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クブリク

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「クブリク(qvrikh)」とは神界セノーテーにある最高機関施設が集まる地域で、日本で言うと霞ヶ関や永田町にあたる。フランスほどの面積がある。首都および都市ではない。
パブリクが一般の政治と治安を維持するのに対して、クブリクは神界の根幹を維持するために設計されている。

クブリクは神界語で「崇高なる」という意味。

目次

構造

広大な敷地を高さ1kmもの壁が囲っている。入り口には門が設けられており、この門をくぐると発行された許可証の階層へ自動的に飛ぶという高度な技術が用いられている。門から入らずに壁を越えて入ろうとしてもそこには闇黒が広がっており、転落した場合助かる保証は無い。都市として成立しておらず、また首都でもない。神界の最高技術によって隠蔽されている領域としたほうが不足はない。通用口となる大門にはあらゆる現象を相殺させる技術が組み込まれており、クブリク中枢部までに7回の門と現象相殺領域をくぐらなければならない。

セノトーグーステス

神界戦闘能力階級0級に所属するセノトーグーステスに至っては立ち入りが強固に禁止されている。セノトーグーステスにとってクブリクの現象相殺技術および無効認証反撥技術を破って侵入することは容易であるものの、侵入を試みようとしないのはクブリクに興味が無いだけである。なお、現象相殺技術の反相殺対応はI級の死神ならほとんどの者が使える。

機能

神界を統治する機関が揃っており、政治と治安の中枢を担う。フランスほどの面積を誇るが、立ち入ることが出来るのは5000人程度。

階層

機関の重要度に応じて階層が区分けされており、相当の権限を持った者でないと入ることが出来ない。

第I層

神界で最高精度のセキュリティされる「243式連錠」により保護されている厳重な場所。入出権を持つ死神は10人。内部は極秘とされており、通称・黒の領域「テロスノーテ(re teros.ɲotë)」と呼ばれている。

一坐('elsrétë)

エルスレィテエ。「頂点」「私は主なり」という意味を持ち、その名の通り神界における頂位の存在。現在は当一坐が行方不明のため仮上空位だが代理として三皇の'tronistis.damterisが務めている。
  • 'elsrètë

三皇('tronistis)

トロニスティス。
  • 'tronistis.damteris(―ダムテリス)
  • 'tronistis.proffhiqis(―フローピキス)
  • 'tronistis.mortafis(―モルタピス)

三賢('troneẍë)

トロネーセエ。
  • 'troneẍë.armènë(―アルマネエ)
  • 'troneẍë.varganë(―ウァルガネエ)
  • 'troneẍë.òxthoronë(―ウストロネエ)

第II層

維持機関の領域。
神界の貴重な書物、遺産、歴史的資料を保管するほか、あらゆる情報を収集して整理している施設が集まっている。第II層最高機関はN.O.X(ノス)。

第III層

司法機関の領域。
裁判や政治に関する判定を行う議場を中心に、文書保管や監視、補助する施設が多い。第III層最高機関はX.O.R.(ソル)。

中枢

  • 'bew(ビウ)
  • 'sete(セテ)
  • 'tron(トロン)

第IV層

学術機関の領域。
学問、歴史を研究するための施設を多く持つ。死書生書の保管と管理もここの層が行っている。第IV層最高機関はT.R.U.N.(トルーン)。

第V層

技術機関の領域。
技術や科学の研究施設が多く集まっている。電子型死書やガルデ間の遠距離ネットワークなどの開発を請け負い、技術力は地上のそれを大きく跳躍する。第V層最高機関はP.W.D.(プード)。

クブリク四大機関

通常はテロスノーテを含まない4つのクブリク各層の最高機関を指す。
  1. N.O.X.
  2. X.O.R.
  3. T.R.U.N.
  4. P.W.D.

許可証

クブリクに入出するためには各機関から発行される許可証が必要となる。この許可証は紙やカードなどではなく、神文により認証する仕組みとなっており、許可証というものは事実上存在しない。クブリクの大門をくぐったとき、神文が許可証として認証されないと外へ吹き飛ばされてしまう。また、各施設にもこの技術が使われており、相当の許可証を常に必要とする閉塞的な環境となっている。
  • 243式連錠:P.W.D.特務が第I階層のためだけに開発した技術。数ミクロン単位での気の動きを感知し、重円を描くように中央から外に向かってロックがかかっているが、承認済みの者ならばその中央に神文を当てることで容易に解錠できる。それ以外の者が解読しようとすれば、3時間程度かかる90(3進:1000)式連錠を乱値で243(3進:100000)回施した神界最高水準のセキュリティを突破しなければならず、通常の死神ではほぼ不可能。単純計算では全て解くのにスムーズに行っても81時間(3日強)かかる。執事の高速ハッキングによりわずか1時間弱で解錠されたため、729式連錠が開発された。正式名称は「90系243式連査錠鍵(re soronar.kherpps.wallzhenós.ffeiq)」。
  • 729式連錠:P.W.D.特務が第I階層のためだけに開発した技術。243式連錠が1時間で不正解錠されてしまったため、更に堅牢性が高められ解錠までの時間も250時間(10日)かかるとしている。正式名称は「90系729式連査錠鍵(re soronar.vinort.wallzhenós.ffeiq)」。
  • 4374式連錠:P.W.D.特務が開発中の技術。第I階層に採用されれば99.999%のロック機構となりえる。90式よりもさらに解読が困難な180式を新たに定義し、それを乱値で4374回施したハイパーティションセキュリティ。正式名称は「180系4374式連査錠鍵(re hö`n.rótik.wallzhenós.ffeiq)」。
  • 無効認証反撥技術:P.W.D.が開発した技術。神界戦闘能力階級I級以下の死神に対して、神文による承認がとれない場合、門より外部へと引き戻すもの。侵入距離にもよるが、進入速度と門からの距離に相じた距離まで吹き飛ばす。この技術を現象だけで無効化することができるのはセノトーグーステスのみ。

恒久許可証

クブリクの各機関に務めるものだけに発行される許可証。辞職しない限りはいつでも入出が可能。

臨時許可証

一定期間内だけ入出を許可された場合に発行される許可証。X.O.R.で発行される「入場特許承認通知」はクブリクへの入出臨時許可に加え、議場への立ち入り許可を総合的に含む特殊な許可証。(その他の機関ではこのような特殊な許可証は発行されていない)

限定許可証

場所、時間、目的などを必要最低限に制限した上で発行される許可証。見学や来客に対して発行される。原則として最大1日で失効する。

遺産

ガルディニティウトゥス文書('galdhinàtiwtus.mos.reugnomat)

厚さ10cmの本500冊にもなる神界最大級の古代神話大全。著者であるガルディニティウトゥスが400年近くかけて全てのガルデを廻り神話を集めてまとめたもの。時系列にそって一本の神話としてまとめられており、エピローグには完成までに629年かかったと記されている。全てのガルデの神話がまとめられたものはこれが初めてであり、唯一であることから、クブリクにより保管管理されている。別名「ガーニティセウト('gannitiseutè)」

バルアデイの器('bballèdé.mos.fridias)

アンパイル皿、バディカヴァン皿、ビリオ灯台、パルカピクス匙、ピンスピア鋼をまとめた器群。バルアデイは発見された場所の名前。この他にビクトゥマ敷、ボクスヌク皿、ワタン壷があると言われているが発見されていない。およそ7000年前に作られたとされるものの、地上でオーパーツになる前に回収された。その後、盗難により紛失し、2700年前にバルトエナスで発掘される。一部は何者かが施した現象によって保護されており全く劣化を受けなかったが、バディカヴァン皿とビリオ灯台は保護が解除されてしまっていたためか劣化が著しく、触ったところから錆びていってしまう状態にある。現在はクブリクにより、分子運動停止空間で保存されている。

バンブロン現象(le.sorro.banvronq)

クブリクにいた何者かが偶然起こした現象であるが、命令形も手順も分からず、誰も再現することが出来ないまま封印されている。ものすごい勢いで円盤状の回転体が飛翔しており、それに少し(擦る程度でも)触れると一気に電子がバラバラになってプラズマ崩壊を起こす。発生原因が分からない状態では暴走する恐れもあってナスタルデによる浸食現象が使えない。発現者がいないためか制御を失っており、現在は高周波遮断壁により結界閉鎖されている。セノトグーステスでも再現が出来ないようで、解析しようにも封印を解くのが危険過ぎて進展していない。命令形は命名と同義であって、バンブロンは仮称である。

関連用語



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