柏崎刈羽原発 地震被害 報道・発表 まとめ

2007-07-24 報道・発表まとめ

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kknpnews

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目次

プラント状況

東京電力 新潟県中越沖地震の影響について(午後2時現在) 
6 号機炉建屋天井クレーンを駆動させる軸の継手に破損を確認。 その他、水溜り回収、1 号機炉建屋常時開放だった 2 重扉復旧。3,4,5 号機排気筒定例測定。 放射性物質の検出なしなど。 所員状況:地震発生時のけが人 7 (既報)。 18 日、2 号機現場作業員体調不良。 事務本館復旧作業員目にゴミが入り通院。
原子力安全・保安院 平成19年新潟県中越沖地震における東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所の影響について(第6報) 
24 日の東電報告を確認。 クレーン損傷は 2 件目の法令報告対象。 1 号機水漏れ対処のため 1 号機タンクの水を 2 号機に移動中のようだ。 6 号機放射能漏れ推定経路を確認中。

6 号機建屋天井のクレーンが破損

原子炉のクレーンが破損 柏崎刈羽、中越沖地震で (共同、18:10) 
東電、6 号機クレーンを動かすための軸の継ぎ手が一部破損していた。 炉心点検に遅れ。 ほかの 6 基のクレーンは現在のところ破損は見つかっていない。
柏崎刈羽原発:天井クレーン部破損 原子炉建屋内で (毎日、21:24) 
東電、午前 10 時半ごろ、東電と原発メーカーの社員がクレーンの点検準備中に発見。 継ぎ手の一部が破断し、つなぎ目がずれていた。 4 階の床の汚染のため、これまで点検できていなかった。 他の天井クレーンは 25 日から点検。 クレーンの耐震上の重要度は 4 段階のうち下から 2 番目の『B クラス』。
☆2007-08-26 リンク切れ。
天井クレーンが破損 原子炉点検、大幅に遅れ 6号機 (朝日、21:27) 
東電、モーターと車輪をつなぐ部分が両側とも折損。 クレーン本体は両端がレールに支えられており、落下する可能性はない。 IAEA チームが来ても、炉内を確認できない可能性。

18 日に負傷者 2 名が出ていた

柏崎原発内の負傷者9人に (新潟日報) 
東電発表、東芝、日立など協力企業の社員で、被曝はない。
☆2007-08-26 リンク切れ。

東電、使用済み燃料プールの溢れの映像公開

柏崎刈羽原発のプール映像を公開 (TBS News-i、20:56) (動画) 
東電公開、画像は 6 秒に 1 コマ。
☆2007-08-26 リンク切れ。
四方に飛び散るしぶき 地震時の燃料プール画像 (共同、21:05) 
東電公開、プールを撮る監視カメラのビデオテープに残っていたものを社内調査で 23 日に発見。

IAEA 調査関連

IAEA プレスリリース IAEA Invited to Send Expert Team to Japan 
日本の IAEA との合同調査受け入れを歓迎。 調査日時は日本との協議により決定。
IAEA、柏崎刈羽原発への専門家派遣を発表…数週間以内 (読売、22:37) 
IAEA、「専門家チームを数週間以内に派遣すると正式に発表」。ほぼ上の翻訳。

電力需要等

東電、広がる影響…発電コストもCO2も増え (産経、13:24) 
100 万 kW の原発が 1 日停止した場合、コスト約 1 億円増加 (東電試算)、原発停止の平成 15 年には CO2 排出量は約 6,500 万トン増加だったとの解説記事。
柏崎刈羽原発の停止で節電、都庁エレベーター一部を停止 (読売、13:55) 
東京都、都庁舎内のエレベーターとエスカレーターの一部を停止。エレベータ 15 基、エスカレータ 6 基。 財務局「瞬間的に500キロ・ワットの電力が節電」
★瞬間的とは最大でということか? 一般家庭最大 2kW とすれば 25 件分ぐらいか?
東電、800事業所に節電要請へ…猛暑に備え追加対策 (読売、14:34) 
東電、「『需給調整契約』に基づく節電量の拡大を、契約先の企業に要請する方針」

その他

原発の非常用発電機、柏崎市が停止命令を一時解除 (読売、11:12) 
柏崎市長、22 日の東電の要請に応えて。停止命令に含まれる非常用ディーゼル発電機点検のため 2 時間ずつ稼動を許可。東電、軽油の煙が出るが『火災ではないのでご理解いただきたい』。
柏崎刈羽原発:国の耐震審査甘かった 経産相認める (毎日、12:30) 
経産相記者会見、建設時の東電の調査に対する国の審査について『海の部分の(断層の)把握状況が甘く、国が確認する対応が不十分だったと言われればそうであろうと思う』
☆2007-08-26 リンク切れ。
震源近くでも長周期の揺れ 2秒程度 木造倒壊に影響 (朝日、15:02) 
名大福和教授調査。スロッシング (プールの水の共振) も比較的長い周期の地震動のためかもしれない。 逆に固有周期 0.3–0.4 秒の原子炉建屋は幸い影響を受け難かった。
耐震指針検証、風評対策を要請=原発立地県の団体、保安院に (時事、16:25) 
原子力発電関係団体協議会代表団、保安院に耐震設計審査の妥当性の検証、自衛消防の強化指導、風評被害対策など申し入れ。

他のプレスリリース

東京電力 7号機における主排気筒からの放射性物質の測定結果(7月23日分) 
23 日、検出されず。
原子力安全・保安院 中越沖地震による柏崎刈羽原子力発電所の状況に関する新潟県における記者発表 (24 日公表、25 日掲示) 
新潟県知事の要請を受け「柏崎刈羽原子力保安検査官事務所長」から 1 日 1 回を目処に情報提供を行う。 24 日より。 本省からも定期的に職員を派遣し情報提供を行う。

☆2007-08-26 項目整理。
おわり
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