東西 天狐纏め

<攻撃>
「たまには、こういうのもいいでしょう。バカになれ、バカになれ、バカになれ、バカになれ、バカになれ!!いっくぞーーー!!ラーーヴ!!カーエーンー!!」
「止まりはしないよ。俺はもう迷わない。この身が消し炭になるまで結城火焔を愛しつくす!!」
「これは非力で無知な一人の狐のささやかな恋の歌。ただ一人の女に届けるための愛の歌。願いは彼女の笑顔と自分の笑顔。さあ、いくぞ」
「俺はオーマでもないし頭も良くない。だがこの一撃に載せる想いだけは最強だ!」
「秋春統合学園生徒会長の名の下に命ず。蹂躙せよ、出動、撃滅生徒会!!!」

<防御>
「ヒトの幸せのためだけに戦うあなたたちに負けはしない!俺は俺自身の幸せのためにも戦ってるんだ!」
「あなたたちの想いが、俺が火焔に対して抱く想いよりも重いと?否、断じて否っ!結城火焔への想いがこの胸にある限り、俺は折れない!」
「なるほど、ちょうど良い試練だ。この程度の障害も抜けないようでは彼女の剣にも盾にもなれっこない。ふぅぅぅぅぅ、カエンラヴ!!URARARARARA-!!!」
「怪我をしたくなかったら下がれ!今日の俺は恋と愛で痛みを知らん!!」


移動時
「むっ、こちらから火焔の気配というか匂いというか電波を感じる・・・というわけでレッツゴー!」
「カエーン、カエーン、カエーン・・・こっちですね。火焔のオーラを感じます」


???
「ああ、そうだ。火焔にあったらどういう風に呼ぶか決めておかないと・・・小笠原じゃあ無茶苦茶だったからなぁ・・・結城さん、は他人行儀かなぁ・・・結城、はどうか・・・火焔さん、そもそも俺のほうが年上か・・・火焔ちゃん、うーんこれかな?いやいやいやいきなり下を呼び捨てとかゼッタイ無理ですから!!」

「あ、やあ火焔ちゃん、コガ、やっと会えたー。え?ああ、ちょっとそこまできたら二人が居るって聞いたから寄ってみた。何してるの?え、お見合い?いやいやいや、火焔ちゃんはまだ若いんだから全然お見合いする必要無いと想うけど・・・ん、じゃあ、お、俺とお、お、おみ、い、いや、ちょっとその辺歩かない?初めてきた所だからよく解らないんだよ。探検してみよう」












―火焔ラヴ―

東西天狐は火焔ラヴである。素敵なキャラが多過ぎる無名世界観の中で唯一恋と愛を抱いたのが結城火焔である。現実的に見れば非常にイタイヤツである。アイドレス的に見れば大多数のプレイヤーの一人である。

彼が愛するキャラに望むのは幸せになってもらうことである。
ニーギと来須にはラヴラヴでいてほしいし、石津もずっと滝川とむつまじくやってほしい。なっこちゃんと英吏だって応援するし、辻野と田島も笑っていてほしい。ふみこたんにはなんとしても光太郎を捕まえてほしい。イワッチには、クネクネしててほしい。
そして、それは結城火焔についても当てはまることだった。
割りと悩んだ時期もあったが、とりあえず火焔応援、ということにしていた。

そんな状態でアイドレスを始めてしばらく、小笠原デモゲームに火焔が現れたとき、彼は泣いた。
恥も外聞もなく泣いた。そして彼は自覚した。
ああ、恋をしたのだ、と。



―GJを羽織るに至った経緯―

お見合いイベント発表から投票までの間、東西天狐はアイドレス内においてはのほほんとしていた。
黒オーマとのお見合いなら主役は女性プレイヤーだし、ネタで出るにしてもすでに自国からは二名の参加者(両方男)が居たため、後ろで支援SSなど書いていた。というか海法紀子さんを見た時点でこれには勝てん、と爆笑していた。投票はいろいろ可愛らしかったレンジャー連邦の豊国ミロさんにした。ついでに警備部隊に参加してお見合いを守るのもいいなー、などと考えていた。後はお見合いの結果がどうなるのか楽しみにしつつ、小笠原ゲームを楽しみにしているだけであった。
しかしことここに至って彼はアイドレスを甘く見ていたことを、もう何度目になるか分からないが痛感した。
7月20日AM1:30頃。テンダイス上でお見合いの中間発表が出されたとき。彼は多くのプレイヤーと同じように、リアルで絶叫しかけて飲み込んだ。
当初、バロやバルクの他に黒オーマの軍勢が参加するものと思い込んでいたのが大きな誤りだったのだ。参加するのはなるほど男ばかり・・・いやちょっと待て。

主将 眼鏡の嫉妬深い系(代打) 名前は伏せてくださいと本人希望
副将 スピキオ(代打)
中堅 結城火焔+コガ
次鋒 竜造寺紫苑
先鋒 岩崎仲俊(代打)

中堅 結城火焔+コガ

ちょおおおぉぉぉぉ!!!!君たちいったい何してんの?!え、って言うか黒だったの?!いや、ていうかコガも一緒?!何が、どうして、どうなったー!!

そんな感じで錯乱することしばらく。素数を数えて落ち着きを取り戻した彼は、採るべき行動を一瞬考えて警備部隊への入隊希望書を破り捨てた。そして、グリーンジャケットに袖を通した。



―仲間集め―

GJになって数日。東西 天狐は不安だった。GJ、熱意はあるがトレンチ(警備部隊)に比べて動きが鈍い気がしたのである。そして参加方式がクインテット編成によるチーム戦と発表されたとき、ついに不安を抑えられなくなった。有志が参加場所を作る、とあったのを盾に同じく不安になっていたと思われるGJメンバーを扇動して編成用ページを作ってもらった。

そして編成開始。ここで驚くべきことに次々と同じ国のakiharu国民たちが名乗りを上げてくれたのだ。akiharu国内では警備部隊とGJで真っ二つに別れており、藩王と摂政が敵味方に分かれるという事態も起こっていた。その中でせめてもの救いはお互いのターゲットがかぶらなかったことであろうか。
兎にも角にも彼はここで心強い仲間を得ることになる。敬愛する主君にしてソックスターゲット、参謀としてもプレイヤーとしても経験豊富な涼原秋春王。普段はハンターと風紀委員として対立していながらも、愛する相手を想う心は同じとして盟約を果たすべく参戦を決めた恐怖の根源力200000オーバー阪明日見。
さらに編成ページでは同じく結城火焔のお見合い断固として阻止すべし!と名乗りを上げた国境を越えた同志、雑賀有を。目的は違えど松井いつかさんのお見合いを阻止すべくお見合いに潜入しようとして失敗した忌闇装介をそれぞれ加えて「突貫結城火焔&コガ」チームとした。
このとき、彼は自分たちの勝利を確信した。



―幸福論―

東西 天狐は自室にこもってお見合い阻止のための準備をしていた。
剣と言うにはあまりにも大きすぎる、大きくぶ厚く重くそして大雑把すぎる鉄塊を磨き、半径数百メートル以内の生物に言い知れぬダメージを与えるソックスガスをタンクにつめ、電動式ガトリングガンM134の動作をチェックし、数年ぶりに彼の部族に伝わる秘薬、四令狂神を調合した。
戦う気満々だった。ミスター・グリーンに言われた言葉も頭をよぎったが、所詮愛は孤独な戦いなのだ。この世界を青い焔で燃やしつくすまで止まりはしないのである。
もちろん葛藤もある。これまで彼は結城火焔を幸せにしたいがために彼女に会おうとしていたのに今回は彼女を悲しませる可能性もあるのだから。そしてそれは彼に決断を迫った。
自分の幸せと結城火焔の幸せ、果たしてどちらをとるのか。あるいはもっとも困難な道を選ぶのか。
選択はすでに済んでいた。後はそれを実行する覚悟の有無の問題。

小笠原で見た彼女はあまりにまぶしかった。それこそ、自分が本当に全てを投げ打っても届かない程の輝きを持つ彼女を見るのは苦しかった。思い知った。結城火焔は本当にとてつもなくどうしようもないほどに魅力的で、東西天狐はそんな彼女に本当にとてつもなくどうしようもないほどにイカレているのだと。
結城火焔は燃え盛る炎で東西天狐はその輝きに惹かれた蛾なのだ。釣り合いが取れるはずもない。だがそれでも、たとえ近づけば燃え尽きてしまうとしても最早諦められなかった。声を聞いてしまった。姿を見てしまった。その笑顔を自分に向けてほしいと願ってしまった。
空を見上げれば今夜も月がキレイだった。
わずかに交わした他愛のないやり取りを思い出す。
そして決めた。
恋と愛、両方を果たしてみせる、と。



ちなみに用意した武装はチームメイトにぶん殴られた上で取り上げられたという。

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最終更新:2007年07月29日 19:47
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