オブリビオン図書館

タムリエルの各地方

最終更新:

oblivionlibrary

- view
管理者のみ編集可
タムリエルの各地方

 タムリエル帝都は九つの帝都地方を包含する:スカイリム、ハイ・ロック、ハンマーフェル、サマーセット島、ヴァレンウッド、エルスウェーア、ブラック・マーシュ、モロウウィンド、そして古の帝都地方であるシロディール,
中でもモロウウィンドは最後に、征服ではなく条約によって統合されたため、モロウウィンドはグレートハウスの前例に沿ってその土地の秩序定義を決める特別な力を保有している。

 オールド・キングダム、またはファーザーランドとしても知られるスカイリムは、タムリエルの中でも最初にアトモラ大陸からの人間達によって入植地化された地方だ: たくましく、勇敢で、好戦的なノルド。彼らの子孫は今なおその荒れた土地に住み着いている。先祖にあたる蛮族と比べれば控えめで行儀がいいが、純血のノルドは今でも戦争や大胆な探検においては男らしい美徳に秀でている。

 ハンマーフェルは主に都市と臨海の地方だ。人口の多くはセンチネルとストロスメカイの巨大都市に住み、その他は島々の港や海岸沿いにて生活をしている。内陸部にはまばらに人が居る程度で、そのほとんどが貧しい小農家や牧夫だ。レッドガードの移動や冒険や船旅に対する情熱が、彼らを船乗りや傭兵や冒険家として帝都全土の港へと分散させた。

 ハイ・ロックは大ブレトニー園、デレッセ島、ビョルサエ・リバー族、そして伝統的には聖域内の多くの土地とクランを包含する。荒れたハイランドの砦と隔離された渓谷の定住地は多数のブレトンクランの独立を促し、この論争好きな部族気質により、完全には地方や帝都の一部としての意識が浸透していない。いずれにせよ、彼らの言語や詩の伝統や英雄伝は彼らを一つにまとめる共通の遺産である。

 サマーセット島は緑に囲まれた住み心地の良い、肥えた農地と森林公園と太古の塔や荘園の土地だ。ほとんどの定住地は隔離されており、通常、その土地の有力ウィザードが部族軍長によって支配されている。島には良い自然港が数える程しかなく、土地の人々は外来者を好まないため、古くから伝わるアルドメルの騎士道文化はインペリアルの物質主義の影響をあまり受けてはいない。

 ヴァレンウッドの大部分は居住者のいない未開の森林地帯だ。海岸沿いはマングローブが生える沼地に覆われる熱帯雨林であると同時に、大雨が内陸部の温暖な雨林を育む。ボスマーは沿岸部や内陸部に点在する材木クラン住居で生活しており、これらの敷地はお互いに未開発の林道のみによってつながれている。小さな定住地が散開するこの広い密林の土地を横断するインペリアル街道は少なく、貿易の量は微小で、交通量はないに等しい。

 南エルスウェーアジャングルと河川地域に定住したカジートは、古くからの商業主義の伝統とサトウキビとソルトライス農園をもとに、安定した農業貴族社会を持つ都会人である。対照的に、乾燥した北部荒野や草原地帯を遊牧するカジートは攻撃的で、定期的に部族軍長のもとで連合し、領土略奪を行う。南の定住者たちは素早くインペリアルのやり方を取り入れたが、北の遊牧族は好戦的な蛮族の伝統に執着している。

 ブラック・マーシュのアルゴニアン先住民の大多数は、内陸水路上と出入りが困難な南内陸の沼地に閉じ込められている。道路は少なく、たいていの移動は舟によって行われる。沿岸部と北西高地の大部分に居住者はいない。長い間、ダンマーたちは奴隷を得るためにブラック・マーシュを侵略してきた。帝都はこの行為を違法としたが慣習は存続しており、アルゴニアンとダンマーの間には、お互いへの積年の憎しみが存在する。

 ダンマー人の母国であるモロウウィンドは、タムリエル帝都内の最北東に位置する地方である。大多数の人口は、モロウウィンド中部の高地や肥沃な川谷、特に内海付近に集まっている。ヴァーデンフェル島は内海によって囲まれており、巨大な活火山赤き山とその灰による荒れ地がその土地を占めている。島の住民の大多数は相対的に快適な西と南西の海岸での生活を強いられている。

 シロディールはタムリエルにおける高度な人間のインペリアル文化の発祥地である。大陸上、最大の地域であり、たいていの部分は深いジャングルで覆われている。帝都は中心地、肥沃なニベネイ渓谷にある。人口が密集している中央低地は降雨林によって囲まれ、雨林が水を注ぐ大きな川はアルゴニアの沼地やトパル湾に流れ込んでいる。地形は、西に向かって緩やかに上昇し、北へは急に険しくなる。西の海岸と中央低地の間には落葉樹林とマングローブの沼地がある。



タグ:

茶1 地理・旅行
記事メニュー
目安箱バナー