各バージョンの機能と価格比較
プロフェッショナル向けの"Vegas Pro"と、その廉価版である"Vegas MovieStudio シリーズ"が存在する。(操作性は共通)
このページでは、まずVegas MovieStudioの2バージョンについて比較解説し、後にVegas Proについて説明する。
公式にもVegasファミリーの機能比較があるので、そちらも確認するとよいだろう。
また、価格に関しては定価を記載しているが、実際はもっと安く購入できる。
(例:公式にて割引きキャンペーンを行うことがある。メールマガジンに登録しておこう。またフックアップのパッケージ版も定価で販売していることはまずない)
詳しくは、
購入に関してというページを参照。
■"Vegas MovieStudio シリーズ"
※この廉価版シリーズでは、ビデオとオーディオの各トラックが10づつまでに制限されている点に注意。
コンシューマー向けの通常版。MovieStudioはVer10から大幅な機能強化が成され、格段に使い易くなった。
(※最近のSony Creative Software社のパターンから言うと、販売直後はバグが多い可能性が高い)
見た目・操作性は同社のACIDによく似ており、オーディオ編集と同じ要領でビデオ編集も行う。オーディオ編集に関しては他の動画編集ソフトとは比較にならないほど高機能。またチュートリアルが分り易く操作も直感的で、動作が非常に軽いことでも評価が高い。Ver11からは、3Dテレビ用のステレオスコピック編集機能も搭載された。
弱点はテキストとマスク機能が弱い点と速度変更が0.25倍~4倍までしか出来ない点だが(Vegas Proでは問題ない)、個人で使う分には必要十分な機能が揃っており、通常の編集で困ることはないだろう。
また作成した動画を、YouTubeへアップロードしたりDVDやBlu-rayに書き込む機能も付属する。
追加要素としてVegas Movie Studio HD Platinum Production Suite 11には、NewBlue社のエフェクトプラグインや
1,001種の効果音なども付属する。
■Vegas Pro 11 (フックアップのパッケージ版:¥94,500、DL版:$599.95)
※以下、主な機能を列記する。
- "トラック数無制限" MovieStudioと違い、トラック数に制限がない。
- "乗算(マスク)以外の合成モード" スクリーンやオーバーレイといった合成モードを扱える。 ※参考1 参考2 参考3 参考4
- "ProType Titler" アニメーション効果を施したテキストを作成可能。ただしかなりのPCパワーを要する。
- "NewBlue Titler Pro" NewBlue社製の3Dテキスト作成プラグイン。立体的な3Dテキストの作成が可能。
- "AAF形式に対応" プロジェクトをAAF形式で保存できるので、After Effectsなどとの連携が容易。 ※参考
- "プロジェクトのネスト" 別に作成したプロジェクトファイルを、一つのイベントとしてタイムラインに配置できる。
- "ベロシティ調節機能" 動画の表示速度を詳細に変更可能。一時停止の演出などは、MovieStudioでは少々面倒な作業になる。
- "多彩な光線エフェクト"
- "3Dトラックモーション" 擬似3D空間を扱うことが可能。
- "ベジェマスク" 自由な形状のマスクを作成可能。
- "32 ビット浮動小数点ビデオ処理可能"
- "オーディオの最大ビット深度が24ビットまで" MovieStudioは16ビットまでしか扱えない。
- "ネットワークレンダリング可能" 複数のPCをLANで繋いで、高速レンダリング処理が可能。
- "マルチカメラ編集機能"
- "ミキシングコンソール・ウィンドウ" Vegas単体でオーディオのミキシング作業を行える。
- "モーションブラー機能"
なお、Vegas Proには"DVD Architect Studio"の上位版である、"DVD Architect"が付属する。
最終更新:2011年11月13日 13:57