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鎧の手引き

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鎧の手引き

 この手引書は帝都の将校を対象とした、ウォーハフト将軍の監修による防具についての解説書である。

 戦場では、兵士の防具は主たる任務に適したものでなければならない。斥候兵、軽騎兵、射手、尖兵には軽めの防具を身につけさせ、機動性とスピードを損なわせないことが肝要である。キュイラスとグリーヴは彼らの基本とも言うべき装備である。兜、篭手、ブーツは騎兵や尖兵には役立つが、斥候や射手には向いていない。

 軽装は毛皮、革、鎖帷子、ミスリル、エルフ、碧水晶などから作られる。毛皮がもっとも安価で耐久性がなく、前述の順に質と値段が高くなっていき、碧水晶がもっとも高価で頑丈である。毛皮や革製の防具、鎖帷子は帝都のどこでもすぐに入手できる。ミスリル、エルフ、碧水晶はきわめて珍しい素材のため、古代の遺跡や僻地の墓所でしか見つからない。

 重装は前線の歩兵、槍兵、重騎兵、歩兵騎士のための鎧である。将校に支給される鎧はすべて重装と決められている。どんなときも、兜、キュイラス、グリーヴは標準で装備しておくべきだろう。ブーツと篭手は騎兵や騎士のみが装備すべき防具である。

 鍛冶屋は鉄、鋼鉄、ドワーフ、オーク、黒檀、デイドラから重装を鍛造することができる。鉄がもっとも安価で耐久力が弱く、前述の順に質と値段が高くなっていき、デイドラがもっとも高価で頑丈である。鉄や鋼鉄の胸当てはたいていの鍛冶屋で手に入る。その他の素材はとても珍しく、完成した防具となると地下深くに埋もれている古代の宝物庫でしか見つからない。

 魔術師ギルドの熟練者なら、魔法で防具を強化する神秘を心得ている。黒檀やデイドラといった希少性の高い丈夫な素材から作られた防具には強力無比な魔法がかけられていることがままあるが、鉄製の防具でも魔法で強化することは可能である。

 自称「戦う吟遊詩人」、アモラウス・ジャナスかつてコロヴィアの将軍についての風刺的なバラードを書き上げた。この将軍は数分ごとに装備を脱いでは着なおし、マジカの消費を節約しようとしていたのである。この遠まわしな批判に報いるため、将軍はファロー城の戦いではアモラウスを破城槌にくくりつけて戦ったということだ。



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