いざ、豊かに厳しい自然が残るその地へ
開かれた地にあるは天と地を貫く世界樹
世界を揺るがす秘密を孕んだ地下の迷宮へ

それは、終り語られぬ伝承への旅
傷有る地の真実を巡る、天と地を結ぶ道のり

君たちはその運命を知らぬまま
その新たなる地へと帆を、歩を進める

進み至るは広く続く夢への中心
宙に挑みし者たちの休息の地

終りなき外の恐怖を祓うため
開かれた地に夢をもたらさんがため

躍動に満ちた冒険が幕を開ける……




舞台は開拓の地、クロウラード。

近年発見されたその大陸には、巨大な樹――世界樹があった。
その土地に住んでいる者たちは言った。
大昔、世界を揺るがすほどの何かが、この地の下に封印された――と。
開拓以来、多くの者達が、名声を求め、力を求め、富を求め、迷宮へと歩を進めた。
しかし、その謎を明かす者は現れなかった。

さあ、歩を進めよ、己の証のために。自らの意志で、深く昏き迷宮へと。






開拓の地クロウラード


風土


四季があり、南部は豊穣な平地が広がっているが、北西は不毛の土地と呼ばれ、先住民には災厄の地と呼ばれている。
東には巨大な湾があり、貿易の拠点となるオニリスの街がある。
ただし、北は険しい山脈があり、死と雪の山々と先住民が恐れている。
そして、その大陸の中心には巨大な樹、世界樹が天を貫いている。
その麓に、冒険者の拠点、友和の街エレルリスがある。
特産は、世界樹の麓にあるガデ大森林で自生しているガデの樹の木材。耐久性と密度が高く、それでいて加工しやすいので、建築材や船材として用いられる。ガデ(Gade)とはデグニ語で固いを表す。

歴史


クロウラードには先住民であるデグニという民族がいる。
デグニは世界樹の麓で独自の文化を形成していたが、外からの開拓者を歓迎し、友和の街エレルリスを作り、街の発展を支えている。
その理由は定かではないが、先住民には珍しい友好的で開放的な民族性に、開拓者は「開ける民デグス」という紹介をしたと言われる。
世界樹から供給される資源に、豊穣な土地、友好的な先住民という開拓の好条件が揃ったこの土地へ、様々な国から人が集まってくるのは時間の問題だった。
このような経緯から、開国の歴史が浅いながらも、多様な国々から人が訪れ、開拓し、クロウラードは発展をし続けている。



貿易の街オニリス


貿易都市として、東の巨大湾”巨大な口(デデガ)”に開拓者が中心となって作った街。
石造りの家が並び、暖色の色合いに包まれた街並みは観光地としても有名である。
また、山のように巨大な世界樹の根が街を海に向かって一直線に貫いており、その光景は圧巻である。
だが、交通の妨げとなっているので近々根に穴を開け、トンネルを掘る計画が上がっている。
貿易の街であるため、販売しているアイテムは多いが、少々値段が高い。
デグニ語で、外はオ(O)、交わるは(ni)、街はリス(Riss)と表し、オニリスはデクニ語で外と交わる街(OniRiss)となる。


友和の街エレルリス


世界樹の麓にあるクロウラードの首都。
首都ではあるが、ガデ大森林の中の緑豊かな街であり、ガデの樹で作られた琥珀色の木造建築が並ぶ森林都市である。
最近では外部の大工と提携し、石と木材で作られた奇妙な建物も増えている。
クロウラードの中枢である執政院ミュクでは、重要な資源地である世界樹の迷宮を探索する冒険者を募集しており、ギルドに登録している。
また、世界樹の素材を求め、世界中から様々な職人が集まっており、エレルリスはそのような外部の職人も手厚く保護している。
この街で最も特徴的なのは、最初期に開拓を行った者たちの子孫、ガイドの存在である。
ガイドは世界樹の資源や、クロウラードについての知識が深く、世界樹での素材調達を専門とした特殊な職業である。
戦闘能力は皆無なガイドだが、素材を調達して調合することが重要なクロウラードでは重要なポストを占めている。
ガイドの斡旋も執政院ミュクで行っている。
デグニ語で、同じはエ(e)、友はレル(Rel)を表し、エレルリスは同じ友の街となる。

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最終更新:2010年04月18日 18:36