A2SD+

目次


Froyo純正Apps2SDとの違い

  • Froyo Apps2SD
    • /sdcard/.android_secureにアプリを暗号化して移動(端末固有の暗号化のため、別端末ではそのSDに格納したアプリは使えない)
    • PCからSDをUSB接続するとSD格納アプリにはアクセスできない
    • 移動できるアプリは限られている(アプリ種や開発者次第)
  • A2SD (Legacy A2SD)
    • /data/app, /data/app-privateをSDのextパーティション(/sd-ext)にsymlinkで移動
    • /sd-extは内蔵パーティション扱いのため、PCからSDをUSB接続しても格納アプリはそのまま使える
    • A2SDが有効であってもアプリケーションの管理で"SDカードに移動"するとFroyo Apps2SD扱いとなる
    • A2SD+はさらに/data/dalvik-cacheも/sd-extに移動

A2SD+を使えばDesireのアキレス腱である内蔵ストレージサイズから解放されます。
ただしA2SD+を適用しても、アプリの設定ファイルやアプリが自前で持っているライブラリ、ブラウザのキャッシュ等は/data/dataにそのまま残るため、ある程度内蔵ストレージを消費します。
また、デメリットもあります。

A2SD+適用手順

extパーティション作成

  1. RecoverymodeでRAを起動する。(Recoverymodeでの操作は上下はトラックパッド上下。決定は押しこみ。)
  2. 「Partition sdcard」を選択
  3. swap,extの領域を設定。(swapは必要ないとも言われているのでextだけでもいい。extパーティションサイズはお好みで決めればよいが1GB以下で十分。)
  4. 標準ではext2なのでext3にするために「SD:ext2 to ext3」を選択、実行。
  5. reboot system nowで再起動する。

SBM FroyoのままA2SD+対応したい場合

  1. root化でSBM Froyoをunrevoked
  2. 2chのrom焼きスレの>>3の公式froyo with app2sd+修正版 Part6 17氏感謝 ファイル名はupdate_softbank_froyo_app2sdp_101020.zip (5.4 MB) をDesireからDL,またはPCでDLしてdesireのSDカードのDownloadフォルダにそのまま解凍せずに入れる(標準ではSDのDownloadというフォルダに入る)
  3. 電源を切ってrecoverymodeで起動してFlash zip from sdcard→先程DLしたzipファイルを選択,指定。
  4. 終わったら Backキーで戻って Reboot system now を選択して再起動。
  5. ブートループする場合は、ボリュームダウン+電源+トラックパッド押下(そのままボリュームダウンは押しっぱなし)でリセット~リカバリに戻って、Dalvik-cacheをwipeする。

カスタムROMの場合

A2SD+対応のカスタムROMを焼くだけ。

CyanogenModの場合

CyanogenModは安定志向のため、デフォルトではA2SD+非対応です。
Desireの容量不足解消のためには、まずAlphaRevのカスタムHBOOT(CM6はN1Table、CM7はCM7 HBOOT)で対応することが推奨されています。
CMクリーンインストール時にN1Tableなら200MB弱、CM7 HBOOTでは260MB程度の内蔵ストレージ空き容量を確保できるので、A2SDを導入しなくても相当数のアプリをインストールすることができるでしょう。
さらに下記いずれかの方法でA2SD対応も可能ですが、その場合はFireratまたはそのカットダウン版が推奨されています。
Firerat
  • Legacy A2SDと違って、/data/appと/data/app-privateをextパーティションにbind mountすることによりアプリをSDに移動(symlinkじゃないのでブートループしない)
  • アプリごとに内蔵 or /sd-extのどちらに置くか選択可能
  • 基本的に/data/dalvik-cacheは内蔵ストレージのまま
  • オプションとして/data/dataを/sd-extに移動させることも可能
  • CMアップデート時、自動的に継承される
  • CM7には導入が容易なカットダウン版(デフォルトではappとapp-private、オプションでdalvik-cacheとdataの移動が可能)が用意されている
Darktremor
  • リカバリからflashすればA2SD化(/data/dalvik-cacheは内蔵ストレージのまま)
  • Dalvik-cacheもextに飛ばしたい場合はadb shellで
a2sd cachesd


正しくA2SD化されたら、Quick System info PROというアプリでextパーティションに移動されたファイルの容量(A2SD storage)を確認することができるでしょう。

A2SD+の弊害

symlinkでパスを置き換えるためブートループで起動しなくなったりすることがあったりなかったり。但しbind mountで/sd-extに移動させるFireratスクリプトはブートループと無縁。
dalvik-cacheやdataをsd-extに移動させるとパフォーマンス低下する可能性あり。
また、YAFFS(NAND Flash用のファイルシステム)じゃないし、内蔵ストレージと違ってちゃんとしたウェアレベリングをやってなさそうなので、SDの寿命が短くなるかも。

DATA2SD/DATA2whatever

A2SDと違って/dataをまるごとextのループバックデバイスに移すDATA2SD or DATA2whateverという手法が最近流行っています。
ファイルアクセスが速くなってベンチマークスコアがやたらよくなったりしますが、こちらもSDの寿命が短くなる恐れがあります。
とりあえず下記とか参照してください。
http://whitesc3.blog7.fc2.com/blog-entry-292.html
http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=867049

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最終更新:2011年02月03日 11:24