修飾子は、クラス、メンバなどの参照可能範囲、寿命、動作を指定するために使用されます。

修飾子 意味
public アクセス修飾子。どこからでもアクセス可。
private アクセス修飾子。メンバの宣言されたクラス内からアクセス可。
internal アクセス修飾子。メンバの宣言されたアセンブリ(プロジェクト)内からアクセス可。
protected アクセス修飾子。メンバの宣言されたクラス、派生クラスからアクセス可。
abstract クラスで使用した場合、派生クラスにて継承する、インスタンス化不可のクラスとなります。
メンバで使用した場合、派生クラスで実装が必要となります。
const 定数の宣言時に使用します。
event イベントを宣言します。
extern 外部で実装されているメソッドを宣言する際に使用します。
new 基本クラスから継承されたメンバを明示的に隠ぺいできます。
override 基本クラスから継承したメンバを新しく置き換えます。
基本クラスのoverrideされるメンバはvirtual、abstract、override のいずれかである必要があります。
partial 同じクラスを複数ファイルに分割して定義することが可能となります。
readonly 宣言時、またはコンストラクタ内でのみ代入が可能な修飾子。
sealed クラスの継承を不可とします。
static 静的メンバの宣言に使用します。
unsafe ポインタを扱う必要がある場合に使用する修飾子。
virtual 派生クラスでオーバーライドできるようにするために使用する修飾子。
volatile 複数のスレッドによって変更される可能性がある場合使用する修飾子。

アクセス修飾子の参照可能範囲は以下となります。

アクセス修飾子 同じプロジェクト 異なるプロジェクト
同じクラス 派生クラス 他のクラス 派生クラス 他のクラス
public
protected internal ×
protected × ×
internal × ×
private × × × ×
最終更新:2008年10月26日 02:42