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神界

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fistados

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「神界(しんかい、fistados)」とは、3.5次元空間上に存在し、死神などが住む世界のこと。

目次

世界

3.5次元

神界空間理論においては3.7次元が正しいとされているが、俗に3.5次元とされている。

中和(vortrá)

3次元と3.5次元では物質の存在レイヤー数と引斥共鳴率が異なるため、通常であればそのままの状態で行き来することはできない。だが、パブリクによりこの問題は解消されており、神界ではこれを「中和」と呼んでいる。命令形は「vortrdé」。中和は空間転移現象の一つで、これを発生させると次元率を歪め物質存在率の置換を行うことができる。だが、これではx2yz→xyz軸には置換出来ないため、第二段階としてfirsortë.vortrdéを発生させる必要がある。この現象が最も難しく、空間共有軸の対応を間違えると次元嵐を引き起こし、双次元間が激しく斥対しあう。この状態になると死神でも止めることは出来ず、自然均衡を待つしか無い。次元嵐に呑まれたときはもっとも近い次元に吹き飛ばされるが、それ以上の障害は発生しない。

次元嵐(nw.vortrá)

二つ以上の次元の共鳴率が過剰になることで発生する時空間の乱れ。firsortë.vortrdéにおいて次元軸の対応を間違えると起こると言われており、クブリクによると発生率は約38%である。時空のブラックホールとも呼ばれる高い質量を持ち、その空間内は時間が著しく進行または退行し、空間が次元理論壁を再構築しようとする際の強い斥力によって全ての物質(分子なども含む)がいずれかの次元に吹き飛ばされる。発生継続時間は規模にもよるが中和範囲が大きいほど長い。鎮静直後の空間域は非常に脆く、再び中和しようとすると超新星爆発の10億倍の密度を持つ中性子が発生して次元を歪めるレベルのブラックホールが生じるため、3年以内の中和を堅く禁止されている。

象徴

アアテンスヴァルト('ätenksvart)

生物の生涯を生まれる(生)、生きる(力)、死ぬ(死)という三原則で表したもの。「く」のような「ん」のような三角形のマークで表される。アアテンス・ヴァルトで「理性の超越」を意味する。冠詞reを付けると同三原則のシステムを表す。

ティキオス('fistoris.mos.thiqios)

神界の象徴およびクブリクの公章に用いられている、十字に8つの針が突き出たようなマーク。縦は「宇宙(空間)」、横は「時間」、針は「現在」を意味し、その全てが交わる十字の中心がこの世界を意味している。神界では随所に描かれる一般的なマークであり、トゥウェンクレクスはこのマークが入ったバンダナを好んで着けている。

地理

飛岩(gorrek)

神界の社会はすべてこの飛岩の上に築かれている。飛岩(ひがん)は年に数センチづつ動いているが、大気中を流れる気動脈の力によって脈に沿って動いており、バルステェなどの強い衝撃ではびくともしない。
ガルデが築かれている飛岩は6つだが、メキシコ面積以下の飛岩はいたるところに点在しており、たまに大きな飛岩がガルデの飛岩と衝突して地震が起こることがある。
飛岩間の移動はエレベーターのような移動機で行われる。パブリクが開発した0.1次元の空間展開率を応用した次元移動技術で、設計にはフロストーリネーオトスも関わっている。現在はゲート型を開発中である。

ガルデ(galden)

神界にある6つの飛岩。

デノーテー('denotë)

主地はゴルグドール('gorgdor)。人口は約5億で神界第1位。ゴルグドール、パブリク、クブリクの3区で構成され、一般神が暮らすゴルグドールが3分の2以上の人口を持つ。

インペル('ynper/'inper)

主地はインテル('inter)。長方形の飛岩に小さな長方形の飛岩が重なっているのが特徴のガルデ。小さい飛岩をインテル、大きい飛岩をインゲルと呼ぶ。インテルは1区、インゲルは18区で構成されている。

バルトエナス('bart'enas)

主地はバラサ('bhrsá)。三日月のような飛岩が丸い飛岩を抱えているような地形が特徴のガルデ。三日月の飛岩をバノサ、丸い飛岩をコルタノルトと呼ぶ。バノサは13区、コルタノルトは2区で構成されている。著名的な方言として/u/が/a/に変わるバノサ方言を持つ。

ヲンツェーセ('wońkzs)

主地はメレテオーレ('mmrtór)。7角形の飛岩が特徴で神界第2位の面積(約13km²)を持つガルデ。メレテオーレを含む49区は神界最多区の第1位。一部の単語が/u/が/e/に変わるエルサーイル方言を持つ。

デド('dedy)

主地はデドス('deds)。蹄跡のような飛岩と斜面の多い地形が特徴のガルデ。18区2特区で構成されている。/y/が/o/に変わるデド方言を持つ。

コルスタ('khorstá)

主地はファディープ('padhiffs)。台形の飛岩が特徴のガルデ。反クブリク体制のため他ガルデ(特にデノーテー)からの進入を頑なに拒んでいる。/s/が/t/に変わるコルスタ方言および神界語の不規則を規則的に修正したポーシ方言が乱立していることでも有名。

経済

物々交換

神界に「金銭」というものは存在せず、物を金で買うという考え自体が衰退している。欲しい物を手に入れるためには物々交換をとり、同価値のものと交換する必要がある。
価値はガルデによって異なり、鑑定したガルデにとって希少価値があればそれだけ価値も上がる。
価値の単位は「フィール(fir、f.)」であり、1フィールは砂1粒と定義されている。
  • タバコ f.500
  • リンゴ f.130
  • 他ガルデへの移動 f.1290
  • 8等級宿場1泊 f.2800
  • 一軒家 f.60000 - f.4000000

注約
  1. 「8等級宿場」は地上でいうカプセルホテル。
  2. 「一軒家」は日本で一般的な広さの普通の家を一軒建てるとき。

価値屋

物々交換に使用される価値は価値屋によって決められる。価値屋の鑑定によりその物の価値が決まり、所有者は決められた価値をそれ以上にも以下にもできない。ガルデに持っていくと価値が消滅し、そのガルデで再鑑定してもらわないと交換できない。
価値屋で正式に鑑定され価値を持ったものには証明書が発行される。

価値証明書

価値屋で発行された証明書は原則として物に対するものなので、証明書だけでは何の価値も持たない。しかし、ガルデから発行された証明書はそれだけで価値があると見なされ、物と同じように交換できる。価値屋の証明書は青色なのに対し、ガルデの証明書は橙色(ガルデによっては赤色や黄色もある)をしておりガルデ公章が透かしされている。

法律

「法律」というものは存在しない。よって刑事的機関も存在せず、神界全体が事実上の無法地帯である。悪事を働くと捕らえられ、神文を剥奪される。その上でパブリク管理下にある飛岩へ強制輸送され、本人が反省の態度をとるまで拘束する。死刑、拷問、懲役、またはそれらに相当するような刑は無い。神界戦闘能力階級IV級以上でない限り捕獲するのは比較的容易である(捕獲の際には現象を相殺あるいは無力化する現象を発生させるが、IV級以上は身体能力も優れているために捕まえるのが難しい)。

単位

単位は全て「fir」で統一されており、質量・距離・通貨・容量・圧力などはすべて同単位で示す。
以下は10進法による近似値(正確な値ではないことに注意)
  • 質量 f.1=1mg
  • 距離 f.1=1mm
  • 通貨 f.1=0.08JPY
  • 容量 f.1=0.001mL
  • 重力 f.1=0.006G
  • 電力 f.1=0.39W
  • 運動 f.1=0.2J
  • 波数 f.1=221μSv
  • 音量 f.1=0.094dl

流行

ディアノソルト 'dianosort

地上の死神をモチーフにしたキャラクター。髑髏をデフォルメした顔に、黒いローブを纏った格好をしており、鎌を持っている。地上では「デスコット」と呼ばれている。神界では知らない者はいないくらいの人気を誇り、グッズはどれも数百年間品薄状態が続いている。なお、著作権の保有者はクブリクにあり、一般神が勝手に作ることはできない。

トリストレアシトス re toristreasitos

トリストレアスの壁の見学。パブリクに模型が置いてあり、それを見学することができる。本物を見ることは出来ないが、実際に触ったり文字を見たりすることが出来る。新しい神や、遠方に住む神に人気があるものの、デノーテエに住む神にはあまり流行っていない。

歴史

執筆中につき「地上暦」を参考。

伝説・神話

神界にも神話が存在する。ただ、その舞台は地上の時間範囲ではなく、数千年単位の非常に長いものであるため、これを暗唱できるものは少ない。だが各ガルデに存在する神話は他のガルデとリンクしており、欠損した空白を埋め直すことが容易にできることから地上神話のような欠落箇所が少ないのも特徴である。著名なものはヲンツェーセの「'hèrrhivanh(ハーリウァネ)」やデドの「lá minnes mos kort(ラ・ミネイト・モート・コルトゥ)」である。

共存

生神(lîerús)

「生」の象徴。死神と同様、髑髏姿であるが「生」を管理する。死神とは様々な点で提携しており、死神と生神によって地上の生命バランスが調整されている。死神が黒いローブを纏うのに対し、生神は赤いローブを纏う。それ以外では見分けがつかない。偶然の死亡者をリストアップした生書を管理し、死神からの偶然の死亡者確認連絡に応答し許可する。

悪魔(versarús)

「不合理」の象徴。「死」の象徴である死神からは「死の尊厳を失墜させる」という理由で嫌われている。死書と生書の情報不一致により生死のどちらも実現出来ない「不理(versart)」という矛盾が発生した際、20世紀に1体という類い稀なる確率で存在する。神界では死んでもおらず生きてもいないとされる。不合理によって生まれた存在故に本能的に合理性を嫌う。

聖者(ystarús)

「合理」の象徴。地上では俗に「天使」と呼ばれ、神界では唯一生前の形を維持出来る存在。だが、神界では悪魔と対比することはしない。人間であろうと誰でも聖者になれる訳ではなく、細胞活動限界を迎え寿命に至った者が昇格する。

関連用語



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