<デッキデス1キル>
無限ループコンボにより、1ターンのうちに相手のデッキを全て削りきり勝利することを狙うコンボデッキ。
コンボが成功すれば、なんと先攻1ターン目での勝利も可能である。
コンボパーツの1枚として
《ひとりぼっち》を使用すること、相手を無視した長時間の一人回しでゲームを進めること(そして、対戦相手などに不快感を与えることでこのゲームをともにプレイする仲間を失う恐れがあること)などから、俗に「ひとりぼっちデッキデス」「ぼっちデス」とも呼ばれる。
上記の理由からフリープレイ等には向かないので、あくまで公認大会用、と考えるべき。
そのあまりの凶悪さから主要パーツが
禁止カードに指定されたため、構築は不可能となった。
《とがめ(008)》
キャラクターカード
使用コスト0/発生コスト1/赤/AP20/DP30
【奇策士】
このカードが登場した場合、相手はカードを1枚引く。
(のーむーのー!)
《千石 撫子(053)》
キャラクターカード(サポート)
使用コスト0/発生コスト1/緑
このカードが登場した場合、自分の捨て札置き場にあるイベントカード1枚を手札に戻すことができる。
(と、とにかく、落ち着いてよ。暦お兄ちゃん。そ、そうだ。今から撫子が、面白い話をしてあげるから。)
《平沢 憂(050)》
キャラクターカード(サポート)
使用コスト0/発生コスト1/青
このカードが登場した場合、自分の捨て札置き場にある「平沢 唯」1枚を選んで手札に移す。
(初めまして、妹の憂です。姉がお世話になってま~す。)
《阿良々木 暦(058)》
キャラクターカード
使用コスト1/発生コスト2/緑/AP10/DP20
【制服】
このカードが登場した場合、自分の捨て札置き場にあるキャラ5枚選んで任意の順番でデッキの下に戻す。
《ひとりぼっち》
イベントカード
使用コスト3/発生コスト1/青
[メイン/自分]:自分のキャラ1枚を指定し、そのキャラ以外の自分のキャラを捨て札にする。
その後、捨て札にしたキャラと同じ枚数カードを引く。
(誰も・・・・・・知ってる子がいない・・・・・・。)
デッキの構築
コンボパーツ
以下のカードによる無限ループにより相手のデッキを1枚ずつ削っていく。
その他カード
相手によるコンボ妨害を封じ、コンボ成功を確実なものにする。
自分の山札を調整しつつコンボパーツを場と手札に揃える。
手順
- 何らかの方法で自分の場を《秋山 澪(281)》1枚のみに、自分のデッキを《千石 撫子(053)》1枚のみにする。
- 《秋山 澪(281)》の能力で、ポイント置き場に《沙英(070)》を裏向きで置く。
- 自分の手札に《千石 撫子(053)》、《平沢 憂(050)》、《阿良々木 暦(058)》、《とがめ(008)》、《鑢 七実(074)》があることを確認する。
- 自分の捨て札置き場に《千石 撫子(053)》、《平沢 憂(050)》、《阿良々木 暦(058)》、《とがめ(008)》、《鑢 七実(074)》、《平沢 唯(093)》、《ひとりぼっち》があることを確認する。
- ループ開始。《千石 撫子(053)》を登場させて、捨て札置き場の《ひとりぼっち》をサルベージする。
- 《平沢 憂(050)》を登場させて、捨て札置き場の《平沢 唯(093)》をサルベージする。
- 手札に戻した《平沢 唯(093)》をコストに《阿良々木 暦(058)》を登場させて、能力で捨て札置き場のキャラ5枚を以下の順でデッキに戻す。
上から順に《とがめ(008)》、《鑢 七実(074)》、《阿良々木 暦(058)》、《平沢 憂(050)》、《千石 撫子(053)》。(《千石 撫子(053)》を一番下にする)
- 《とがめ(008)》を登場させて、能力で相手に1枚カードを引かせる。
- 《鑢 七実(074)》を登場させて能力を使用。自分の場の《阿良々木 暦(058)》と《とがめ(008)》を休息状態にすることで2.でポイント置き場に置いた《沙英(070)》を表向きにする。
- 9.で表にしたポイント置き場の《沙英(070)》をコストに《ひとりぼっち》をプレイ、対象に《秋山 澪(281)》を指定。
自分の場の《千石 撫子(053)》、《平沢 憂(050)》、《阿良々木 暦(058)》、《とがめ(008)》、《鑢 七実(074)》が捨て札になり、5枚のカードを引く。
3.の手札と同じカードが再び手札に揃い、デッキの一番下は《千石 撫子(053)》になる。
- 5.に戻り、同じ手順を繰り返す。《とがめ(008)》の効果で相手のデッキは1枚ずつ減っていき、最終的には相手のデッキが0枚になり勝利。
ターンのはじめに
《私の秘密》をプレイしておくことで相手の妨害を封じることができる。
弱点
自分のデッキが
《千石 撫子(053)》1枚になるように調整することが難しい。
実際問題、デッキの中身が全て別々のコンボパーツになれば良いので上記の弱点は無いに等しい。
デッキ切れ勝利のみを狙ったコンボデッキであるため通常の戦闘は不可能といってよく、開始数ターンのうちにコンボが完成しなかった場合は勝利が困難となる。
また、カード処理に時間がかかるためうまくデッキが回っても時間切れの可能性があり、コンボが安定して決まらない点とあわせて大会での使用には不安が残る。
この弱点もまた、後述の大会用ルールの存在により、無いに等しい。
相手を無視した一人回しでゲームを進めるいわゆるソリティアデッキの類であるため、対戦相手に不快感を与える場合があるので注意。
対策
相手が<デッキデス1キル>を使ってきた場合の対処法を考える。
相手の
《私の秘密》適用状態で相手がこのコンボを完成させた場合、
イベントカードによる抵抗すら行えなくなり、完全に打つ手のない状態となる。
よって、コンボ完成前に何らかの方法で妨害を行うしかない。
相手がターンのはじめに
《私の秘密》をプレイしなかった場合は、自分が
《私の秘密》をプレイすることでコンボ準備を妨害できる。
各種
割り込みも有効だが、
《私の秘密》の前には無力となってしまう。
フェアな手段とはいえないが、相手のカード使用のたびに
優先権確認などを細かく行うことで時間切れによる引き分けに持ち込める可能性はある。
しかし、遅延行為は不正な行為にあたり、ジャッジの裁定を仰ぐことになる。反則負けになり得るので非推奨である。
また、大会レギュレーション内の下記のルールの存在により時間稼ぎはそもそも無意味(<デッキデス1キル>側が手番プレイヤーの状態で試合時間が終了したとしても、そのプレイヤーがターン終了を宣言しない限りコンボ準備および無限ループ処理を永遠に続けることができる)であると考えることもできる。
試合時間が終了した時点で勝負が決まっていない場合は、そのターンが終了した時点で試合終了となります。
※勝敗がつかなかった場合、その試合は引き分けとなります。
(プレシャスメモリーズ 公認大会レギュレーションより引用)
メタカード
関連項目
最終更新:2012年06月18日 13:14