原作は"台湾在住のあるヲタ ◆bbVxE3yP6w"@日☆台国際交流掲示板です。

はじめに


こんばんは、台湾からの者です。ptt住民とは無関係ですが、日本アニメ新番を通訳して字幕を作る集団のメンバーです。まずはちょっと台湾のヲタ文化現状を紹介したいです。

台湾にて日本アニメ30年の軌跡


1970年代日本と台湾の中華民国政府が国交断絶したものの、マジンガーZ、ガッチャマン、ヤマトなどアニメ番組は普通で放送される。でもあの時の通訳レベルはかなり荒いなのでいまだにグレイトマジンガーとクレンタイザーを混同する人もよくあります。

または、この時期(1999年著作権利法修正されるまで)日本からの海賊版漫画も流行になってます。ウルトラマン(超人力覇王)、仮面ライダー(假面騎士)、シテイーハンター(城市獵人)、JoJo野郎奇妙な冒険(強人陣線, いまはJoJo冒險野郎にされてる)は当時の名作である。ビデオテープでレンタルされた日本アニメ(もちろん無断)もかなり量があります。(自分はこの時期大学アニ研に入部した、きっかけは機動警察パトレイバー)

2000年日本語番組強制吹き替え政策が廃止された以降、自学より直接日本語を理解できる、あるいはより日本のアイドルに近づくため日本語を学ぶ若者が増えていく。そして正式の代理取引も安定化したため、現在日本での人気アニメは、放送完了から約2~3ヶ月で台湾のTVチャンネルにて公開放送する事例が多い、DVD(たとえばハルヒ)が日本発売一ヶ月後から台湾で発売。nyと洒落が流行になった以降、台湾と日本の間に新番の時差がほぼ0になった。

ヲタと日本文化を理解してる人たちの拡散


ネットの普及によりアニメ見る若者の活性化とともに、同人誌または即売会も出てました。現状と言えば「開拓動漫祭」(http://www.f-2.com.tw)が台湾最大手の即売会です。数万人規模です、定例的に日本の声優または漫画、ゲーム作家を招待して台湾のファンたちと対面する。(7・29終わったばっかりの第十回が西又葵先生と杉田智和さんを招待しました)

上記のイベント以外、情熱あふれるファンたち自ら準備会立って、「○○先生のライブ見たい!」の連署嘆願書まで作成し、マジできっかけになった事例もあります。06年11月の福山芳樹さんと07年6月のKOTOKOもこうやって台湾に降臨した(このネタは台湾版ニコ組曲の真っ赤の誓いの中で書いた)

台湾社会がヲタに対しての扱い


ヲタが盛り上がる一方、社会からの視線は未だに冷たいです。

「いい年なのになんでそんなガキっぽいな趣味持ってるの?」とは一般市民の感想っぽいです。そして、06年「電車男」TV版が台湾で放送される度に、この誤解は更に悪化しました。

原因は「お宅族」という名辞は、中国語的に略して、「宅」(家の意味)になった、そうなるとヲタ本来の意味に異なって「家に引き篭もったキモイ人」が一般台湾人の認識になっちまった。「宅男」(なんでヲタは男だけ?は聞かないでくれ…)の相対辞として「腐女」が女性ヲタの代名詞に成り下がった(ってかすべての女性ヲタはBLすきじゃないってば…)。本来の意味が分かる人はいろんなスレで力説したけど結果的にはまるで聞いていない。この件はは台湾ニコ組曲の中で「絶望した長門先生」の元ネタです。

最後の一言

それにしても、ヲタにとって良質の作品がある限りこの興味は続ける。少なくでも私はこういう気持ちです。いつもニコ動画に世話になって、ある日なんと台湾人からうpしたニコ組曲を発見し、ここまできた。動画米の中で色んな質問を答えになるとうれしいです。
最終更新:2007年08月05日 02:40