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空中庭園

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ウェイステン・コリデイルの
空中庭園

[この書物はもともとドワーフ語で書かれ、エルフ語に翻訳されたもののようだ。エルフ語は断片的にしか判読できないが、エルフ語を研究する者が他のドワーフ語書物を訳出するには事足りるかも知れない。]

……導き手アルトマー・エストリアルは炎足をもって、四角形の庭が死して横たわる街の中心へと先導した……

……は礎や鎖や船にその名の由来を尋ねた……

……大地の骨からの脱出を何故固化した音を利用して数えようとしなかったのか、あるいは凍結した炎を糧としなかったのか……

……私がかつて書いたのことになった語、我らが下賎なる近縁がその無知ゆえに「芸術」と呼ぶあれを……

……だが言葉も経験も、我らが祖先たちの移ろいやすい戒律に反する奇妙にして恐ろしき法の粋を浄化することはない。

[翻訳部分の最後には、別の書き手によると思われるドワーフ語の注釈があり、それは以下のように訳すことができる。]

「燃えさかる裁断球を置くがいい、ヌプスルド。おまえのエルフ語は語句は正しけれど、正しく誤読することはできない」




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