海外紳士元ネタ解説2 > 11話


第11話「私であるために」の元ネタ解説翻訳

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  • 訳文への補足説明、誤認の指摘、修正などは注釈にて行うこと


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目次



Horten Ho XIII B

The Horten Ho XIII B supersonic flying wing fighter was developed from the Ho XIII A glider, which had 60 degree swept-back wings and an underslung nacelle for the pilot.
The XIII B was to be powered by a single BMW 003R turbojet/rocket engine.
The cockpit was located in the base of a large, sharply swept vertical fin.
Like the research XIII A glider, the XIII B also had swept back wings at a 60 degree angle.
Projected armament were two MG 213 20mm cannon, and the Ho XIII B was projected to be flying by mid-1946.
(version 2で追加されました。)

ホルテンHo XIII B
ホルテンHo XIII B 超音速 全翼戦闘機は、Ho XIII Aグライダーの発展型である。Ho XIII Aは60度の後退翼で、操縦室は懸吊式となっていた。
XIII BはBMW 003R*1というターボジェットとロケットとのハイブリッド型エンジン1基で推進力を得る予定だった。
大きな後退角のついた巨大な垂直尾翼のなかに、操縦席が置かれていた。
実験機だったXIII Aグライダーと同じく、XIII Bも60度 後退翼だった。
計画兵装はMG 213 20ミリ機関砲*2×2門。Ho XIII Bは1946年半ばには飛行する計画だった。
(翻訳を修正してくれる有志求む)


(訳注1: 元になっている文章は"Luft '46WW II aircraft projects"というサイトの"Horten Ho XIIIb"です。Horten Ho XIIIの説明はドイツ語版Wikipediaにもあります。
同じくHo XIII Aグライダー (Luft '46WW II aircraft projects)もご覧ください。垂直安定板のないブーメランのような形の全翼6発機で、アメリカ空軍の現用機・ステルス戦略爆撃機 B-2にも似た形です。
BMW 003Rエンジンについては、英語版Wikipediaおよびドイツ語版Wikipediaに詳しい説明があります。
ホルテン兄弟については、こちら(wikipedia(jp))です。)





Operation Mars

Operation Mars begins at 1000 hours tomorrow.

Operation Mars was the operation codename for the Rzhev offensive operation part of the Rzhev-Vyazma strategic offensive operation (08.01-20.04.42) launched by Soviet forces against German forces during World War II.
It took place between 25 November-20 December 1942 in a salient in the vicinity of Moscow.
The offensive was one in a series of particularly bloody engagements collectively known as the Battles of Rzhev, which occurred near Rzhev, Sychevka, Vyazma (Sychevsk-Vyazma offensive operation) between January 1942 and March 1943.
The battles became known as the "Rzhev meat grinder" ("Ржевская мясорубка") for their huge losses, particularly on the Soviet side.
Other operations that were executed as part of the strategic offensive were the Mozhaisk-Vyazma offensive operation (Operation Jupiter), Toropets–Kholm Offensive and the Vyazma airborne desant operation.
The offensive was a joint operation of the Soviet Western Front and Kalinin Front coordinated by Georgy Zhukov.
For many years it was virtually unknown in the West, and just relegated to a footnote in Soviet military history.

火星作戦オペレーション・マルス
「明日、ヒトマル時よりオペレイション・マルスを発動する。
火星作戦*3は、ルジェフ攻勢作戦のコードネームである。同作戦は第二次世界大戦中、ドイツ軍に対して ソヴィエト軍の実施したルジェフヴャジマ戦略的攻勢作戦(1942年1月8日-4月20日)の一部に位置づけらる。
火星作戦はモスクワ周辺の突出部において、1942年11月25日から12月20日にかけて行われた。
攻勢の一端は、すさまじい血みどろの交戦となり、一連の戦いはまとめて ルジェフの戦いとして知られている。これはルジェフ-スィチョーフカ-ヴャジマの付近で、1942年1月から翌1943年3月まで行われた(スィチョーフカ-ヴャジマ攻勢作戦) 。
これらの戦闘は、あまりに大きな犠牲のために『ルジェフのミンチ製造機」("Ржевская мясорубка") といわれ、損耗はとくにソヴィエト側に大きかった。
こうした戦略的攻勢の一部として実施された作戦には、このほかにモジャイスク-ヴャジマ攻勢作戦(木星作戦)や、トロペツコールム攻勢作戦、ヴャジマ空挺跨乗作戦がある。
この攻勢は、ソヴィエト西部戦線カリーニン戦線との統合作戦で、ゲオルギー・ジューコフが総指揮にあたった。
ところが長年、この事実は西側ではほとんど知られていなかったし、ソヴィエト軍の歴史の中でも欄外に追いやられていた*4
(翻訳を修正してくれる有志求む)


(訳注1: 元になっている文章は英語版Wikipedia・Operation Marsです。
関連項目として、英語版Wikipedia・Battles of RzhevToropets–Kholm Offensiveも参照してください。日本語版Wikipediaの関連項目として第二次ルジェフ会戦モスクワの戦いなどがあります。)
(訳注2: 一大攻勢作戦ではありましたが、最終的には上首尾とはいきませんでした。スターリングラードの大勝利のかげでの大敗北となり、高位指揮官の責任追及も回避されました。そしてこの後の作戦で失地を挽回していくことになったわけですが、第2期アニメとのストーリーとは どのような関係になっているでしょうか。)





Notable ship appearances

Ships that make noticeable appearance in the episode:
Battleship Yamato
Aircraft carrier Amagi: The Japanese aircraft carrier Amagi (天城) was a fleet aircraft carrier of the Imperial Japanese Navy which served during World War II.
Second vessel of the Unryū class, the Amagi was a lightly built carrier design based on the Hiryū class.
She carried around 65 aircraft and also carried a secondary armament of twelve 5-inch (130 mm) Dual Purpose guns.
Displacing 22,400 long tons (22,800 t), she was capable of at least 32 kn (59 km/h).
Battleship Bismarck
Battleship Littorio

Mentioned:
Destroyer USS Nicholas: USS Nicholas (DD/DDE-449) was a Fletcher-class destroyer of the United States Navy, which served through most of World War II, and for 27 years and two more wars after.
She was the second Navy ship to be named for Major Samuel Nicholas.
Nicholas was laid down 3 March 1941 by the Bath Iron Works Corp., Bath, Maine, launched 19 February 1942; sponsored by Mrs. Edward B. Tryon, descendant of Major Nicholas; and commissioned 4 June 1942, Lieutenant Commander William D. Brown in command.


HMS Price of Wales: HMS Prince of Wales (pennant number 53) was a King George V-class battleship of the Royal Navy, built at the Cammell Laird shipyard in Birkenhead, England.
The Prince of Wales had a brief but active career, helping to stop the Bismarck and carrying Winston Churchill to the Newfoundland Conference; however, her sinking by Japanese land-based bombers in the South China Sea on 10 December 1941 was the primary event that led to the end of the battleship being considered the predominant class in naval warfare.

HMS Anson: HMS Anson was a King George V-class battleship of the Royal Navy, named after Admiral George Anson.
Laid down at the Swan Hunter shipyard in Wallsend in 1937 and launched in 1940, the ship was originally to be named Jellicoe, after the Grand Fleet commander at the Battle of Jutland, but she was renamed Anson in February 1940.
Anson saw service in the Second World War, escorting nine Russian convoys in the Arctic by December 1943.
After the war, she was the flagship for the 1st battle squadron of the British Pacific Fleet.
She was scrapped along with her other three sister ships in 1957.
(version 3の後、wikia.comにおいて追加されました。)

登場した著名艦艇
艦隊編制
第十一話で登場した特に目立つ艦艇は、下記のとおり:
戦艦大和
空母天城: 日本の航空母艦・天城は、第二次世界大戦期に就役した大日本帝國の艦隊型空母*5である。
天城は雲竜型航空母艦の2番艦で、飛龍型の設計を元に搭載機を減らして改良・小型化された空母。
空母天城は兵力として約65機の航空機を搭載*6し、さらに副兵装に5インチ(130ミリ)対空・対艦両用砲を12門 搭載していた*7
基準排水量は英トン*8換算で22,400トン(満載排水量は英トン換算で22,800トン)*9、少なくとも32ノット(時速59キロメートル)以上の航速が出た。
戦艦ビスマルク
戦艦リットリオ

補足:
駆逐艦USSニコラス: USSニコラス(DD/DDE-449 艦種:駆逐艦/護衛駆逐艦, 艦艇番号449)は、米合衆国海軍のフレッチャー級駆逐艦。第二次世界大戦のほとんどの期間、実戦に参加した。艦歴は27年に及び、大戦後もさらに2度の戦争を戦った。
このニコラスは海兵隊 総司令サミュエル・ニコラスの名を冠した艦艇としては2代目*10
本艦ニコラスは、メイン州バス市バス鉄工所で1941年3月3日起工、ニコラス総司令官の子孫・エドワード・B・トライオン夫人の手で1942年2月19日進水、1942年6月4日就役、ウィリアム・D・ブラウン海軍少佐の指揮する艦となった。

(追加テキスト分)
HMSプリンス・オブ・ウェールズ: 英国海軍艦艇HMS プリンス・オブ・ウェールズ(艦艇番号53)は、英国王立海軍のキング・ジョージ5世級戦艦である。イングランドのバーケンヘッドにあるキャメル・レアード社の造船所で建艦された。
戦艦プリンス・オブ・ウェールズの艦歴は短いが活躍に満ちていた。戦艦ビスマルクの足を止めるのに協力し、ウィンストン・チャーチルをニューファンドランド島会談に送り届けたりもした。しかし、プリンス・オブ・ウェールズは1941年12月10日、南シナ海で日本海軍の陸上攻撃機で撃沈された。それは、従来、海戦を支配すると考えられてきた戦艦の時代に終焉をもたらす 最初の出来事になった。

HMSアンソン: HMSアンソンは、英王立海軍キング・ジョージV世級の戦艦。ジョージ・アンソン提督にちなんで命名された。
ウォールズエンド所在のスワン・ハンター造船所で1937年起工、1940年進水。ユトランド沖海戦当時の(訳注:英 王立海軍)連合艦隊司令の名にちなんで、当初、本艦はジェリコーと命名される予定だったが、1940年 アンソンと改名された。
アンソンは第二次世界大戦に参戦。1943年12月まで北極海でロシア輸送船団を護衛すること9度に及ぶ。
戦後、英国太平洋艦隊第1戦隊旗艦をつとめた。
1957年、本艦は他の姉妹艦3隻とともに解体処分された。
(翻訳を修正してくれる有志求む)


(訳注1: 元になっている文章は英語版Wikipedia・Japanese aircraft carrier Amagi、および英語版Wikipedia・USS Nicholas (DD-449)です。それぞれ対応する日本語版Wikipediaは天城 (雲龍型空母)ニコラス (DD-449)です。
航行序列図になぜか、秋月型駆逐艦4番艦の「初月」が2隻います。)
(訳注2: 海外紳士元ネタ解説でも、戦艦大和(第一話)、ビスマルク(第十話)、リットリオ(第二話)は既に取り扱われています。フレッチャー級もOrange氏のchartではありませんが、Strike Witches Fanatic氏が第十話で指摘していました。)

(追加テキスト関係)
(訳注3: テキストで追加されたHMSプリンス・オブ・ウェールズの元となっている文章は、英語版Wikipedia・HMS Prince of Wales (53)です。日本語版Wikipediaの説明はこちら・プリンス・オブ・ウェールズです。既に海外紳士元ネタ解説2・翻訳第10話(その2)で紹介されています。
同じく追加されたHMSアンソンの説明の 元となっている文章は、英語版Wikipedia・HMS Anson (79)です、日本語版Wikipediaの説明はこちら・アンソン (戦艦)です。)

(訳注4: 画像から読み取れる各艦の補足説明は、下記の通りです。)


           駆逐艦USS ニコラスDD449
   駆逐艦Federico Nani         駆逐艦 初月
ベネチア駆逐艦                駆逐艦USS La Vallet... (La Vallette ラ・ヴァレットDD448)
戦艦ビスマルク       戦艦大和     戦艦HMS Princ...(プリンス・オブ・ウェールズ KGV級2番艦)
戦艦ティルピッツ   空母天城        戦艦HMS Duke...(Duke of York デューク・オブ・ヨーク KGV級)
戦艦リットリオ     駆逐艦初月      戦艦HMS Ans....(Anson アンソン KGV級)
戦艦Dogeドージェ    重巡摩耶      戦艦HMS Ho....(HoweハウKGV級)
ベネチア駆逐艦  空母千歳   空母千代田  駆逐艦USS Hey...(Heywood L. Edwards DD663 ヘイウッド・L・エドワーズ)
ベネチア駆逐艦  扶桑駆逐艦  扶桑駆逐艦  駆逐艦USS Richard...(Richard P. Leary DD 664 リチャード・P・リアリー)
         扶桑駆逐艦  扶桑駆逐艦

  • Doge ドージェ (かつてのヴェネチア共和国・ジェノヴァ共和国の元首) → 戦艦インペロ Impero: ヴィットリオ・ヴェネト級戦艦の3番艦で、イタリア語で皇帝を意味する。起工されたが進水することなく終わりました。この戦艦がストライク・ウィッチーズの世界では完成して「ドージェ」となったのかも知れません。
    • リットリオ級四番艦がドージェであると2期DVD/BDブックレット一巻P.023で明言。
  • 空母・天城は、雲竜型が現実世界で就役していました(雲竜型空母・天城)が、関東大震災で大破し廃棄された赤城型天城がありました。ストライクウィッチーズの世界では、赤城型として完成・就役していたのかも知れません。
  • 駆逐艦について
    • リベリオンの駆逐艦は、フレッチャー級です。
    • ヴェネツィア/ロマーニャの駆逐艦については艦型・艦名が記されていません。第2期アニメでたびたび登場しているナヴィガトーリ級駆逐艦かも知れません。
      • 艦隊編制表に書かれた"Federico Nani"がナヴィガトーリ級駆逐艦「フェデリーコ・ナーニ」と2期DVD/BDブックレット一巻P.025で確定。フェデリコ・ナーニの所属も2期DVD/BDブックレット一巻P.025でヴェネツィアと確定。
      • ナヴィガトーリ級はヴェネツィア・ロマーニャ両国で同一設計図を用いた同型艦として就役。そのため、ナヴィガトーリ級というだけで所属国は確定できず。ただし、ヴェネツィア所属艦は「海軍提督・司令官」の名前を、ロマーニャでは「航海士」の名前を用いている為名前が出れば確定可能。
    • 同じく扶桑駆逐艦は秋月型駆逐艦の初月が二重に記されていますが、それ以外の後方の駆逐艦は詳細が示されていません。海外紳士も既に紹介しているように 秋月型駆逐艦も第2期第十話で登場していたようですが、今回 艦型不明の駆逐艦は どの型でしょうか。秋月型よりも大型の甲型駆逐艦である陽炎型などであれば艦名などを省略しないでしょうから、もしかしたら同じく秋月型か、秋月型よりも小兵力の松型駆逐艦あるいは、その前級の夕雲型か。スタッフからの情報が欲しいところです。

艦艇序列図で確認できる艦艇、および作戦参加艦艇として推測できる各国艦艇の構成は、次の通りです。
ロマーニャ
ヴェネツィア
ブリタニア カールスラント 扶桑皇国 リベリオン
戦 艦 ヴィットリオ・ヴェネト級(2) KGV級(4) ビスマルク級(2) 大和級(1)
巡洋戦艦 レナウン級(1)
航行序列図に記載なし
空 母 千歳型(2)
天城(1)
巡洋艦 高雄型重巡(1)
駆逐艦 ナヴィガトーリ級(1)
艦型不明(3)
残りもナヴィガトーリ級か?
秋月型(2)
艦型不明(4)
フレッチャー級(4) 14
11 合計 27

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yamibun
闇文
連合「国」艦隊のそろい踏みは実に壮観。
のドリームチームをのドリームチームが援護する、感無量
(2010/09/18 14:54)
link





Renown class battlecruiser

Also making an appearance, but strangely missing from the above chart, is a Renown class battlecruiser.
The Renown class was a pair of battlecruisers built during the First World War for the Royal Navy.
They were originally laid down as improved versions of the Revenge-class battleships.
Their construction was suspended on the outbreak of war on the grounds they would not be ready in a timely manner.
Admiral Lord Fisher, upon becoming First Sea Lord, gained approval to restart their construction as battlecruisers that could be built and enter service quickly.
The Director of Naval Construction (DNC), Eustace Tennyson-D'Eyncourt, quickly produced an entirely new design to meet Admiral Lord Fisher's requirements and the builders agreed to deliver the ships in 15 months.
They did not quite meet that ambitious goal, but they were delivered a few months after the Battle of Jutland in 1916.
They were the world's largest capital ships upon completion.
(version 3 でchartから削除されました。)

レナウン級巡洋戦艦
画面には登場しているが、なぜか上掲の(訳注:ミーナが作戦室で示している)作戦図には載ってない艦がある。レナウン級巡洋戦艦がそれだ。
レナウン級は第一次世界大戦のさなかに2隻、建造された巡洋戦艦で、英王立海軍に納入された。
もともとこの2隻は、リヴェンジ級戦艦の改良型として起工した。
しかしレナウン級の建艦は、まだ時宜に適していないとされたため、第一次世界大戦の開戦まで保留されていた。
第一海軍卿に着任したたフィッシャー提督は、巡洋戦艦として2艦の建造を再開する承認を得た。こうして2隻は建艦されれば、すぐにでも就役することになった。
艦政本部長(DNC)のユースタス・テニソン=ダインクールは、第一海軍卿フィッシャー提督の要求に応えるべく、全面的に設計を改めて急いで提出した。造船業者も15ヶ月で納入できると請け負った。
だが、こんな野心的な目標はまったく達成できるものではなかった。とはいえ、1916年のユトランド沖海戦に遅れること2-3ヶ月の後に就役した。
両艦は完成時は、世界最大級の主力艦だった。
(翻訳を修正してくれる有志求む)


(訳注1: 元になっている文章は英語版Wikipedia・Renown class battlecruiserです。日本語版Wikipediaの説明はこちら・レナウン級巡洋戦艦です。画像右下にはめ込まれている側面図は、ウィキメディア・コモンズの「レパルス 1919年」が使用されています。
戦艦と巡洋戦艦の違いについては、こちらWikipedia(jp)・巡洋戦艦から。
海外紳士元ネタ解説・第2期第十話・HMSレパルスも参照してください。)
(訳注2: キャプチャ画像のやや右下のほうに、リベリオン海軍所属フレッチャー級駆逐艦の艦尾(と単装砲塔)が見える。そのリベリオン国旗の意匠が、現実世界の米合衆国国旗とほとんど同じなのは大変に興味深い。)
(訳注3: 画像・上方の艦は、レナウン級ではなくキング・ジョージV世級で、もしかしたら HMS プリンス・ウェールズなのでは・・・とのことです。)





Dornier-Stra Haunebu II

In 1935, a mysterious group, Vril was found in Northwest Germany that was to develop a series of flying disc.
The disc crafts were to be installed by a revolutionary electro-magnetic-gravitic engine that powered the rotating disc wing or internal disc blade.
In 1939, A several of prototypes were said to be tested at Arado Brandenburg aircraft testing field.
Stable and control problems were revealed during flight tests.
In 1943, the SchutzStaffel maneuvered to take control of the weapon from the German Army.
One of the tasks was researching the alternative energies and fuels.
The SS took over the most completed models, the Vril RFZ-5 and RFZ-6, redesignated it as Haunebu I and II.
The armament was planned the KSK strong ray cannon but was installed existing KG gun and tank cannon instead.
In 1944, the SS had intended to produce the Haunebu II with tenders for both Junkers and Dornier but in early 1945 Dornier was chosen.
However, the end of the war prevented Dornier from building any Haunebu production.

Or so they say.

ドルニエ-シュトラ・ハウニブⅡ
1935年当時、神智学団体・ブリル協会が、北西ドイツで空飛ぶ円盤の開発に着手していたことが判明した。
その円盤状の物体は電磁重力エンジンを搭載して、回転する円盤翼を駆動するか、あるいは内部に装備した円盤状のブレードを駆動するものとされていた。
1939年には、複数の試作機がブランデンブルク州にあるアラド社の試験飛行場で、テスト飛行をおこなったといわれている。
安定性と操縦性の問題が試験飛行のあいだ中、ずっと付きまとっていた。
1943年、親衛隊は、この兵器の管理権限をドイツ陸軍から取り上げようとして謀略に出た。
その工作の一つとして押し付けた課題が、代替エンジンと燃料の研究だった。
親衛隊SSは ブリルRFZ-5とRFZ-6という ほぼ完成したモデルを引き継ぎ、それぞれハウニブI・Ⅱの呼称にあらためた。
武装は強力な光線砲*11を装備の予定とされていたが、その代わりに既存のKGガンと戦車砲が搭載されることになった。
1944年、親衛隊はハウニブⅡの製造に入ろうとして、ユンカースドルニエの両社に対して入札させたところ、1945年初頭にドルニエ社が落札した。
しかし戦争が終結して、ドルニエ社はハウニブを一機も製造することなく終わったとさ。

というお話しでした。
(翻訳を修正してくれる有志求む)


(訳注1: 元になっている文章はANiGRAND CRAFTWORKS (Dornier-Stratospharen Haunebu II)です。同じ模型の箱絵は模型店 けい・くらふとでも見られます。また、英文ですがこちらにも詳しい説明があります(トップ・ページが非常に分かりにくいサイトですが)。)
(訳注2:一応日本語文献としては矢追純一『ナチスがUFOを造っていた―ついに突き止めた超兵器の秘密』(雄鶏社、1994年)がある。当然中身は事実と異なるが、トンデモ主張の中身を確認するだけなら使える。まさかいる訳が無いだろうが、当然中身は真に受けたりしてはならない。

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humikane
島田 フミカネ
んじゃあちょっと11,12話あたりの小ネタを 
まず円盤形のネウロイ、
これはネウロイのデザイン元になっている、ww2トンデモ兵器の頂点に君臨する円盤兵器ハウニブがモデルです。
(2010/09/25 21:50)
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humikane
島田 フミカネ
本来は円盤の下からにょきっと戦車の砲塔が生えてるんですが、
これだとビーム撃ったりする際に向きが限定されてしまうので、
今では懐かしいアダムスキータイプになったみたいです。
アダムスキータイプも今見れば充分うさんくさくて良い感じでは。
(2010/09/25 21:52)
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最終更新:2011年03月01日 23:35
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*1 第二次世界大戦後期にドイツのBMW社が開発・生産した、初期の軸流式ターボジェットエンジン。

*2 マウザー社のリヴォルバー・カノン

*3 スターリングラードのドイツ軍に対する攻勢作戦である天王星作戦と対になって、惑星の名が付けられた。

*4 元帥にまで昇進した有力者ジューコフの失敗を糊塗するためといわれている。

*5 米国などでの分類名で、現在は主力空母に統合されている。

*6 英語版Wikipediaでは57+8とするが、常用機51機と補用機2機の合計53機とする資料も。

*7 40口径12.7cm連装高角砲6基

*8 約1016.1kg

*9 通常のトン換算でそれぞれ22,800/23,200トン。

*10 初代はクレムソン級駆逐艦DD-311

*11 KSK: KraftStrahlKanone, Strong Ray Cannon