R.D.G. @ ウィキ

神界語

最終更新:

fistados

- view
管理者のみ編集可
神界語(しんかいご、'fistados)とは、R.D.G.で用いられている仮想言語であり、神界で使われている共通言語のこと。また、特殊な文字である神界文字('fistorios)を用いる。

神界語の単語については神界語辞書を参考のこと。

目次

概要

話者はいない。神界語は地上の自然言語の元となったとされる言語である。

起源

正確な起源は定かでないが、オストラビルノスが著した「神界開闢論('fistideppos)」によれば1億7000千万年前から存在していたとされている。
神界が数度地上をリセットした第1地上暦、第2地上暦、第2.5地上暦を経由して成立した言語となる。

特徴と性格

神界語には以下の特徴がある。
  • 文章の終了を「:」、文章の切れ目を「;」で表す。
  • 「!」や「?」を用いない。
  • 「.」は前後の単語が繋がっていれば接続関係詞、後に空白があれば文章関係詞となる。
  • 「,」は未定関係詞となる。
  • 固有名詞は語頭に「'」を付ける。
  • 二重音(ä=/aa/、ë=/ee/など)や補助音(á=/ae/、é=/ee/など)が存在する。
  • 変音(à=/e/、è=/a/など)と絶音(ă=/*/)がある。
  • fとpあるいはh、gとk、wとu、xとs、vとbの混同。
  • 非成音g、s、t、k、qがある。
  • /p/の前にも/n/を置くことができる。
  • 頭文字が単語の性質を表す。
  • 促音(「ッ」)が無い。
  • 大文字、小文字の区別が無い。
  • 過去形、現在形、未来形の区別が無い。
  • 男性形、女性形、中性形の区別が無い。
  • 語尾s付加による敬語化(-ss)がある。
  • nhやnfなど「n」の豊富な発音域。
  • 一部の非成音の後続性変化形。(es=/eth/、ns=/ns/になる変化のこと。)
  • 最後の発音に/a/が来る場合(子音を伴っても)、/á/となる。ただし/è/などによる変音は例外。
  • 最後の発音に/β/、/ð/、/ɤ/、/v/、/ʒ/など、子音のみの濁音で終わることが無い。
  • /n/、/x/から始まる単語がある。

注約
  1. 「,」と「.」はそれぞれ「nn(nの上に¨)」と「nh」と発音する。
  2. 子音の上に「¨」を付けると二重子音になり、「´」を付けるとその子音の定格母音が付属される。
  3. 絶音の表記は対象文字の上にx印を付けるが、これに対応するフォントが無いのでv印とする。

神界語の種類

古代神界語('nia.fistados)

いつから使われていたかは定かでない。幻の言語とも言われており、クブリク学術機関T.R.U.N.と維持機関N.O.X.によって研究が進められている。母音や子音などが現代神界語に比べて圧倒的に上回り、地上言語には無い発音も多く、文字も対応するアルファベット文字が地上言語にはない。発音のみの言語であったが、研究が進められるにつれて文字を与えられるようになったが、現代神界語に無い発音が多いため音声を聞かないと発音が習得できない。この世の生物が発生させる全ての音がくまなく使われており、人類では習得が困難。

旧神界語('nè.fistados)

およそ1万年前まで使われていた神界語。
死神の名前に用いられ、機関の名称や書籍のタイトルに使われることが多いが、日常生活では用いない言語のため実用面では死語となる。現在地上にある言語の基礎となった言語で、文明初期の言語はこれを模倣して造られたと言われている。地上に伝わるとき、各ガルデの違いによって世界各地で様々な言語が誕生したらしい。

現代神界語('fistados)

現代使われている神界語。旧神界語から欠落または追加された発音、意味や発音が変化した単語を多く持つ。

厳格型(xesis.fistorio)

代替となる単語を使うことが出来ない厳密な神界語。つまり「喩え」、「俗的言い回し」、「省略」が出来ない本来の用法と意味に準拠した神界語を「厳格型神界語」という。名前や記録文書に用いられ、クブリク内はこの言語が共通語となっている。一つの単語に一つの意味という単純な仕組みとなっているため、誤解が少ないのが特徴。

交換型(qusis.fistorio)

日常的に用いられるいわば厳格型に比べて文法が柔軟な神界語。一単語に複数の意味を持たせることができる上に、ガルデによっては方言も存在する。「自由型」とも「拡張型」とも言う。

文字

神界語では特殊な文字を用いる。
旧神界語と現代神界語では異なる文字もあるが、この項では現代神界語の文字を記述する。
文字の正しい配列順序は無い。以下の表ではアルファベット順で紹介している。
上段が神界文字、下段が神界文字代替(対応)アルファベットである。

母音

a i u e o y w

子音

b c d f g
h j k l m
n p q r s
t v x z

語尾特殊音

k,g q θ t

代名詞

el sete tron

音価

基礎音価

I. II. III. 発音 音則
a a, á, à, ä, ā, ǎ, ah, ag, ak, aq, ə, əh
p
b


f


p, p´, p¨, p¯, ph, phh, qp, gp, cp
b, b´, b¨, bh, gb
f, f´, f¨, fh, gf
c c, c´, c¨, č, c¯, ch, gc, (ck=kc)
t
d
トゥ
ドゥ
t, t´, t¨, th, gt, td
d, d´, d¨, dh, gd, (dt=td)
e e, é, è, ë, ē, ě, eh, eg, ek, eq
f
p


v


f, f´, f¨, fh, gf
p, p´, p¨, ph
vh
k
g


q

k, k´, k¨, k¯, kh, gk, (kq=qk), kc
g, g´, g¨, g¯, gh, gd, gx, ng
q, q´, q¨, qh, gq, qc, qk
i
y

i, í, ì, ï, ī, ǐ, ih, ig, ik, iq
y, ý, ÿ, yh, yg, yk, yq
z
j
ツィ
ź, z¨, z¯, zh, zs, zd, z
j j, j´, j¨, j¯, jh, jxz
l
r

l, l´, l¨, lh, lr, (llp)
r, ŕ, r¨, r¯, rh, gr, r, (rl=lr)
m m, ḿ, m¨, mh, myh, mv, mg, mk, mq
n
n, ń, n¨, n¯
nh, nv, nw, np, ng, nk, nq, nx
o o, ó, ò, ö, ō, oˇ, oh, og, ok, oq
s
x

s, ś, s¨, s¯, (ß=s¨)
x, x´, x¨, xh, xz, xs, xq
u
v


w


u, ú, ù, ü, ü, ǔ, uh, ug, uk, uq
v, v´, v¨, vh, gv
w, w´, w¨

注約
  1. II.は旧神界語では区別されていたものが、現代神界語では混同あるいは同音化している音である。
  2. III.は現代神界語で増設された音である。語頭に来るとき、発音しない場合と発音する場合がある。

補助音音価

文字の上部にパスト記号(fasto)「´」を付けることで成立する。音価の優先順位は各母音によって異なる。音価一覧は優先順位が高い順。
母音 音価
á ae, au
í ie, io
ú ue, uo, ua
é ee, eu, ea
ó ou, oe, (oi)
ý ye, ya, yu, (yy)
wi, wo, (we), (wa), (ww)

子音 音価
bn
dn
gn
mn,
nk, ng, nq
vn, vk, (vs)
s, t, (x), (zá)

注約
  1. ( )内は旧神界語に使われていた音で、現代では一部の方言に残っている程度である。
  2. 旧神界語では優先順位を下げるごとにパスト記号の数を増やす。

変音音価

文字の上部に反パスト記号(xe.fasto)「`」を付けることで成立する。音価の優先順位は各母音によって異なる。音価一覧は優先順位が高い順。
母音 音価
à e, u, i, o
ì i, o, e
ù a, o, e
è a, e, i, o
ò u, a
y` u, o, (a)
w` o, a, e

注約
  1. ( )内は旧神界語に使われていた音で、現代では一部の方言に残っている程度である。
  2. 旧神界語では優先順位を下げるごとに反パスト記号の数を増やす。

音規則

神界語の発音は「子音+母音」あるいは「母音」ならば基本的にスペルをそのまま読むことができるが、特殊な用法も多い。地上の様々な言語の音素を持っており、部分的に各言語の性質を垣間見ることができる。

アクセント

アクセントは存在しない。好きなところを長音にしたり促音にできる。また厳密には促音も無いが、/θs/の発音が促音に聞こえることもある。

「p」

/np/を発音でき、/mp/とは厳密に区別される。

「v」「w」「u」

/v/は/w/になることが多い。ただし/vh/は必ず/v/の音価を持つ。

「s」「x」

母音の後の/s/は/th/に変化し、文字も異なる。/x/は/ks/の音価を持たず、必ず/x/の音価を発生させるが、/s/とは異なり母音の後での/th/に変化することはない。

「k」「c」「q」

/c/は/k/よりも息を強く舌を鳴らすように発音する。/k/は/nk/に近い音価を持ち、溜めた息をゆるやかに吐き出す。/k/および/q/は語頭もしく語後に来るとき、発音するときとしないときがある。神界語ではこの二者を厳密に分けており、違う発音として認識し異なる文字を使用する。

「r」「l」

発音が完全に混同されている。方言によっては巻舌をするかしないかが区別されているが、どちらが巻舌であるかは方言によって異なる。

「f」「h」「p」

通常、/f/と/p/は音価が入れ替わる。旧神界語は/p/=/f/、/f/=/p/だが、近代に発生した新単語では/p/=/p/、/f/=/f/を優先して発音される。

絶音

文字の上部にベリート記号(bàrito)「×」を付けることで成立する。この音の扱いは方言によって異なることから私文ではこの記号を省略することが多い(公文では省略されずに書かれる)。神界語の基準語であるセノーテー方言では子音を伴っても発音しない。
フォントの都合上「ˇ」で代用している。

絶母音

ǎ ǐ ǔ ě ǒ

絶子音

č ň ř š ž

重複音

重複母音

母音の上にバステライタ記号「¨」を付けることで成立する。
同じ母音を連続し、かつ別々の音で発音させることを表す。母音の数だけ点を増やせば良いが、神界語の実用単語では「noiiiistá/nïïstá(ノイイイイスタ)」の4つが最多とされている。
「é」と「ë」はどちらも無記号展開すると/ee/になるが、「é」は発音を伸ばし「エー(エェ)」となるのに対し、「ë」は/e/を別々に発音するため「エエ」となる違いがある。

重複子音

重複母音同様、子音の上にバステライタ記号「¨」を付けることで成立する。
単独母音の直後に重複子音がある場合は直前の単独母音が長音になる。(「ruinnos(ルイーノス)」など)
母音直後の「s」を/θ/として発音させないようにするため連続表記するときなどに使用する。(「s¨」はフォントの関係で稀に「ß」と表記されることもある)
バステライタ記号を付けられない場合は子音を連続して書いたり、右肩に¨を続けることで代用する。

破擦音

歯茎破擦音

母音の上に「-」を付けることで成立する。
対象となる子音ではなく、母音に付属することで「cā/チャ」「sā/シャ」「nā/ニャ」「rā/リャ」などの歯茎破擦音を形成する。全てを同モーラとして発音する。

歯舌破擦音

母音の上に「~」を付けることで成立する。
これも子音ではなく母音であることに注意。「tã/ツィァ」「sã/スィァ」「nã/ヌィァ」「rã/ルィァ」などの音を形成する。全てを同モーラとして発音する。

過口蓋摩擦音

母音の下に「-」を付けることで成立する。
「ca/チュィァ」「sa/シュィァ」「na/ニュィァ」「ra/リュィァ」などの音を形成する。全てを同モーラとして発音する。
旧神界語に使われていたが現代神界語では記号を付けない事が多い。

鼻空音

鼻腔あるいは口腔内を抜ける音を表したもので、厳密には発音ではない。なお現代神界語においては母音は原則として付かないが、旧神界語では母音の付加が柔軟である。したがって新語では母音が無く、母音があるものは旧来語であることから、この発音が使われている単語において新旧を区別するのは用意である。神界語は「n」の音を区別する珍しい言語でもある。
微妙な音の変化は地上記号で表すことが出来ないため簡単な説明で省略する。
nh 口を半開きにして鼻と口から緩やかかつ長めに息を吐き出したときの音
nq nhの息の吐き出し方を急激かつ短くしたときの音
nk nhの音が出きる直前に舌を喉元に押し下げて息を止めたときの音
ng nhの音が出きる直前に舌を喉と上口蓋に押し当てて止めたときの音(/ŋ/の発音ではない)
nz 口を半開きにして舌先を上口蓋に付けたまま鼻から急激に息を吐き出したときの音
nn 口を完全に閉じた状態で鼻から急激に息を吐き出したときの音
np nnを発した直後に唇を弾きながら開くまでの音

文法

基本的には英語と同様に「主語+述語+目的語」という形をとるが、間接詞が文章そのものの目的を表しているため、入れ替えてしまっても問題は無い。
例えば「私は一時間前に駅へ行った」という文章を作る場合、以下の文章が成立する。
  • el fons t re ortes r bew.varis:
  • le t re ortes fons bew.varis r bew:
  • le r fons bew. bew.varis t ortes:

カンマとピリオド

神界語では通例としてカンマを「;」、ピリオドを「:」で表すが、本来はこのような記号は無い。文章の終点には何も置かず、2文字分空けるのが伝統である。

疑問

「?」を用いない。文中に「d」が入ることで自動的にその文章は疑問形となり、疑問符は文章では用いない。口語の場合、疑問はそのままの調子となることが多い。

感嘆

「!」を用いない。一般的に感嘆は語尾が下がるが、方言の一部では感嘆が最終単語の後ろから第二母音を強調することがある。

引用

引用する際には「"」を用いず、引用する文章の頭の文字下に「∠」のような記号をつける。また、引用終わりには最後の文字の上に「∠」を逆さにしたような記号をつけるのが伝統だが、アルファベット式では「"」を用いても構わない。

人称・人名

固有名詞、人名は頭文字の下に「J」のような記号をつける。アルファベット式では「'」や「‘」で代用されることが多い。なお、頭文字を大文字にする必要はない。
人名が姓名など区切りが必要な場合、間には「.」を付け、詰めて書く。そうしないと後続の名が名詞として適用されなくなる。
例:菅 直人 → ‘kan.naoto

固有名詞

' 固有名詞の頭に付けるもので、この記号自体に名称や発音は無い。
なお、神界文字では頭文字の下に「J」のような髭を付ける。

代名詞

一人称(文頭) el エル
一人称(文中) bew ビゥ
二人称 sete セテ
三人称(不特定多数) tron トローン

代名詞省略

次文以降も同様の代名詞を伴う場合、これを省略することができる。ただし、代名詞が切り替わる場合はその都度文中に挿入する必要がある。

冠詞

定冠詞、不定冠詞

re 英語のtheとaを合わせたような意味を持つ。後続の1単語を名詞化、表題化させる。

複数形

神界語には単数形、複数形という概念がない。強いて言えば全ての単語は複数形であり、指示代名詞「re」を付けた場合は単数形となることがある。

指示代名詞

re't レトゥ 冠詞「re」に文章確定詞の「t」を繋げたもの。注目すべき物や人物や事柄を表す。
re'ḿ レムン 冠詞「re」に接続詞「mos」の省略形を繋げたもの。特に特定すべき物の前に付いて強調を意味する。

共鳴詞

主語が無い文章の文頭につく。
le 主語が無い文章の文中につく。le以後は以前の文章と切り離されて解釈する。
qe 「では」「そうか」などの意味で文頭に入る威語。英語で言うとwellに近いが、qeそのものが仮代名詞の役割を果たして後続の文章に影響を及ぼすため、感嘆詞とは言い難い。

文章確定詞(文章前提詞)

通常は1文字で表され、これより後続の文章が終了記号「:」で終わるまである状態を前提とさせる。文章の途中でこの前提を解除するにはその文節に未定関係記号「,」を入れ後ろに空白を開ける。
d ドゥ 疑問化 5W1Hは全てこれで表す。文中にあれば必ず疑問文。
t トゥ 目的化 間接詞に後続して目的を表す。
s 未来化 文中にあれば必ず未来文。
r 過去化 文中にあれば必ず過去文。
y 肯定化 文中にあれば必ず肯定文。
n 否定化 文中にあれば必ず否定文。

d主格疑問形

d'eḿ デムン 何か、どこか、いつか、誰か、どうか、いくらか

d助格疑問形

d'er デル 何と、どこと、いつと、誰と、どうと、いくらと

d自格疑問形

d'et デトゥ 何だ、どこだ、いつだ、誰だ、どうだ、いくらだ

d他格疑問形

d'eg´ デグン 何で、どこで、いつで、誰で、どうで、いくらで

関係詞

. /nh/ 接続関係詞 関係する複数の単語を「.」で結ぶことで1つの意味を持った1単語として見なす。姓名の表記にも使われる。
. /np/ 文章関係詞 間接詞の直後に付けて空白を挟むことでその間接詞の意味が後続の文章の潜在的な目的となる。
, /nn/ 未定関係詞 文章確定詞により確定された文章の途中でその確定を解除する。

数詞

神界では3進法を用いるため、3毎に名前(数韻)がついている。この項では省略して12までを紹介する。

数表記

母数(ぼすう)

「tron」「grawde」「bit」のように、3進法で1桁繰り上がる数を母数という。母数と次の母数の間にある2数が母数に子数を合わせることで表現する。

子数(しすう)

「bew」と「sete」のことを子数と呼ぶ。母数を前に置くことで、その母数からいくつ足した数なのかを表す。

母数+子数のルール

  1. 「tron」は子数として用いない。
  2. 母数と子数の間にはハイフン(-)やドット(.)などを挟まず、そのまま繋げて書く。

常用数

100、200、1000、2000、10000、20000、100000、200000...などの3進法において切りのいい数は常用数と呼ばれる。これを応用することで巨大な単位でも簡潔に表すことができる。たとえば「10102(92)」を表す場合、本来は「soronsete」と言うが、「grouvh.bit.sete」と言っても通じる。

表数詞

単純に数字を表すときに用いる。
1 bew ビゥ
2 sete セテ
3 tron トローン
4 tronbew トロンビゥ
5 tronsete トロンセテ
6 grawde グラウデ
7 grawdebew グラウデビゥ
8 grawdesete グラウデセテ
9 bit ビトゥ
10 bitbew ビートゥビゥ
11 bitsete ビートゥセテ
12 radiá ラーディア

計数詞

物を数えるときに用いる。表数詞の最後の母音を/a/に置き換える。計数詞の規則では「bew」は「beá(ベア)」となるはずだが、例外として「baw」となる。
1 baw バゥ
2 setá セタ
3 tran トラーン
4 tronbaw トロンバゥ
5 tronsetá トロンセタ
6 grawdá グラウダ
7 grawdebaw グラウデバゥ
8 grawdesetá グラウデセタ
9 bat バトゥ
10 bitbaw ビートゥバゥ
11 bitsetá ビートゥセタ
12 radià ラーディオ

算数詞

計算をするときに用いる。算用数字による特殊文字だが、「bew」「sete」および母数にそれぞれ数字を持つが、その数は限りないため実用的な範囲までの文字が用いられている。クブリクの学術機関で定義されている最大数は3^333の「wnxe(ウンセ)/wnxá(ウンサ)」であるが、公私文書および科学では今まで一度も使用されたことが無い。
詳細は

間接詞

対象となる単語の前に添えることで単語の目的や意図を変化させる。最大4文字以内、最後は必ず「s」で終わる。この条件を満たすのは間接詞しかないため、3文字以下+「s」の単語は必ず間接語ということになる。この間接詞が発達しているため、ラテン語や日本語と同様、文章の単語順序を入れ替えても意味は変わらない。
  • 「yís」肯定:はい、そうである
  • 「noes」否定:いいえ、そうではない

fons確定動詞

fons+名詞により決められた動詞が自動的に付加される神界語特有の文法。単語ごとに固定された動詞として代替されるため、単語に対する動詞を覚えていないと使えない。また、それ以外の動詞を表す場合はfonsを用いず、直接その動詞を述べる。自動詞になることが多い。肯定形「fons y 〜」は省略されることが多い。「fons t 〜」を用いた場合は「使う」という動詞になる。
  • fons perias:声を挙げる
  • fons arrhów:感情を示す(表す)
  • fons vias:勝利を掴む(得る)
  • fons kròx:道を進む

語尾詞

単語の語尾に添えることで一定の変化を伴う。

形容

  • 「-pus」動詞→形容詞:fonspus(使用)
  • 「-dos」〜のもの:'fistados(神界/神界語)
  • 「-rús」〜者:diarús(死神)、fistarús(神聖な者)
  • 「-nos」景観:erianos(美しさ)、niponos(日本らしさ)
  • 「-á」〜感:adorá(感激)
  • 「-gus」〜風:qengus(人間くさい)
  • 「-is」増大化:asèrtis(最高に思う)
  • 「-os」減少化:asèrtos(良いと思う)
  • 「-tes」〜家、〜士、〜師:fianoetes(ピアニスト)、tergiàtes(建築家)、xacbates(戦士)

動作

  • 「-cus」形容詞→動詞:arescus(きらきら輝く/煌る)
  • 「-ós」伝達:avortós(ありがとう)
  • 「-ous」動作:astous(放り出す)、guestous(駆け上がる)
  • 「-rdé」命令:kantardé(収まれ)、protardé(断れ)
  • 「-të」被受:nàstantë(拒絶される)
  • 「-rë」付与:yistarë(承認する)

名称

  • 「-mat」本:diamat(死書
  • 「-des」場所:gàrdes(場所)
  • 「-nes」国名(地上):'nipones(日本)、'united.kingdomnes(イギリス)
  • 「-pos」理論:'toripos(自然論)、'noèpos(消極論)
  • 「-rios」字:'fistorios(神界文字)

訛(方言)

ガルデによって微差ながら訛が見られる。
また、各ガルデ内でしか通用しない特殊な単語も多い。とはいえ、原則的に文字や文法、スペルは変わらず、発音や発音方法が若干変化するくらいである。口語で通じなくても、文語で書けば通じることが多い。

方言一覧

著名な方言の一覧。
  • セノーテー方言('fistados.senotëdos、'senotë)
  • ゴルグドール方言('fistados.golgdos、'golgdor)
  • エストロント方言('fistados.yestrontodos、'yestronto)
  • バビリク方言('fistados.bhùvirikherdos、'bhùvirikh)
  • エルサーイル方言('fistados.ers'aírùdos、'ers'aírús)
  • デド方言('fistados.deddos、'dedy)
  • バノサ方言('fistados.bhrsados、'bhrsá)
  • ワスカラン方言('fistados.wvasskalhanodos、'wvasskalhank)
  • アステトロス方言('fistados.gastetordos、'gastetorox)
  • コルスタ方言('fistados.khorstàdos、'khorstá)
  • ポーシ方言('fistados.foxxidos、'foxxi)

変化

語尾特殊音/s/と/t/が逆転する方言(コルスタ方言、バビリク方言など)の場合。
  • novot(ノーヴォト) → novot(ノーヴォス)
  • thenors(テノルス) → thenors(テノルト)
半子音における基礎発音が/u/から/a/に変わる方言(バラサ方言など)の場合。
  • ersvhart(エルスバルト) → ersvhart(エラサヴァラータ)
  • wèstanos(ウアスタノス) → wèstanos(ウェサタノーサ)

関連用語



目安箱バナー