系譜
解説
- 別名クローノス。
- 大らかな黄金時代に関係したため、穀物の収穫や時間を司る神として崇拝された。彼は鎌を持った姿で描かれることが多いが、それは収穫の道具であり、ウラノスを倒した武器でもある。アテナイでは毎月12日が収穫を祝うクロニアの祭りだった。クロノスはローマ神話ではサトゥルヌス(サターン)と同一視される。
- 時を意味するクロノス(Chronos)という別の語と、しばしば混同された。
エピソード
ゼウスたちと戦う クロノスは彼自身の息子によって倒されるだろうと予言があり、それを恐れた彼は生まれた子を全て飲みこんだ。レアは末子のゼウスを救おうと、クレタ島に隠し、クロノスには石を赤子の服で包んで飲ませた。ゼウスは成長すると、クロノスに飲んだ子を吐き出させ、その子たちを率いて10年間ティタン族と戦った。ティタン族は敗北し、タルタロスの深淵に落とされた。