天国だよね・・・」

しのはら「えー、松岡美羽さん。あなたの資料を・・・ぷっ」
美羽「死因見て笑っただろ今」
美羽「つかさ、ほんとの天国なら、なんか願い叶えてみてよ」
しのはら「あはぁ、どんな願いですの?」
美羽「えーっとねー」
美羽「まずはボインかな。おっぱい大きくなりたい」
しのはら「わかりましたわ。ボインになれー!」
しのはら「ええいっ」
美羽「お?」
美羽「おおっ!ボインだ!やったー」
美羽「ほんでさぁ、アナちゃん」
美羽「その羽根って飛べるの?」
しのはら「え?えぇ、しのはらですけど」
しのはら「もちろん飛べますわ」
しのはら「ほら」
美羽「うわあぁぁ」
美羽「いーなそれ、あたしも飛びたい!」
しのはら「わかりました、いでよー羽根っ!」
美羽「おおぉ!」
美羽「うわーい楽しー!とんでらー!」
野口・しのはら「うふふふふっ」
美羽「うぉーい!」
美羽「とーんずらー」
野口・しのはら「わあっ!?」

美羽「ひひひぃ」
しのはら「ちょっと待ちなさいよー!」
しのはら「ううんぬぬぬっ、んにっ」
美羽「ん」
しのはら「うわっ!ぎっ!」
美羽「うおお」
しのはら「それっ」
美羽「おおおお!」
しのはら「うんなぁ」
美羽「とうっ!」
しのはら「ううっにっ」
美羽「ふわああ」
しのはら「捕まえたっ!にぃっ」
美羽「お、あそこが出口だな」
しのはら「まてこら謀反者めー!」
えんま様「ん・・・」
美羽「あっばよお姉ちゃん、あっかん」

千佳「みっちゃん」
茉莉「美羽ちゃぁん」
アナ「美羽さんしっかりしてください」
美羽「ううぬっ、うぅ」
茉莉「あっ気づいたよ」
アナ「美羽さん!」
千佳「みっちゃん!」
千佳「よかったー」
茉莉「美羽ちゃんだいじょうぶ?」
美羽「ふぇ?あ、野口さん。わっかないの?」
茉莉「わっか?」
美羽「あぁしのはらさん。パンツははいたほうがいいよ」
アナ「パンツ?」
千佳「一応病院行く?」
美羽「へーきへーき佐々木さん」
千佳「だれ?」
美羽「ん?げっ!胸がしぼんでる!」
伸恵「救急車、お願いします」

Bパート

千佳「ただいまー」
アナ「おじゃまいたしまーす」
美羽「ただーいまー」
茉莉「ただいまー」
千佳「やっほー」
茉莉「お姉ちゃーん」
アナ「うふふふふっ」
伸恵「おやつは300円までって、やっぱ税込み?_」
千佳「そうだよ」
美羽「まったくややこしい世の中になったもんだ」
伸恵「おまえはなんでいま食べてんだよ」
美羽「明日までとっといたら悪くなっちゃうじゃん」
伸恵「だーからなんで生もの買ってんだよ」
美羽「だっておいしいもん」
美羽「お姉ちゃんも食べたいの?」
伸恵「はぁ?」
美羽「一口消費税分でいいや」
伸恵「いらねぇよ」
千佳「アナちゃん、そのガムあたしのポテトとちょっと交換しない?」
アナ「えぇ、いいですわ」
アナ「茉莉ちゃんもいかがですか?」
茉莉「わぁーそしたらいろいろ食べれるね」
伸恵「ふん」
美羽「あたしもあたしもー」
美羽「プリンあげる」
茉莉「え?」
千佳「いらないよねぇ」
美羽「なんでだよー、クリーミーだぞー」

5-2担任「えー、今日は自由学習。すなわちー・・・」
5-2担任「自分たちで自由に、学習するという授業です」
5-2担任「こら誰だーまんまだーと思ってるのは」
5-2担任「笹塚立ってろー」
笹塚「あ・・・」
5-2担任「では解散」
生徒「いくぞー!」
生徒「いこいこーぜ」
生徒「あっちだね」
生徒「あ待ってよー」

美羽「レッツゴー!」
千佳「ねぇみっちゃーん」
千佳「提出物どうする?写生?地図作り?」
美羽「両方いいね、やろう」
千佳「いやいやダメだろ」

アナ「とってもキレイな景色ですから、写生がいいんじゃありません?」
千佳「やっぱし?そうだよね」
アナ「茉莉ちゃんはー?」
茉莉「えっ、うん、いいよー。あっ」
千佳「よし、決まり」
千佳「いいよねみっちゃん」
美羽「あ?」
茉莉「いひひっ」
美羽「あたし絵の具持ってきてないよー」
千佳「えぇ?じゃどうすんの?」
美羽「うーん・・・」
美羽「伸恵お姉ちゃん呼ぼっか」
千佳「えぇ?」
アナ「あぁ、あの、授業中の携帯使用は禁止ですが・・・」
千佳・アナ「あぁ」

伸恵「んん・・・」
美羽「お?」
伸恵「んん」
伸恵「んだようるせーなー」
伸恵「あ、絵の具箱忘れた?知らねーよそんなの」
千佳「あれ?」
伸恵「お」
千佳「あたしの絵の具!」
千佳「白がなーい!なんでー?」
茉莉「うぅ、うっうぅ・・・」
アナ「一体これは・・・」
伸恵「ん、んん・・・」
茉莉「白がないと不便だよー」
美羽「あぁ、そんでね、絵の具置いた場所は・・・」
伸恵「いいっんんー・・・」
伸恵「いいっ、ベッドの下ー?」
伸恵「あんにゃろー!」

美羽「よー、待ってたよお姉ちゃん」
伸恵「やかましい!お前らどこにいんだよ」
伸恵「は?近くで侍のコスプレ?」
伸恵「なにふざけたこと言ってんだこの」
伸恵「あぁうう・・・」
伸恵「んん・・・」
伸恵「ふぅ」
美羽「ふふ、褒めてやろう。バカのわりに上出来だ」
茉莉「わあぁお姉ちゃん来てくれたよ」
千佳「大丈夫かなー」
アナ「とんだとばっちりですわ」
美羽「その侍に勝て。さもないと、ふっふっふっ」
伸恵「あ待った!今のなし!勝負なし!」
美羽「メル友になれ!」
美羽「ちょ、待てー!」
千佳「うわあ!」
伸恵「ふん、これが欲しければ、茉莉ちゃんとアナちゃんを渡してもらおうか」
美羽「な!」
茉莉・アナ「えぇぇ!?」
美羽「おのれー、血も涙もないやつだ」
美羽「くっ」
美羽「はい松岡です」
千佳「てゆーか、この流れだとみっちゃんのほうが誘拐犯なんだけど」
美羽「え」
美羽「金がさきだー!うわえぇ」
美羽「どこで間違ったんだ?あー待ってお姉ちゃん!」
千佳「どこだろね」

伸恵「んぅ」
伸恵「なんだよ」
美羽「お姉ちゃん早く来て!茉莉ちゃんが今大変!」
伸恵「茉莉ちゃん!?」
美羽「大変!」
美羽「大変!」
伸恵「茉莉ちゃーん!」
美羽「そりゃあもう」
美羽「たーいへーん、頑張ってここまで登りました!」
伸恵「うぅ・・・」
美羽「わぁ、わー、わーお、わぁ」
伸恵「ふぅぅぅ・・・てめぇ」
美羽「あれ?お姉ちゃん怒ってる?」
美羽「茉莉ちゃん、お姉ちゃんにあやまんなよ」
茉莉「うぅう」
伸恵「んいいいっ!」
美羽「むぅ」

おじいさん「なんと清々しい空気じゃ」
おじいさん「マイナスイオンが満ちておるわい」

千佳「さーて、気を取り直して」
千佳「みんな何描く?」
茉莉「うーんと・・・えーっとね」
茉莉「お庭とか」
アナ「あ、日本庭園!」
千佳「な、なんか渋くない?」
アナ「あぐっ、地味ですよね」
茉莉「お城は?」
アナ「お城といえば石垣!」
アナ「このあたりの石垣ときたら、野面積みという一見無骨ながら堅牢無比で」
アナ「自然石を積み上げて数百年、崩れることのないこれはまったくもって匠の・・・はっ」
アナ「匠のー技もー地味渋で、なんてことない、石垣としか言いようがありませんわ」
美羽「アナちゃん石垣描きたいんだね」
アナ「んぅぎっ」
千佳「石垣にする?」
アナ「ま、また今度でいいです!うぅ・・・」
美羽「いいんだぞ、無理しなくても」

千佳「結構キレイだねー」
アナ「風流ですわー」
千佳「あたしこっち描こー」
美羽「じゃあたしはねー・・・うわいてっ」
千佳「っははー、転んでやんのーやーい」
茉莉・アナ「ふふふ」
美羽「この場所とーった!」
美羽「ん」

美羽「がーん」
美羽「とぉー」
美羽「こっぽらー」

千佳「うーん」
美羽「アナちゃんアナちゃーん」
千佳「うーん、ん?」
美羽「見てみてー」
アナ「ちょなんですの、意味わかりませんわ!」
美羽「面白いっしょー」

茉莉「ああっ」
おじいさん「んぉ」
茉莉「う、動かないで」
おじいさん「ほ」
おじいさん「照れるのぉ」
茉莉「ううんん・・・」
おじいさん「息とめて、動かず耐える、モデルかな」
おじいさん「明文」

千佳「さっき何描いて怒られてたのー?」
美羽「べっつにー」
美羽「やっぱちぃちゃん描こ」
千佳「えー?やめてよ景色描きなよー」
美羽「むん」
美羽「むん、むっ」
千佳「んん・・・ん」
美羽「ふん」
千佳「もぉ!気になるじゃーん」
美羽「できたー!」
千佳「えっ、どれどれ?」
千佳「なーにこれー!」
美羽「プリーン、プリーン、プリーン」
千佳「もぉーこら待てー!」
美羽「あっははープリーン」

5-2担任「生徒のみなさーん」
5-2担任「集合場所に戻ってくださーい」
5-2担任「笹塚は急がんでもいいぞ」
笹塚「なんでですか・・・」

千佳「帰ったら絵仕上げないとね」
アナ「えぇ」
美羽「みんなどんな絵描いたー?」
美羽「みせっこしようぜ」
千佳「あ、いいね」
茉莉「お花とちょうちょさん」
アナ「茉莉ちゃんらしいですわ」
千佳「うんうん、かわいいよね」
茉莉「千佳ちゃん上手ー」
アナ「左に配置された人影が、切ない味わいを出してますね」
千佳「アナちゃんのはー・・・」
茉莉「うわ、なんかカッコいいー」
アナ「いえ、まだまだ修行あるのみですわ」
千佳「みっちゃんは?」
美羽「みろ!あたしの芸術」
美羽「時計塔制御盤」
アナ「前衛的、ですわね」
千佳「てか、なんでこんなん描いたんだか」
美羽「うわっ、おやつ食べんの忘れた!」
千佳「いらんことばっかしてるから」
美羽「あああぁ」
茉莉「わたしも全部食べきれなかったの」
美羽「じゃあさ、交換しようよ茉莉ちゃん」
茉莉「え?いいけど」
茉莉「お、お刺身・・・」
千佳「しかもタイムセール品」
千佳「行こ!」
美羽「なんだよー680円もしたのに」
千佳「300円超えてんじゃん」
美羽「タイムセールで200円だったの!」
千佳「じゃあみっちゃん食べなよ」
美羽「やだよー・・・腐ってるのなんか」
伸恵「んぉ、あぁーん・・・」

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最終更新:2013年04月24日 17:55