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パフォーマンス
はじめに
以下のTips(公式フォーラム及び快適スレより適宜拝借)は、全ての環境に効く魔法の裏技ではありません。環境によって効いたり効かなかったりします。自己責任でどうぞ。
尚、MOD/パフォーマンスやトラブルも参考になるかもしれません。
目次
VGA (GeForce)
GF7xxx以前
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84.25ドライバをインストール
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coolbitsをインストール
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[スタート]→「ファイル名を指定して実行」を選択→「regedit」と入力して、OKをクリック(レジストリエディタが起動)
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「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「SOFTWARE」→「NVIDIA Corporation」→「Global」→「NVTweak」を選択する。
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「NVTweak」を右クリックして「新規」→「DWORD値」を選択。「新しい値 #1」が作られるので,これを「CoolBits」に改名。
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上記で改名した「CoolBits」を右クリックし「修正」→「16進」のラジオボタンがオンになっていることを確認の上、「FF」と入力し、OKを選択後、regeditを閉じる。coolbitsの適用はこれで完了。
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コントロールパネルより、「画面」→「詳細設定」→「GeForce…」に進む
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Max frames to render ahead を 3 から 0 にします(画像)
これでかなり良くなります。
※Vsyncは必ずOFFにしてください。
1280x1024 , AA=off, HDR=on, vSync=off, Distant objects=全部ON
マシンはAthlon64 3000+, Mem 3G, GF6800GTで屋外FPS平均20〜30くらい。
GF8xxx
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HDRとAAを併用したい場合は、HDRをoblivion側で設定(ゲーム内のoption>videoあるいはlauncher>option>screen effects>HDR)。
AAはnvidiaコントロールパネル>3D設定の管理>プログラム設定タブ>Elder scroll4:oblivion>アンチエイリアシングを変更。異方性フィルタリングもこのタブで調整可能です
VGA (ATi)
基本事項
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ドライバは最新のものを使うようにしましょう。ただし、Oblivion向けの最適化が施されている模様なのでChuck Patchが提供されるバージョン(現時点で6.5および6.8)がお勧めです。Catalyst 6.10以降のバージョンでは、Chuck Patchの機能は本体に取り込まれていますので、Chuck Patchの適用は不要です。
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DirectXランタイムの最新版を必ず導入しましょう。現時点では2006年10月版が最新です。
Catalyst A.I.について
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CCCからの設定でDisable Catalyst A.I.にチェックを入れてこの機能を無効にした場合、ドライバ内部で行われているOblivion向けの各種機能や調整が働かなくなるようですので、この機能を無効にしないようにしてください。
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当該機能によって以下でも紹介しているHDR+AAやCrossFireがコントロールされており、またドライバ内部でOblivionに向けた最適化がされている部分が無効になってしまう≒パフォーマンス低下を招く可能性があります。
RADEON X1xxxシリーズのHDR+AA適用について
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公式ドライバだけではHDR+AAの適用が出来ませんので、ATI公式実験パッチを導入する必要があります。このパッチはChuck Patchと呼ばれるもので、対応するCatalystバージョン毎に別々に用意されています。
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2006年8月現在での最新はバージョン6.8用で以下の所からダウンロードできます。
737-21960: Catalyst Beta 6.8 for Elder Scrolls IV: Oblivion - aka The Chuck Patch
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導入するためにはまず公式ドライバを導入し、併せてCatalystControlCenterもインストールしてください。再起動して正常稼働していることを確認してから上記のChuck Patchを追加インストールします。
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※2006/9/17追記:Radeon1950XTXおよびCFでもChuck Patch 6.8の効果を確認済みです。
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6.8用chuckpatchの2KXP_INFフォルダ内にある2つの.infファイルに以下を追加するとインストールできます。めんどくさい人は「X1900」を「X1950」に全部置換かければOK。
"Radeon X1950 Series" = ati2mtag_R580, PCI\VEN_1002&DEV_7240
"Radeon X1950 Series " = ati2mtag_R580, PCI\VEN_1002&DEV_7280
"Radeon X1950 Series Secondary" = ati2mtag_R580, PCI\VEN_1002&DEV_7260
"Radeon X1950 Series Secondary " = ati2mtag_R580, PCI\VEN_1002&DEV_72A0
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※2006/9/18追記:Catalyst A.I.を無効にするとHDR+AAができなくなります。
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※2006/11/9追記:Catalyst 6.10でChuck Patchの機能は本体に取り込まれました。Release NoteのNew Feature欄に明記してあります。
HDR+AAを有効にするには
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上記のインストール完了後にまずCCCから3Dの設定を開いてAntiAliasingの設定を確認してください。デフォルトではLet the Application decide(=アプリケーションに任せる)にチェックがついていると思いますが、これをオフにして下のスライダーバーでAAの指定をしてください。このときの指定はx6以下が有効ですが、搭載するビデオメモリの量が少ないとx4までしかかけられない場合もあります。
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Disable Catalyst A.I.のチェックが外れていて(デフォルト)当該機能が有効になっていることを確認。
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最後にOblivionランチャーを立ち上げて、optionからAA無効+HDR有効の状態にしてください。
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これでゲームを起動すれば晴れてHDR+AA環境の完成です。
CrossFireについて
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CrossFireを構築した場合、CCCからCrossFireをEnableにする必要があります。またCatalystA.I.も有効(デフォルトは有効。Disable CatalystA.I.のチェックがオフになっていると有効になる)になっていないといけません。
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CrossFireを有効にするとAAがx14ぐらいまでかけられるようになりますが、x6以上ではOblivionが不安定になります。特にHDR+AA使用時はAA設定をCCCで行うため注意してください。
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参考:Pen4-3.6GHzorC2D@3GHz以上のCPUでX1900CF+XTXでCrossFireを構築し、ゲームオプションで遠景などを最遠まで描くようにした場合では概ね次のFPSになります。
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1600x1200:野外45〜60FPS、町中50〜60FPS
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1920x1200:野外25〜40FPS、町中40〜60FPS
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高画質テクスチャMODなどを導入していると多少のFPS低下がありますので参考としてください。
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※2006/9/17追記:1950シリーズに組み替えましたが誤差程度しかパフォーマンスは改善しませんでした。
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※2006/9/23追記:CPUパワーが十分にあるとき、具体的にはPen4-3.6GHz以上、C2D-E6600(2.4GHz以上)以上のCPUを搭載している場合は、CatalystA.I.の設定をStandardからAdvancedに変更するとAFRモードでレンダリングするようになるため、平均FPS向上に大きく寄与します。
異方向性フィルタリング(Anisotropic Filtering)について
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OblivionではゲームオプションでAF(Anisotropic Filtering=異方向性フィルタリング)設定ができませんので、CCCで強制適用する必要があります。これを有効にすると見違えるほど中距離の描画が向上するので、パフォーマンスに余裕のある環境の人は是非試してください。
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※AF設定って必要?どんな効果があるの?
→AF設定が無いデフォルトの状態だと、オブジェクトに対して直角に視点をあわせる分にはきれいに見えますが、視点方向の水平に近づくにつれてテクスチャがつぶれてしまい、結果としてのっぺりとした状態になってしまいます。AF設定を有効にするとテクスチャをきれいに表示できるようにしてくれるため、中距離以上離れたオブジェクトもよりリアルに描画されます。比較的負荷の低い処理ですので、これを有効にしても目に見えてパフォーマンスが悪化することはまずありません。
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設定方法はCCCを立ち上げて「3D>Anisotropic Filtering」とたどり、「Let the Application decide」のチェックを外します。すると下のスライダーバーが調節可能になりますので、適当に設定してください。おおむねx8程度が画質向上の目安です。
Flip queue sizeの設定
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ATI Tray Toolをインストールすることで、NVIDIAドライバの設定"Max frames to render ahead"の設定と同じ設定が可能になります。ATI Tray Toolを使用して、Flip Queue Sizeを0から3の間の任意の値にセットできます。Dual Core CPUなどを使用している場合、この値を0とすると片方のCoreしか使用しない場合もあるので、0とするのは避けたほうが良いでしょう。
VGA (その他)
異方性フィルタリングを有効にする
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Oblivionの画質設定にはテクスチャフィルタリングの設定がなく、遠くになればなるほどテクスチャがぼやけてしまいます。そこでビデオカードの設定の方から異方性フィルタリング(Anisotropic Filtering)を有効にすることで、遠くのテクスチャも精細に描画されるようになります。グラフィックの向上効果が高いわりにパフォーマンス低下が少ないのでお勧めです。
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GeForce系なら「画面のプロパティ」→「詳細設定」→「GeForce…」→「パフォーマンスと品質の設定」→「異方性フィルタリング」から、アプリ制御のチェックを外して2x〜16xに設定してください。数字が大きいほど効果が高く負荷も多くなります。
SLI、CrossFireの注意
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SLI,CrossFireでの搭載メモリ量は2枚の総計ではなく、1枚あたりの搭載量です。256MBx2≒256MB(同じデータを読み込むから)
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使用量>搭載量になると、SLIの意味がほとんどなくなります。
高画質テクスチャMOD使用時の注意
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Core2Duo@3GHz、DDR2-800-3GB、GF8800等でマシンパワーが十分な場合でも、搭載VRAM量で劇的な変化があるようです
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ModのVRAM要求量>VGAのVRAM搭載量になると急激にパフォーマンス低下を起こします。よって今からグラボ買うならVRAM512MB以上がおすすめ
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Qarls Normal Maps Reducedの作者によるテクスチャ系MOD情報サイトThe Oblivion Texture OverhaulでもVRAM別の推奨拡張MODやインストール順が載っているので参考にしてください。
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参考データ
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SXGA以上でQTP3のVRAM使用量・・・450MB〜630MB
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SXGA以上でQTP2のVRAM使用量・・・320MB〜440MB
サウンド関係
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Oblivionは特にサウンド関係で凝った事をしていないのでパフォーマンス問題的にはあまり関係有りません
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オンボードサウンドでは結構足を引っ張るような問題(トラブルのページを参考の事)が多いようなのでそれなりのサウンドカードの購入は意味が有るかもしれません
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ゲーム向けサウンドカードを導入する事で、パフォーマンスの向上は期待できなくともパフォーマンスの低下を抑制する事は可能と言えます
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尚、オンボードサウンドからサウンドカードに変えた場合、FPS的には1〜2位の変化に留まるようです
その他のハードウェア
メモリをたくさん積んでいるなら
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2GBを超えるメモリをWindowsで使うにはboot.iniをいじらなければならない場合があります
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マイクロソフトのサイトに情報があります。
HDD周り
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高速なHDDを導入する事で快適さを多少向上させる事は可能です。意味を感じられそうならば導入する価値はあるでしょう
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Modを多数導入した場合ゲームフォルダは膨大なサイズになっていることが多いのでデフラグは時々しておくと良いかもしれません
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i-RAM等を利用するつわものも居るようですが、素人にはお勧め出来ません
ゲーム設定
.iniファイルをいじる
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My documents→My Games→Oblivionの中にoblivion.iniファイルがあります。これの項目を色々いじると、パフォーマンスが上がったり下がったりします。
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フォーラムで膨大な情報が出回っています。適宜oblivion.iniに整理していますので参考にしてください。
最終更新:2007年07月28日 19:37