「犬神家の一族」読書会ネタバレまとめ3 (夜の部終了まで)

同じ話題はなるべくまとめてあります。そのためタイムラインの発言とは時系列が変わっております。 (@rufa9)



対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。


夜の部始まり
air_doku それでは予定の時刻になりましたので、第17回エアミス研読書会(横溝正史『犬神家の一族』)、夜の部を始めたいと思います。参加者の皆様は、実施要領( http://t.co/LKSO1ggn )に気をつけて、遠慮なく積極的な発言をお願いします。 #air_mys_ken
rufa9 夜の部もよろしくお願いします。今回の読書会はこちらでまとめています。http://t.co/8wWyEbol 今回は @rufa9がまとめておりますので、もし「ツイートが拾われてないよ」という方がおられましたら、リプライして下さい。
unyounyosan 犬神家の一族は初めて読んだのですが、白い仮面やらが佐清として有名だからこそ、それが上手くミスディレクションになってるのではないかと思いました。先入観があるから。
youmoutei unyounyosan ああ、今だとそういう見方になるんですね! それは面白い。
unyounyosan youmeitei 原作を先に読まれていた方と、私のように前情報があってから読んだ人ではかなり印象が違いそうです。仮面の形状しかり。
youmoutei unyounyosan そうですね。私はほとんど前情報なしで読んだような気がします(遠い目)。
youmoutei 前情報なかったので、逆立ち死体のところでは ヨキケス→「斧を消す」の意味かと思いました。
rufa9 youmoutei 逆立ちですもんね、前半いい線ついてますね!
youmoutei rufa9 後半が残念でしたw
k_funabashi 皆様よろしくお願い致します。とりあえず、初読の時は犬神一族の系図と遺産相続の条件は度々確認しましたよ…ね?
rufa9 k_funabashi 初読のときは血縁関係を把握するのがたいへんでした。今はこんないいものがあるなんて。(Wikipediaの該当ページへ→)http://t.co/hG9pVqp4
k_funabashi rufa9 やたら複雑な人間関係は横溝氏の十八番ですからね。翻訳物みたいな登場人物一覧も無いですし。他作品も含めると血縁関係以外で誰と誰が以前に婚約してただの寝取っただの金を借りてるだのと…
rufa9 k_funabashi あっけらかんとした文体で不道徳な関係が一通りでてきますよね。今回再読して、冒頭こんなコテコテBL展開だったっけ?とびっくりしました。
unyounyosan rufa9 k_funabashi その文体のせいで、嫌な感じが全然ないのが凄いと思いました。あれだけどろどろなのに。
youmoutei 文体もそうですが、地の文などもはっきり記述者視点な感じで、物語から一歩引いてマイルドになっているような。 RT unyounyosan rufa9 k_funabashi その文体のせいで、嫌な感じが全然ないのが凄いと思いました。あれだけどろどろなのに。
スケキヨマスクについて
youmoutei まずは小ネタ。原作読んだ時には佐清マスクは顔の部分だけでイメージしてたので、後で映像の頭からすっぽりかぶるやつ見て、すごい違和感がありましたw
k_funabashi youmoutei いわゆる“仮面”とか“お面”みたいなものを想像されたのですね。“覆面”って言ったほうがしっくりくる形状ですよねアレ。
rufa9 youmoutei unyounyosan あのマスクにはもってかれましたね。後世の作品に多大なる影響を与え、「仮面もの」の代名詞ともなってるという。
youmoutei k_funabashi 小説では「仮面」あるいは「マスク」で、「頭からすっぽりかぶる」とは書いてなかったと思います。ただ、 髪型の違いがあるので、頭からかぶるタイプの方が実用的とは思いましたがw
admiralgoto ( ^ω^)私は、映像作品→原作だったので、マスクには違和感はなかったですね。ただマスクの下の爛れた顔はトラウマになりましたが。
unyounyosan 映像なんかでマスクイメージは固まっているはずなのですが、原作を読んで思い浮かんだのは変装用マスクでした。シリコン製かなんかの、あれ。
k_funabashi youmoutei 僕は口から上の頭部全体が火傷で爛れたと思ったんですよね。頭なんかはニキ・ラウダみたいな感じで。
youmoutei 昼の部でも琉花さんが貼ってくださった配役比較表(グロ注意!→ http://t.co/xwoSSeNv )をまた見てますが、いくら何でも白いマスクはないだろう、とw
rufa9 youmoutei マスクは髪のあるバージョンもあったんですね。(うう、なんで珠世→マスク→マスク全開の順なんや)
映像化あれこれ
rufa9 映画はやはり、市川崑監督、金田一耕助を石坂浩二、珠世を島田陽子が演じたバージョンが印象深いです。ザ・横溝映画!って感じで。白マスクぺろりはもちろん、佐兵衛翁の写真がガタンてなるシーンとか超こわい。
youmoutei ちなみに私は映画は見てないんですが、配役表のDのテレビドラマだけ見てますね。多分再放送だと思いますが。「横溝正史シリーズ」を毎日続けて放送してたので、他にも色々見た覚えが……。
k_funabashi 配役表を見て思い出しましたが、佐智の発見のされ方が原作と映画で違うんですよね。確かに原作をそのまま映像にするとちょっと地味かもしれませんね。
youmoutei 確かにそこはえらく派手にしてありますねw RT k_funabashi 配役表を見て思い出しましたが、佐智の発見のされ方が原作と映画で違うんですよね。確かに原作をそのまま映像にするとちょっと地味かもしれませんね。
bubumitsu 映像作品は、あのリメイク版のゾンビ映画(by殊能将之)のことは忘れてやってください。としか…。渥美清版『八つ墓村』がまともに思えたほど!
admiralgoto bubumitsu 2006年版も、大林宣彦の『金田一耕助の冒険』ぐらいぶっ飛んでいてくれれば、まだ面白かったんですがね。三谷幸喜とか誰得だったんでしょうね(=[1000]ω[1000]=)
bubumitsu 映画版もつのだじろうの漫画くらい冒険してほしかったですな!「犬神族」とか出てきますし、金田一がちょび髭のスーツ男ですし!→http://t.co/DwTKtpcs
admiralgoto ( ^ω^)犬神家の家系図および関係者図。 http://t.co/TtFCZjKR
youmoutei admiralgoto 「那須ホテル主人(横溝正史)」てwww
rufa9 admiralgoto おお、ありがとうございます! 猿蔵が予想外に若い! 横溝先生はカメオ出演されたんでしたっけね
k_funabashi youmoutei ラストのエピローグでカメオ出演されてるのですよ!「おお!カバー裏の写真と顔が同じだ!(当たり前)」と僕も感動しましたw
bubumitsu 横溝先生、映画にはかなりカメオ出演していますよ。石坂浩二の病院坂も棒読みで頑張っていましたしw『金田一耕助の冒険』では「私はこの映画にだけは出たくなかった」というような感じの台詞がw RT youmoutei
こってりとしていてしつこくない
Pukasan 遅くなりました。読書会参加します。犬神家を読書会本に挙げててアレですが、久しぶりに再読してみたら、八墓村や、獄門島より雰囲気の盛り上げ方が地味で、意外とあっさりという印象でした。
Pukasan あ、あとネタバレしているのですが、面白グッズw http://t.co/6u0f5Qbt
k_funabashi 面白いけど使いどころが無いw RT Pukasan: あ、あとネタバレしているのですが、面白グッズw http://t.co/ld2SiZcE
rufa9 Pukasan うわぁ、これ欲しい! でもどこに捺せばいいやら? 宅配受け取るときに捺したらびっくりw
unyounyosan pukasan これはwww いっそのこと静馬って書いたハンコとか作ったらいいんじゃないかと思いました。ハリポタTシャツみたいに。
Pukasan rufa9 脱線してますが、あのサイト、シャチハタの他のデザインもキュートで可愛いですよ。落ち武者とか、大仏とかw
rufa9 youmoutei Pukasan unyounyosan 映像化のイメージが強烈なわりに、本文はさらりといけますね。金田一さんの立ち位置も、事件に同時進行なのにちょっと距離のある感じ。
bubumitsu 確かに田舎物の「盛り上がり」が無かったですよね。見立ても「一族の中」で完結していますし…。『八つ墓村』の落ち武者伝説や、『獄門島』の島全体の因習みたいな物が今回は皆無だったので。 RT Pukasan
youmoutei いや、その分、神主さんが盛り上げて(?)くれたじゃないですかw RT bubumitsu 確かに田舎物の「盛り上がり」が無かったですよね。//
bubumitsu 神主さん頑張っていましたけどねぇwこう…村や島全体の大きな因習が少なかったですね。あ、ちなみに先ほどの漫画版では神社が結構重要な役割を果たしておりますので、是非w RT youmoutei
Pukasan たぶん「あっさり」と感じたのは、お屋敷の因縁とか土地の因縁とかがないから、横溝作品でよくある「あおり」が少なかったせいかな。あの犬神佐兵衛のちょっとアレな性癖ぐらいしかないですもんね。
k_funabashi Pukasan 個人的な偏った分析ですが、僕はともすれば、金田一自身が消されかねないという緊張感が無いのが一因と思ってます。けど、それを言ったら獄門島八つ墓村以外の他の作品だどうなのよ、ってなっちゃうんですが。
bubumitsu あと、再読してみて思ったのは、金田一自身が事件の引き金になっていた部分が少しあったところですね。著者もわかっているのか、珠代が溺れるシーンでは「金田一が飛び出さなければ事件はもっと早く~」と書いていますし。
bubumitsu 金田一が事件の引き金になる作品は、結構有名な作品がほかにありますがw
youmoutei うーん、私は他の作品と比べてそんなに「あっさり」とは思わなかったですね。
画期的な「見立て」
youmoutei そういえば思い出しましたが、最初に読んだ時は「斧・琴・菊」が 見立てでは逆の順序になっているのに何か意味があるのかと深読みして悩みましたw
rufa9 youmoutei 実はむりむりしいアレだったんですもんねー。特に 斧が最高にむりむりなのに歴史に名を残してしまったと。
youmoutei 見立て殺人の話をすると、「菊」と「琴」は単なる装飾にとどまっているので、個人的にはあんまり面白くないんですが、「斧」はすごい。割と最近だと似たようなものがあった気もしますが、この見立ては画期的だったと思います。
rufa9 youmoutei 逆立ちして上半身が埋まってる、ということで成立するというのが… 松子夫人が「私はあまり頭がよくないのでねえ」とか言いながら考えたってのが怖いです。
youmoutei rufa9 おっと入れ違いになりましたが、私はあれは評価してるのです。見立てにあたって対象が極端に抽象化されているというか……少なくとも英米の作品では例がないように思います。
youmoutei ああ、そこは怖いですねw RT rufa9 逆立ちして上半身が埋まってる、ということで成立するというのが… 松子夫人が「私はあまり頭がよくないのでねえ」とか言いながら考えたってのが怖いです。
rufa9 youmoutei なるほど、見立ての対象が極端にシンボリックな表現をとっている、という点ですね。私も見立てとしては好きです。
youmoutei もちろん単なる語呂(ryともいえますがw、死体そのものでこんなことやったのは、この作品が最初なんじゃないかと。 RT rufa9 なるほど、見立ての対象が極端にシンボリックな表現をとっている、という点ですね。私も見立てとしては好きです。
youmoutei ただしあの見立ては、菊・琴の見立てとの方向性の違いが歴然としているため、真相が見えやすくなっているきらいはあるのですが……まあ、そこはそれw
rufa9 youmoutei 確かに、菊人形 琴糸ときてアレがドドーンと
admiralgoto ( ^ω^)犬神家は見立て殺人を最後まで通したのが偉いですよねw『悪魔の手毬唄』になると桝と秤までは良かったんですが錠の扱いが…
youmoutei admiralgoto 『悪魔の手毬唄』の錠は……現場に落ちてるだけでしたっけ?
admiralgoto youmoutei ( ^ω^)そうなんです。アレだけ死体の近くに落ちてるだけなんですよ。もっと見立てに気合いを入れて欲しかったですねw
youmoutei admiralgoto うーん、それはやっぱり面白くないですね。
物語を彩る要素
akita_kia youmoutei こんばんは。読書会初参加、いいですか。その前に入会と入会宣言ですか?
youmoutei akita_kia いえいえ、いきなり参加でも大丈夫ですよ~。
akita_kia youmoutei ありがとうございます。とりあえず今、過去ログ読み中です。
k_funabashi 今更ですが、この話は犬神一族の遺産相続問題と、青沼菊乃の復讐の線が並行して同時に浮かび上がってくるから複雑なんですよね。「えっ、何で斧琴菊の見立てが必要なの?」って疑問が後に解消されてさらに事態が混迷化する…
k_funabashi あっ、訂正。「同時に」ではないや。片方が後だ。
youmoutei k_funabashi おっしゃるようなところはありますね。それで話が適度に複雑になって、面白くなってると思います。
youmoutei そういえば、昼の部で野々宮さんが元祖NTR属性という意見がありましたがw、恐ろしいことにダブルNTR (?)なんですよね。
rufa9 youmoutei 佐兵衛さんも寵愛してたんですもんね。性癖としては高度すぎます。これは関係者歪むわ…
Azami61521 遅れて参加。今読み終えましたん
youmoutei Azami61521 いらっしゃいませ~。存分にどうぞ。
Pukasan ちょいと席を外してました。そういえば叔父、姪の関係云々言ってましたが、じゃあ、佐清と珠代は組み合わせ的にOKなんだっけ?と思ったり。
youmoutei Pukasan 後者はいとこなのでOKですね。
Pukasan youmoutei そうか、そっちはアリなのか。 小夜子ちゃんのケースもそうでしたね。
youmoutei Pukasan ああ、そっちもありましたね。その通りです。
Pukasan 横溝作品は全般的に、ギブミー家系図! になるからなw
不憫な小夜子ちゃん
Pukasan そういえば、小夜子ちゃんが出てくるたびに、「美人なんだよ、美人なんだけどね、珠代と比べちゃうと見劣りするんだよね。残念!」って記述されてて、気の毒で、気の毒で……。
Azami61521 Pukasan 確かに。私もちょっと応援(?)しつつ読んでました
k_funabashi まぁ、相手が『日本のふたりと居ないほどの美女』では流石に分が悪いですね。
Pukasan Azami61521 後半、あんなになっちゃうし、殺された人に次ぐ可哀想な被害者ですよなぁ…。
youmoutei 確かに小夜子は、珠世と比べられちゃかわいそうですね。しかも佐智がアレだし……。
記述者の存在
akita_kia まず、皆さんが書いてますが、昔の小説なのに読み易いと思いました。過剰な情緒的な表現は抑えてあると言うか。
akita_kia あと、杉本さんが書いていた講談調の文章ということですが、確かに地の文に主観的な表現が多かったように思いました。ワトソンのような作中の人物が記述している訳でもないのに。
youmoutei そうですね。「記述者」視点という感じです。 RT akita_kia あと、杉本さんが書いていた講談調の文章ということですが、確かに地の文に主観的な表現が多かったように思いました。ワトソンのような作中の人物が記述している訳でもないのに。
akita_kia 仮面が出て来るところで、ミステリ読みとしては 二人一役を疑う訳ですが、 実行犯と事後共犯がお互いの意思の疎通をせずに偶然に因っているところがポイントかと。
youmoutei akita_kia その後者が、面白いところでもあり、ちょっと物足りないところでもあると思っています。
Pukasan akita_kia youmoutei 金田一モノって、金田一先生が体験した事件の内容を、後から横溝正史に話して、それを文章に起こしてるって架空設定じゃありませんでしたっけ?
Azami61521 ああ、やっぱりそういう設定があったのか。それっぽい記述がありましたもんね
youmoutei Pukasan ……いわれてみれば、何だかそんな設定があったような気もw すっかり忘れてましたw
Pukasan 内田康夫の浅見シリーズなんかの「軽井沢の先生」的な、作中の中に出てくるフィクションとしての同姓同名なのかもしれませんが。こう、作家と限りなく同一人物っぽい人が作中の記述者で探偵役と知人とすると、微妙にリアルと虚構が入り交じって楽しいんですよね。
Pukasan 今、確認したら、本陣の書き出しから見事に「探偵小説家」の私が岡山に疎開した話から始まってましたわw
youmoutei Pukasan ああ、それはヴァン・ダインっぽいですね。横溝正史とヴァン・ダインの関係は考えたことなかったなあ。
Pukasan youmoutei ああ、確かに! 限りなく普段は影の薄い記述者って、まさにヴァン・ダインですね。探偵とだけ会話する辺りも!!
youmoutei 実は『本陣』は未読です(キリッ さっきも言及した、テレビドラマ「横溝正史シリーズ」で見ました。
admiralgoto ( ^ω^)映像化的には、吾郎ちゃんのが忠実なのかw>記述者が探偵役の知人
ステマ
Pukasan そういえばあざみさんは、これが初横溝作品でしたっけ?
Azami61521 Pukasan ですね。読もう読もうとは思ってましたが、これを機会にと思い読んでみました。面白かったです。とてもあの時期に書かれたとは思えません
Pukasan Azami61521 すいすい読めるんですよね。これを機に、ぜひ本陣→百日紅→獄門島と、金田一さんの歴史を時系列で辿ってもらえると、もっと魅了されること請け合い!
Azami61521 何というか。私が思う『推理小説』と聞いてイメージする要素のほとんどがこの作品に込められてるなあ、という印象を受けました
youmoutei ちなみにそれはどんなものなんでしょう? RT Azami61521 何というか。私が思う『推理小説』と聞いてイメージする要素のほとんどがこの作品に込められてるなあ、という印象を受けました
Azami61521 youmoutei 恥ずかしながら、具体的に言うことは難しいんですけど……おかしな遺言状やスケキヨのマスク、見立て殺人に変人の名探偵! と、まあガジェット的な部分でしょうかね
youmoutei Azami61521 いや、すみませんw でもそういうのはわかりますよ。
Pukasan Azami61521 あざみさん、犬神家のガジェット部分に萌えられたなら、八つ墓村や獄門島もストライクゾーンだと思いますよ-。
Azami61521 Pucasan おお、それは楽しみです!
Pukasan 初横溝体験で、読みやすい!楽しい! と思われた方は、ぜひ次は東京創元社の「日本探偵小説全集9 横溝正史集」オススメ。 本陣→百日紅→獄門島といっぺんに読めるので、コスパ非常に良いです。(ステマ! ステマ!)
考察あれこれ
akita_kia 単一の意思ではないので、複雑になっている。 実行犯と事後共犯が直情型と知能型に分かれているのも、事件の複雑性を増しているし、ある種の統一性にもなっている。「わたしはそれほど頭がよくはないのですからね」は笑いましたがw
akita_kia あと、動機にも関係してきますが、出征した外地では恩讐を越えて友情に似たものが育まれていたのに、戦争が終わって内地に戻って来ると、そちらの方が恩讐どろどろの世界で、外地での二人も元に戻ったかのように対立するのも、逆説的で面白いなあと思いました。
Azami61521 youmoutei akita_kia 書かれた当時はやはり、戦後直後の世の中に対する風刺的な意味もあったんでしょうかね
youmoutei うーむ、多少はそういうのもあったのかもしれませんね。 RT Azami61521 書かれた当時はやはり、戦後直後の世の中に対する風刺的な意味もあったんでしょうかね
akita_kia ちょっと偶然が多過ぎるなと思いますね(笑)。 実行犯は直情型で捕まっても良いと思ってたから良いとしても、事後共犯は目撃し過ぎだろ と(笑)。 RT youmoutei その後者が、面白いところでもあり、ちょっと物足りないところでもあると思っています。
youmoutei ああ、その最後のところはおっしゃるとおりですねw RT akita_kia ちょっと偶然が多過ぎるなと思いますね(笑)。実行犯は直情型で捕まっても良いと思ってたから良いとしても、事後共犯は目撃し過ぎだろ と(笑)。 //
和の意匠
ab0kun 参加させていただきます~。さっき読了しました。読みやすいし面白かったです。
ab0kun 私、斧をオノと読んでしまっていてヨキ?ん?となって、意味がわからなかった。最初にルビふっといてほしかった…(´・_・`)
youmoutei 天然ですねw RT ab0kun 私、斧をオノと読んでしまっていてヨキ?ん?となって、意味がわからなかった。最初にルビふっといてほしかった…(´・_・`)
ab0kun ちょっと知識不足だっただけです!RT youmoutei 天然ですねw
Pukasan ab0kun ああ、地味に金田一モノって、歌舞伎ネタなどが出てきますからね。日本手ぬぐいの柄なんかにあるかまわぬ(鎌輪ぬ)とか知ってますか? 斧琴菊も、模様であるんですよ-。参考→ http://t.co/EUYLeOv2
ab0kun おお!柄が…!ありがとうございます。全く知らなかったです。歌舞伎の知識だったのですね。RT Pukasan ab0kun ああ、地味に金田一モノって、歌舞伎ネタなどが出てきますからね。日本手ぬぐいの柄なんかにあるかまわぬ(鎌輪ぬ)とか知ってますか? 斧琴菊//
rufa9 Pukasan おお、「琴」の意匠が文字のようでもあり琴柱のようでもありおしゃれですなー。
Pukasan ab0kun 粋な語呂合わせですよね。江戸時代からある柄なので、おそらく和服や浴衣が今より身近にあった戦前の時代には、普通に一般知識として知っている柄だったんだと思います。
大団円
akita_kia 最終章が「大団円」とある通り、あんなに陰惨なことがあったのに意外とさわやかに終わったと思いました。松子が自分の身の処し方だけでなく、竹子・梅子への償いも含めて、きっちり後始末をつけたなあと。自分のためでなく息子のためを思ってというのはあまり嘘ではなかったのだなと。
youmoutei 後味がよくないところもありますが、きっちりまとまってはいますよね。 RT akita_kia 最終章が「大団円」とある通り、あんなに陰惨なことがあったのに意外とさわやかに終わったと思いました。 //
admiralgoto ( ^ω^)『犬神家の一族』の映画優待割引券が出てきた。
rufa9 最後は最大限の落とし前をつけて終わりましたね。ずーんと余韻がくる感じ。市川崑監督の映画、高峰秀子さんの松子夫人、「罪──ほ──ろ──ぼ──し」の台詞が、小説そのままの雰囲気で忘れられないです。
k_funabashi 確かに、原作中では語られていないその後の物語と数年後の未来まで見える終わり方ですね。僕は後味はよくありませんでしたがw
ab0kun そういえば映画、ちゃんと観たことないかもしれない…
smith996 犬神家はとりあえず、温泉であの死に方の真似をするのが楽しい思ひで。
夜の部おひらき
youmoutei さて、日付も変わったので、そろそろこの辺でお開きにしましょうかね。
rufa9 はーい、皆様ありがとうございました! とっても面白かったです。おつかれさまでした。
Azami61521 お疲れ様でした。横溝作品はどんどん読んでいきたいです
admiralgoto ( ^ω^) 皆様お疲れ様でしたー。初の読書会でしたが非常に楽しめました。 http://t.co/zNhcn4QW
unyounyosan 最後の方は見ていただけでしたが…。とても楽しかったです。お疲れさまでした!
Pukasan お疲れさまでした。楽しかったです。ちょっと横溝正史作品の布教もできたので満足ですw
youmoutei お疲れ様でした~&ありがとうございました~。
ab0kun お疲れ様でした。残り30分しか参加できませんでしたが、知らなかった知識も教えていただけて有難かったです。あとでまとめを拝見させていただきます。ありがとうございました。
akita_kia あ、終わってるw もう少しだけ書かせてくださいw
akita_kia まず、 松子はいくら菊乃の顔が変わっているからと言って、声で気付かないのかなと。「菊糸が切れて」云々でおそろしい形相をしたと言うのは、それで気付いたのかと思いました。
akita_kia あと、佐清が替わっているのも、例えば松子と佐清の間でしか知らないことを話題にするとかすれば、確かめられるでしょう。
akita_kia お疲れ様でした。初参加で、横溝読んだのも初めてでしたが、楽しかったです。
rufa9 akita_kia ありがとうございました! 読みこむといろんな要素がつまっている中身の濃い本でしたね。よろしければまたご参加下さいませ。 おつかれさまでしたー。
akita_kia rufa9 こちらこそ。横溝は読んでみたいとは思っていたので、良い機会でした。また参加させていただきたいと思います。
noda_u 世の中には、平易に書く天才というものが存在する。子規がそうだし、漱石もそうだ。時代を下って大衆小説に目を向ければ、岡本綺堂や、江戸川乱歩や、横溝正史が、平易に書く天才である。乱歩の初期短編は、昭和初期に書かれたとは思えないほど、読みやすい。そして、横溝はわかりやすい散文で、探偵小説の傑作をいくつもものにした。//彼らの著作が、いまでも新刊書店の書棚を飾っているのは、内容のすばらしさもさることながら平易な表現に徹した文章が古びてないおかげであろう。(殊能将之『美濃牛』)
noda_u 昼間ちょっと覗いた時「横溝読みやすい」トークしてたので、あとで↑の引用を書き込もうと決めてたのに某ゲームにかまけてツイ忘れてしまったのでここに書いておきます。皆様おつかれさまでした。
air_doku それではこの辺で、第17回エアミス研読書会(横溝正史『犬神家の一族』)をお開きにしたいと思います。参加者の皆様、お疲れ様でした&ありがとうございました。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2012年04月23日 15:53