系譜
解説
- 別名はピュロス、ピロス、ピルロス、ピルロ。
- 彼の元の名はピュロスだった。彼の父アキレウスは女装していた時、その女性形のピュラと名乗っていた。
エピソード
スキュロス島で誕生する アキレウスの母はアキレウスの生まれる前からトロイア戦争を予見していて、彼がその戦争に参加したら死ぬと知っていた。彼女はアキレウスを女装させて、スキュロス島のリュコメデスの王宮に隠した。彼はその地でデイダメイアと交わりネオプトレモスをもうけた。
トロイア戦争に呼ばれる 9年後、アキレウスと大アイアスの死の後、アカイア軍はトロイアの予言者ヘレノスを捕らえ、トロイアを攻略する方法を尋ねた。ヘレノスは「ヘラクレスの弓矢」、「パラディウム」、「アキレウスの息子」が揃えばトロイアを攻略できると明かした。アカイア勢はすぐにそれらを揃えにかかった。オデュッセウスはスキュロスへ行ってネオプトレモスを迎え、レムノス島へ行ってヘラクレスの弓矢を持つピロクテテスを迎えた。
戦後、多くのトロイア人を殺す 彼は敵に容赦なかった。戦後、彼はプリアモス、エウリュピュロス、ポリュクセナ、ポリテス、アステュアナクスなどを殺し、ヘレノスを奴隷に、アンドロマケを愛人にした。アキレウスの亡霊が現れ、トロイアの王女ポリュクセナを犠牲に捧げよと言ったので、ネオプトレモスはそうした。その後、アンドロマケ、ヘレノス、ポエニクスを連れて、ネオプトレモスはエペイロスの地へ行き、そこの王となった。愛人アンドロマケとの間にモロッソスをもうけたが、彼はアレキサンダー大王の祖先となった。